Hyper-V 1.0 から Hyper-V 2.0 への移行

Published 05 November 09 10:30 AM | Sysplag 

こんにちは。先日実施された IT Pro Expo 2009 で無事 Windows Server 2008 R2 のラウンチイベントが終了しました。

私もマイクロソフト ブースで説明員として対応させていただきましたが、既に多くのお客様から Hyper-V をご利用いただいているというお話を伺い、Hyper-V 2.0 にも大変興味をもっていただいていると感じました。

そこで今回は、Hyper-V 1.0 で構築した仮想環境を Windows Server 2008 R2 Hyper-V 2.0に移行について紹介したいと思います。

Hyper-V 1.0 で動作する( Hyper-V 1.0 の統合サービスがインストールされた)仮想マシンは、そのままHyper-V 2.0 でも動作しますが、パフォーマンスの観点から、Hyper-V 2.0 の統合サービスに入れなおしていただくことをお勧めします。

※ ちなみに Hyper-V 1.0 の環境では、Hyper-V のペアレント OS のバージョンと仮想マシンにインストールした統合サービスにより、サポートするゲスト OS の種類が異なってきます。こちらの関係については、やや解りずらいですが US のサイト Version Compatibility for Integration Services(英語ページ)の表をご覧ください。

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仮想マシンの移行は、次の手順で行います。

1. Hyper-V 1.0 (移行元)での準備

    • 仮想マシンを完全にシャットダウンする。 (※)
      仮想マシンが保存状態の場合は、保存状態から復元して仮想マシンをシャットダウンします。
    • スナップショットを削除または適用する。
      仮想マシンに必要なスナップショットがある場合は、該当するスナップショットを適用してからシャットダウンします。不要なスナップショットは削除してください。

2. Hyper-V 1.0 から Hyepr-V 2.0 へアップグレード

    • 次のいずれかの方法で、Hyper-V 1.0 の仮想マシンを Hyper-V 2.0 に移行します。
      • ペアレント OS をインプレースアップグレード
      • Hyper-V 1.0 でエクスポートした仮想マシンを Hyper-V 2.0 でインポート

3. Hyper-V 2.0 (移行先)での作業

    • 新しい統合サービスをインストールします。
      仮想マシンに接続して、[操作] メニューの [統合サービス セットアップ ディスクの挿入] を使用して vmguest.iso ファイルをマウントします。

以上で仮想マシンの移行は完了です。

(※)保存状態のまま移行してしまった仮想マシンの回避策

万が一、手順 1. で仮想マシンを保存状態のままアップグレードしてしまった場合は、次の方法で仮想マシンを救済することができます。

Hyper-V 1.0 で動作していた仮想マシンを保存状態のまま Hyper-V 2.0 の環境で動作させようとすると、エラーが表示され、仮想マシンを起動することができません。

savestate

このような場合には、Hyper-V マネージャで該当する仮想マシンを右クリックして [保存された状態を破棄] を選択します。

savestate_apply 
これにより仮想マシンを Windows エラー回復処理により起動することができるようになります。

*****

ご紹介した Hyper-V 1.0 から Hyper-V 2.0 への移行については、 KB も出ていますので合わせてご覧ください。

  • KB957256:Hyper-V を使用する Windows Server 2008 から Windows Server 2008 R2 へのアップグレードの方法について

また仮想環境がクラスタ構成の場合については、こちらの TechNet のサイトをご覧ください。

伊賀 絵理子

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