マイクロソフトのシンクライアント ソリューション
こんにちは。今回はちょっとクライアントよりの内容を書きたいと思います。
先週の記事 [新しいシンクライアントの形 - VDI との付き合い方] で書かれていますが、最近「シンクライアント」を実現するためのソリューションとして、クライアント OS を仮想化して動作させる VDI (仮想デスクトップインフラ) 方式が、にわかに注目を集めてきています。
シンクライアントを実現するためのソリューションは多様で、これまでにもブレード PC 方式やターミナルサービスを利用したサーバーベース方式などが提供されてきました。
これら各方式の特徴を知り、利用環境に応じて最適なソリューションを選んでいただくべく、今回はシンクライアントの実装方式の違いを整理してみます。
シンクライアントの実現方式には、次のとおり大きく 3 種類の方式があります。
- ターミナルサービス方式(Windows リモートデスクトップ サービス)
・・・サーバー上でアプリケーションを実行します。
- VDI 方式(Microsoft VDI)
・・・クライアント OS を仮想サーバー上で実行します。
- ブレード PC 方式
・・・PC ハードウェアをブレード化して物理的に集約します。
それぞれの方式の特徴をまとめたものが、こちらのスライドになります。
どの方式を選択するかは、利用するアプリケーションやパフォーマンス要件などから決定していきます。
その際の考え方として、基本的にはターミナルサービス方式から検討されることをお勧めします。理由としては、3 方式のなかでターミナルサービス方式が最も集約率が高く、コストメリットがあり、実績も豊富であるからです。
ただターミナルサービス方式には対応アプリケーションの制約があるため、全てのアプリケーション環境に対応できない可能性があります。
そのような時には、App-V for TS を使うことにより回避できます。
詳しくは、以前の記事 [デモ キット第三弾 Windows Server 2008 ターミナル サービス + App-V for TS デモ動画] で紹介しているのでご覧ください。
また、全てのクライアント環境をシンクライアント化するのではなく、必要なアプリケーションのみをシンクライアント化するという方法もあります。
シンクライアントとリッチクライアント(通常のクライアント OS)には、次のスライドに示すような特性があります。各業務の特性にふさわしい環境を柔軟に取り入れることにより、最適な環境を構築することができるのです。

シンクライアントの導入をご検討の際には、参考にしていただけると幸いです。
伊賀 絵理子