ファイルサーバーを簡単に冗長化!!
皆さん、こんにちは。
いよいよ、GWが来ましたね。今回は休みの取り方によっては16連休にもなるようです。気候的にもリフレッシュできる良い機会ではないかと思います。
私は、愛犬と公園に遊びに行って、夜はゴルフの練習し、そして寝るで、このGWは終わりそうです。。。
さて、今回紹介させていただくのは、DFSレプリケーション(DFS-R)を紹介させていただきます。
DFS-Rは、サーバー上のファイルを他のサーバー上にレプリケーション(複製)ができる機能ですが、使い方によっては、いろいろな利用方法があり、またクラスターなど特別な構成など必要とせず簡単に冗長化が可能といった利点があります。
DFS-Rの利用例として以下のようなシナリオが挙げられます。
(1)ファイルサーバーの待機系として利用
通常、利用しているファイルサーバーの待機系のサーバーを準備しておき、DFS-Rで必要なファイルを待機系サーバーにレプリケーションしておきます。
このように構成していただく事で、万が一ファイルサーバーがダウンした場合でも、待機系サーバーで継続的に運用が可能となります。さらに、DFS名前空間(DFS-N)を利用していただくと、リダイレクト先を待機系サーバーに変更していただく事で、共有名を変更させる事なく、待機系のサーバーにアクセスが可能となります。
(2)拠点のファイルサーバーへデータを展開
拠点からのアクセスを本社に集中化させる事なく、適度に分散化させ、効率よくアクセスさせたいという要件はあると思います。
このような時は、本社のファイルを拠点のファイルサーバーにDFS-Rでレプリケーションさせる事で拠点内のサーバーでファイルの参照が可能な環境の構築が可能です。
(3)分散しているデータを集約し、統合的にバックアップの運用を実施
分散しているファイルをDFS-Rで1台にレプリケーションさせ、まとめてバックアップを行う事で、個々に分散していたバックアップ運用を統合させる事が可能となります。このように集約化させる事で、運用コストの削減につながるのではないかと考えます。
DFS-Rの構成方法は簡単で、サーバーマネージャーからファイル サービスを追加し、役割サービスからDFS レプリケーションを追加していただければ、DFS-Rが利用可能となります。
あとは、どのサーバー間でどのフォルダをレプリケーションするかウィザードに従って設定していただければ、利用可能となります。同一フォレスト内のサーバー間であれば、特にそのサーバー間でMSCSなど特別なサービスは構築する必要はありません。なので簡単に環境を構築する事が可能です。
DFS-Rの要件は、以下の通りです。
(1)Active DirectoryがWindows Server 2003 R2もしくは、Windows Server 2008のスキーマーに拡張されている事。
(2)レプリケーショングループのメンバが、Windows Server 2003 R2もしくは、Windows Server 2008である事。
(3)レプリケーショングループのメンバが、同一フォレストにある事。
あと、運用上の注意事項を以下に示します。
DFS-Rは、双方向でファイルのタイムスタンプに従い、レプリケーションを行います。なので、本社で編集したファイルは、保存後各拠点にレプリケーションされます。しかし、本社で編集中に、拠点で編集し保存し、そのあと本社で保存してしまうと、本社のデータがレプリケーションされ拠点で編集した内容が消えてします。などの不整合が発生しやすくなるので、拠点は参照専用などの運用ルールを検討していただく必要があります。
また、フォルダのアクセス権は、プライマリのサーバーのアクセス権は複製先にコピーされますので、複製先で独自にアクセス権を設定する事はできません。
しかし、Windows Server 2008 R2では、複製先を読み取り専用として利用できる機能が搭載される予定なので、次期バージョンではこれらの注意事項は緩和されるのではないかと考えます。
DFSに関しての情報は以下のリンクから確認できます。
DFSの管理
結構、便利で簡単に構築できるDFS-Rのご利用をこれを機会にご検討いただければと思います。
次回の記事の公開は、5/8を予定しております。
皆様、良いGWをお過ごしください。
中村仁吏