• System Center Essentials 2007 8月1日発売開始予定

    6/25 の Security and Management Conference も無事終了し、ほっと一息つく間もなく次に控えたTech・Ed に恐れをなしております。

    System Center Essentials 2007 は当日最高の集客だったようで、IT管理者の関心の高さを改めて感じました。
    私はといえば、あまりの緊張に足はがくがく振るえ、自己紹介は飛ばしてしまう、その他この場では恥ずかしくて言えないいくつかの失敗をおかしましたが、伝えたいことはちゃんとお伝えできたかと考えております。それにしても、他のエバンジェリスト達は、こういう場を何度も経験しているわけですから...そりゃ並大抵のことでは動じないはずです....妙に納得してしまいました。

    ちなみに、当日の模様は、7月中旬に WebCast されるようです。高添の復帰登壇も見られますので、お時間があればご覧になってみてください。

    さて、午前中のマーガレット氏の講演をお聞きの方はご存知かと思いますが、System Center Essentials 2007 日本語版の発売が 8月1日 に決まりました。

    すでにメディアでも流れていますが、日本での定価は以下のとおりです。

    Essentials本体:299,000円
    クライアント管理ライセンス(5CL付き) :18,800円
    サーバ管理ライセンス(1CL付き) :18,800円

    あくまで、私の個人的な意見で恐縮なのですが...運用管理製品としては安いと思います。

    #マーガレット氏の講演中、「スキー」という言葉が何度も出てきましたが、
    #これはSCE(System Center Essentials)のことです。
    #SQL Server を「シークル」とか言ったりしますよね。
    #そんな感じです(ってどんな感じだか)。

    この製品の対象セグメントはクライアント台数500台までの小中規模システムなわけですが、それはそれとして、この製品は IT Pro の方に強くお勧めしたいです!特に、以下の質問に1つ以上○が付いた方には是非!

    □ 頼られると断りきれないのは、
       実は優しいからではなく技術に対するプライドがあるからだ
       でも、そのプライドを他人に伝えるのがうまくない自分に腹が立つ
    □ 他人に教えるならば自分でやってしまったほうが早い...
       と思っていたけど、そろそろつらいかも...
    □ 自伝には興味が無いけど、自分の技術を見える形で残しておきたい。
       だってエンジニアだもの。
    □ 手順書を作るのは嫌いなはずだけど、なぜか毎回新しく起こしてしまう...
       おかしいなぁ...
    □ 仕掛かるまでが長いけど、
       いったん始まるとノリノリになる性格に悩んでいる

    そんなあなたは、今すぐ90日限定評価版をダウンロードしてインストールしてください。

    System Center ホーム
    http://www.microsoft.com/japan/systemcenter/default.mspx

    System Center Essentials
    http://www.microsoft.com/japan/systemcenter/sce/default.mspx

    いくつかFAQになりそうな点をを書いておきます。

    • はじめにリリースノートを読んでいただくと、たいていの不明点は解決できます。特に、ASP.NET 2.0 が認識できずにインストールが進まない場合は、リリースノートに対処法が書いてあります。
    • メモリは最低1GBを実装していないとインストールが進みません。ただ、2GBを強くお勧めします。
    • 管理コンソールを使用するコンピューターにWORDがインストールされていないとナレッジを編集することができません

    なお、以下の現象が確認されていますのでご注意ください。

    • インストール直後、約30分はレポーティングサービスの初期化により、レポート機能がうまく動作しないことがあります。ちょっとだけ時間を置いてから使用してみてください。
    • 一部日本語表示に不具合がありますが、修正モジュールが提供される予定です
    • 一部日本語翻訳におかしなところがありますが、修正モジュールが提供される予定です
    • 一部英語の説明が表示されることがありますが、これも今後修正モジュールが提供される予定です
    • ネットワークデバイスの検出画面でIPアドレスの4オクテット目が表示できていませんが、修正モジュールが提供される予定です
    • 配布パッケージの作成時、パッケージ名や説明に日本語を使用すると「次へ」ボタンがクリックできませんが、修正モジュールが提供される予定です

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    ところで...話はまったく変わりますが、100年前にハワード・カーターに発見されていたミイラがハトシェプスト女王だったことがわかったみたいですね。ハワード・カーターが生きていたら、どれほどうれしかっただろうと思うと、ちょっと可愛そうな気がします(ツタンカーメンの墓だけでもすごいことなのに)。このニュースに、少々、大人気なく興奮しております。ハトシェプスト女王といえば、ルクソールの西岸にあるハトシェプスト女王葬祭殿ですが、太陽の照り返しが厳しい酷暑の中、あの長いスロープを登ったことを思い出します。今年の夏休みは...またエジプトにでも行きたいな...と思う、今日この頃です。

     

  • System Center Essentials はなかなかいいヤツです

    また時間を空けてしまいまして失礼しました。

    先日、6月25日のイベント「セキュリティ & マネジメント カンファレンス」の印刷用PPTが仕上がり、現在は表示用PPTを微調整しつつデモンストレーション環境の構築に明け暮れております。
    当日のデモ機は3台、それぞれに Virtual Server をインストールし、物理環境と併用して Essentialsが動作する仮想環境を構築しています。
    実際にお見せするのは、No1の管理コンソールになりますが...

    デモマシン No1

    物理環境   RAM割当 1GB Windows Server 2003 R2, Essentials 管理コンソール
    仮想環境1 RAM割当 2GB Windows Server 2003 R2, SQL Server 2005 Reporting Service
                                                                                 System Center Essentials 

    デモマシン No2

    物理環境 RAM割当 500MB Windows Server 2003 R2, Active Directory
    仮想環境1 RAM割当 1GB Windows Server 2003 R2, SQL Server 2005 SE SP2
    仮想環境2 RAM割当 500MB  Windows Server 2003 R2, Active Directory

    デモマシン No3

    物理環境 RAM割当 500MB Windows Vista, Office 2007
    仮想環境 RAM割当 384MB Windows XP SP2, Office 2007

    当日の私の担当セションでは、Operations Manager(OM) 2007 、Configration Manager(CM) 2007、Systems Management Server(SMS) をご存じ無い、または使ったことが無い方をターゲットにして、System Center Essentials のご紹介をします。OMやCM、SMSをご存知の方で、かつエンタープライズ環境を担当されている方には物足りない内容になるかもしれませんが、私の後に控えるマネジメント系セション2つは、まさにエンタープライズ担当の皆様向けですので、そちらをご覧いただければ幸いです。

    実は私、前職含め、MSの管理製品ってSMS 2.0 以降、あまり使ったことが無かったんです...。
    一時期、MOM(Microsoft Operations Manager) 2005 の紹介記事を雑誌に執筆したりしたこともあったのですが、実際にお客様に導入して具体的に運用に乗せたことはありませんでした。運用管理製品って「製品自体の管理」が面倒という印象があったこともあり、ちょっとだけこれらの製品群に懐疑的な想いもあったりしました。正直に書きますけど。

    なので、もっぱら、スクリプトや自作のツールで監視、管理する...というのが私の嗜好でした。
    が、実際、それって手が回らなくなるんですよね。
    自分で作ると引き継ぎも面倒ですし、その場その場で作るのでとにかく忘れる!
    いくら経験に即して凝ったスクリプトを作ったところで、それはノウハウの蓄積にはならないし、そもそもあとから自分が見たときに、「あれ?このコードってなんでこんなことしてるんだっけ?」なんてことがしょっちゅうありました。
    これ、多くのITProの皆さんは経験あるんじゃないでしょうか。

    で、Essentials です。
    Essentials がよくできた製品か、使いやすいかどうかは主観になるので明言しませんが、少なくとも私は好きな製品です。
    特に、「管理パック(MP : Management Pack)」という発想がよいです。これはOperations Manager にも共通しています。

    「管理パック」というのは、「特定の製品やサービスを管理するためのツール群」とでも言いましょうか、製品やサービス開発部門によって提供される管理ツールです。もちろん、個別のGUIを持っているわけではなく、Essentials や Operations Manager の管理コンソール上から使用することができます。

    例えば以下のような管理パックが標準で提供されます。

    Exchange Server 2003
    SQL Server 2000
    SQL Server 2005
    Active Directory
    ターミナルサービス
    Windows 2000
    Windows Vista
    Windows XP
    Office 2007 等など

    注目していただきたいのは、管理パックはOSや製品単位でなく、サービス単位でも提供されるということです。これらの管理パックは、開発元が「ここは注意して監視してね!」という観点で開発したものであり、その中にはトラブル時のシューティング方法まで記載されています。製品マニュアルでは「ナレッジ」という言い方で扱われていますが、このナレッジはエラーメッセージと関連づけられており、画面上に表示されるアラートから直接ナレッジをたどることができるため、

    なんかおかしい → イベントログ調査 → logファイル調査 → WEB検索 → 現象特定 → 対処方法調査 → 対処

    といったプロセスから、

    管理パックが拾ったアラート表示 → ナレッジ表示 → 対処

    と、大幅に管理プロセスを短縮することができます。
    作った本人(もしくは近い人)が「こういうときは、これを見てね」と知らせてくれるわけですから、心強いですよね。

    残念ながら、すべての現象がこれで解決できるわけではありません。
    が、これは今後情報が蓄積されるに従ってより精度の高いものに発展していくことでしょう。
    #そのためには皆様からのフィードバックが、実は重要だったりするわけです...

    必要であればナレッジは自身で書き足していくこともできますから、これはまさに業務スキルの「蓄積」と「見える化」であり、独自のツールを作って対処していたことと比較すれば、格段に引き継ぎや後輩の教育を合理化することができます。

    #技術は芸術だと信じてきた私ですが、芸術を万人に理解していただくのは難しいですよね...実際のところ...

    管理パックは個別に開発することでもきますから、業務専用の管理パックを作成したり、サーバー製品をリリースされているベンダー様からの提供もあり得ます。ITProの方が独自の観点で作成することも、もちろん可能です。専用のウィザードも提供されています。

    #MOM2005では、Sunmicrosystems社から Sun Fire 用の管理パックも用意されていたんですね

    と、盛り上がるのはよいのですが、Essentials の情報って...日本語がほとんど無いですね。
    いま担当部門にて勢威情報整備中であることと思われますが、25日のイベント以降、私のほうからも情報発信を心がけます。

    日本語画面をご紹介しようとも思ったのですが、まだ社内の許諾が出ていないので、ひとまず今回は言葉だけですみません。

  • 6月4日 道場で使用したスクリプト(ユーザー登録、OU作成、グループ作成)

    6月4日のITPro道場に参加くださった皆様、および VBScript をこよなく愛しPowerShellになんか負けるか!という皆様へ

    ITPro道場当日に実行したスクリプトですが、せっかくですので、広く利用者のみなさんにも見ていただくために、こちらに掲載します。

    #ITPro道場をご存じない方は、こちらをご覧ください

    ※スクリプト実行時の注意

    スクリプトは「ここから」から「ここまで」をドラッグしてコピーし、メモ帳等のテキストエディタに貼り付けてください。
    先頭が「'(シングルクオーテーション)」で括られている行はコメント行ですので、削除しても問題ありません。
    ファイル名は何でも結構ですが、拡張子を vbs として保存していただければ動作します。
    実行するにあたり、事前に以下のように「cscript.exe」をスクリプトホストとして設定しておいてください。

    cscript でスクリプトの実行環境をコマンドプロンプトにしておく

     

    ' ここから
    '

    ' ************************************************************************************
    ' ドメインオブジェクトの取得
    ' ************************************************************************************
    ' まずはActive Directoryの最も基本的な情報であるドメインオブジェクト(objDomain)
    ' を取得します。'このオブジェクトを元に、様々な処理を行います。
    ' 以下の4行はお約束で、自分が参加しているドメインのオブジェクトが返されます。
    ' 自分が参加している以外のドメインオブジェクトが必要な場合には、DomainPath に
    ' 「 dc=microsoft,dc=com 」のようにドメインのDN(Distinguished Name)を指定してください。

    Set objRootDSE = GetObject("ldap://RootDSE/")
    DomainPath = objRootDSE.Get("DefaultNamingContext")
    containerADsPath = "LDAP://" & DomainPath
    Set objDomain = GetObject(containerADsPath)

    ' ************************************************************************************
    ' ITPro道場 OUの作成
    ' ************************************************************************************
    ' ユーザーID作成先の「いれもの」であるOU(Organizational Unit)を作成します
    ' 作成するOUの名前は「ITPro道場」です。
    ' スクリプトを見ていただくとわかるように、上で作成したドメインオブジェクト(objDomain)
    ' に対してCreateを行っています。
    ' はじめての方は、なんとなーくでよいので雰囲気をつかんでください。
    ' 以下の行により、objOU_Dojo というOUオブジェクトが作成されます。
    ' 以降、OUに対する処理は objOU_Dojo を使用します。

    Set objOU_Dojo = objDomain.Create("organizationalUnit", "ou=ITPro道場")

    ' Createのあとは、SetInfo でコミットしておきます。どんな処理もそうですが、
    ' コミットしないと消えてなくなります。

    objOU_Dojo.SetInfo

    ' Wscript.Echoは、メッセージを出力するための命令です。
    ' ここでは、作成したOUの名前を表示しています。
    ' つまり「 ITPro道場 」が表意されるわけです。

    Wscript.Echo objOU_Dojo.name & " を作成しました"

    ' ************************************************************************************
    ' ITPro道場 OUの下に、新宿支店OUを作成する
    ' ************************************************************************************
    ' 次に、OU=ITPro道場 の下に、OU=新宿支店 を作成します。
    ' ここで注意してください。
    ' 作成先は、OU=ITPro道場 の配下ですので、Create は、
    ' objDomain ではなく、先ほど作成した objOU_Dojo に対して行います。

    Set objOU_Sinjuku = objOU_Dojo.Create("organizationalUnit", "ou=新宿支店")
    Wscript.Echo objOU_Sinjuku.name & " を作成しました"
    objOU_Sinjuku.SetInfo

    ' ************************************************************************************
    ' ITPro道場 OUの下にユーザー yamada を作成する
    ' ************************************************************************************
    '次にユーザーを作成します。
    'はじめに、ユーザー作成に必要な情報を変数に格納します。
    'sAMAccountName という変数がユーザーIDになります。

    strSn = "山田"
    strGivenName = "太郎"
    strCN = "CN=" & sn & " " & givenName
    strsAMAccountName = "yamada"
    strPasswd = "password"

    ' ユーザー登録に必要な値を準備したらユーザーオブジェクトを作成します。
    ' ここでも注意してください。
    ' ユーザーを作成するのは、OU=ITPro道場 配下ですから、
    ' objOU_Dojo に対して Create を実行します。
    ' ユーザーの作成方法はいくつかあるのですが、ここでは
    ' ひとまず以下の流れを覚えてください。
    ' 留意していただきたいのは、以下の行の strCN です。
    ' strCN には、「cn=山田 太郎」が格納されています。
    ' AD(もしくはldap)では、DN( Distinguished Name)と呼ばれる、
    ' いわば、LDAP上のパスでオブジェクトが識別されます。
    ' ユーザーもオブジェクトのひとつですから、DNで識別されます。
    ' 山田太郎さんの場合には、cn=山田 太郎,ou=新宿支店,ou=ITPro道場,dc=example,dc=jp が
    ' DNとなります。

    Set objUser = objOU_Dojo.Create("user",strCN)

    ' Put は、属性を設定するときに使用します。
    ' 以下の行では、sn という属性に、strSN つまり ”山田” を格納しているわけですね。

    objUser.Put "sn", strSn
    objUser.Put "givenName", strGivenName

    ' ユーザーを作成するときには、必ずユーザーIDが必要です。
    ' sAMAccountName は、Active Directory特有の属性で、ユーザーIDが格納されます。
    ' ちなみに、Linux等でActive Directoryを使用して認証する場合、ldap.conf には
    ' ユーザーIDとして sAMAccountName をマップするように設定したりします。

    objUser.Put "sAMAccountName", strsAMAccountName

    ' ユーザーオブジェクトのコミットします
    ' コミットしないと、パスワードを設定することができないので注意してください

    objUser.SetInfo

    ' GetInfoを使用すると、コミットした値を再取得します。
    ' 作成したユーザーの属性を後の処理で使用する場合には、
    ' 念のためにこの処理を行っておくとよいでしょう。

    objUser.GetInfo

    ' パスワードをセットする場合には、SetPassword という特殊なメソッドを使用します。

    objUser.SetPassword passwd

    ' 初回ログオン時にパスワードの変更要求を行わない場合には、以下のように
    ' PasswordRequired を false に設定します

    objUser.PasswordRequired = False

    ' スクリプトでユーザーを作成した場合、作成したままだとアカウントは無効になっています。
    ' すぐにしようするのであれば、必ず AccountDisabled を false に設定しましょう。
    ' 「無効化」を「無効にする」ということです。注意してください。

    objUser.AccountDisabled = False

    ' ここまでの設定をコミットします
    ' なお、コミットのタイミングに決まりはありません。
    ' 適宜行ってください。

    objUser.SetInfo
    Wscript.Echo "ユーザー" & objUser.sAMAccountname & " を作成しました"

    ' ************************************************************************************
    ' グループを作成します
    ' ************************************************************************************
    ' 以下は、グループの種類をあらわす定数値です
    ' 今回はグローバルグループを作成しますので、&h2 を使用することになります

    ADS_GROUP_TYPE_GLOBAL_GROUP = &h2
    ADS_GROUP_TYPE_LOCAL_GROUP = &h4
    ADS_GROUP_TYPE_UNIVERSAL_GROUP = &h8

    ' グループにはセキュリティグループと配布グループがありますが、
    ' 今回はセキュリティグループを作成します。
    ' &h80000000 は、セキュリティグループをあらわす定数です。
    ' こうした定数値は MSDNに解説されていますので、
    ' http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/default.aspx で、
    ' adsi group create をキーワードに検索してみてください。

    ADS_GROUP_TYPE_SECURITY_ENABLED = &h80000000

    ' グループを objOU_Dojo 配下に作成します

    strGroupname = "G-Kacyo"
    Set objGroup = objOU_Dojo.Create("group", "cn=" & strGroupName)
    objGroup.Put "sAMAccountName", strGroupName

    ' グループの種類は、定数値を「論理和」で指定します。論理和ですから、OR を使います。
    ' なお、1行に書くと長くなりすぎる場合には、アンダースコアを行末に指定して次の行に
    ' 続けて書くことができます。

    objGroup.Put "groupType", ADS_GROUP_TYPE_GLOBAL_GROUP Or _
      ADS_GROUP_TYPE_SECURITY_ENABLED
    objGroup.SetInfo
    WScript.Echo "グループ " & objGroup.sAMAccountName & " を作成しました。"

    ' ユーザー yamada さんをグループメンバとして登録します。
    ' グループのメンバを追加する方法はいくつかありますが、
    ' 以下の方法はメンバ追加に特化した方法ではなく、
    ' グループが持つ member 属性 に値を追加するという汎用的な方法です。
    ' このスクリプトの中で一番難しいかもしれません。
    ' Putex というのは 「Put メソッドが拡張されたもだ」程度に覚えてください。
    ' 以下のような書式で記述します。
    ' objGroup.Putex <操作内容>,<属性>,<値>
    ' <操作内容> とは「クリア(1)」「更新(2)」「追加(3)」「削除(4)」のいずれかを
    ' 指定します。ここでは、既存の値はそのままに新たなメンバを追加するために 3 を使用しています。
    '既存の値を全て削除し、yamada さんだけにするのであれば 2 を指定します。yamada さんを
    ' 削除するのであれば 3 になります。
    ' <属性> には操作対象の属性の名前を指定します。今回は、メンバーを変更する
    ' ので、グループオブジェクトの member 属性を指定しています。グループのメンバ
    ' シップというのは、member 属性で管理されていて、この中にメンバであるユーザー
    ' のDNがごそっと入っているわけです。
    ' <値>には member 属性に格納したいユーザーのDNを指定するわけですが、
    ' したの行をごらんいただければお分かりのとおり、「array」というよく分からない
    ' 単語が出てきていますよね。array というのは、その名のとおりアレイ値を意味
    ' するわけですが、member は複数値を要求する属性なので、仕方なく yamadaさん
    ' 一人であるにもかかわらず array 関数で複数値形式に変換しています。
    ' もちろん、yamada さん以外に suzuki さんも追加する必要があれば、各値をカンマ区切りして、
    ' 次のように書くこともできます。
    ' array("cn=suzuki,ou=ITPro道場,ou=新宿支店,ou=example,dc=jp", _
    '           cn=yamada,ou=ITPro道場,ou=新宿支店,ou=example,dc=jp")

    objGroup.Putex 3,"member",array(objUser.distinguishedName)
    objGroup.SetInfo

    WScript.Echo "グループ " & objGroup.sAMAccountName & " に、メンバ " & objUser.sAMAccountName & " を追加しました。"

    WScript.Echo "すべて完了しました。"

    ' ここまで

    以上で解説終了ですが、スクリプトはいかがですか?
    これを知っているか知らないかとでは、管理の幅がまったく違います。

    スクリプトを学習するための情報は、WEB上にたくさん転がっていますのでサーチしていただければ検索結果を得ることができるでしょう。

    今回使用したスクリプトは、ADSI (Active Directory Services Interface)というライブラリを使用しています。
    検索する際には、「adsi group add」とか「adsi password modify」といったように、adsi というキーワードをつけるとヒットしやすくなります。

    以下に参考サイト を記しておきます。

    スクリプトを一から学ぶには TechNetのスクリプトセンター
    慣れている人がリファレンスとして使うなら MSDNのスクリプトサイト

    いつか時間があれば、ITPro向け開発道場 みたいな企画もやってみたいですね(DEVエバ主催で...)。

  • You're in Control

    マイクロソフトのトップページにもバナーが出ていますが、6月25日に東京国際フォーラムにて、

    Security & Management Conference
    http://www.microsoft.com/japan/events/fsc/default.mspx

    が開催されます。

    内容は、その名のとおり、セキュリティと運用管理に特化した製品の紹介やデモンストレーションがメインとなりますが、マイクロソフトが考えている「構想」や「戦略」をご理解いただくのにも最適なイベントです。管理者の方が対象のカンファレンスですので参加される方も限られるかと思いますが、こうしたカンファレンスを通して、現在皆さんが抱えているIT上の問題がどこにあるのかを見直していただくのにも良い機会になるかと。仮に製品には興味が無くても、新機能がどういったニーズを捉えたものであるかを知ることは、管理者の皆様には有用だと考えています。

    IT Pro エバンジェリストチームからは、高添が Management 系のトップバッターとして、DSI ( Dynamic Systems Initiative ) 構想の話を担当します。奥主のblog において Orlando での Tech・Ed の報告がされていますが、ここで DSI 構想から Dynamic IT 構想へと戦略の進化について触れられています。もしかすると、国内では高添が始めて Dynamic IT について触れることになるかもしれません。

    #Tech・Edといえば...余談ですが、Virtual Tech・Ed というサイトが公開されています。
    #この中で、なぜ、Longhorn が Windows Server 2008 という名称になったのか、
    #その経緯を説明したビデオが公開されています。
    #短いビデオですので、まだご存知無かったかたは「息抜き」にでもご覧ください。

    で、カンファレンスの話に戻りますが、私はといえば、当該イベントの中で、System Center Essentials 2007 セションを担当します。まだ日本語版RTM待ちの状態ですが、本日、当日使用するハイスペックなデモ機が3台届きました。明日、梱包を解くのが楽しみです。新しいマシンを目の前にすると、なぜ人はこうもテンションが上がるのでしょうね。

    ところで、You're in Control って...英語がダメな私は、「お前は管理下にある」といった、なんとなくネガティブな意味で受け取ってしまいましたが、これ、直訳だと「あなたが管理している」という、私の印象とはまったく逆の意味になるんですね...奥主によれば、「あんたが大将」的な意味合いでよいのではとのこと。返す返す恥ずかしいです。

     

  • 道場講師デビュー

    すこし間を空けてしまいまして失礼いたしました。

    技術情報でなくて、こちらも恐縮です。

    本日、IT Pro 道場 「あらためてActive Directory 編」にて講師デビューを果たしました。

    参加くださった皆様、ありがとうございました。いろいろとつたない部分があったかと思いますが、なんとか大きなトラブルもなく終えたことに、ほっとしております。

    実は、緊張のあまり、「ADSI Edit」と「スキーマ管理ツール」のデモを飛ばしてしまいました。
    手元のアンチョコには書いてあったのですが....皆さん、すみませんでした。

    それにしても...1時間のプレゼンというのは何度も経験してきましたが、2時間の講師というのは、かなりの体力を消耗するものだと思い知りました。でも、本当の道場って5時間なんですよね...休憩があるとはいえ、これは普段からの体力増強が必須です。

    今回、講師を務めて特に難しいと思ったことは...専門用語の使い方です...用語に唐突感があると一気に理解しずらくなってしまうため、確実に解説することを心がけておりましたが、セミナー後のエバンジェリストメンバーからの指摘で、「いきなりOUという用語が出てきた」と指摘されてしまいました。うかつでした。

    次回は21日に、同一内容で講師を務めます。
    その際には、安納SP1で望みたいと思います(レベルダウンが発生しないことを祈りつつ)。

    どうぞよろしくお願いいたします。