• 【★ミ】 テンプレートを使って効率的に1本目のストアアプリを作ってみる

    前の投稿に書いたように、日本マイクロソフトではストア アプリの学習と1本目のアプリを作ることの難易度を下げる目的で少しずつ和製のテンプレートを増やしています。他の国にはありません。スマイル

     

    Windows 8 アプリ開発体験テンプレート

    http://msdn.microsoft.com/ja-jp/jj556277.aspx

    Visual Studio 2012 にもプロジェクトテンプレートがストア アプリ用にも各言語でいくつか付属しており、画面遷移の種類によって使い分けすることができます。

    例えば Visual Basic に関しては下記のように揃っています。

    image

    ただこれらは「粒が小さすぎる」と個人的には思っています。なかなかどういう風に拡張していくのかの道が見えずらいのです。エバンジェリストのみんなもそう思った模様。

    そこでいくつかのテンプレートを作ってみることにしたのです。しかもストアアプリのデザインにより適用できるように色々な機能が最初から動くようにしてあるのです。例えば 検索チャーム、共有チャーム、セマンティックズームなどです。加えて ストア アプリで審査に落ちる最も多い設定チャームにプライバシーポリシーの入れ込み方まで。

    ここまで入っていたら勉強には最適です。しかも出来上がったアプリで審査にも提出して審査の流れを体験できるのです。もちろん自分用に色々変化させてそのままではなく本歌取りしてくださいね。

    *

    それじゃあどういうことか見てみましょう。Windows 8 上で Visual Studio 2012 が動く環境を用意します。

    私は元々 VB な人なので、VB 用に用意されている RSS Reader でやってみましょう。

    ページに書いてあるように、

    1. zip を解凍せずに、皆様のお使いのドキュメント フォルダーの以下のいずれかに保存してください。
      テンプレートによって言語が異なりますので、ご注意ください
      • \Visual Studio 2012\Templates\ProjectTemplates\Visual C#
      • \Visual Studio 2012\Templates\ProjectTemplates\Visual Basic
      • \Visual Studio 2012\Templates\ProjectTemplates\JavaScript
    2. Visual Studio 2012 を起動し、新しいプロジェクトを作成し、[Visual C#] または [JavaScript] または [Visual Basic] テンプレート一覧から追加された [テンプレート名] テンプレートを見つけて開きます。

    NewsReader テンプレート XAML/VB 用 Version 1.0 をダウンロードして上記に置きましょう。結構やってしまうのですが、zip ファイルのまま置くんです。

    Visual Studio を開きます。

    [ファイル] – [新規作成] – [プロジェクト] を実行します。

    下記のダイアログが開きます。一番下に NewsReader が表示されています。

    image

    名前や場所は任意で大丈夫です。

    まずはここまでできれば第一関門は突破です。

    *

    エバが作ったテンプレートには必ず Readme.txt を入れるように努力しています。

    なので、ソリューションエクスプローラーから開きましょう。

    image

    あとはこの手順に書かれている通りにカスタマイズを一通りやってみるのです。

    C#版ですが、それでこのブログ用に作ったのが下記のアプリなのです。

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    Windows ストア の Windows 用 HIROOKUN FEED DN アプリ
    http://apps.microsoft.com/webpdp/app/5650dd28-4a36-4858-998b-d218217e8d3e

    いずれ時間ができたらちゃんとデザインもよくして色々とやろうと思いますが、今はかなりテンプレートのままという状況です。お恥ずかしい。恥ずかしい

    でも何ができるかわかると思うんでそのまま晒すことにします。

    いい勉強になりますよ。上記のレベルではコーディングはしていません。
    RSSフィードの URL書き換えと背景色をいじったり、タイルの絵を作ったりしただけです。

  • 【★ミ】 Windows ストア アプリ関連の情報・施策まとめ

    そろそろ Windows ストア アプリに手を付けようと思われた皆さんのために今どこにどういう情報があるのか、日本マイクロソフトがどんなことをやっているのかをまとめておきます。


    ○Windows ストア への道

    とても大きくトップでも貼っていますが、とにかく今はここを見ていただくのがいいでしょう。お得なキャンペーンやコンテストやセミナーなどここを見ることで知ることができます!Windows ストアアプリの3つの大きなステップ、開発者登録→アプリ開発→ストア登録 を理解できます。

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    http://msdn.microsoft.com/ja-jp/jj984295


    ○Facebook Go Apps ページ

    次に情報集約されているのがこの Facebook のページになります。今 週末にアプリソムリエさんが登場するセミナーをやっていまして、その様子やレポートへのリンク、参加登録なんかもここに載ります。基本的に何か関連するニュースがあると私の周りの連中がここに投稿しているので一番情報が早いのはここかな。

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    https://www.facebook.com/GoApps 


    ○Windows 8 Clinic

    漠然と情報を列挙しているだけの本社のページと違って、クリニックテイストで必要なものが入手できるように情報を配置したのがこちら。実は特別診療科目として色々な便利なサービスがあって、利用しないと損ですよ!

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    http://msdn.microsoft.com/ja-jp/jj820154.aspx


    ○Windows ストア アプリ デベロッパーセンター

    正式な技術情報と言えばこちら。このページから色々な情報を入手できます。

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    http://dev.windows.com

    画面上部のメニューから 「ダッシュボード」へ行くと開発者ポータルへ(アプリをストアに申請する場所)
    画面上部のメニューから 「ドキュメント」へ行くと技術情報のライブラリーへ

    今は iOS開発者向けの情報ゲーム開発の情報がフィーチャーされていますね。

    今の時点で最新情報に掲載がありますが、Windows アプリ認定キット(WACK)はストアの審査でも行われる自動テストなのですが、バージョンアップが行われる性質のものなので、これも最新版を常に入れておくといいですよ。

    ストア アプリ開発の流れをまずは把握されたい方には下記がいいかもです。

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    http://msdn.microsoft.com/ja-JP/windows/apps/jj679957


    ○開発体験テンプレート

    無論 開発ツールにもテンプレートがついていますが、日本マイクロソフトでは皆さんの最初のご苦労を少しでも減らすべく、日本発の開発体験テンプレートを用意しています。今後も増量、解説も行っていく予定ですのでここは定期的にウォッチしてください。更新があったらGo Appsでも書きます。

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    http://msdn.microsoft.com/ja-jp/jj556277.aspx


    ○Windows アプリ アート ギャラリー

    アプリを作るとなるとやっぱりプログラミングが得意な人がきっと困るのが画面用の素材。Windows Phoneの開発でも私たちに多くの要望が寄せられましたが、Windows ストア アプリ用ももうギャラリーを用意してあります。これを活用しない手はないです。

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    http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windowsphone/hh544699


    ○Windows 8アプリが開発できる仮想デスクトップサービス

    Windows が無い!と言って Mac の仮想環境でやっている人も結構いらっしゃるのですが、それでも開発環境が作れないよ~ とか ちょっとお試しで開発環境を使いたい! とか しばらくクラウド環境でやりたい、そんな要望にもお応えできます。プレスリリースもありますが、そういう皆さんは GMOインターネット社のデスクトップクラウドの Windows アプリ プランも見ておいてください。いいスペックのプランもあるのでちょっとした短期開発とかならこれで一気にやってしまうのもアリ!

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    http://www.onamae-desktop.com/dev/


    ○Windows ストア アプリの書籍もたくさん出てます

    私の所属しているエバンジェリストチームがストア アプリに関わり始めたのは2011年9月。そのころは日本語の本がいつになったら充実するかなぁととても不安でした。でも今はもう大丈夫。JavaScriptものもC#ものも結構揃ってきました。順番は特に意識していませんのであしからず。紹介希望があればここで紹介しますのでお声掛けください。敬称は略させていただきます。

    基礎から学ぶ Windowsストアアプリ開発
    \3,360
    312 ページ
    西村誠
    Windows8 UI/UXデザイン入門
    \2,310
    191 ページ
    泉本優輝、吉竹遼
    Windows8ストアアプリ開発入門
    \2,940
    415 ページ
    大田一希、和田健司
    Windowsストア アプリ開発のレシピ110
    \2,100
    320 ページ
    大田一希、津守優、和田健司

    Windows8対応〔基本+実用〕Windowsストアアプリ開発入門
    \3,465
    368 ページ
    岩永信之、森博之

    HTMLとJavaScriptではじめるWindowsストアアプリ開発入門
    \3,675
    640 ページ
    羽田野太巳
    作りながら覚える Windowsストアアプリ プログラミング
    \2,520
    320 ページ
    松岡宣
    Visual C#でつくる!Windowsストアアプリ
    \3,150
    359 ページ
    株式会社ストーンシステム アプリ開発研究会

    JavaScriptで作るWindows ストアアプリ開発スタートガイド
    \2,940
    335 ページ
    田中賢一郎

    Windows8プログラミングバイブル Windowsストアアプリ&HTML5/CSS/JavaScript編
    \3,129
    432 ページ
    布留川英一

    IE10で実際に動作可能な機能と利用方法に特化して解説するInternet Explorer10 & HTML5 Webアプリケーション開発ブック
    \2,709
    236 ページ
    村地彰

    Windows8プログラミング入門
    \2,730
    204 ページ
    原田英生

    TECHNICAL MASTER はじめてのVisual Basic 2012 デスクトップ/Windowsストアアプリ対応版
    \2,730
    400ページ
    初音玲
       

    上の IE10 の本は実は Windows ストア アプリの本ではないのですが、JavaScript で Windows ストアアプリを作る場合には結局エンジンは IE10 と同じものが動くので絶対に参考になると思ってこれも載せています。それから開発ツールである Visual Studio 2012 やそれぞれの言語 VBとか でも本出てますので検索をして見つけてくださいね。


    ○どんな Windows ストア アプリがあるの?

    もうすでにストアに上がっているアプリにどんなのがあるの?という質問に対してはまずは MSN のページをご紹介しておきます。

    特集ページ
    http://extras.jp.msn.com/windows8/ 

    注目アプリ
    image

    http://extras.jp.msn.com/windows8/apps/


    ○開発ツール Visual Studio 2012 って?

    全国で Discover というセミナーもやっています。無償ですからこれは利用してください。
    講師も気合い入ってますのでぜひ!

    image

    http://www.microsoft.com/ja-jp/dev/2012/seminar/discover.aspx

    そしてもう一つ。これはエバンジェリストがやっているものです。
    ずばり、「VS 魂 100連発」。かなり ゆるーい感じのビデオですが、とにかくこれも気合いで撮ってますのでうまく空き時間を活用して見てくださいまし。

    VS 魂 100 連発
    image

    http://www.ustream.tv/channel/ux-tv

    YouTube にもチャンネルを作って載せてますのでそれで見るのもありですね。

    image

    http://www.youtube.com/user/VisualStudioJapan

     



    やっとこの投稿が書けました。整理しないと本当に多くのことが動いているし、一望できる情報を集めているところが無いのでぜひご活用いただければと。

    まだまだあります。すごい長い投稿になってしまいそうなので、このあたりで次の投稿へ譲りましょう。スマイル

  • 【★ミ】Windows ストア アプリはシステム開発費で開発するもの?! そうなの?

    Windows というとやはりビジネスの匂いがする、そうよく言われます。マイクロソフトもかなり長いことエンタープライスだ、ミッションクリティカルでも Windows だと言ってきた気がします。Windows Server や SQL Server が社内の結構重要なシステムで使われたり、Exchange Server が重要なメールの基幹を支えているとこで使っていただいている状況というのはそういうことを言い出した当時では考えられなかったです。そう思い起こすとそこまで来たんだなぁと思うわけですね。

    ここまで書いたそうしたシステムは企業の IT 戦略と密着したものになっているので当然情報システム化予算の中で捻出することになるし、支払いの一方通行になります。普通。

    ここ 5 年以上起こっているインターネットに面した様々なシステムはこれと比してどうなんでしょう?本業とか実業の BtoC システムであれば社内と何ら変わりないかもしれません。では企業概要が掲載されているコーポレートのページはどういう予算でやっていますか?

    Windows ストア アプリは実は Web サイト運営に近いと思います。一般の開発者にとっては一獲千金の機会かもしれませんが、企業にとってこのアイテムをどう活用するかというのは結構 色々な道が考えられます。故にビジネスで Windows ストア アプリを活用する際、そこには深く検討する必要が潜んでいます。

    マイクロソフトはビジネス面での Windows 8 活用を日本語では確かにそれほど発信できていないのですが、本社ではこの課題に結構取り組んだ情報発信をしてきています。こちらは完璧に従来の企業システムの発想で見た時にどういうストア アプリを作る発想が存在するのかという話です。下記は Build 2012 でのセッションです。

    Building Windows 8 LOB apps
    http://channel9.msdn.com/Events/Build/2012/2-104

    *LOB apps = Line of Business apps ≒ 業務アプリケーション

    これのスライド21に業務システムでまだ未着手のエリアでストア アプリの活用が有効なものが載っています。

    PoS、製品カタログ、ワークフロー管理、ダッシュボード、監視と対処、フィールド業務(建築現場とか)

    これ以外にも結構今後出てくると思いますが、スタート地点としてはいいピックアップではないでしょうか。Windows 8 からの大きな特徴としてはタブレット型のデバイスへの本格的な対応とタッチですから、業務としてそれが活きるものをピックすればいいということになります。経営層がキーボードを駆使しなくてもダッシュボードがタッチで見れると経営に役立つ(現場は嫌かも 笑)、ショールームとかカタログがいっぱい存在するようなエリアで1台で全部まかなえるとか最高ですよね。しかも Windows 8 だと周辺機器も豊富、画面サイズも色々選べるわけですからショールームにホワイトボードサイズの画面が各接客エリアにおいてあってもいいわけです。

    ちょっと話を戻すと、この Build で取り上げられているものは業務アプリ、しかも Windows ストアに公開しないで Side Loading という手法で企業端末に配布することも含めてのアプリ活用手法です。つまりは業務アプリケーションなので、今までと多分予算捻出の方法論は変わらないでしょう。無論 より営業部隊からの要請が多そうなものが多い感じはしますが。

    この辺を知りたい人が多いので敢えて脱線して書いておきました。

    話を完全に戻すと、Windows ストア にあがるアプリケーションはどうビジネスに絡むかということです。繰り返しですが、個人開発者・起業を考えている人たちはアプリの値段そのもの あるいは広告、アプリ内販売を活用して一獲千金を狙うモデルでしょう。

    もうそれなりのサイズのビジネスであればどうなんでしょう?

    一つ私が個人的に思うことはこの10年間、成長してきたみんなが使い倒しているのは Web の世界の概念だということです。Web サイトへの顧客誘導、SEO・SEM、とにかく呼びたいところに新規顧客を呼び込んできたい、そう思って一生懸命色々なことをみんなやってます。企業がやるソーシャルも結局はそうでしょう。

    この話と Windows ストア アプリの関係を今までの業務アプリのモデルと対比したり、特徴をみてみると面白いです。

    ・LOBの世界では基本的に開発費は払って現場が有効に活用することを踏まえてROIを考える。でも Windows ストア の世界では成功するとなんと開発費を回収し、収入となる可能性があり、ROIはそこまで織り込まないと変なことになる。

    ・Windows ストアはほかのアプリマーケットよりもかなり自由度が高い。3rd Party 広告、支払 に関して自由なので例えば会員を増やしたいモデルを想定している場合には会員を増やす効果を無料のアプリから入ってくることで実現できる。

    ・Windows ストアは Web の中核技術である HTML・JavaScript・CSS を使っても作ることができる。これまで Web に投資してきた各企業のエコシステム(サイトデザインを依頼した会社、コンテンツ開発を依頼した会社、Webサイトの素材など)がかなり有効に使えることは大きい。

    ・Web でよくあることはキャンペーンを張っている商材、サービスが置かれている階層が凄く深いので予算や技、知己を駆使しながら検索で上位に来るように必死になることです。しかし、その階層が深いテーマでキャンペーンアプリを作ればいきなりトップページを開く効果に等しくなります。Windows ストアのスポットライトなどに掲載されるには相当そのアプリ自身の付加価値が必要ですが。(占いがついていて、それがよく当たるとか 笑)

    こうして思考を進めていくとわかることがあると思います。そうです。Windows ストアを企業が活用する場合、それはプロモーション効果や広告効果、集客効果が狙えるのです。ただ、開始画面でいきなり Web をそのまま表示しているアプリは審査に通りませんのでそれだけじゃダメです。無料のアプリを利用する価値をそれなりに提供し、最終的に Web に誘導する、そういう設計は OK です。

    ただ、アプリが何の目的でできているのか、それはとても利用者にとって重要です。だから無償で提供するアプリの目的もきちんと考察して作るべきです。有料コンテンツの一部が見れるとか、Windows ストア アプリならではの何かの特典があるかなどです。ゲームだったら最初の面だけは実行できるとか。

    結果として、Windows ストアのアプリ デザイン、開発はもちろん情報システム予算でやってみるのもありですが、むしろ広告宣伝費などで効果低めな施策をアプリに切り替えてみるという道に皆さんに気づいていただけると今後の日本のビジネスはもっと面白くなりそうです。ウインク

  • 管理職になって 8 か月

    なんかブログを書く習慣を復活させていきたく、まず一筆。色々な人に話はしてきたのですが、私は現在 Windows 8、IE、HTML5 系を扱っているエバンジェリストのマネージャーをやっています。日本役職名だと 第二クライアントプラットフォーム推進部の部長ということになっています。

    結構 マイクロソフトという会社は日々のビジネス運営における色々なルールややるべきことが多く、そのあたりを担当して8か月間、結構技術面での情報インプットはあってもなかなかセッションできるほど体に入っていかない生活をしてきました。

    まぁこれはこれ、技術を好きな点はそれということで今後も技術側面の投稿も書いていこうと思うのですが、なかなか時間がとれないと思うので、ビジネス面というか、エンジニアを部下に持つ人に向けて色々と Windows 8 最前線な話を書こうかなと思います。色々やってみて皆さんからの声を聴きながらやることを変えていきます。

    ということでまず一筆。スマイル

  • 【Win8】 ついに GA。その時、秋葉原は。。。

    SONY DSC

    秋葉原、凄いことになってました。パーツの通りは通れないくらいな状況で。

    ありがたいことです。ショップの皆さんが「Windows 8… Windows 8…」と連呼されているのを見て、この製品に関わっている人の多さをあらためて実感し、本当に日本の元気の素になってくれないかなと心から期待しました。それに加えてこの一年強やってきた仕事を振り返って本当に熱いものが込み上げてきました。

    Web サーバーである IIS から転じて Internet Explorer/HTML5 を担当するようになってからクライアント方面を担当することが多くなり、それもインフラ面ではなくコード面を担当するように昔に戻った感じで仕事をしていました。

    そんな中、2011年9月に BUILD というカンファレンスが開かれるということで、あぁ こっから Windows 8 の技術啓蒙をするんだなぁと今まで通りの流れで考えていました。BUILD に行き、色々な広報戦略を聞き、おっとこれは今までと違うんだと理解しました。それから Windows 8 の看板を背負うエバンジェリストたちの集まりがカンファレンス後にあり、BUILDのカンファレンスで配られたタブレットを渡され、「これから夜通しでハッカソンやるよ」と言われました。世界中のエバンジェリストたちが .NET の技を禁じられ、みんなで HTML/JS でアプリ作りをして過ごしました。それがすべての始まり。

    間に Windows Developer Days (WDD)のコンテンツ企画担当をしたことも挟みながら、それから一年私たち Windows 8 エバンジェリストチームがしてきたことは、 Developer Camp という名称の米国本社が決めたコンテンツのセミナーを日本語ですること、それから個別のお客様に訪問を繰り返してのアプリケーション勧誘でした。秋葉原 UDX でも Camp やりましたね。今日という日を迎えるまでの気の長い多くの交渉と技術検証、技術支援、ストアへの登録支援を経て、多くの日本のパートナー様が Windows ストアにアプリケーションをサブミットいただけるところまで来ました。Windows ストアを見ていただくとわかりますが、この期間の伸びとしてはかなりの数です。

    Consumer Preview の時、その日に公開にこぎつけたのは日本からは正しく記憶していれば数個でした。当時対応いただいたパートナー様には心より感謝申し上げたいとともに、その後も Windows 8 のビジネスの可能性を理解いただき、引き続きどんどん開発を推進していただいたことにも御礼申し上げたいと思います。その後、WDDに登壇いただいたり、色々なことを共に実施できて私の所属するエバンジェリストチームも多くの素晴らしい体験をさせていただきました。

    この一年、Windows 8 および Windows ストアという新しい家族と色々な家訓を守りながら、我々エバンジェリストは多くの知見を得るとともに、どんなところでみんな躓くのか、どんなところが苦労するのかの知恵を蓄えてきました。前に書いた開発テンプレートなどは他の国にない、日本のエバンジェリストが生み出したまさに日本製のサンプルとなっています。これを担いで色々なところへエバンジェリストが出向いて Camp をやってきたのはご存じの方はご存じだと思います。

    こういう外からあまり見えにくいエバンジェリストの活動が続いたことにより、「このエバンジェリストは今は何をやっているんだろう?」そんな感じに見えなくもなかったと思います。今日 晴れて GA を迎えたことにより、今までよりも多くの発信をするようになると思いますし、少しずつ情報も増えていくはずですし、やはり少な目だった Visual Studio に関する情報発信も我々は頑張らないといけないといつも話しています。

    この一年、本当に色々なことがありました。凄く尊敬していた方が亡くなったり、日本の社会情勢が変わっていたり、私自身も管理職になっていたりと多くの変化がありました。私の MS 生活は 1999 年の 7 月に始まったのですが、中でも TOP 3 に入るくらい凄く内容の濃い一年間でした。多くの笑顔、多くの苦しみ、多くの鉄火場、多くの驚き、多くの達成感がありました。新しく知り合うことができたお客様、心から尊敬できるお客様との出会いもありました。そしていくつかの素晴らしいアプリケーションの誕生を私自身も支援することもできました。

    そう考えてしまったときに、恥ずかしい部分もありながら今日秋葉原の現場にいて感無量でした。

    Windows 8 と Windows ストアの旅は始まったばかりです。これから実際に使うようになってその旨味とだしのきき具合を皆さんもご理解いただけると思います。「やることはまだまだ多いな」 これが今の心境です。

    これからもエバンジェリストの活動を見守っていただきたいとともに、今後ともよろしくお願いいたします。天才