Windows PowerShell V2 CTP 2 が公開されました
Windows PowerShell の次期バージョンとなる V2 の最新のプレビュー版である CTP 2が公開されました。このバージョンは CTP (Community Technology Preview) であり、ベータ段階より前の、プレリリース版です。新機能を試してみたいときのみご利用ください。また CTP で提供される内容は、今後変更される可能性がありますのでご注意ください。
さて約半年ぶりにアップデートされ CTP 2 として公開された PowerShell V2 ですが、前の CTP からの主な変更点は以下のようになっています。
- PowerShell remoting で1対1の対話型セッションができるようになった
- モジュールが利用できるようになった
- スクリプトを複数のファイルに分割、再利用しやすくなった
- .psm1 という拡張子のファイルを使用
- トランザクションのサポート
- 現在レジストリプロバイダでトランザクションが利用可能
- Vista以降の新しいイベンティングシステムに対応
- イベントの転送やサブスクリプションが扱えるようになった
- スクリプトコマンドレットで、パラメータセットに対応
- IISでPowerShellがホストできるようになった
- PowerShell.exe に新しいオプションが追加
- STA (STA で実行)、File (ファイルから実行)、EncodedCommand (base64 エンコードされたスクリプトを実行)
上記以外の、現行の PowerShell からの変更点は、以前の投稿をご参照ください。
Windows PowerShell 2.0 CTP が公開されましたhttp://blogs.technet.com/stanabe/archive/2007/11/06/windows-powershell-2-0-ctp-released.aspx
必要なシステムは以下のとおりです。
- OS
- Windows Server 2008
- Windows Vista SP1
- Windows Server 2003 SP2
- Windows XP SP2
- 上記のいずれか、x86 または x64 に対応
- .NET Framework
- WinRM 2.0 CTP (オプション)
インストール時の注意点
- PowerShell 2.0 CTP は、PowerShell 1.0 と共存できません。
- インストール前に、現在使用中の PowerShell をアンインストールまたは無効化しておく必要があります。
- 日本語 OS にインストールするとヘルプが利用できない場合があります。
- ヘルプファイルが参照できない場合は、$PSHOME\en-US をフォルダごと複製し、名前を ja-JP に変更してください。
ダウンロードはダウンロードセンターから
Windows PowerShell V2 CTP2 (英語)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=7c8051c2-9bfc-4c81-859d-0864979fa403&DisplayLang=en
お試しになって、動作のおかしいところなどがあれば、フィードバックをお願いします。
- フィードバックサイト (英語、Microsoft Connect)
- TechNet フォーラム
V2 では GUI ツールが追加されて、より便利に使えるようになっていますので、ご紹介しておきたいと思います。
Graphical PowerShell Console
上の領域から順に、スクリプトエディタ、出力、入力です。入力領域に対話的に入力して実行させると出力領域に結果が表示されます。一行ずつ試しながらスクリプトを作っていくという手法にぴったりなシェルです。
スクリプトエディタは、タブで切り替えて複数のファイルを編集できます。また、シンタックスハイライトでとても見やすくなっています。
レイアウトを変えることもできます。ワイド画面では以下のレイアウトの方が使いやすいかもしれません。
また、Out-GridView という、表形式でデータを表示するコマンドレットが追加されています。たとえば
Get-Eventlog -Newest 100 System | Out-Gridview
とすると、データを表示するウィンドウがポップアップします。
その場で(スクリプトを再実行せずに)出力結果をフィルタリングすることができます。
このように、PowerShell V2 では、現行の V1 に不足していた機能を整備し、さらにさまざまな場面で実用的に活用できるように強化されています。今後まだ変わっていくと思われます。どのようになっていくのか楽しみです。