Visio で PowerShell スクリプティング
最近 Windows PowerShell も少しずつ認知度が上がって、関心も高まってきているように感じます。ですが、GUI での作業に慣れている方には、何から始めていいのか、またとっつきにくい印象があるようにも思います。そんなギャップを埋めるべく、強力なツールが登場しました。Visio の PowerShell スクリプト生成ツールです。
このツールを使うと Visio の図面上に、PowerShell のコマンドレットの図形をドラッグ&ドロップしていくだけで、簡単なスクリプトを作ることができます。ゴールデンウィークに何か始めてみたいとお考えのみなさま、PowerShell に触れてみるのはいかがでしょうか?
PowerShell スクリプト生成ツール
http://go.microsoft.com/?LinkID=8607303
ツールは上記サイトから無償でダウンロードできます。なおツールを使うためには Visio 2007 が必要です。また上記サイトでは、ツールとともに、サンプル図面とアドオンのソースコードもダウンロードできます。
簡単に使い方をご紹介します。まず、Visio 2007 で新しい図面を開きます。その際、PowerShell のテンプレートを選びます。
そして、左側から図形を選び、配置します。
図形は、大きく3つのカテゴリーに分類されます。
| 情報の取得 |
| 情報の加工(フィルタ) |
| 情報の出力、情報に基づく操作 |
作業の内容に応じて、どんな情報をどのように加工するのかを検討して、図形を並べてみて下さい。それぞれの図形は、カード情報を変更することで、詳細設定を変更できます。たとえば、上の図面で2つめの図形、「並べ替え」のカード情報を見てみましょう。

サービス一覧の図形の下に配置されていることを認識して、並べ替えのカテゴリは「サービス一覧」になっています。このカテゴリにより、項目一覧が変わります。右側のプルダウンから候補を選択します。 最後に出力形式を指定する図形の設定を行います。
図形の配置と設定ができれば、あとはスクリプトを生成するだけです。図面のタブの切り替え、または PowerShell メニューから「スクリプトの表示」を選ぶと、スクリプトが表示されます。
ここから右クリックでコピーして、PowerShell のウィンドウにペーストして動作確認してください。PowerShell メニューからスクリプトの表示を行うと、ファイルに保存することもできます。
とても簡単にスクリプトが作成できますが、それ以上のメリットもあります。図面がそのままスクリプトの仕様書として保存しておけるのです。図面にスクリプトのタイトルや説明を書いておくと、何をするためのスクリプトなのかがすぐ分かりますし、スクリプトの詳細は、図面を見ていけば確認できます。他の人が作ったスクリプトを読んで、何をやっているのか理解するのは簡単ではありませんが、図面になっていればそんな苦労もありません。

このツールでは、単純な作業のための、簡単なスクリプトを作ることを第一の目的としていますが、関数を作成して登録しておいたり、別のスクリプトを組み込んだり、より複雑な作業にも対応できます。初心者の方にも、エキスパートの方にも活用していただけるツールだと思います。ぜひお試しください。