エンタープライズサーチ: Search Server 2008 Express
Search Server 2008 は、ネットワーク上の共有フォルダや ShearePoint サイトを横断的に検索できる、エンタープライズサーチを実現するサーバー製品です。
下記の製品ページに、Search Server 2008, Search Server 2008 Express, Office SharePoint Server 2007 によるエンタープライズサーチについての情報がまとめられています。
エンタープライズサーチ - マイクロソフトの企業向け検索ソリューション
http://www.microsoft.com/japan/enterprisesearch/default.aspx
今回取り上げる Search Server 2008 Express は無償でダウンロードできます。
Search Server 2008 Express ダウンロードhttp://www.microsoft.com/japan/enterprisesearch/serverproducts/
searchserverexpress/download.aspx
必要システムは、Windows Server 2003 (SP2以降) または 2008 です。導入はいたって簡単で、Search Server 2008 Express をインストール後、検索対象となるフォルダや SharePoint サイトを登録するだけです。検索対象のインデックスを作る作業をクロールと呼んでいます。
インストールや構成の流れは Windows SharePoint Services (WSS) と同様です。WSS 同様、IIS 上で Web アプリがすでに動いている場合は影響が出る可能性がありますので、OSのみインストールされた仮想マシンでの検証をおすすめします。
最初のクロールが終わった時点で、検索可能になります。
さまざまな種類のファイルが検索されています。また URL が示すように、Web や SharePoint Services、共有フォルダなどの場所に関わらず結果が表示されています。また、検索キーワードに author:tanabe といったプロパティを指定することで、メタデータをもとに、より正確な検索結果を得られます。(上のスナップショットでは PDF が検索されていますが、既定では PDF は検索対象に含まれません。設定方法は別記事にまとめます。)
もう1つの注目は右半分のパーツです。この検索ページは Web パーツを組み合わせてカスタマイズ可能ですが、「フェデレーション場所」を登録しておくことで、インターネット上の検索サイトでの検索結果を同時に表示することができます。デフォルトでは Live Search が登録されていますが、管理者が自由に登録することができます。また、以下のページにいくつかのサイト用のテンプレートも用意されています。
検索フェデレーションコネクタ
http://www.microsoft.com/japan/enterprisesearch/
connectors/federated.aspx
Wikipedia や MSDN/TechNet、Flickr などさまざまなサンプルコネクターがダウンロードできます。ダウンロードしたファイルをインポートすることで、簡単にフェデレーション場所を作ることができます。下のスクリーンショットの上3つが既定で登録されているもの、下2つがインポートしたものです。
検索サイトによっては、インポートした場所の設定を編集して、日本語に特化した設定を加えることもできます。
登録されたフェデレーション場所を検索画面に組み込む作業は WSS 同様、Web 上での画面編集で行います。
検索対象となるコンテンツのソースは SharePoint サイト、Web サイト、ファイル共有、Exchange のパブリックフォルダから選択できます。
更新の頻度に合わせて、増分クロールのスケジュールを設定しておきます。ソースごとにクロールの管理ができます。以下は共有フォルダにフルクロールをかけている様子です。

とりあえず始めてみることができるシンプルさです。使い込んでいくにしたがって、画面を編集したり、独自のメタデータの設定をしたりなど、より効果的に検索できるようチューンアップしてみてください。
また、Internet Explorer 7 の検索プロバイダとして登録しておくと、さらに便利です。
検索ボックスのドロップダウン▼から「追加プロバイダの検索...」を選び、「ここにないプロバイダを追加する」の手順にしたがって追加してください。
なお、Express のつかない Search Server 2008 は、有償のサーバー製品です。インデックスを保存し検索する SQL Server をファーム構成にできるなど、Express の機能に加えて、高可用性や負荷分散が実現されています。
エンタープライズサーチ製品・機能比較
http://www.microsoft.com/japan/enterprisesearch/
serverproducts/default.aspx#compare
Express を使ってみて、全社で大規模に展開しようという時は、評価版で検証してみてください。
Search Server 2008 評価版 ダウンロード
http://www.microsoft.com/japan/enterprisesearch/serverproducts/
searchserver/download.aspx