[Internet2] 最高速度記録更新
Internet2 という次世代のインターネットインフラの実験ネットワークがあるのをごぞんじでしょうか。Internet2 といっても、最近の○○2.0ではなく、99年頃から活動しているプロジェクトです。現在200以上の大学が中心となって、政府や企業との協力体制のもと、次世代のインターネットを作ろうとしているプロジェクトだそうです。
そこで地上データ転送の最高速度の記録が更新されたそうです。
New Internet2 Land Speed Record Set
https://mail.internet2.edu/wws/arc/i2-news/2006-03/msg00002.html
新記録は、3万キロの長距離ネットワークで以下のとおりです。
- IPv4: 7.99 Gbps (239,820 Tb-m/s) 詳細
- IPv6: 6.18 Gbps (185,400 Tb-m/s) 詳細
地球を3/4周する長いネットワークで約8Gbpsを出したというのはすごいですね。かつてはメガの単位でもすごいと思ったものですが、どんどん進化していることに驚きました。Tb-m/s というのは、テラビットメーター毎秒 (terabit-meters per second) というあまり聞き慣れない単位なのですが、どうやって読めばいいんでしょうか... この実験では距離が重要なのでこういう単位でもデータを見ないといけないのでしょうね。
インターネットのトラフィックは右肩上がりに増え続けていますし、これからも急激に増えていくと思いますが、こういうインフラの進化なしには支えきれないですよね。おもしろいアプリケーションがどんどん出てきても、地道にインフラを強化していかないと、そのおもしろさが生かせないことになりますし、逆にインフラが飛躍的に良くなることで、今まで考えられなかったようなアプリケーションが生まれるかもしれません。
ところで、この記録を打ち立てたのは、東京大学、WIDEプロジェクトを中心とする、日本発のチームです。インターネット技術の話に国は関係ないといえばそうなのですが、やはりちょっと(かなり)うれしいです。おめでとうございます!
最後になぜこの話題がここに?と思われるかもしれませんので一応。IPv4 のネットワークの速度を測定したサーバーには、Windows Server 2003 SP1 x64 が使われているそうです。マイクロソフトからも技術協力で参加しているようです。IPv6 のシステムは Windows Server ではないようですが、Vista や Longhorn Server が出てくれば選択肢に入るかもしれませんね。