Live Clipboard ~ 2.0的クリップボード
ところで、Ray Ozzie が「Webアプリケーションとデスクトップアプリケーションのマッシュアップ」を可能にするテクノロジーのひとつのコンセプトデモとして、Live Clipboard なるものを紹介しています。以下のサンプルで試してみてください。
- はさみアイコンをクリックして選択する。
- Ctrl-C または[右クリック→コピー]をする。
- 貼り付け先のはさみアイコンをクリックして選択する。
- Ctrl-V または[右クリック→貼り付け]をする。
- このページを2つの Internet Explorer で開いて、一方でコピーして他方に貼り付ける。
- このページを Firefox で開いて、IE でコピーしたものを Firefox に貼り付ける。またはその逆も可能。
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このデモで注目なのは、Webアプリケーション間でデータのコピー&ペーストができることだけではなく、クリップボードの中身の表現方法です。上のサンプルでコピーしたものを、テキストエディタにペーストすると分かるのですが、データがマイクロフォーマットで表現されています。WebアプリケーションのAPIをつないでデータをやりとりする時に使うことが多いと思いますが、デスクトップ上でユーザーが操作する時にも使えると自由度がかなり上がるのではないでしょうか。
つまり、Webアプリケーション同士、Webアプリケーションとデスクトップアプリケーションとの間で、構造化されたデータをユーザーが簡単にやりとりできるようにしようというアイデアです。これまではエクスポート→インポートという手順が必要な場合がほとんどで、相手のデータフォーマットに合わせる必要がありましたが、スタンダードなスキーマで表現するようにすれば、かなり使いやすくなるのではないでしょうか。
マイクロソフトの相互運用テクノロジーは、レイヤー2から順次整備され、最近はWebサービスのレイヤーについての整備が活発だと思います。次のステップとしては、やり取りするデータの相互運用性に関心が移っていくと思いますが、ここはいろいろな方法が考えられそうです。このようなマイクロフォーマットを活用したデータ表現もその一つとして重要になりそうな気がします。
また、Ray Ozzie の言葉を借りると、RSS はインターネットにおける「Unix パイプ」となり得る技術だそうで、あるアプリケーションから他のアプリケーション上のデータを subscribe することで、常にアップデートされたダイナミックなアプリケーションを作ることができます。言葉ではうまく説明できませんので、スクリーンキャストの "Wiring the Web: Piping Data Website to Website" や "Wiring the Web: Piping Data Website to PC" をぜひ見てみてください。
Live Clipboard の詳細は以下をご参照ください。
なお、この Live Clipboard をはじめとする、Webアプリケーションやデスクトップアプリケーションをつなぐ一連のテクノロジーは、クリエイティブ・コモンズの「帰属 - 同一条件許諾」というライセンスで公開される予定だそうです。