Essential Business Server 2008 とは
どうも、なりしょです。
今日は 2008 年 12 月に発売されたばかりの Essential Business Server 2008 をご紹介します!
製品の立ち位置を大雑把に表現すると、中堅企業(300ユーザー以下)のコアインフラ(サーバーOS、メールサーバー、ファイアウォール、システム管理等)をマイクロソフトの最新製品で置き換えてしまう!ということを想像して頂けると分かりやすいと思います。
単独で発売されている製品をまとめてお安く購入いただけるので、既存の IT インフラが古く全体的な入れ替えが検討されている場合に最適なのは言うまでもありませんが、IT インフラがマルチベンダーで構成されていて機能が重複していたり、ライセンス的なメリットが得られない場合、またサポートメリットが得られていないと感じている場合にはぜひご検討ください。
また、中堅企業に不足しがちな IT 管理者にとってうれしい機能として、IT 環境をトータル管理できる専用のコンソールや、System Center Essentials 2007 も搭載しており、「既存インフラのメンテナンスで人員が割かれてしまう」というペインを持っているお客様に最適な製品でもあります。
具体的には Essential Business Server 2008 は以下のテクノロジから構成されています。
・Windows Server 2008 Standard
・Exchange Server 2007
・Forefront Security for Exchange(Exchange 用のウィルス対策)
・Threat Management Gateway(ISA サーバーの後継)
・System Center Essentials 2007(システム管理)
※x64 サーバー 3 台に分散して構成します
このような複数の最新のマイクロソフト製品をマイクロソフトが中堅企業向けに最適化した構成で導入することが可能になります。
これらのテクノロジを利用することで、例えば次のようなシナリオを実現できます。
●自社のセキュリティが不安・・
Essential Business Server(以降 EBS) はマイクロソフトが推奨するシステム構成で IT インフラを構成します。
EBS は物理的に3台のサーバーで構成されますが、そのうちの一台がネットワークエッジを担当するセキュリティサーバーとして機能し、ルールによってトラフィックは適切に制御され、Web アンチウィルス機能も実施します。
メールサーバーではメールのウィルス対策も別途実行され、 Exchange Server のスパム防止の機能もお使いいただけます。
また、セキュリティを維持する上でセキュリティアップデートを確実に適用していくことは欠かせませんが、管理サーバーでは社内 PC の中で、どの PC にどのパッチが当たっているかを把握し、適用していくことが可能になります。
(ISA の後継にあたる TMG のコンソール画面)
●システム管理に時間が取れない・・
IT 管理者の数が少ないといわれている中堅企業向けに、IT 環境をトータル管理するための EBS 専用の管理コンソールを搭載しています。
最もビジネスに影響があるサービスを「メールの送受信」「インターネットアクセス」「ドメインへのログオン(リソースへのアクセス)」の3つに分け、アイコンによってそれぞれのサービスが現在問題なく稼働しているかどうかを一目で確認することができます。
例えばインターネットサービスが正常に稼働していない場合、原因を把握するために何をしなければならないでしょうか?
ファイアウォールサービスが実行中であることを確認したり、ケーブルが抜けていないか確認したり・・・原因を特定するためにあらゆるレイヤーの問題を想定しトラブルシューティングをしていかなければなりません。
しかし、EBS のコンソールを利用すれば「インターネットアクセス」中のどのサービスに問題があるか特定が容易に行えます。
また、System Center Essentials を利用して、クライアントにソフトウェアを展開したり、パッチ管理をしたり、サーバーに発生した問題をドリルダウンして原因を特定したりという作業を効率的に行うことができます。
(EBS 専用の統合管理コンソール)
●リモートアクセスで社外からアクセスさせたい・・
EBS は Remote Web Workplace という機能が利用できます。
その名の通りブラウザを利用してリモートから社内環境にアクセスする機能です。
具体的には、メール(OWA)、リモートデスクトップ接続、SharePoint サイト(アドイン)、パスワードの変更などを行うことができます。
この機能は EBS 標準の機能なのでインストールが完了して少し設定を整えればすぐにでもお使いいただけます。
テクノロジとしては Windows Server 2008 からの新機能である TS ゲートウェイを利用するため、VPN モジュールをクライアントにインストールすることなく、ブラウザがあればすぐにリモートアクセスをすることが可能です!(ただし、証明書の設定は必要です)
この機能さえあれば、たった一通のメールやファイルを確認するために会社に出勤しなくても、自宅の PC から社内環境にアクセスすることが可能になり、長期休暇中にパスワードの期限切れ、ということもなくなります。
個人的にもかなりお気に入りの機能です(うらやましいです)
(リモートから Remote Web Workplace にアクセスしたところ)
ご興味があれば評価版もダウンロードを開始しましたので、ぜひ試してみてください!
http://www.microsoft.com/japan/ebs/tryit/trial-software.mspx
今後は EBS 開発チームのブログのローカライズなどもしていきたいと思います。
よろしくお願いします。