クラスタの検証が終わったら、クラスタの作成作業を行います。検証作業が終わっていない場合、こちらの記事を参考に検証を必ず実施してください。
以下からがクラスタの作成手順です。作業は Node01 で実施します。
[スタート] – [管理ツール] – [フェールオーバー クラスタ管理] を起動します。管理コンソールの起動後、右側の [クラスタの作成] をクリックします。
[クラスタの作成ウィザード] が起動します。この中で、クラスタの構成の検証に関する記述がありますので、必ずご確認ください。内容を確認し、[次へ] をクリックします。
クラスタをホストするノードを追加します。[参照] をクリックします。
前回の記事でもクラスタに追加するマシン名を入力する手順がありましたが、同様にノードのマシン名を入力します。”node01;node02” と入力し、[名前の確認] をクリックします。マシン名が確認できたら [OK] をクリックします。
サーバーの一覧に “node01.demo.local” と “node02.demo.local” が追加されたことを確認します。[次へ] をクリックします。
クラスタの管理に使用するアクセス ポイントの設定を行います。この例では、[クラスタ名] に “demofc”、[アドレス] に “192.168.10.10” を指定しています。
確認の画面が表示されます。[次へ] をクリックします。
クラスタの作成が終了するのを待ちます。
正常にクラスタが作成されたことを確認します。[完了] をクリックして [クラスタの作成ウィザード] を終了します。また、[レポートの表示] をクリックすると、クラスタの作成作業に関するレポートが表示されます。クラスタの作成に失敗した場合などはこのレポートの内容を確認します。
クラスタ作成後、[フェールオーバー クラスタ管理] 画面を開くと以下のようにクラスタが構成されていることが確認できます。
以上でクラスタの作成作業が完了しました。
Part 1 の記事から今回のクラスタの作成作業までを実施することで、フェールオーバー クラスタリングの検証ができる環境が整いました。結局、環境構築だけで Part 8 の記事まで来てしまいました。。。ここまでお付き合いくださった皆さん、どうもありがとうございます。
次回の記事からは、今回構築したクラスタ環境を使った検証をしてみたいと思います。クラスタシリーズの記事は、まだしばらく続きます。。
クラスタのインストールが終わったら、クラスタの構成を行います。クラスタの構成を行う際には、実際にクラスタ環境を作成する前に、事前にクラスタ環境を構築できる準備が整っているかどうか、検証を行う必要があります。検証はクラスタの管理コンソールから行いますが、今回はこの手順を実施します。
作業は Node01 で行います。
[スタート] – [管理ツール] – [フェールオーバー クラスタ管理] を起動します。管理コンソールの起動後、右側の [構成の検証] をクリックします。
[構成の検証ウィザード] が起動します。内容を確認し、[次へ] をクリックします。
クラスタをホストするノードを追加します。[参照] をクリックします。
ノードのマシン名を入力します。複数のマシンを指定する場合には、マシン名の間にセミコロン(;)を入力します。今回は Node01 と Node02 を追加するため、”node01;node02” と入力します。マシン名の入力後、[名前の確認] をクリックし、マシン名の名前を確認します。マシン名の名前が正常に確認されると、以下のようにマシン名に下線が引かれた状態になります。マシン名が確認できたら [OK] をクリックします。
サーバーの一覧に “node01.demo.local” と “node02.demo.local” が追加されたことを確認します。[次へ] をクリックします。
構成の検証を行うためのテストの設定を行います。[すべてのテストを実行する (推奨)] を選択します。すべてのテストを実行すると、ネットワークやストレージの構成等、クラスタの作成に必要な条件をすべてチェックし、環境が整っているかどうかの確認を行います。ネットワークやストレージなどの各項目のみを確認する場合には [選択するテストのみを実行する] を選択します。通常は、特別な理由がない限り [すべてのテストを実行する (推奨)] を選択します。[次へ] をクリックします。
確認の画面が表示されます。この画面には、検証するテスト項目の一覧が表示されます。内容を確認し、[次へ] をクリックします。
検証が終了するのを待ちます。
検証が終わると、検証結果のレポートが作成されます。[レポートの表示] をクリックします。
検証結果のレポートが表示されます。すべてのテストが正常に終了したことを確認します。レポートを閉じ、[構成の検証ウィザード] の画面で [完了] をクリックし、検証を終了します。
以上でクラスタの構成の検証は終了です。次回はクラスタの作成を行います。
今回はクラスタのインストールを行います。作業は Node01、Node02 で行います。
まず Node01 でサーバー マネージャを起動し、[機能] を開きます。次に、[機能の追加] をクリックします。
[機能の追加ウィザード] が起動します。機能の一覧の中から、[フェールオーバー クラスタリング] のチェックを入れて [次へ] をクリックします。
[インストール オプションの確認] が表示されます。[インストール] をクリックします。
インストールが終了するのを待ちます。
インストールが正常に終了したことを確認します。
これらの手順を Node02 でも実行します。
以上でクラスタのインストールは完了です。次回は、クラスタの構成を行います。
クラスタのノードをドメインに参加させた後、ドメイン コントローラでホストしている iSCSI ディスクへの接続設定を行います。iSCSI ディスクをホストする手順はこちらの記事を参照してください。
以下の手順を Node01 で行います。
[スタート] – [コントロール パネル] から [iSCSI イニシエータ] を開きます。以下のメッセージが表示されるので、[OK] をクリックします。
ファイアウォールに関する確認メッセージが表示されるので、[はい] をクリックします。
[iSCSI イニシエータのプロパティ] が開きます。[探索] タブを開き、[ポータルの追加] をクリックします。
[ターゲット ポータルの追加] 画面が開きます。IP アドレスに “192.168.10.1”、ポートに “3260” を指定します。今回の検証環境で 192.168.10.1 のアドレスを持つマシンは、こちらの記事にある「仮想マシン 1」にあたります。

[iSCSI イニシエータのプロパティ] の [ターゲット] タブを開きます。ターゲットに “shared” と “witness” が表示されることを確認します。その後、”shared” を選択して [ログオン] をクリックします。
[ターゲットへのログオン] 画面が表示されます。[コンピュータの起動時にこの接続を自動的に復元する] にチェックを入れ、[OK] をクリックします。同様に、”witness” に対してもログオンの設定を行います。
“shared” および “witness” の状態が [接続完了] になっていることを確認し、[iSCSI イニシエータのプロパティ] を閉じます。
[スタート] – [サーバー マネージャ] を起動し、[ディスクの管理] を開きます。”ディスク 1” と “ディスク 2” が表示されることを確認します。
“ディスク 1” を右クリックし、[オンライン] をクリックします。同様に、”ディスク 2” もオンラインにします。
“ディスク 1” を右クリックし、[ディスクの初期化] をクリックします。
[ディスクの初期化] 画面が表示されるので、[OK] をクリックします。
“ディスク 1” を右クリックし、[新しいシンプル ボリューム] をクリックします。
[新しいシンプル ボリューム ウィザードの開始] 画面が表示されるので、[次へ] をクリックします。
ボリューム サイズの指定はデフォルト値を使用します。値を変更せずに [次へ] をクリックします。
ドライブ文字の設定は、[ドライブ文字またはドライブ パスを割り当てない] を選択します。その後 [次へ] をクリックします。
ドライブをフォーマットします。この例では、ボリューム ラベルに “ボリューム” を設定し、クイック フォーマットを実行します。
[完了] をクリックし、ウィザードを終了します。”ディスク 1” の作業が終了後、同様に ”ディスク 2” に対しても新しいシンプル ボリュームを作成します。
作業が完了すると、ディスクの状態は以下のようになります。
以上で Node01 での作業は終了です。Node01 での作業が終了後、Node02 でも iSCSI イニシエータの設定を行い、iSCSI ディスクへログオンします。Node02 から iSCSI ディスクへログオンした後に、Node02 上でサーバー マネージャからディスクの状態を確認すると、以下のように “ディスク 1” と “ディスク 2” がオフラインの状態になっています。
これらの作業が完了すると、クラスタのインストールが可能になります。次回はクラスタのインストールを行います。
前回の記事からだいぶ時間が空いてしまって申し訳ありません。。。前回からの続きです。
今回は、クラスタのノードとして動作させるマシンをドメインに参加させます。構築するノードは 2 台で、Part 1 の記事の「仮想マシン 2」、「仮想マシン 3」にあたるマシンになります。それぞれのマシンの構成情報は以下の通りです。フェールオーバー クラスタリングは Windows Server 2008 の Enterprise Edition、Datacenter Edition、for Itanium-based Systems で動作し、Standard Edition では動作しない点にご注意ください。この記事では Enterprise Edition を使用しています。また、クラスタのノードにする各マシンには、ネットワーク アダプタ(以下、NIC と略します)は 2 つ必要になります。今回は IPv6 を使いませんので、ネットワークの接続のプロパティから TCP/IP の設定を行う際に [インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)] のチェックを外します。
- 仮想マシン 2
| OS |
Windows Server 2008 x86 Enterprise |
| マシン名 |
node01 |
| メモリ |
1 GB |
| 1 本目の NIC |
| IP アドレス |
192.168.10.2 |
| サブネット マスク |
255.255.255.0 |
| デフォルト ゲートウェイ |
192.168.10.200 |
| DNS サーバー |
192.168.10.1 |
| 2 本目の NIC |
| IP アドレス |
192.168.100.2 |
| サブネット マスク |
255.255.255.0 |
| デフォルト ゲートウェイ |
空のままにします |
| DNS サーバー |
空のままにします |
- 仮想マシン 3
| OS |
Windows Server 2008 x86 Enterprise |
| マシン名 |
node02 |
| メモリ |
1 GB |
| 1 本目の NIC |
| IP アドレス |
192.168.10.3 |
| サブネット マスク |
255.255.255.0 |
| デフォルト ゲートウェイ |
192.168.10.200 |
| DNS サーバー |
192.168.10.1 |
| 2 本目の NIC |
| IP アドレス |
192.168.100.3 |
| サブネット マスク |
255.255.255.0 |
| デフォルト ゲートウェイ |
空のままにします |
| DNS サーバー |
空のままにします |
以下からがドメインへの参加手順ですが、この手順を node01、node02 でそれぞれ行います。
[スタート] – [コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
システムの画面の [コンピュータ名、ドメインおよびワークグループの設定] から、[設定と変更] をクリックします。
[システムのプロパティ] が開きます。[変更] をクリックします。
[コンピュータ名/ドメイン名の変更] が開きます。ドメイン名に “demo.local” を入力し、[OK] をクリックします。
ドメインに参加するための資格情報が求められます。ドメインの Administrator とパスワードを指定します。
以下のメッセージが表示され、ドメインに参加したことを確認します。
ドメイン参加後、マシンを再起動します。
ドメイン参加後に Ctrl + Alt + Del を押すと、以下のように “NODE01\Administrator” と表示されます。これは「NODE01 というマシンの中に存在する Administrator」という意味で(ローカル Admin という呼び方をします)、ドメインの Administrator(ローカル Admin に対し、ドメイン Admin という呼び方をします)とは異なるアカウントです。ドメインの Administrator でログオンするため、[ユーザーの切り替え] をクリックします。
[他のユーザー] をクリックします。
DEMO ドメインの Administrator でログオンするため、ユーザー名に “DEMO\Administrator” を指定してログオンします。
以上でドメインへの参加は完了です。次回は iSCSI ディスクへの接続設定を行います。
Part 1 の記事、Part 2 の記事で、iSCSI ディスクをホストする手順を紹介しました。この記事では、クラスタのノードが iSCSI ディスクを参照するために必要なファイアウォールの設定を紹介します。
iSCSI が使用するポートは 3260 です。Windows ファイアウォールのデフォルトの構成は、ポート 3260 の通信を許可していません。そのため、Part 1 の記事にある構成図の “仮想マシン 2”、”仮想マシン 3” が “仮想マシン 1” 上で動作する iSCSI ディスクを使用するために、”仮想マシン 1” のファイアウォールの設定を変更し、ポート 3260 を使った通信を許可する必要があります。
以下からが、ファイアウォールの構成手順です。
[スタート] – [コントロール パネル] を開き、[Windows ファイアウォール] を開きます。
[設定の変更] をクリックし、[例外] タブを開きます。
例外のリストの中に、[iSCSI サービス] があります。一見、例外の対象として [iSCSI サービス] を選択すれば良いように見えますが、今回の構成では [iSCSI サービス] の例外を許可しても、StarWind がホストする iSCSI ディスクにアクセスすることはできません。[iSCSI サービス] の例外の設定は、Windows のサービスである [Microsoft iSCSI Initiator Service] に関連付けられています。つまり、[iSCSI サービス] の例外を許可しても、その例外は [Microsoft iSCSI Initiator Service] のみに適用され、StarWind にはこの例外が適用されません。そのため、StarWind にポート 3260 を使用した通信を許可するため、ポート 3260 の例外を明示的に追加する必要があります。
[例外] タブの画面から、[ポートの追加] をクリックします。[名前] に適当な名前(この例では “iSCSI Disk Hosting”)を入力し、[ポート番号] に “3260” と入力して、[OK] をクリックします。
例外の一覧に、上の手順で設定した例外が追加されたことを確認します。
以上でファイアウォールの設定は完了です。
Part 1 の記事、Part 2 の記事と今回の記事の手順で、”仮想マシン 1” のセットアップは完了しました。次回の記事からは、”仮想マシン 2”、”仮想マシン 3” のセットアップの手順を紹介します。
前回の記事の続きです。この記事では、前回の記事の構成図の “仮想マシン 1” 上に、StarWind を使って iSCSI ディスクをホストする手順を紹介します。今回は、物理的なディスクは使用せずに、StarWind で仮想ディスクを作成し、フェールオーバー クラスタリングのノードにはその仮想ディスクを参照させる形を取ります。
以下からが、iSCSI ディスクの設定手順です。
StarWind を起動すると、タスクバーの通知領域に StarWind のアイコンが表示されます。
StarWind のアイコンを右クリックし、[Start Management] をクリックします。
StarWind の管理画面が起動しますので、[localhost:3260] を右クリックし、[Connect] をクリックします。
ログインの画面が表示されます。デフォルトでは、[User name] が “test”、[Password] も “test” です。
試用期限に関する情報の画面が表示されますので、内容を確認して [OK] をクリックします。
ログインが完了します。
メニューから [Add device] をクリックし、仮想ディスクを作成するためのウィザードを起動します。[Image File device] を選択して次に進みます。
[Create new image] を選択して次に進みます。
仮想ディスク ファイルの保存場所を指定します。[…] ボタンをクリックします。
ファイルの保存のダイアログが起動するので、保存先のフォルダを選びます。
ファイル名とサイズを指定します。ここでの例では、クォーラム構成に必要なディスクとして、ファイル名に “witness.img”、サイズに “1024 MB” を指定しています。
[Asynchronous mode] と [Allow multiple concurrent iSCSI connections (clustering)] にチェックを入れて、次に進みます。
ターゲット名に適当な名前を付けて次に進みます。ここでは例として、”Witness Disk” という名前を付けています。
サマリーを確認して次に進みます。
ディスクの追加が完了します。
ディスクが追加されると、作成したディスクが管理画面に表示されるようになります。
次に、もう一度 [Add device] をクリックして、同様の手順で、フェールオーバー クラスタリングでホストするデータを保存するための共有ディスクを作成します。僕の環境では、以下の設定で共有ディスクを作成しています。
| ファイル名 | shared.img |
| サイズ | 10240 MB |
| ターゲット名 | Shared Disk |
共有ディスクの作成が完了すると、管理画面に 2 つのディスクが表示されます。
以上で iSCSI ディスクの設定は完了です。次の記事では、ファイアウォールの設定を行います。
物理環境で Windows Server 2008 のフェールオーバー クラスタリングの機能検証を行う場合、物理マシンや NIC、ストレージ等の用意に手間がかかります。ここでは、Hyper-V 上で動作する仮想マシンを使ってフェールオーバー クラスタリングを手軽に構築する方法を紹介します。ここで紹介する方法は、「仮想マシン同士でフェールオーバー クラスタリングを実現する環境」の構築であり、「物理マシン上の Hyper-V サービスに対してフェールオーバー クラスタリングを実現する環境」ではないのでご注意ください。
今回構築する環境は以下の構成になります。
物理マシンを 1 台用意し、Windows Server 2008 をインストールして Hyper-V をセットアップします。その後、Hyper-V 上で 3 台の Windows Server 2008 仮想マシンを作成します。
この記事では、上の構成図の "仮想マシン 1"、ドメイン コントローラと iSCSI Target をホストするマシンのセットアップについて説明します。以下は、僕のテスト環境で "仮想マシン 1" をセットアップした際の構成情報です。
| OS |
Windows Server 2008 x86 Enterprise (Standard でも可) |
| マシン名 |
dc01 |
| メモリ |
1 GB |
| IP アドレス |
192.168.10.1 |
| サブネット マスク |
255.255.255.0 |
| デフォルト ゲートウェイ |
192.168.10.200 |
| DNS サーバー |
192.168.10.1 |
| ドメイン名 |
demo.local |
ここからが "仮想マシン 1" のセットアップ手順です。
1. ドメイン コントローラのセットアップ
ドメイン コントローラのセットアップについては、こちらの記事を参照して下さい。
2. iSCSI Target の準備
Windows Server 2008 のフェールオーバー クラスタリングは、パラレル SCSI をサポートしていません。これは、フェールオーバー クラスタリングがディスクを予約する際、SCSI-3 の PR(Persistent Reservation、永続的な予約)コマンドを使用するためです。サポート技術情報や Technet 等でこの情報が公開されていますのでご覧下さい。
Parallel SCSI support in Windows Server 2008 Failover Clusters has been removed
http://support.microsoft.com/kb/947710/en-us
Windows Server 2008 フェールオーバー クラスタリングの概要
http://technet.microsoft.com/ja-jp/magazine/2008.07.failover.aspx
今回の環境構築では iSCSI ストレージをシミュレートするために iSCSI Target を使います。マイクロソフトからは、Windows Storage Server の一部として Microsoft iSCSI Software Target というシミュレーターを提供しています。Microsoft iSCSI Software Target の入手はこちらの記事を参考にして下さい。リンク先の記事をご覧いただければお分かりになると思いますが、Microsoft iSCSI Software Target は単体での提供ではなく、OS の評価版の一部として提供されています。今回は iSCSI Target 単体で提供されている Rocket Division Software 社の StarWind を使用します。
Rocket Division Software 社からも、Windows Server 2008 のフェールオーバー クラスタリングの構築マニュアルが公開されていますので、こちらもご覧下さい。
Using StarWind with MS Cluster on Windows Server 2008 (part 1)
Using StarWind with MS Cluster on Windows Server 2008 (part 2)
以下からが、僕が検証を行った際の手順になります。
最初にこちらのページから、StarWind Server/Professional/Enterprise エディションの 30 日評価版をダウンロードします。次に、ダウンロードした starwind.exe を "仮想マシン 1" にコピーし、実行します。
[Next] をクリックします。
ライセンスの内容を確認し、[I accept the agreement] を選択して次に進みます。
インストール先のフォルダを設定して次に進みます。
[Full installsation] を選んで次に進みます。
スタート メニューの設定をして次に進みます。
デスクトップにアイコンを作成するかどうか選択し、次に進みます。
セットアップのサマリーを確認し、インストールを開始します。
インストールが終了します。[Launch StarWind] をチェックしてインストールを終了し、StarWind を起動します。
ここまでで、StarWind のセットアップが完了です。次の記事では、StarWind を使って iSCSI ディスクをホストする手順を紹介します。
Windows Server 2008 の機能を有効に使うためには、Active Directory の環境が必須です。ここでは、Windows Server 2008 を新規の Active Directory ドメイン コントローラとしてセットアップする方法を紹介します。
1. IP アドレスの設定
Windows Server 2008 は IPv6 をサポートしますが、従来の IPv4 のみを使用して環境構築を簡略化します。ネットワーク接続のプロパティを開き、[インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)] のチェックを外します。
[インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)] のプロパティを開き、IP アドレスの設定を行います。DNS には自分自身のアドレスを指定します。ここでは例として、自分自身のアドレスに “192.168.10.1”、デフォルト ゲートウェイに “192.168.10.200” を指定しています。
2. セキュリティ更新プログラム (KB949189) のインストール
Windows Server 2008 に日本語ロケールが設定されている場合、ドメイン コントローラ同士のデータの複製が正常に行われなくなる場合があります。以下の情報が公開されていますが、これは重要な更新プログラムなので、必ずインストールして下さい。KB は 2 つ公開されていますが、実際にインストールする更新プログラムは KB949189 の 1 つです。
日本語ロケールが構成されている Windows Server 2008 ドメイン コントローラで、入力方向のレプリケーションの実行中、オブジェクトの属性に対する更新が適用されないことがある
http://support.microsoft.com/kb/949189/ja
日本語ロケールに設定した Windows Server 2008 ドメイン コントローラ で AD の複製に失敗することがある
http://support.microsoft.com/kb/949304/ja
また、KB949189 は Microsoft Update からも公開されています。Microsoft Update からマシンを最新の状態にした場合には、個別に KB949189 をインストールする必要はありません。
3. ドメイン コントローラのセットアップ
[スタート] – [ファイル名を指定して実行] から、dcpromo.exe を起動します。dcpromo とは、「Windows Server 2008 マシンをドメイン コントローラ (DC) に昇格する (Promote)」、という意味です。
dcpromo.exe を起動すると、ドメイン コントローラのセットアップに必要なファイルがインストールされます。このインストールには数分かかります。
ファイルのインストールが終わると、[Active Directory ドメイン サービス インストール ウィザード] が起動します。[詳細モード インストールを使用する] にチェックを入れて次に進みます。
セキュリティに関する説明が表示されます。内容を確認し、次に進みます。
セットアップ中の Windows Server 2008 を、既存の Active Directory ドメインに参加させるか、新規の Active Directory ドメインを作成するか、選択します。ここでは新規の Active Directory ドメインを構築するため、[新しいフォレストに新しいドメインを作成する] を選択して次に進みます。
ドメイン名を FQDN で指定して次に進みます。できる限り、ドメイン名は 15 文字以内で指定します。ここでは例として、”demo.local” を指定していますが、”.local” の前の “demo” の部分を 15 文字以内で指定します。
指定したドメイン名が使用中かどうか確認されます。
NetBIOS 用のドメイン名が自動的に生成されます。特別な理由がない限り、FQDN で指定した名前と同じ名前を使用します。この例では、上記の手順で FQDN ドメイン名に “demo.local” を指定したため、NetBIOS 用のドメイン名として ”DEMO” が生成されています。また、NetBIOS では最大 15 文字までのドメイン名を許容しています。上記の FQDN のドメイン名の指定の際、「できる限り、ドメイン名は 15 文字以内で作成します」と記述したのはこのためです。
フォレストの機能レベルを指定します。新規に作成する Active Directory ドメインに参加させるドメイン コントローラが Windows Server 2008 のみであれば、[フォレストの機能レベル] には [Windows Server 2008] を指定します。ドメイン構築後、以前のバージョンの Windows Server 2003 や Windows 2000 をドメイン コントローラを追加する場合には、それぞれの OS のレベルを選択します。ここでは [Windows Server 2008] を指定して次に進みます。
ドメイン コントローラに DNS をインストールするかどうか選択します。Active Directory が正常に動作するためには DNS が必須です。ここでは、DNS をインストールするために [DNS サーバー] にチェックを入れたまま次に進みます。
既存の DNS がある場合の警告が表示されます。内容を確認し、[はい] をクリックして次に進みます。
Active Directory のデータを保存するためのデータベース、ログ ファイル、ドメイン コントローラ同士でデータを複製する際に使用される SYSVOL の保存場所を指定します。ここでは、デフォルトの設定のまま次に進みます。
バックアップした Active Directory のデータを復元する際には、復元モードと呼ばれる起動方法を用いてデータを復元します。復元モードで起動する際の Administrator のパスワードを設定して次に進みます。
セットアップのサマリーが表示されます。内容を確認して次に進みます。
Active Directory のセットアップが開始します。1 台目のドメイン コントローラとして構築した場合には、セットアップは数分で完了します。また、Active Directory のセットアップ完了後にはマシンの再起動が必要になりますが、自動的に再起動を行う場合には、[完了時に再起動する] のチェックを入れます。

再起動後、ドメイン コントローラにログオンします。この時、Administrator の前にドメイン名が付与され、”ドメイン名\Administrator” と表示されていることを確認します。ここでの例では demo.local ドメインとしてセットアップしたため、”DEMO\Administrator” が指定されています。
[スタート] – [管理ツール] を開き、[Active Directory ユーザーとコンピュータ]、[Active Directory サイトとサービス] などのツールが追加されていることを確認します。
以上で、ドメイン コントローラのセットアップは完了です。
マイクロソフトでインフラ基盤製品のエンジニアをしております吉松です。
日本のエンジニアの皆さんに楽しんで読んでいただけるようなブログにしていきたいと思っています。
不定期更新になりますが、どうぞよろしくお願いします。