Step-By-Step Hyper-V 上の仮想マシンでフェールオーバー クラスタリングを検証する Part 3
Part 1 の記事、Part 2 の記事で、iSCSI ディスクをホストする手順を紹介しました。この記事では、クラスタのノードが iSCSI ディスクを参照するために必要なファイアウォールの設定を紹介します。
iSCSI が使用するポートは 3260 です。Windows ファイアウォールのデフォルトの構成は、ポート 3260 の通信を許可していません。そのため、Part 1 の記事にある構成図の “仮想マシン 2”、”仮想マシン 3” が “仮想マシン 1” 上で動作する iSCSI ディスクを使用するために、”仮想マシン 1” のファイアウォールの設定を変更し、ポート 3260 を使った通信を許可する必要があります。
以下からが、ファイアウォールの構成手順です。
[スタート] – [コントロール パネル] を開き、[Windows ファイアウォール] を開きます。
[設定の変更] をクリックし、[例外] タブを開きます。
例外のリストの中に、[iSCSI サービス] があります。一見、例外の対象として [iSCSI サービス] を選択すれば良いように見えますが、今回の構成では [iSCSI サービス] の例外を許可しても、StarWind がホストする iSCSI ディスクにアクセスすることはできません。[iSCSI サービス] の例外の設定は、Windows のサービスである [Microsoft iSCSI Initiator Service] に関連付けられています。つまり、[iSCSI サービス] の例外を許可しても、その例外は [Microsoft iSCSI Initiator Service] のみに適用され、StarWind にはこの例外が適用されません。そのため、StarWind にポート 3260 を使用した通信を許可するため、ポート 3260 の例外を明示的に追加する必要があります。
[例外] タブの画面から、[ポートの追加] をクリックします。[名前] に適当な名前(この例では “iSCSI Disk Hosting”)を入力し、[ポート番号] に “3260” と入力して、[OK] をクリックします。
例外の一覧に、上の手順で設定した例外が追加されたことを確認します。
以上でファイアウォールの設定は完了です。
Part 1 の記事、Part 2 の記事と今回の記事の手順で、”仮想マシン 1” のセットアップは完了しました。次回の記事からは、”仮想マシン 2”、”仮想マシン 3” のセットアップの手順を紹介します。