Web Platform Installer 2.0 Beta
ラスベガスで開催されているMIX09では、Web関連技術の新たな発表がたくさんありました。その中には、マイクロソフトのオープンソースソフトウェアとの相互運用性という観点でご紹介しておかなえればならないことがたくさんあります。今回は、「Microsoft Web Platform Installer 2.0 Beta」のご紹介です。
Web Platform Installer (Web PI) 2.0 Betaは、これまでWindows ServerにIISを設定したり、SQL Serverをインストールしたり、Visual Web Developerをインストールしたりと、Windows ServerをベースとしたWebアプリケーションサーバーを構成する一連の手順を自動化する便利なツールです。これまで、個別にダウンロードおよびインストールをしなければならなかった作業を、ウィザードベースで最新コンポーネントを動的にダウンロードして、インストールしてくれます。

以前より公開されていた1.0では、IIS (+Extensions), .NET Framework, SQL Server Express, Visual Web Developerのインストールまでは対応していましたが、このたびの2.0では、1.0のコンポーネントに加え、CommunityバージョンのPHP実行環境と、著名な.NETおよびPHPのアプリケーションのダウンロードとインストールにも対応しています(まだ、MySQLは手動でのインストールが必要です)。また、Web PIは単独での機動のみならずIISマネージャとの統合もされていますし、Webホスティング企業が契約者に提供するいわゆる「コントロールパネル」に組み込むための、SDK(ソフトウェア開発キット)も提供されています。
注目すべきは、PHPの実行環境として www.php.net のコミュニティバージョンから取得するようになっていることです。昨今、オープンソースコミュニティとの関係強化を行ってきていますが、このWeb PIでもその片鱗が見受けられます。今日現在ではPHPのバージョンは5.2.9を取得するようですね。

また、著名なPHPアプリケーションとしては、WordPressなどが含まれており、これらもコミュニティのサイトからStableな最新バージョンをダウンロードしてくるようになっています。これらのアプリケーションは「Windows Web Application Gallery」というリポジトリに登録されています。
日本語でのWeb PIの提供計画などの予定は、公開可能な情報が整理でき次第、共有させていただきます。