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  • 【免責事項】 コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
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アプリケーションも仮想化 ~ Microsoft Management Summit 2008 報告第二弾~

ここまで寝れないと、だんだんハイになってきますね(^_^;)

さて、気を取り直して・・・というか、寝る前の最後のお仕事として1つだけ投稿しておきましょう。

*******

昨今、サーバーの仮想化が世の中を賑わしていますが・・・

サーバーの仮想化は魔法の杖ではありませんので、お気を付け下さい。

「プラットフォームの仮想化やサーバー統合はあくまでも過程である」ということは、運用という観点で「アプリケーション」の存在を思いだした時に痛感するでしょう。

あ~、アプリケーションももっと簡単に管理できないだろうか・・・と。

さてどうしましょう????

ここで神の声が・・・   「じゃあ、アプリケーションも仮想化しましょう」

そうです。

そこについても Microsoft Management Summit 2008では語られていますね。

アプリケーションを仮想化することによって、稼働している物理マシンやOSとの依存度が減り、多くのメリットをもたらします。

実際のところ、アプリケーションそのものはOS上で動作するために作られたものなので、完全に依存関係を消すことができないのですが、各マシンにアプリケーションをインストールして回るというごくごく普通の日常からは解放されるだけでなく、仮想化されたアプリケーションの統合・一元管理という新しい道が見えてきます。

要は、アプリケーションを仮想化し、展開も利用も集中コントロールしましょう!! ということです。

=詳細は近いうちに。

*******

さて、プラットフォームを仮想化し、アプリケーションも仮想化することによって、システムの運用は新しい局面に差し掛かります。

今までのサイジングや運用のノウハウは参考にしかならず、メリットと共にまったく違った世界が始まります。

時代の流れですから、怖がっても仕方がありません。

是非とも前向きに、楽しく新しいテクノロジに触れてみてもらえればと思います。

「おもしろい」と思ったもん勝ちです。

マイクロソフト高添

Microsoft Management Summit 2008 in ラスベガス ~高添のフォロー付き~

既に日本語でもメディアにて取り上げていただいており、ご存知の方も多い事と思いますが、限られた紙面での発表文はMS製品に精通していない人にはわかりにくいことも多いと思いますので、私なりに解説をさせていただきます。

正式な発表の記事はこちらをご覧ください。
https://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3432

(これをお読みいただいてご理解されたのであれば、以下を見る必要はありません・・・)

ここの中で、いくつかの、しかも非常に大きな発表を行いました。

それは製品の機能の話しでもありますので「マイクロソフトの運用管理製品なんて」と最初から目を背ける方がいらっしゃるかもしれませんが、今回の発表については単なる製品や機能の話しを超えたマイクロソフトの方向性についても語られていることを見過ごさないで頂ければと思っています。

さて、今回の発表の大きなテーマとなったのは大きく2つ(小さくは4つ)です。

  1. クロス プラットフォーム管理機能を提供
    1. System Center Operations Manager 2007 Cross Platform Extensions」のパブリックベータの提供開始
      • マイクロソフトは、稼働しているシステムのイベントやパフォーマンスなどの状態を監視・管理するツール System Center Operations Manager 2007 (OpsMgr)を持っています。今までも SNMPなどの監視はできたのでマルチプラットフォームと言えなくもなかったのですが、基本的にはWindows環境の監視を中心に行うものでした。
      • そのOpsMgr を業界標準の技術などを利用して拡張し、Windows の世界を超えてクロス プラットフォームの監視機能を提供しようというのが今回の発表になります。
      • HP-UX、Sun Solaris、Red Hat Enterprise Linux、ならびにSUSE Linux Enterprise Serverといったオペレーティング システムに即時対応可能な基本的なクロス プラットフォーム サポート機能が含まれています。
      • OpsMgr は、対象となるプラットフォームやアプリケーションの何をどのように監視・管理するかといった設定を「管理パック」という定義モデルで実装します。
        この管理パックはマイクロソフトしか作れないものではなく自由に定義・変更・修正・削除・追加ができるため、その拡張性の高さと自由度を利用して、Novell Inc.、Quest Software Inc.ならびにXandros Inc.などの企業が、The Apache Software Foundation、MySQL AB、そしてOracleといったメーカーが開発したアプリケーション向けの監視機能を、追加サポートとして提供してくれるようです
    2. この発表の中には「System Center Operations Manager 2007 Connectors」のアップデート リリースのベータの提供も開始という言葉も出てきます。
      • OpsMgr は、他の監視・管理ツールとイベントやパフォーマンスデータのやり取りを相互にすることで、既存の運用環境を拡張する、もしくはプラットフォーム毎に管理ツールを選択する自由を持ってもらう代わりにツール間で連携してユーザー様の管理負荷を極力減らすという考え方も持っています。
      • 今回発表したアップデート リリースは、オープンソーステクノロジや業界標準の大半をベースにして、System Center の監視データと、HP OpenViewやIBM Tivoli Enterprise Consoleといったサードパーティの管理製品との相互運用やデータ交換を可能にします
  2. 仮想IT資産、物理IT資産を一元的に管理するための仕組みを提供
    1. System Center Virtual Machine Manager 2008」(開発コード名「Virtual Machine Manager vNext」)のベータの提供開始
      1. 先日より、このブログの中で SCVMM が新しくなる前にというタイトルで現行製品である SCVMM 2007 に関する投稿を続けてきましたが、今回は次期バージョン SCVMM 2008 の発表が行われたということになります。
        ※ 次期バージョンに関する投稿は、他の仕事が落ち着いたらちゃんとやります
      2. SCVMM は複数の仮想環境を一元管理するツールですが、SCVMM 2008 では Windows Server 2008 にて実装される Windows Server(R) 2008 Hyper-V(TM) の管理ができるようになります。
      3. また、今までの SCVMM 同様、Microsoft Virtual Server 2005 R2 も可能です。
      4. そして今回の目玉の1つとして、VMware ESX Server もSCVMM 2008 にて管理ができるようになりました。
        ※ VMWare や Hyper-V はあくまでも仮想環境を作るプラットフォーム(仮想マシンを動かすエンジン)であって、実際に管理者が触れるのは管理ツールになるでしょう。今後仮想環境が企業内で増えるという業界の予想から考えると、エンジンの話し以上に管理ツールが重要な意味を持つことになります。
    2. Performance and Resource Optimization (PRO)
      1. SCVMM は1つのパッケージですべてを賄うのではなく、他のツールが持っている機能は利用するというスタンスで作られています。
      2. そのため、SCVMM の状態監視とレポーティングについては、上記の OpsMgr に完全に依存します
        ※ SCVMM 用の管理パックを OpsMgr で動かすと勝手に監視してくれ、レポートも出てきます
      3. そして、この「PRO」というのは何かというと、OpsMgrによる監視とSCVMMが持つ仮想環境の管理の機能を連携させ、システム管理の自動化を目指すものです
      4. (私も実際にモノを見ていないので、私の中での理解となりますが) OpsMgr が監視中の物理マシンの負荷が高すぎた場合に、SCVMM に処理を依頼してその物理マシン上で動作する1つの仮想マシンを別の物理マシンへと移動させるといったことをやるためのものです
        ※ セッションスライドにそのようなアニメーションがあったので、ほぼ間違いないかと。。。

******************************

さて、大きく2つ、小さく4つの機能、いかがでしたでしょうか?

私が言うのも変ですが、Dynamic IT に向けた System Center の成長を見るのは非常に面白いです。

運用管理市場も、運用管理の大切さを理解するべきエンジニアやユーザー様の意識も、そして製品も、まだまだ成長過程にある気もしますが、まずはマイクロソフトの本気度をご理解いただければ幸いです。

また、Microsoft Management Summit 2008では、SCVMM 2008 の機能紹介も含め、多くの製品についてセッションが行われています。

その内容についてはキャッチアップしながらできるだけ皆様にお届けしていきたいと思っております。

マイクロソフト 高添

ROMA のスケールと今の仕事のスケール

GW、ラスベガス出張がなくなったことの反動もあって、いつかは行ってみたいと思っていたイタリアに行ってきました。

むか~し、大工だった父親の影響もあって木を削ることが好きで、狛犬やら仙人の木彫刻をしていたことがあったので、イタリアの所々で見ることができる彫り物はたまりませんでした。その躍動感溢れる姿は、見ていて飽きないし、本当に美しかったですね。

さて、そんな話はいいとして、ROMAで触れたさまざまなもののスケールの大きさに触れてしまうと、自分の存在そのものについても考えさせられますね。

GW明けからこんな時間まで仕事をすることになったとしても、その仕事のスケールについてはいろいろと考えることがあります。

もちろん、その ROMAも”1日にして成らず”ですから、私も1つ1つやれることをやるしかないだろうとは思ってますけれども。

それにしても、普段悩んでいる事は小さいなあ(^_^;)

*******
さて、いつものパターンですが、いろいろと考えた事もあっという間に忘れてしまうことでしょう。

でも、忘れるまでの少しの間、何かを振り返るというのが大切なんだろうなと思います。

それが今の私を作っているのでしょうから・・・

*******

とりあえず、証拠写真として「夜のトレビの泉」です。

DSC01186

マイクロソフト 高添

P.S.
1:軽くローマに行ったように書いてしまいましたが、かなり思い切った行動だったと思ってます。

2:こんな時間なのに、社内外問わず、お仕事をさせていただいている方からメールが来るのはどうなんでしょうね。
明日からは早く寝ることにします。

3:一眼レフの勉強もしなきゃ。。。このままだと宝の持ち腐れです。

勉強したいのは「分身の術」

いきなり余談ですが、ちょうど来期のプランニングの段階で、頭の中にいろんなものが渦巻いています。

セミナー1つとってみても、「準備の時間を減らして伝える時間を増やすのも大事」だと思いつつ、「お客様との貴重かつ限られた時間の中ですから、情報を的確にお届けするには準備こそが大事」だとも思えたり。。。

他にもやりたいことがたくさんあるし、仕事をしながら成長させてもらっているなあとは思いつつも、もっと自分に時間を割きたい気持ちもあり。。。

*****
いま~わたしの~ねが~いごとが~かな~う~な~らば~

の答えは「翼をください」 ですが、今何を勉強したいですかと聞かれたら「分身の術」と答えてしまいそうです(^_^;)

*****
でも、とうとうGWに突入しましたね。

仕事がある方は頑張ってください!!

私はGW前まで突っ走ってきたので、ここで一旦リフレッシュの予定です。

ということで、一週間近くブログの更新が滞ることは間違いありませんが、特に問題が起きているわけではありません。

それでは、しばしのお別れでございます。

マイクロソフト 高添

RSAT (リモート サーバー 管理ツール)の日本語版

既に田辺が書いているので、知っている人も多いでしょうが、英語版を紹介した際に「日本語版がでたら」と記してしまったので、紹介しておきますね。

Vista SP1 からリモートで Windows Server 2008 の管理を行うためのツール 「RSAT:Remote Server Administration Tools」 の日本語版が出ました。

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=9ff6e897-23ce-4a36-b7fc-d52065de9960&displaylang=ja

Server Core を入れたものの、管理が面倒!!なんて思っている人は、こちらをお使いください。

マイクロソフト 高添

「Wayマネージメント」という言葉があるらしいですが、私は好きかも。。。

ず~っと私の中で感じていること、私だったらこうしたいと思っていることに非常に近い考え方だなあと思いました。

http://gol.globis.co.jp/column/message/msg03_01.html

もちろん私は専門家でもありませんし、このような考え方こそが・・・と言えるような立場で仕事をしたこともありませんが(^^ゞ

でも、このような考え方で組織が動いたら、少なくとも私は気持ちよく仕事ができるのだろうなあと思いました。

GW に少し時間ができる人。 参加してみませんか? IT 交差点

IT 交差点をご存知でしょうか?

IT 業界だからと言ってなんでも Web 上のデータというのはいけないだろうということで、紙冊子として配布中なのですが、

http://www.microsoft.com/japan/powerpro/magazine/default.mspx

人と人、テクノロジとテクノロジ、人とテクノロジ、いろんなものが交わることで新しいパワーが生まれるなんてすばらしいですよね。

GW こそ忙しいという方もいると思いますが、GW に少し時間ができるという方は、上記サイトにアクセスして是非ご覧ください!!

Silverlight という新しいテクノロジを使った閲覧や、PDF,XPS などでのダウンロードもできるようになってますので。。。

*****
ちなみに、今回号には Q&A 交差点という枠で仕事をしました。

今回から始まった内容で、お客様の率直なご質問に適任が答えることでお客様と私たちの接点、お客様の現状とITの交差点を作っていこうという試みです。

今回のご質問は、

「Windows Server 2008 をこれから勉強しようと思っているが何かないか?」

こう思っている方は他にも多いだろうと考えています。

しかも、ベータの頃からガンガン使っている方は知っていることでも、これからという方は機能の名前だって初めて聞くものだらけだろうと思うので、機能名を使わずにポイントを示して今後勉強していくきっかけをつかんでもらおうと記事を書きました。

記事できっかけを作り、Web で数分のビデオを見てもらって、その後で各機能毎に用意された技術ドキュメントを見てもらおうかなと。

*****

さて、本題です。

このIT交差点ですが、見てもらえればすぐにわかるように、参加型です。

せっかくの機会ですから、皆さんのご意見を何らかの形で反映させてみたいなあと考えておりますので、Q&A交差点への質問でもいいですし、普通に「こんなのを取り上げてくれ」というフィードバックでもよいので、ご検討ください。

ちなみに、IT交差点というくらいですから、えらく深い技術的な内容は厳しいかもしれません。

逆に言うと、私なんかが・・・と思っている数年前の高添のような方でもガンガン参加してもらえるとうれしいです(笑)

マイクロソフト 高添

「もっと仕事を楽しもう」と言ってしまった。

土曜日、普段からよくしていただいている AdminTech というコミュニティの勉強会に参加させていただきました。
http://admintech.jp/

今回は単なる参加者です。

といってもマイクロソフトの会場ということで、一番後ろに席を陣取らせてもらって内職をしてしまっていて、一生懸命お話しをされていた方には少し申し訳なかったです(^^ゞ

でも、行ってよかったなあという思いはすごく強いです。

なぜかと言うと、普段聞けない人から聞けない内容を聞くのはとても参考になりますし、非常に多くの方がご参加されていて、真剣に見入っている姿を見るのは素晴らしく、何かを与えてくれる気がするからです。

ちなみに、内容はこちらです。

  1. LDAP入門
  2. UNIX 認証のための Active Directory
  3. LogParser

面白そうでしょ。

正直に言うと、この内容をマイクロソフト社員がやれるかというと難しい。

内容的には追っかけている人もいたりするのですが、仕事の優先順位からしてこの内容よりもやるべきことが多すぎる。。。

だからということではないですが、コミュニティのような場でマイクロソフトの味方でも敵でもなく、あくまでもニュートラルな立場の方が正直に話しをされる内容は、ある側面からみると絶対に勝てないのですよ。

だからこそ、メーカーから聞くべきことはメーカーから聞き、メーカーには難しいであろうことはコミュニティで聞くというのはすごく理想的な情報収集だと思ってます。
(マイクロソフトも、足りているかどうかは別として、コミュニティ作りを支援させていただいたり Web 上でフォーラムを立ち上げたりはしているんですが)

******
またしても余談が多くなってしまいました。

懇親会にも参加させていただいて、いろんな方とお話をし、最後に一言と言われてしまったので、思わず・・・

「もっと仕事を楽しもう」

って言ってしまいました。

疲れのピークで頭が回転しなくなってきていた矢先のご指名だったのは内緒です・・・

もちろん、週末に勉強して、しかも懇親会で盛り上がれる方々ですから、IT業界の中では一番楽しんでいるだろうと思われるわけですが、私が言いたかったのは個人で楽しむだけではなくもっと周りの人に影響を与えられるように楽しんでもらえればいいなあと思ったからです。

私もイライラすることもありますし、まだまだエンジニアとしてもビジネスマンとしても人間としても物足りないですが、IT 業界をよくするためにはと考えると一人一人に楽しもうって伝えていく役割があってもよいだろうと思ってますので、私が楽しんでないときはガンガン突っ込んでもらえればと思います。

で、コミュニティに参加されていなかった方にも一言。

もっと仕事を楽しもう!!

マイクロソフト 高添

SCVMM が新しくなる前に (その18) ~まとめ~

全18回として、SCVMM をまとめてきました。

「3分で仮想サーバーを作成」から「ライブラリ」「スクリプトによる自動化」までいろんな観点で書いてみました。

スクリーンショットが少なくてわかりにくいところもあったかもしれませんが、どうかご容赦ください。

*****
来週から Microsoft Management Summit 2008 (MMS) というイベントがラスベガスで開かれます。

事情があってキャンセルしたため私はいけないのですが、面白い発表がいくつかあるはずなのでご注目ください。

情報が入ってくれば、私のほうからも発信したいと思います。

そして、MMS が終わった5月6月は SCVMM の次期バージョンのベータを皆さんに披露できることになっているので、そのタイミングでは 「SCVMM が新しくなった!!」というタイトルで投稿したいと思っています。

ちょっとだけ書いておくと、次期バージョンでは Windows Server 2008 の仮想化技術 Hyper-V や VMWareさんの仮想環境の管理まで手を伸ばす予定です。

また、今までの投稿した情報も、1つの資料としてお見せできるようにMSのサイトにまとめたいとも思ってますので、お楽しみに。

マイクロソフト 高添

SCVMM が新しくなる前に (その17) ~PowerShell による仮想環境の自動管理~

今回は、「すべての管理をスクリプト化(自動化)するための、PowerShell 管理機能」について書いてみます。

PowerShell

正式には Windows PowerShell

イベントやセミナーでエバンジェリストの田辺がセッションをしたり、雑誌などに記事を書いたりしているのをご存じの方も多いと思いますが、マイクロソフトが提供する新しいコマンド ライン シェルであり、システム管理に役立つように設計されたスクリプト言語です。

http://www.microsoft.com/japan/technet/scriptcenter/hubs/msh.mspx

PowerShell そのものについては上記 TechNetサイトや田辺のBlogを見ていただければよいと思いますが、今回はマイクロソフトのロードマップとしての PowerShell と SCVMMとの関係について書いておきます。

*****
まず、わかりやすい GUI は、今までのマイクロソフトの売りの1つでした。

「わからない奴が触るな」

というご意見もあるのは知っていますがその議論は今回は置いといて、多くのエンジニアさんに直感的に理解してもらう・操作してもらうためには非常に重要な機能です。

ただ、実際に運用が始まった時、同じ作業を繰り返したり、タスクをある時間に自動実行させたりする場合にはコマンドやスクリプトという話しがでてきます。そして・・・

「なんでMS製品はコマンドで操作ができないんだ」

と。

マイクロソフトはそれらの声に応えるため、OSが新しくなるたびにコマンドやスクリプトの環境を整えてきたわけですが、GUI と コマンドを別々に作っていては抜本的な改善にはなりません。そこで、PowerShell の出番というわけです。

PowerShell 自体は無償で提供されているので、ダウンロードして利用できますし、Windows Server 2008 には標準で入っています。
専用のシェルを使って対話型の処理をすることもできますし、.NET Framework がベースになっていて、テキストではなくオブジェクトを扱った高度な処理を行うこともできます。

SCVMM の運用管理環境は、まず PowerShell ベースで作られ、そのコマンドを呼び出すツールとしてGUIが作られています。

「その16」の最後に書いた、コマンドではできてGUIでできないことがあるというのはこのためです。

※ 今までのマイクロソフトの運用管理環境ではありえなかった世界ですが、Exchange Server・System Center Operations Manager・System Center Data Protection Manager など複数の製品で同様の管理環境が整っています。

この仕組みによって、SCVMM が実現できる仮想環境の操作は、完全にスクリプト化・コマンド化が可能になりました!!

スクリプト化・コマンド化は、今後の運用に必要な「自動化の促進」にもつながりますので、ただ仮想化すればよいという話ではなく自動化も一緒に進めているというマイクロソフトの方向性をご理解いただければ幸いです。

******
面白いですよね!?

でも、今回はもう1つ追加でお知らせしておきたいことがあります。

それは SCVMM の管理ツールでウィザードを実行する際、ウィザードの最後にスクリプトを出力するためのボタンが付いているということです。

私のように GUI での操作中心で、必要な時だけサンプルのスクリプトを探して修正を加えて利用していたようなエンジニアにとっては、いきなり資料を見ながらコマンドでやりなさいという要求はつらいものがあります。(できる・できないという話しだけでなく、向き・不向きもある気がしています)

オプションにどのような文字を設定すればよいか?といった疑問や、ちょっとしたスペルミスなのでエラーが、、、といったこともあるでしょう。

もし私と同じような思いをされている方や初めてSCVMMを触る方は、まず最初に SCVMM の管理コンソールのウィザードを使って実行してみてください。

そして、最後にPowerShell のスクリプトを出力しておけば、それがサンプルとなるので、ちょっと修正するだけでスクリプト化や自動化へのつなげていくことができます。

それからSCVMM を極めたい方は是非、PowerShell のコマンドにもご注目をしてください。

なぜかというと、PowerShell コマンドの スイッチ を見ることで、どのようなオプションがあるのかがわかるからです。GUI だと選択しない限り見ることもない設定が、PowerShell のコマンドのスイッチを調べることで認識できるというのは面白いことだと思います。ということで、実際にPowerShellで自動化するかしないかにかかわらず、一度アクセスしてみてもらえるとありがたいです。

まずはじめに何をするかですが・・・

スタートメニューの下の SCVMM 用のシェルを起動して、Get-Command とたたいてみてください。

New-VM や Get-VM のほか、利用できるコマンドの一覧が出てきます。あとは、SCVMM の動きを理解しながら PowerShell の利用法を学んでもらえると、晴れてPowerShellマスターですね。(ちょっと大げさですが、いいでしょう(笑)

マイクロソフト 高添

SCVMM が新しくなる前に (その16) ~V2V~

今回は、「VMWare さんの環境で動作していたファイル群をマイクロソフトの仮想サーバーへ変換する V2V (Virtual to Virtual) 機能」について書いてみます。

V2V とは、仮想マシン(Virtual)を Virtual Server 環境で動作する仮想マシン(Virtual)に変換する機能です。

みなさんのほうが良く知っていることでしょうが、VMWare さんの仮想フォーマットは VMDK、マイクロソフトは VHD です。ただ、SCVMM の V2V の機能は単なるフォーマット変換機能ではありません。

じゃあ何なのか・・・

「V2V のウィザードで指定するのは VMX ファイル」だと言えば、なんとなくわかる方もいらっしゃるでしょうか。

VMXファイルとは、仮想サーバーの設定ファイルで、ディスクコントローラとしてSCSI を使うとかメモリ容量を何GBにするとか、仮想マシンの実態ファイルVMDK の指定などを行っているファイルです。

そうです。
SCVMM の V2V は、この VMX という設定ファイルを指定することによって、フォーマット変換に加えて、仮想マシンのメモリ容量やディスクコントローラなど仮想マシンの設定毎マイクロソフトの仮想環境に変換してくれるわけです。

もっと書くと、変換後いきなり仮想マシンとして起動させる状態になっているということでもあります。
(V2V も日々の運用の中での作業なので、変換は変換、仮想マシンの設定は別というと面倒ですから)

*****
さて、こちらもちょっとだけ注意点があります。

PowerShell コマンドを使う場合は UNC で VMXファイルを指定するだけなのですが、SCVMMの管理ツールからウィザードを実行するとVMXファイルをライブラリから選択する必要があります。

要は、VMWareさんのファイル群を事前にライブラリに保存しておく必要があるということです。

ライブラリに保存しておくことによって、それをテンプレート化して新しいサーバーをいくつも作ることができるので、PowerShell でやるのか管理ツールからウィザードでやるのかをうまく使い分けていただければと思います。

いかがでしょうか?

大注目の Hyper-V もそろそろ世の中に出てきますし、そろそろマイクロソフト技術で仮想化したいと思ってくださっている方もいらっしゃるようなので、このV2Vの機能は重要ですね。

マイクロソフト 高添

コマンドならできるのに、ウィザード(GUI) ではできないという不思議なことが起きています。これは次回(その17)で簡単に解説したいと思います。

SCVMM が新しくなる前に (その15) ~ P2V: Windows 2000 Server~

今回は、「物理サーバーの環境を仮想サーバーに変換する P2V (Physical to Virtual) 機能 Windows 2000 Server 編」について書いてみます。

その14にて Windows Server 2003 の P2V について書きましたが、Windows 2000 Server はちょっと工夫が必要です。

細かな話しに行く前に、Windows 2000 Server の P2V の流れを見てみましょう。

  1. 物理サーバーの変換ウィザードを起動
  2. 変換する物理サーバーを指定
  3. 物理サーバーにアクセスして物理マシンの情報を取得
    (OSの種類、ハードディスク構成や容量、ネットワークドライバ情報)
  4. 新しく作る VHD ファイルの容量などの設定
  5. 仮想マシンをホストする物理サーバー(Virtual Server)を指定
  6. 処理実行
    ~~ここまでの手順は Windows Server 2003 も同様~~
  7. Windows 2000 Server にWinPEを送り込み、WinPEで物理マシンを再起動
  8. DHCP からIPアドレスを取得し、ネットワークへ接続
  9. C ドライブの情報を VHD に変換し、ホストされる物理サーバー(Virtual Server) に配置
  10. P2V の処理が完了したら物理マシンをシャットダウンし、Cドライブから起動しなおす

いかがでしょうか?

Windows Server 2003 と違い、起動中の Windows 2000 Server では使用中の OS ファイルなどはロックされ、すべてのファイルをスナップショットが取れないので、一旦 WinPE を送り込んで別OSから起動した状態を作り(Cドライブを浮かした状態)、変換作業に入ります。

そのため、Windows 2000 Server の P2V を実行するには、SCVMM のマシンに Windows 自動インストールキット WAIK をインストールしておく必要があります。WAIK はインストールさえしていれば OK で、特に設定の必要はありません。

(WAIK:http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=94BB6E34-D890-4932-81A5-5B50C657DE08&displaylang=ja)

また、起動した WinPE がネットワーク上で処理するのにIPアドレスが必要なので、DHCPサーバーを用意します。WinPEが起動した後でIP設定ができるかもしれませんが、DHCPが立っていれば勝手に処理をしてくれますので便利です。

Windows Server 2003 に比べるとちょっと面倒ですが、勝手に WinPEで再起動して変換がおこなわれる様子を見ているのはとても面白いです。

※ Hyper-V には究極の P2V 機能? が付いてますので、それは追って書きたいと思います。

マイクロソフト 高添

 

SCVMM が新しくなる前に (その14) ~ P2V :Windows Server 2003 ~

今回は、「物理サーバーの環境を仮想サーバーに変換する P2V (Physical to Virtual) 機能」について書いてみます。

サーバーの仮想化のシナリオの中には、増えすぎた既存サーバーの統合や、古くなったOS・アプリケーションの仮想マシン化による延命といったシナリオがあります。

仮想化しましょう!!というメッセージにピッタリなシナリオなので、受けもいいです。

しかし、実際に動いていた環境を仮想環境で作りなおすには時間も手間もかかりますから、どうにか動いていた物理環境を仮想マシンに変換(移行?)できないかというご要望も多いはず。

SCVMM は P2V という機能を持っているので、そのご要望にお応えできます。

対象となる物理マシンのOSはこちら。

  • Microsoft Windows 2000 Server with Service Pack 4 (SP4)
  • Microsoft Windows Server 2003 with Service Pack 1 (SP1) and later
  • Microsoft Windows Server 2003 R2
  • Microsoft Windows XP with Service Pack 1 (SP1) and later

    正直な話、XP は試してみたことがないので、今回の Blog には記載しませんが、対象となっている Windows 2000 Server と Windows Server 2003 では事前準備も実際の流れも違うので、この2つについて触れておこうと思います。

    今回はいたって簡単な Windows Server 2003 でのパターンです。

    SCVMM 管理ツールでバーチャルマシンを表示すると、右上のアクションペインに 物理サーバーの変換という文字が見えます。

    それをクリックした後、ざっくりとこんな感じで処理が進みます。

    1. ウィザードが表示され、
    2. 物理サーバーにアクセスして物理マシンの情報を取得
      (OSの種類、ハードディスク構成や容量、ネットワークドライバ情報)
    3. 新しく作る VHD ファイルの容量などの設定
    4. 仮想マシンをホストする物理サーバー(Virtual Server)を指定
    5. 処理実行

    *****
    ポイントは、OSが持っているスナップショット機能です。

    今回の対象となる Windows Server 2003 はスナップショットが可能なOSで、OSが動いている状態でもすべてのファイルにアクセスしてスナップショットを取ることができます。Windows Server 2003 における P2V はこのスナップショットの機能が利用できるため、物理 Windows Server 2003マシンが動いている状態のままで P2V の処理を行うことができるという特徴を持っています。

  • マイクロソフトのエンジニアが記者説明会の中で、ユーザーがアクセスしている最中の SharePoint Server 2007 マシンをP2Vで仮想マシンに変換したそうですが、かなり面白いデモになったと聞きました。

  • 確かに、面白い機能ですよね。

    ※ 「OS はアプリを動かせればよい」と割り切ってしまっている人からは Windows 2000 Server で十分という声を聞くこともありますが、OS が新しくなるということはいろんな意味で機能が向上しているため、このような場面でも Windows Server 2003 らしさが発揮できたりします。

    ******

    さて、注意事項が(たぶん)2点あります。

    1. 実際に変換をするので、物理マシンが持っているメモリ容量がそのまま新しい仮想マシンのメモリ容量に反映されます。
      もし、変換した仮想マシンをホストする物理サーバー(Virtual Serverマシン)のメモリが足りないというメッセージがでるようなら、ウィザードではなく SCVMM 用に用意されているPowerShellスクリプトを実行し、New-P2V コマンドのオプションの中でメモリ容量を指定する必要があります。
    2. 変換された仮想マシンは、ネットワーク設定が無効になっています。
      物理マシンが動いたまま仮想化されたマシンを起動しても、同じコンピュータ名や同じIPがバッティングしているといったエラーが出ないのはこのためです。よって、出来上がった仮想マシンを起動する際には、物理マシンをシャットダウンしたり、ネットワークアダプタの設定を見直す必要があることを覚えておいてもらえればと思います。

    是非試してみてください!!

    (余談ですが) 物理マシンの代わりに動いている仮想マシンを指定することもできます。意味がないように思えるかもしれませんが、もし動きや手順だけ確認したいということでしたら使えるので、変換したいマシンを設定する画面で仮想マシンを指定してみてください。

    次回は Windows 2000 Server の P2V についてです。

    マイクロソフト 高添

     

  • SCVMM が新しくなる前に (その13) ~ セルフサービスポリシー~

    今回は、「セルフ サービス ポリシー」について書いてみます。

    その12の投稿で セルフサービス用のポータルについて書きましたが、ポータルを利用する前に必ずセルフサービスポリシーを作成する必要があります。

    ポリシーを作るには、まず管理画面の中でホスト・バーチャルマシンなどのボタンの中にある「管理」をクリックします。

    そして、左上のセルフサービスをクリックすると、セフルサービス用のポリシーの管理画面が出てくるので、新しいセルフサービスポリシーを作成したり、すでに出来上がっているポリシーの管理をしたりすることになります。

    ちなみに、ポリシーとは、

    1. 誰に対して、もしくはどのグループに対して権限を与えるか
    2. どのホストにアクセス可能か
    3. どのような処理を許可するか
    4. 仮想マシンをセルフで作ってもらう際に、テンプレートを指定
      • ライブラリ管理画面からテンプレート(元になるVHDや仮想ハードウェア設定など)を作成しておく必要があります
      • 新しくできる仮想マシンのコンピュータ名や管理者パスワード、タイムゾーンなどの指定
      • ドメインへの参加や応答ファイル指定、RunOnce コマンドの設定なども実施
    5. クウォータと言って、何台まで管理してよいかの指定も可能

    等の設定を行うことができます。

    そして、ポータルにアクセスしたユーザーは、自分自身に設定されたポリシーに従うことになるわけです。

    SCVMM が新しくなる前に (その12) ~ セルフサービスポータルとポリシー~

    今回は、「SCVMM の管理者以外のメンバーに仮想サーバーの作成や管理を委ねることができる セルフサービスポータルとポリシー」について書いてみます。

    おそらく、企業内にはサーバーがたくさんあって、データセンターで管理されているサーバーだけなら良いですが、各部門で購入した部門専用マシンなども存在するのではないでしょうか。

    企業として IT を管理するという命題に立ち向かうには、このようなサーバーの存在を無くすか、せめてIT部門の管理化に置きたいはずです。

    これは、あくまでも建て前の話し。。。

    だって、「すべてを委ねてくれ」という言葉と共に多くの要望と作業が IT 部門に降ってくるわけですから。。。

    *****

    このような課題に対して仮想環境では何か変わるのでしょうか?

    答えはYesです。

    仮想マシンはリモートから接続すれば普通のサーバーですから、「サーバーを用意してくれ」という要望を正式なプロセスで受け取った後、 5分で出来る Windows Server 2003 を用意してあげればよいのです。

    ※ ハードウェア要件が厳しいもの(例えば、特殊なハードウェア機器を接続して利用しなければならないシステムなど)をのぞけば、仮想化でいけることも多いでしょう。しかも、仮想マシンであれば設置場所はサーバールームだし、管理者の意思でサーバーを止めたりすることも可能ですから、集中管理の仕組みを守ることも可能です。

    でも、もし仮想化依存度が増して、何でもかんでもサーバーを用意しろという話しになった時にどうするか・・・

    SCVMM の仮想マシンにはプロパティ設定が可能だと「フィルタの投稿」で書きましたが、標準のプロパティの中には「コストセンター」という項目があります。企業内で、各部門がコードを持っている場合、部門専用に割り当てた仮想マシンのプロパティに部門コードを設定しておき、部門コードに紐づく仮想マシンの使用率に応じて部門間でチャージするなんてことを考えてみても良いでしょう。

    仮想マシンを仮想化することによってサービスとして提供するという訳ですね。ここまで来ると、ネットワーク次第では仮想マシンを提供する部分をアウトソースすることもできますし、まさにクラウドの世界に向かっていくシナリオとなっていきます。

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    ちょっと話しがそれてきてしまったので元に戻しましょう。

    仮想マシンを利用するとユーザー部門の要求にこたえることもできるのですが、SCVMM ならば次の段階に話しを進めることができます。

    それは、専用のポータルを用意して、権限を与えたユーザーが自分で仮想サーバーを立ち上げたり止めたりできるようにするというものです。

    こちらが専用ポータルの画面です。

    image

    権限委任によって、IT部門の管理負荷を減らすと同時に、ユーザー部門が思っているであろう「自分でやれる部分はやりたい」という要望にまで答えることができ、迅速なシステム環境構築や部門の都合に合わせたサーバーの利用を促すことができるわけです。

    もちろん、先ほど書いたとおり、物理マシンはサーバールームにあり、すべてIT部門の管理下にあるので、いざとなればサービスを止めることもネットワーク制御によってアクセスを制限させることも可能なわけです。

    ※ サーバーの仮想化のタイミングで、ネットワークの仮想化も可能になります。これについてはいずれ触れることにしましょう。

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    ちなみに、このセルフサービスポータルを一般ユーザーに利用させるためには、事前に管理者がポリシーを設定しておく必要があります。

    誰にどのような作業を任せるか、そのユーザーが管理できるサーバーの数をいくつにするかといった設定が可能なので、是非試してみてください。

    ※ この設定、事前にプロファイルを作っておかなければならなかったりするので面倒でもありますが、いろいろ設定を見ていくと「あっ、こんなこともできるんだ~」等、気づく事も多いです。

    マイクロソフト 高添

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