最近お客様から、「Windows Server 2008 R2 の SP1 はいつ頃ですか?」というお問い合わせをいただきますが、残念なことにこれまで全くと言って良い程情報がありませんでした。
が、つい先日(米国時間 3 月 18 日)、今後のマイクロソフトの仮想化戦略発表(プレスリリース)の中で、また複数の弊社社員のブログにて、SP1 に盛り込まれる仮想化関連の新機能が発表されました。
プレスリリース: http://www.microsoft.com/Presspass/press/2010/mar10/03-18DesktopVirtPR.mspx
ブログ記事: http://blogs.technet.com/windowsserver/archive/2010/03/18/announcing-windows-server-2008-r2-and-windows-7-service-pack-1.aspx http://windowsteamblog.com/blogs/windows7/archive/2010/03/18/talking-about-service-pack-1-for-windows-7-and-windows-server-2008-r2.aspx
我々も情報収集中の段階であり、取り急ぎ簡単にではありますが、発表された新機能についてご紹介いたします。
■ RemoteFX
2 年前に弊社と合併した Calista Technologies 社のテクノロジが、RemoteFX という名前でついに SP1 で搭載されます(いつ搭載されるのだろうかと気にしていた方もいらっしゃるかと思います)。
こちらは簡単に言ってしまうと、リモートデスクトップ接続で、フル HD 動画ファイルや 3D イメージ、Silverlight や Flash などのアニメーションなどがスムーズに再生可能になる技術です。Windows Server 2008 R2 と Windows 7 で最初に搭載されたリモートデスクトップ接続の新バージョン(RDP 7.0)でも Windows Media Player を利用した動画配信はかなりスムーズになりましたが、RemoteFX はさらにこれを大幅に強化することになります。
VDI を利用する際の弱点として、動画や 3D などのリッチコンテンツのスムーズな表示が難しいという点がありましたが、これにより大分カバーされることが期待されます。
※ そもそも VDI って?という方はこちら↓をご覧ください。
Windows Server 使い倒し塾 - マイクロソフトの VDI ソリューション Windows Server 使い倒し塾 - 新しいシンクライアントの形 - VDI との付き合い方
RemoteFX の参考記事: http://blogs.technet.com/virtualization/archive/2010/03/17/explaining-microsoft-remotefx.aspx
■ Dynamic Memory
Hyper-V の仮想マシンに対して割り当てるメモリ量を動的に変更する機能です。残念ながら、詳細についてはまだここではお伝えすることはできませんが、下に挙げた弊社仮想化担当チームの blog にて、概要の概要について記述があります。
マイクロソフトでは、単に仮想マシンの集約率を上げるためではなく、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えつつ、集約率を上げる仕組みをこの Dynamic Memory で実現する予定です。
Dynamic Memory の参考記事: http://blogs.technet.com/virtualization/archive/2010/03/18/dynamic-memory-coming-to-hyper-v.aspx
■ SP1 が出る前に・・・
今後、SP1 のリリーススケジュールも含め、詳細な情報が明らかになりましたら随時このブログでも取り上げていきます。
SP1 でも前向きに新機能が搭載される Windows Server 2008 R2 ですが、R2 自体が Windows Server 2008 をベースとした改良版であり、それでいながら多くの新機能が搭載されています。「SP1 が出たら考えようかな」と言わずに、今のうちから評価を始めていくと、SP1 が出た時の対応がよりスムーズになりますので、是非ご検討ください。
マイクロソフト株式会社 山崎 淳一