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  • 日経 225 銘柄企業の 60% で Office 365 が利用されています

    この記事に関する最新記事が公開されています。記事「引き続き日本で Office 365 の採用が急速に広がっています: 日経 225 銘柄企業 70% 利用、2 年で 5.5 倍規模の成長」をご覧ください。

    今年も残すところあと僅かとなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。今週で今年の業務を終えられる企業の皆様も多いかと思います。

    さて、記事「2013 年のテーマ: Office 365 に移行しているお客様が増えてきています」でもご紹介したように、この一年は Office 365 への移行が進んだ年でした。日本航空、ヤマハ発動機、大林組、パソナなどの大手企業をはじめとして、大手企業から中堅中小規模企業まであらゆる規模のお客様が Office 365 を利用し始めています。

    Office 365 の利用が広がっていることを示す指標の一つとして、この記事では、「日経 225 銘柄企業のうちの利用割合」をご紹介します。日経 225 銘柄企業の利用率を調べてみると 60% の企業で Office 365 ファミリーのサービスが利用されていることがわかりました。公開事例になっていただいているところはごくわずかであり、多くの企業ですでに導入が進んでいます。この記事では、2013 年 12 月現在の日経 225 銘柄企業のうち公開事例になっていただいているお客様の事例をご紹介します。 (順番は上記の日経ホームページでの紹介順です)

    リコー (電気機器)  タブレット端末に、Microsoft Office 365 を導入する先進的なコミュニケーション環境の構築を推進。リコー ジャパンでは、進取の精神をもって、いち早く "次代のワークスタイル" の実現���取り組んでいます。SharePoint Online に Exchange Online、そして相手のプレゼンス (在席情報) を見ながらチャットや音声通話などを使い分けることのできる Lync Online までをフルに使って、"いつでも、どこでも" コミュニケーションが図れる環境を整えます。

    トヨタ (自動車) 2012 年 6 月、米国トヨタ販売と北米にあるその他の関連会社は、占有型の環境として Microsoft Office 365 Dedicated のクラウド サービスの展開を開始しました。日本のトヨタとその他の海外の関連会社では、Microsoft Exchange、Microsoft SharePoint、Microsoft Lync、および Windows Server の自社運用エディションを使用したハイブリッド モデルを利用する予定です。今回の展開は、マイクロソフト テクノロジによるトヨタの共同作業の拡大を表しています。

    日本たばこ産業 (食品)  経営層が場所を問わずに Office を利用できる環境を整備し、迅速な意思決定、コミュニケーション活性化を促します。日本たばこ産業株式会社では、2013 年、グローバル ビジネスに不可欠な情報活用のアジリティ & モビリティの向上を目指して、出張や移動の多い経営層を対象とした、タブレット PC と新しい Office の組み合わせによるモバイル ソリューションの検討に着手しました。同時に、クラウド サービスである Office 365 ProPlus を活用した新たなクライアント基盤を活かした、オンデマンドなエンド ユーザー向けサービスの検証を進め、運用の負荷軽減や TCO の削減を目指しています。

    丸紅 (商社) 全世界のメール システムを Microsoft Office 365 でクラウド化。サーバー更改時の負担を解消、情報企画部の戦略性をさらに高めています。以前は世界 67 か国/120 拠点をカバーするため複数のメール システムが構築および運用されていましたが、これを Office 365 (Microsoft Exchange Online) に統合しつつあるのです。これによってシステムのトータル コストを大幅に削減すると共に、サーバー更改時の負担も解消。情報企画部の人的資源を、より戦略的な領域に割り当てられるようにしています。

    大林組 (建設) ワークスタイル変革に向けて 1.5 万人規模で Office 365 を活用した情報基盤を導入。大林組では海外戦略やビジネス・イノベーションを加速。グループとしての収益力向上をねらい、さまざまな取り組みを進めています。その一環として、投資対効果を追求した ICT 利活用を推進。国内のグループ企業だけではなく、これまで海外の現地法人が独自に導入していたメールなどのコミュニケーション基盤を、クラウド活用によって統合していくことを計画しています。複数のサービスを詳細に比較検討した結果、コストを抑えながらも先進のニーズを満たし、グローバルへの展開を不足なく満たすサービスとして大林組が選択したのが、マイクロソフトの Office 365 でした。

    清水建設 (建設) 新たなコミュニケーション基盤として新本社への移転に合わせ、Microsoft Lync Online を導入。全社員 11,000 人に展開、クラウド環境でのワーク スタイル変革を目指します。導入の目的は、より流動性の高いワーク スタイルを支えるためのコミュニケーション基盤の確立です。プレゼンス機能や IM、マルチ デバイスへの対応、世界中からアクセスできることなどが、高く評価されています。

    ヤマハ (その他製造) ワークスタイル変革に向けてグローバル 1.2 万人を対象に Office 365 を活用した情報基盤を導入します。ヤマハでは、取引先を含めたタイムリーな情報共有やモバイル活用といった昨今のニーズへの対応や運用コストの削減のため、Lotus Notesを用いたこれまでの情報基盤の刷新を行う必要がありました。新しい情報基盤の選定にあたっては、複数のソリューションを検討した結果、企業利用における運用のし易さ、中国からの利用に実績がある、Officeとの親和性が高い、といった項目が検討され、その結果、Office 365が選ばれました。

  • 2013 年のテーマ: Office 365 に移行しているお客様が増えてきています

    (この記事は 2013 年 12 月 17 日に Office 365 for business blog に投稿された記事をベースに作成されました)

    2013 年がもうすぐ終わりますが、Microsoft Office 365 のモメンタムはどんどん広がっています。この 1 年間だけでも、多くのお客様が Google Apps から Office 365 に移行しています。いくつかのお客様は大手のお客様になります。

    お客様が Microsoft Office 365 を選択する理由は簡単です。Google Apps を試したお客様は、効率的に仕事をするためのプロダクティビティ ツールが Google Apps には含まれていないと一様に言います。彼らは Google Apps が低コストに見えたので Google Apps を採用しただけであり、採用の結果、そうでないことがわかったのです。Google Apps は限定的な機能のみしか提供していないので、お客様はそのギャップを埋めるための追加のサービスを導入する必要がありました。これは結局、高コストで複雑な複数のテクノロジーを導入してしまったことを意味します。Google Apps は、機能、サポート、予測可能なロードマップといった意味においてビジネスの成長を保てていません。

    Office 365 を選択したお客様は必要なツールをすべて入手できており、ツールはビジネスが急成長しているにもかかわらずビジネスの成長とともに成長しています。

    ヤマハ発動機 (製造業): Google Apps と Office 365 を詳細に比較したヤマハ発動機。機能比較はもちろんのこと、「サービスの可用性」や「ディザスター リカバリー」、「アップ グレード方針」などの非機能要件まで検証した結果、セキュリティとコスト、そして中国での利用可否が最大のポイント」となり、Office 365 に軍配が上がったと、企画・財務本部 プロセス・IT部 IT技術戦略グループ主事 蔦木 加代子 氏は続けます。「Google Apps に関してはコンシューマー オリジンのテクノロジーということで、セキュリティや情報開示姿勢に対する懸念が拭いきれませんでした。たとえば、クラウド データ センターも非公開です。アジアにおいて現地のデータ センターを見学させてくれたマイクロソフトとは、対照的です。また、『社内の推奨ブラウザーを Chrome にして欲しい』と言われたことも課題になっていました。これらの事柄を総合した上で、最後にコストまで比較して、Office 365 以外にはないという結論に達しました」。

    安藤ハザマ (建設業): 新メール システムの条件として上記 3 点を満たすためにクラウド サービスの活用を決定した安藤ハザマでは、グローバルにサービスを展開している Google Apps と、マイクロソフトが提供する Office 365 に含まれる Exchange Online の 2 つのサービスを詳細に比較。その結果、選ばれたのが、Exchange Online 活用でした。同 社長室 情報システム部 システム運用管理グループ長 高馬 洋一 氏は、採用に至った最大の理由は、「企業としての信頼」にあると説明します。「今回が両社ともに初めての大規模なクラウド活用です。検討には慎重を期しました。Google の持っているテクノロジーも評価していますが、最終的に決め手となったのは、マイクロソフトの『企業における導入実績』や『企業としての信頼感』でした。Google はコンシューマー ベースのサービス提供が中心という印象があり、永年のマイクロソフトとの信頼関係を重視しました」。

    ユニキャリア (製造業): ユニキャリアはクラウド サービスの採用を前提に、Google Apps を含む複数のソリューションを比較検討しました。その結果選ばれたのが、Office 365 です。その理由を経営戦略本部IT部長 武藤 英之 氏は次のように説明します。「長期的なコストを削減するには、ハードウェアを自社に持たないことが必須条件です。また Office 365 なら多様な機能が統合され、シームレスに使えます。これに加え、使用感が以前のシステムと大きく異ならないことも重視しています。TCM と日産フォークリフトでは、どちらもメールは Microsoft Exchange Server が使用されていました。Office 365 では Outlook 2010 の機能をフル活用できるため、ユーザーも違和感なく利用できます。ユーザー自身が培ってきたノウハウを捨ててまで、他社サービスを採用する理由はないと考えました」。

    マンダリン オリエンタル ホテル グループ (ホテル業): 他のベンダーを検討したうえで、マンダリン オリエンタル ホテルは、各アプリケーションに求める機能を提供すると考えられる唯一のソリューションである Microsoft Office 365 を選択しました。「Google などの他のベンダーも検討しました。しかし Google には、マイクロソフトが提供する機能をすべて備えているわけではないという問題がありました。たとえば、生産性に影響を及ぼすエンタープライズ クラスの共有予定表機能が Google にはありません」と、マンダリン オリエンタル ホテル グループ IT インフラストラクチャおよび情報セキュリティ 担当副社長 Raju Daryanani  氏は述べています。

    YAMAGIWA (インテリア): 要件のひとつに入っていたのが企業ユースに相応しい機能が装備されているということでした。特に重視されたのが、グループ スケジュールの共有機能と、高いセキュリティの確保でした。これに関しても Office 365 は、十分に対応できると評価されました。「実は検討段階では複数のクラウド サービスを比較検討し、その中には Google Apps も含まれていました」とIT管理室 中野 青滋 氏。しかし Google Apps は Office 365 とは異なり、コンシューマー向けサービスをベースに企業向け機能を追加したものであり、企業姿勢もマイクロソフトとは大きく異なっていると指摘します。「グループ スケジュールの共有機能もアドオンが必要で、セキュリティにも不安があります。企業で使うのであれば、企業システムをベースにしたクラウド サービスが必要だと感じました」。

    市立豊中病院 (病院): 市立豊��病院では Google Apps と Microsoft Office 365 の 2 つに選択肢が絞られました。2 つに絞られた候補について、最終的にいくつかの条件で決定したと市立豊中病院 医療情報室医療情報グループ (兼 豊中市情報政策室) グループ長 (主査) 櫻田 靖之 氏は説明します。「ユーザーの側から考えると、システムを変更するときにできるだけ操作性の違和感がないようにすることが重要でした。その観点では、幅広い年齢層に広く利用されている Outlook に軍配が上がりました。また、サーバーの管理がどこでどのような体制で行われているかについても透明性が問われました。ISO27001 を取得しているなど、客観的でわかりやすい判断基準が重要となります」。Office 365 が標準で持っている 30 日間の複数メール ボックス検索機能によってユーザーのメール内容の監査も可能であるため、これも重要なポイントだったといいます。また、クラウド ベンダーに日本法人が存在して地場に根差したサポート体制を作り上げていることも安心感につながると櫻田 氏は続けます。「NECフィールディングがパートナー企業として展開やサポートを行ってくれるので、病院の実態に合った形で手続きを行うことができました。導入後のサポートも含め、きちんと顔が見えることで信頼感につながりました」。

    三友プラントサービス (リサイクル業): 俎上に上がったのは、Google Apps と Office 365 だったと技術部 (システム担当) 課長 新山 直人 氏は説明します。当初はどちらを選ぶべきか悩んだと言いますが、最終的に選択されたのは Office 365 でした。その決め手になったのが、最新 Office アプリケーションの存在です。「廃棄物処理に関するデータ解析に Microsoft Excel を使用しており、営業担当者は Microsoft PowerPoint でプレゼンテーションを行っています。Office は業務に欠かせないツールなので、これからも使い続けることになります。Office 365 なら Office を低価格で入手できるうえ、月額課金で年間一括払いも可能なので、予算化も容易。メール環境の刷新だけではなく、Office のコストが低減できれば、一石二鳥です」 (新山 氏) 。

  • Outlook.com : Gmail からの乗り換えを簡単に

    (この記事は 2013 年 12 月 11 日に The Official Microsoft Japan Blog に掲載された記事のクロスポストです)

     

    こんにちは。

     日頃より弊社製品ならびにサービスをご利用いただきありがとうございます。今回ご紹介する Outlook.com の新機能は、米国の Outlook.com 開発チームとの共同プロジェクトの中で、日本の Windows サービス開発チームが中心となり設計・開発した新機能です。チームの砂川直人が、Outlook Blog でこの新機能についてポストしていますので、その抄訳をご紹介したいと思います。ぜひご利用ください!

    ◆◆◆

     

     Windows サービス開発統括部の砂川です。本日より、簡単に Gmail のアカウントを Outlook.com にインポートできるツールの提供を開始します。数週間をかけて段階的にリリースしていく予定ですので、全世界のお客様が利用いただけるようになるまで少々時間がかかります。今日アクセスしてみて、まだ提供されていない方は、後日再度お試し下さい。

     

    古いメールサービスへのフラストレーション

     Outlook.com は、開始当初から、SNS との連携によってより身近で、最新のタッチデバイスでも快適に利用いただけるサービスを目指しました。シンプルなインターフェースや操作性、「一括処理」をはじめとしたメールの整理整頓に便利な機能で「速くて使える」メールサービスになっており、お客様からも非常に良い評価をいただいています。

     一方で、現在自分が使っているメールサービスに不満を抱いている人もいます。Ipsos という調査会社が行った最近の調査によると、4 人に 1 人が、もっと簡単であればメールサービスを乗り換えたいと考えているというデータがあります。同調査から、メールの作業を広告に邪魔されないこと(70%)、迷惑メールフィルターがより高度であること(69%)、簡単で分かりやすいユーザーインターフェースであること(67%)、スキャンしたメールの中身を元に広告が出ないこと(58%)* 等が、ユーザーにとって特に大事なポイントであることが分かりました。Outlook.com では、サービスの改良にあたって、それらを特に意識しており、現在利用中のメールサービスを考え直したい方に、是非おすすめしたいと考えています。

     

    簡単に乗り換え

     現在のメールサービスにいくら不満があったとしても、別のメールサービスに乗り換えるのは大変な作業です。そこで、Outlook.com では、ユーザーの代わりにこの大変な作業の大部分を行う新しいツールを用意しました。Gmail アカウントを Outlook.com アカウントにつなげるだけの数ステップのみです (技術的には OAuth というプロトコルを使います)。Gmail 上にあるメールを Outlook.com の受信トレイにインポートするだけでなく、Gmail の連絡先を Outlook.com で表示することができます。メールの未読・既読状態を含む受信トレイの構造はそのまま保持されます。また、ご使用のGmailアドレスを送信専用アドレスに設定しますので、Outlook.com でも「差出人」として @gmail.com のアドレスを指定してメールの送信が可能です。

     

    手順

     概要は以下の通りです。詳細は、サポートのサイトをご覧ください。

     

     まず、Outlook.com にここからサインインします。オプションを変更しない場合は、そのまま [開始] をクリックします。

    (スクリーンショットは英語版)

      

     

    Gmail にログインし、ツールへのアクセスを許可すると、Gmail のアカウントからメールのコピーが始まり、Outlook.com に戻ります。

     

    Gmail の受信トレイ上のメールは Outlook.com にコピーされます。なお、Gmail アカウントに対しての変更は一切行いません。インポートが始まると、メールの自動転送の設定手順についてのメールが送信されます。こちらを設定することにより、今後 Gmail で受信したメールをすべて Outlook.com に転送できるようになります。

     

    以上で終了です。

    バックグラウンドでメールのインポートが行われ、完了次第、報告のメールが届きます。なお、インポートの最中はログアウトをしても問題ありません。

    戻りたい場合はいつでも Gmail に戻ることもできますが、きっと Outlook.com を気に入っていただけると思いますので、ぜひお試しください!

     

     

     *2013 / 11/5-13にIpsos Public Affairs によって行われた調査に基づきます 

  • Office 2013 ボリューム ライセンス エディションでの App-V 5.0 SP2 のサポートを発表

     

    (この記事は 2013 年 12 月 2 日に Office IT Pro Blog に投稿された記事  "Announcing App-V 5.0 SP2 Support for Office 2013 Volume Licensing Editions" の翻訳です)

    この記事では、クイック実行および Office 展開の専門家である Jeremy Chapman が、Office 2013 のボリューム ライセンス バージョンで Office 展開ツールを使用して App-V 5.0 SP2 パッケージを作成する方法について説明します。

     

    Office 2013 ボリューム ライセンス エディションでの App-V 5.0 SP2 のサポートを発表

    マイクロソフトは、App-V 5.0 SP2 のリリースに伴い、クイック実行用 Office 展開ツール (英語) を更新して Office Professional Plus 2013 および Office Standard 2013 の App-V パッケージを作成できるように対応しました。なお、これまでは、App-V は Office 365 ProPlus またはそれ以前のバージョンの Office でしか使用できませんでした。今回の更新により、管理者は Office 2013 ボリューム ライセンス (VL) エディションで Office のライセンス認証を行う際に、キー管理サービス (KMS)、Active Directory ベースのライセンス認証、およびマルチ ライセンス認証キー (MAK) を使用できるようになります。App-V ではリモート デスクトップ サービス (RDS) 環境でのインストールをサポートしており、またインストール時に Office スイートから特定のコンポーネントを除外できるなど、Office VL エディションおよび Office 365 ProPlus の配信作業において高度な管理性が実現されます。

    詳細なガイドは「Application Virtualization (App-V) 5.0 を使用した Microsoft Office の仮想化 (英語)」のページでお読みいただけますが、この記事ではスクリーンショットを交えながら、順を追って手順を簡単に説明します。

     

    クイック実行用 Office 展開ツールを使用して App-V パッケージをダウンロードおよび作成する方法

    App-V 5.0 SP2 で Office 2013 VL パッケージを使用する場合、従来バージョンの Office とは手順が異なります。Office 2013 の既定のインストールの種類では、クイック実行パッケージを使用します。これはApp-V 5.0 の多くの機能が組み込まれていますが、App-V インフラストラクチャやローカルの App-V クライアントの機能は必須ではありません。クイック実行パッケージと App-V パッケージは類似しており、また、Windows の統合作業によってクイック実行が Office 2013 の既定のインストールの種類となっているため、App-Vパッケージの作成作業は、Office 2013 の Windows インストーラー パッケージ (MSI) を使用するところからではなく、クイック実行パッケージをApp-V パッケージに変換するところから始まります。

     

    手順の概要

     1. 2013 年 11 月 25 日以降に更新された新しいクイック実行用 Office 展開ツール (英語) をダウンロードし、インストールします。
     2. Office クイック実行パッケージと言語の中から、必要なものをダウンロードします。
     3. ダウンロードした Office クイック実行パッケージを、App-V 5.0 で使用できる形に変換します。

    手順 1 は補足不要だと思いますが、手順 2 ~ 3 についてはもう少し詳しく説明します。officedeploymenttool.exe のダウンロードとインストールが完了すると、ダウンロード先のディレクトリに setup.exe と configuration.xml というファイルが格納されます。Office クイック実行パッケージをダウンロードするには、configuration.xml ファイルを次のように変更する必要があります。

    <Configuration>

      <Add OfficeClientEdition="32" >

        <Product ID="ProPlusVolume">

        <Language ID="en-us" />

        </Product>

      </Add>

    </Configuration>

    詳細については、TechNet 記事「クイック実行 configuration.xml ファイルのリファレンス」をご覧ください。

    ここで、読者の皆様は、上記で使用している Product ID が既定の "O365ProPlusRetail" ではなく "ProPlusVolume" となっているのにお気付きかと思います。パッケージはエディションには依存しないため、Product ID の値がどちらの場合でもダウンロード手順には影響しません。クイック実行パッケージのファイルをダウンロードするには、コマンド プロンプトを開いて次の構文で命令を実行します。

    SETUP /DOWNLOAD [構成ファイルのパス]

    この手順では、1 GB 程度のパッケージ ファイル (複数の言語を選択した場合はそれ以上) がダウンロードされます。


     
     
      これで、App-V パッケージへの変換に必要なファイルの準備が整いました。VL エディション用の App-V パッケージを作成するための変換処理 (上記の手順 3) では、configuration.xml ファイルの Product ID の値を "ProPlusVolume" 、"StandardVolume" 、 "VisioProVolume" 、 "ProjectProVolume" のいずれかに設定する必要があります。手順 2 で "ProPlusVolume" を使用した場合、クイック実行パッケージを App-V パッケージに変換する際にもこのconfiguration.xml ファイルを再び使用できます。管理者特権でのコマンド プロンプトから、次の構文で命令を実行します。

    SETUP /PACKAGER [構成ファイルのパス] [出力先のパス]

    コマンド プロンプト画面がもう 1 つ開き、flattener.exe という名前のプロセスが実行されます。この処理には 3 ~ 4 分ほどかかります。flattener.exe プロセスでは、クイック実行独自のインストール要素が Office パッケージから削除され、App-V で使用するためのパッケージが準備されます。

     

    このプロセスが完了すると、[出力先のパス] で指定した場所に "AppVPackages" という名前のサブフォルダーが作成されます。この中には、Office を App-V にインポートする際に必要となるファイルが格納されています。

     

    これで、Office のインストールを構成する展開構成ファイルの準備が完了しました。「MSI パッケージを使用しない場合には、どのようにすれば Office をインストールする際に msaccess.exe や infopath.exe を無効化できますか」というご質問をよくいただきますが、これは、App-V で展開構成ファイルを変更すると可能です。以下にエントリの例を示します。

    <Application Id="[(AppVPackageRoot}]\office15\MSACCESS.EXE" Enabled="false">

      <VisualElements>

        <Name>Access 2013</Name>

        <Icon />

        <Description />

      </VisualElements>

    </Application>

    このように設定すると、App-V は msaccess.exe をシステムに発行しません。また、ショートカット プロパティを削除またはコメント アウトすることで、不要なアプリケーション ショートカットを対象のコンピューターに発行しないようにできます。展開構成ファイルおよびユーザー構成ファイルを構成できたら、App-V 環境にパッケージをインポートしてテストを実施するための準備は完了です。

     

    もちろん、ここまでの内容は、構成可能なオプションのうち一部をごく簡単に説明しただけに過ぎません。クイック実行用 Office 展開ツールの configuration.xml の詳細なリファレンス ガイド (URL:http://www.microsoft.com/download/details.aspx?id=36778) や、「ApplicationVirtualization (App-V) 5.0 を使用した Microsoft Office の仮想化 (英語)」ページのガイドなどをぜひご参照ください。さらに、App-V 5.0 SP2 および MDOP の最新情報については、Springboard シリーズ ブログ(英語) を定期的にご覧いただくことをお勧めします。

     

    よく寄せられる質問 (FAQ)

    ボリューム ライセンス認証はどのように実行できますか。

    App-V パッケージで Office 365 のライセンス認証ではなくボリューム ライセンス認証を活用する場合は、クイック実行用 Office 展開ツールを /packager モードで実行する必要があります。また、この際、ここまでの説明のとおり有効な製品 ID を使用する必要があります。この手順を実施すると、パッケージでは、ボリューム ライセンスを MSI からインストールした場合と同様のライセンス認証が実行されます。

    ライセンスの内容はどのようになりますか。

    Office 2013 の VL エディション (Project および Visio を含む) のライセンスが有効であり、同時に Microsoft Application Virtualization5.0 の使用権を所有している限り、この機能をご利用いただけます。

    クイック実行バージョンの Office はクイック実行用 Office 展開ツールを使用するとダウンロードできますが、VLSCから通常の手順で Office の VL バージョンをダウンロードする必要がある場合、自分でクイック実行用 Office 展開ツールを使用すると一般的なインストール
    ファイルが出現します。これはどのようなしくみですか。

    この場合、App-V パッケージの作成には、クイック実行のメディアと /packager モードのみが使用されています。これにより、単体でのクイック実行とユーザー ベースのサブスクリプションでライセンス認証を行うのではなく、App-V とボリューム ライセンス認証を使用して Office 2013 を展開できるようになります。また、ボリューム ライセンス認証を使用するため、使用中のOffice VL エディションのライセンスが有効であり、また VLSC のライセンス認証キーと KMS、MAK、または AD ベースのライセンス認証を同時に使用してOffice のライセンス認証を行う必要があります。

    この方法は Office 365 ProPlus でも使用できますか。

    はい。これまでに説明した手順は Office 365 ProPlus の場合と同じです。ただし、Office 365 ProPlus のライセンス認証は Office 365 のサービスに対して有効となる点に注意が必要です。さらに、configuration.xml の Product ID プロパティが、手順 3 で説明したように /packager モードで使用される点も異なります。Product ID の値は既定の "O365ProPlusRetail" のままとなります。

    Office Standard 2013ProjectVisio など、他のバージョンの Office 2013 製品でも使用できますか。

    はい。App-V は、Office 365 ProPlus、Office Professional Plus 2013、Office Standard 2013、Project Pro for Office 365、Project Professional 2013、Visio Pro for Office 365、Visio Professional 2013 を含む、ボリューム ライセンスまたは Office 365 バージョンの Office の配信に使用できます。

    ボリューム ライセンスのユーザーは、どのようにしてクイック実行のメディアを入手できますか。ボリューム ライセンス サービス センター ポータルにサインインする必要があるのでしょうか。

    Office 展開ツールを無料でダウンロードして、/download モードで実行すると Office クイック実行のメディアをローカルにダウンロードできます。クイック実行メディアをダウンロードした後は、/packager モードを使用してご希望の Office エディションに対応した App-V パッケージに変換できます。

    Office Professional Plus 2013 または他の VL エディションをクイック実行でインストールする際に、App-V を使用せずにこの方法で行うことはできますか。

    いいえ。Office のボリューム ライセンスバージョンをインストールする場合は、Windows インストーラー パッケージ (MSI) またはこの記事で説明した App-V を使用する方法のいずれかで行う必要があります。単体でのクイック実行による Office の VL エディションのインストールはサポート対象外であり、技術的にも不可能です。

    この機能はどのようなユーザーを対象としたものですか。

    Windows 向けソフトウェア アシュアランスおよび Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) を利用している、既存の Office ボリューム ライセンスのお客様を対象としています。これらの組織では、Office の VL エディションを展開する際に、App-V 環境、または SP1 を適用済みの System Center Configuration Manager 2012 を使用できます。軍事機関や法執行機関などの一部の組織では、最適なクライアント製品のオプションである Office 365 ProPlus を実装するために必要な、クラウド ベースの組織 ID を使用できません。このような場合、クイック実行による展開機能の一部を使用できます。しかし、ユーザー ベースのライセンス認証によるメリットやデバイス間でのローミングなど、Office 365 ProPlus に搭載されている優れた機能の大部分は提供されません。

    この方法は、リモート デスクトップ サービス (RDS) Citrix XenApp などの他のリモート ソリューションや仮想化ソリューションにも適用できますか。

    はい。App-V は RDS でも使用できます。RDS または Citrix XenApp と共に Office 365 ProPlus でクイック実行を使用している Office 365 ユーザーには、さらなるメリットがあります。共有しているソフトウェア更新ルーチンで片方の基本パッケージのみをサポートすればよいので、クイック実行のビルドと MSP の更新の両方を毎月確認する必要がありません。

    App-V MSP ソフトウェアの重要な更新のみを選択して、Office Service Pack がリリースされるまで重要性の低い更新プログラムの適用を延期することはできますか。

    いいえ。App-V ではクイック実行の累積更新プロセスを実行するため、これらのビルドを使用します。通常、更新は毎月実施され、毎週火曜日には修正プログラムが配布されます。MSP のサービスはこのプロセスに適用されず、重要な更新と重要度の低い更新を区別する方法がありません。1 つでも重要な更新を含む累積更新プログラムのビルドは、すべて重要な更新として累積的に定義されます。

    この方法でボリューム ライセンス パッケージに対して App-V を使用した場合、ボリューム ライセンスのメディアのサポート条項と Office 365 ProPlus のサポート条項のどちらが適用されますか。

    サポート条項は、お客様が購入した Office エディションのものが引き続き適用されます。Office VL エディションをご購入のお客様にはボリューム ライセンスの条項が適用され、Office 365 ProPlus をご使用のお客様には Office 365 ProPlus の条項が適用されます。今後新しいバージョンの Office がリリースされても、Office 2013 のクイック実行パッケージには引き続き更新プログラムをご利用いただけます。永続的なコンシューマー バージョンの Office ではすべてクイック実行が使用されているため、Office 2013 のクイック実行インストールは継続的に利用可能です。

    現在 Office 365 ProPlus のサブスクリプションを所有しており、ボリューム ライセンスの例外を使用して、リモート デスクトップ サービス (RDS) 経由で Office を使用している有効なサブスクライバーに Office Professional Plus 2013 を展開しています。この場合、App-V
    を使用できますか。

    はい。App-V の使用権を有していて、対象ユーザーがOffice 365 ProPlus の有効なサブスクライバーであれば、この方法を使用して Office Professional Plus 2013 をRDS サーバーに配信できます。この場合、Office 365 ProPlus ユーザーに許可されている 5 つのインストール アカウントのうちの 1 つとして扱われます。製品使用権説明書に記載されているとおり、この一時的な例外を使用するには、お客様の組織がボリュームライセンスを通じて Office 365 ProPlus を購入している必要があります。

    クイック実行メディアを使用し、App-V パッケージに変換して Office を展開する場合、Office 365 ProPlus と同じ機能やテクノロジが活用できますか。それとも、違いがあるのでしょうか。

    Office 365 ProPlus は、PC、携帯電話、ブラウザーなど、どこからサインインしても個人設定が適用された環境でコンテンツに接続できるように、そして、どのデバイスを使用しているときにも最適な Office エクスペリエンスを提供できるように設計されています。Office 365 ProPlus は Office の上位バージョンで、Office Professional Plus 2013 にはない独自の機能やテクノロジが搭載されています。今後、Office 365 ProPlus と、その下位バージョンにあたる Office Professional Plus 2013 エディションとの機能の違いは、さらに拡大していく予定です。次の表では、App-V による Office 2013 VL 配信と Office 365 ProPlus とのメリットを比較しています。

    機能

    Office 2013   VL と App-V を使用

    Office 365 ProPlus と App-V を使用

    Office 365
      ProPlus のクイック実行

    ユーザー 1 人あたり 5 台の Windows PC または Mac にインストール

    ×

    ローミング設定、および別デバイスで作業したファイルを含む最近使用したファイルへのリンク

    ×

    Office Mobile for iPhone および Office Mobile for Android Phones のライセンス認証権

    ×

    以前のバージョンの Office との並列インストール

    将来のバージョンの Office へのアップグレード権

    × (要ソフトウェア アシュアランス)

    Access や InfoPath などの特定のコンポーネントを Office スイートから除外

    ×

    使用時のインターネット常時接続が必要

    他のアプリケーション、アドイン、および Windows の統合による Office のフル機能の活用

    ローカルにインストールされたアドインおよび依存アプリケーションで Office を拡張

    アドインおよびその他の依存コンポーネントを App-V を使用して接続グループに展開

    ×

    Office Mobile や Power Map for Excel などの Office 365
      ProPlus 独自の機能

    ×

    App-V または System Center Config Mgr インフラストラクチャが必要

    ×

    エンタープライズ ソフトウェア配布機能を使用したプッシュ展開の実行

    Office 365 に関連付けられたユーザー ベースのライセンス認証 (1 か月に 1 回インターネット接続が必要)

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    ボリューム ライセンスのサポート、およびオフラインでの KMS や AD ベースのライセンス認証、またはオンラインでのマルチ ライセンス認証キー (MAK) を使用したライセンス認証

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