(この記事は SharePoint ブログ 2013年 6 月 25 日に投稿された記事「 Advancing the enterprise social roadmap 」の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

Yammer 買収の 1 周年を記念して、私たちマイクロソフトがどこから来てどこに向かおうとしているのか、少しお話ししたいと思います。私の前回の投稿は、製品統合に焦点をあてていましたが、今回は一度ズームアウトして、全体像に注目してみたいと思います。今年は大変に忙しく、私たちの 「統合エクスペリエンス」 のビジョンがどのように実現されていくのかを見るエキサイティングな年でした。

Yammer の勢い

まず、Yammer はここ 12 か月で急速に成長を続けている点は注目に値します。これは私たちがふだん目にしてきたものとは違いました。大型の買収では一般に、物事の進行を遅くしますが、今回私たちはその逆のことを見てきました。David Sacks が先日投稿したブログ で紹介している、いくつかの概要の数字を繰り返し紹介すると:昨年を通じて、登録ユーザー数は 55% 増加して約 800 万に、ユーザーのアクティビティはおよそ倍に、そして有償契約のネットワークは 200% 以上増えています。すべてがすべて非常に印象的な統計で、チームと買収後に辿ってきた道に誇りを感じています。

製品の革新

第二に、私たちは、お客様がより多くを成し遂げるために、製品の機能強化を試行錯誤し、革新を続けています。昨年 1 年間に、私たちは以下のようなスタンドアロン サービスの新機能を、週に一度のペースで提供してきました:

  • メッセージ翻訳:Microsoft Translator による Realリアルタイム メッセージ翻訳 機能です。23 言語への翻訳、および 37 言語の検出をサポートしています。
  • 受信箱:フォロー中のメッセージやもっとも重要なスレッドなどを横断して、統合された Yammer メッセージのビューを提供しています。
  • ファイル コラボレーション:ファイル ディレクトリを拡張し、最新のファイルやフォロー中のファイル、複数ファイルのドラッグ アンド ドロップを含むグループ ファイルへの簡単なアクセスを可能にしています。
  • モバイル アプリの拡張:iPad や iPhone、Android、Windows Phone 用のモバイル アプリを継続的に進化させています。
  • Enterprise graphOpen Graph 標準に基づき動的に生成される、従業員やコンテンツ、ビジネス データのマップです。Open Graph を使用することでお客様は、業務システムからメッセージを Yammer ティッカーにプッシュすることができます。
  • プラットフォーム拡張:埋め込み可能なフィードやいいね、フォロー ボタンにより、Yammer を業務システムに統合することができます。

スタンドアロン製品の革新に加えて、私たちは製品の統合にも熱心に取り組んできました。前回のロードマップ更新情報 では、Dynamics CRM 連携を強調し、また広範囲な Office 製品との統合の 3 つのフェーズ 「基本的な連携」 「より深い連携」 「統合エクスペリエンス」 を紹介しました。今月の初旬の Office 365 アップデートでは、最初の 「基本的な連携」 であるYammer をデフォルトのソーシャル ネットワークに設定する オプションを提供しています。この夏には、SharePoint ストア上での Yammer アプリの提供と、オンプレミスの SharePoint 2013 展開への Yammer の統合ガイドの提供を予定しています。さらにこの秋には、Office 365 とのシングル サイン オン、プロファイル写真の同期、ユーザー エクスペリエンスの拡張も予定しています。

ロードマップ

最後に、私たちはこの 12 か月の間に成し遂げてきたことを誇りに思う一方で、まだ始まったばかりであるとも認識しています。「統合エクスペリエンス」 とは、ソーシャルが、すべての人々がともに働く手段に組み込まれた一部分であるべきである、ということを示す略語です。次の 1 年では、Yammer をコミュニケーション ツールのメインストリームにすべくデザインされた革新を紹介していきます。Yammer の特徴的な開発サイクルにより、私たち自身も、正確な将来を見通すことはできません。しかし、私たちは今日すでに初期段階の機能セットを持っており、以前にも増して簡単にほかの人とのコラボレーションができるように、反復型開発によってそれを拡張していくことをお約束します。製品ロードマップに対するこのアプローチは、エンタープライズ ソフトウェアにとっては本当に新しいものです。しかし、エンタープライズ ソーシャルのような、ダイナミックで非常に速いペースで変化する領域をリードする上では唯一の方法であると確信しています。私たちがどこに向いているのかの感覚をつかんでいただくために、ここでは次の 6~8 カ月で開発予定のいくつかのプロジェクトをご紹介します:

  • SharePoint 検索の統合: SharePoint 検索機能で Yammer の会話を検索できるよう、またソーシャルと検索を統合するより深いパワフルなアプリの開発を進めています。
  • SharePoint サイト内での Yammer グループ: SharePoint ストアで提供される Yammer アプリにより、SharePoint サイト フィードを手動で Yammer グループ フィードに切り替えることができるようになりますが、これをプログラマブルに行いたいお客様も多いと認識しています。そこで、すべての SharePoint サイトで、Yammer フィードをデフォルトに設定できるようにしようとしています (SharePoint チーム サイトの Out-of-the-box コンポーネントとして提供される Yammer グループ フィードのモックアップは下部のスクリーンショットを参照してください)。
  • Yammer メッセージ拡張: Yammer ユーザー エクスペリエンスを、主要なコミュニケーション ツールとしてより簡単に使えるよう、デザインを見直しています。同時に、ダイレクト メッセージを改善し、複数のグループに一度にメッセージを投稿できる機能を追加しようとしています。
  • 電子メールとの相互運用: より簡単に Yammer と電子メールを一緒に使えるようにしようとしています。電子メールを通じたすべてのスレッドのフォローや、電子メールから Yammer のメッセージへの変身、Yammer と電子メールを横断した会話への参加などが予定されています。
  • 外部コミュニケーション: Yammer は組織内部のコミュニケーションに非常に効果的ですが、今日ドメイン外の人とコラボレーションするには、外部ネットワークの作成が必要です。そこで、Yammer の会話に外部の人をより簡単に参加させることができるよう、メッセージング インフラを改善中です。
  • モバイル アプリ: 主要なアクセスポイントとして引き続き、iPad や iPhone、Android、Windows Phone 8、Windows 8 アプリへの投資を続けます。モバイル アプリはすでに、外出先で Yammer を利用する非常に効率的な方法となっていますが、ここに新たな機能を追加できるよう改善を続けていきます。
  • ローカライズ: 全世界を通じて向上しているニーズに対応できるよう、新しい言語にローカライズされたインターフェースを提供していきます。

しばらく時間がかかるでしょうが、私たちは前に進むことで多くのことを学び、すべての新機能は、一度に一つの反復という将来を決定づけるのに役立つでしょう。

昨年を通じてどのくらいのことが起きたのかを見つめなおすと、チームやチームが成し遂げたすべてを誇りに思います。買収は双方に大きな動揺をもたらすものですが、サンフランシスコとレドモンドのチームは、ともに協力してきました。上述のプロジェクトのリストを見ていただければお分かりのように、私たちは買収の成功の上にあぐらをかいてはいません。私たちは、迅速なイノベーションやクイック ターンの反復、使い慣れた Office ツールと Yammer の最良の組み合わせを提供する統合エクスペリエンスに向かってリードしていくことを決断しています。これは非常にエキサイティングな時であり、皆様にも私たちの旅にぜひご参加いただきたいと願っております。

--Jared
Spataro

追伸:すでにご承知の通り、次の SharePoint Conference は 3 月 3 日 ~ 6 日、ラスベガスにて開催予定 です。私はコミュニティが再び集合することを心待ちにしていますし、また人々がともに働く方法を変革するというビジョンを私たちがどのように提供するのかのより詳細についてごらんいただきたいと思っています。お会いできることを楽しみにしています!