(この記事は MSDNブログ  2013 年4 月4 日に投稿された記事 “Microsoft Supporft for PDF” の翻訳です。日本語は参考訳です。原文をご参照ください。)

Microsoft Office が提供するPDF のサポート レベルについて、質問を受けることがあります。PDF は2008年以来 ISO 32000 によって国際標準となりました。また、アーカイブ (PDF/A, ISO19005) など特定の使用法に関しては、付随する国際規格があります。私達は現在お客様に、多くのオプションがある「PDF 形式で保存する」、もしくは、「PDF/A 形式で保存する」のどちらかを選択できるようにしています。国際規格にどのように準拠しているのか詳細を、以下に説明いたします。

 

Microsoft Office による PDF サポートの詳細

Microsoft Office は、Office 2007、Office 2010、Office 2013 において、PDF の国際規格 ISO 32000-1 と ISO 19005-1 を最大限サポートするよう努めております。

 ISO 32000-1 は PDF Reference バージョン1.7 に基づいています。Office はバージョン1.7 を出力しませんが、このバージョンは、旧バージョンの累積的上位バージョンです。したがって、以前のバージョンの PDF も ISO 32000-1 に準拠しています。

 Office が出力する PDF バージョンは、ユーザーが選択する印刷目的に依存します。

  • ほとんどの場合、Office は PDF バージョン 1.5 を使用します。
  • Publisher では、商用印刷用に保存する場合、Office は PDF バージョン 1.4 を使用します。
  • Word とPublisher では、PDF ファイルにパスワード保護を追加すると、Office は PDF バージョン 1.6 を使用します。
  • PDF/A 形式で保存すると、ISO 19005-1 に定めるところにより、Office は PDF バージョン 1.4 を使用します。

 

Office の「PDF/A形式で保存する」は ISO 19005-1に準拠しています。Word、PowerPoint、Excel、Publisher、Visio は PDF/A-1a に準拠しています。この他のアプリケーションは、「名前を付けて保存」により PDF/A-1b に準拠した PDF を出力します。

Microsoft Office は ISO 32000-1 の強制条項に準拠する一方、Office はこの規格が扱う全ての機能をサポートしていません。例えば、Office は PDF 出力においてデジタル署名をサポートしていません。

最新リリースの Office で Microsoft は、PDF ファイルを Word で編集することを可能にし、サポートされる形式でそのコンテンツを保存できるように、PDF ドキュメントを開く機能のサポートを追加しました。PDF リフローの動作に関する詳細情報は、Word Blog をご覧ください。標準化されたドキュメント形式のサポート拡張により、Microsoft Office 2013 はユーザーへ、職場におけるドキュメントを共有、コラボレーション、アーカイブするオプションを拡げ、職場におけるドキュメントの相互運用性により多くの選択肢を提供しています。

 Microsoft はお客様に、標準化されたファイル形式と相互運用性について選択肢と柔軟性を提供し、引き続き一歩先を進みます。

 注意: PDF リフローは日本語でサポートされていません。