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Office 2013 で、Word、Excel、PowerPoint ファイルに設定したパスワードの変更や削除が可能になりました!

Office 2013 で、Word、Excel、PowerPoint ファイルに設定したパスワードの変更や削除が可能になりました!

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2013 年 1 月 24 日 Posted by LeAnn A

この記事では、DocRecrypt という新しいツールとユーザーの組織の公開キーおよび秘密キーを使用し、Office 2010 または Office 2013 のパスワード保護付き Word、Excel、PowerPoint ファイルをロック解除する方法について説明します。

保護されたファイルのパスワードが分からなくなった場合にどうするかという問題は、保護機能が Office に導入された当時からずっと、IT 管理者の頭痛の種になっていました。新しく提供された DocRecrypt ツールを使用すれば、パスワード保護付き文書のパスワードを削除または変更してそのような場合に対処できます。

文書にパスワードを設定する理由

パスワードによる文書の保護が必要な理由は、いろいろあります。たとえば筆者の場合、税務申告の時期には控除などのデータを Excel シートにまとめるのですが、そのファイルを会計士に渡す前にパスワードを設定します。また、弁護士をしている友人は、「文書が不適切な人に見られるおそれがあると、危なくて仕事にならない。だから、顧客に送る Word 文書にはパスワードを設定している」といいます。ずっと後になって、彼がアリゾナ辺りに隠居した頃に訴訟が発生し、文書が重要な証拠物件になったとしても、きちんと保護されていれば安心ということです。

困ったときの DocRecrypt

セットアップは 1 回限りの簡単な手順です。必要なのは、クライアント コンピューターを構成し、管理用コンピューターに DocRecrypt ツールをインストールし、秘密キー/公開キーのペアに対する管理者権限でのアクセスを確認して、問題のパスワード保護付きファイルを用意することだけです。

もう少しだけ細かい点を説明すると、手作業またはグループ ポリシーによって、クライアント コンピューター上に 1 個または複数の EscrowCert レジストリ キーを作成する必要があります。この EscrowCert キーは、OOXML 形式の Word、Excel、PowerPoint ファイルが作成されるときにファイル メタデータに必ず追加される公開キー情報と、ユーザー組織の証明書ストアに保管されている秘密キー情報とを結び付けるものです。メタデータの情報は、保護パスワードを決して設定しないユーザーにとっては不要ですが害はありません。パスワードを設定した場合は、後でそのメタデータを作成者自身が (DocRecrypt ツールから) 利用して、パスワードの削除や再設定を実行できます。

ユーザーは、特許の出願書類、四半期の目標数値を書き込んだスプレッドシート、重大なプレス発表原稿など、内容が流出したら困る文書にパスワードを設定します。このような文書の準備作業を安心して進めるには、内容が保護されていなくてはなりません。

しかし、パスワードが分からないという事態はいつか発生します。異動や「一身上の都合」で、パスワードを知っていた担当者がいなくなる場合もあります。そんなときは慌てず騒がず、コマンドプロンプトを開いて以下のように DocRecrypt ツールを実行し、ロックを解除して大切なファイルの内容を取り出しましょう。

DocRecrypt -p <新パスワード> -i <保護付きファイルの名前> -o <新しいファイルの名前>

これでファイルがロック解除され (または、既知の新しいパスワードで改めて保護され)、ふたたび安心して仕事ができるようになります。

おわりに

このツールを使用できる対象は、Word 2013、Excel 2013、PowerPoint 2013 の既存のファイルだけではありません。組織内のクライアントコンピューターの構成作業を (手作業またはグループ ポリシーによって) 一度済ませれば、以後作成する Word 2013、Excel 2013、PowerPoint 2013 のファイル、さらに Word 2010、Excel 2010、PowerPoint 2010 のファイルについても、DocRecrypt を使用してロックの解除やパスワードの変更ができます。

詳しくは、新しい TechNet 記事「Remove or reset file passwords in Office 2013 (Office 2013 でのファイル パスワードの削除または変更)」をご覧ください。また、実際に Microsoft ダウンロード センターから入手できる DocRecrypt ツールも試してみてください。

  • これは便利そう。

    まぁもう少しデザインがどうにかなれば、さらにいいんだけどね。

    2013は。