Jill_M [MSFT]2012年9月18日 9:00 AM
このブログ記事は Office Solutions Management チームのプログラム マネージャー、三輪宣子が執筆しました。
Office のアドインを管理する方法はないだろうか…と思われたことはありませんか? アプリケーションの利用を管理しなければならない IT プロフェッショナルであれば、Office のアドインも同じように管理したいと思われるのではないでしょうか。承認されていないアドインをエンドユーザーが使用することによって問題が発生したり、パフォーマンスが低下したりする悪影響を防ぐことができれば、サポートに要するコストも削減できるはずです。Office 2013 では、新機能のご提供により、アドインの使用を管理できるようになりました。
Office 2013 のテレメトリ ダッシュボードを使用すれば、パフォーマンスやその他の問題点だけでなく、アドインの利用状況についても監視できます。つまり、収集されたデータを基にどのアドインを管理対象とすべきかを判断できます。この記事では、テレメトリダッシュボードを使用して Office のアドインを管理する方法について説明します。
テレメトリ ダッシュボードを利用したアドインの管理
利用する前に、テレメトリダッシュボードを展開する必要があります。テレメトリ ダッシュボードの展開についての詳細は、この Technet の記事を参照してください。
テレメトリダッシュボードのセットアップが正常に終了したら、テレメトリ ダッシュボードの [ソリューション] ワークシートを表示します。[ソリューション] ワークシートには、次のスクリーンショットに示すように、[アドイン管理モード] というリンクが右上部に表示されています。このリンクをクリックすると、アドイン管理ワークシートが表示されます。
アドイン管理ワークシートでは、利用状況、読み込み時間、さらに検出された問題に基づいて、どのアドインを制御の対象とすべきかを判断できます。制御しなければならないアドインが決まったら、画面の右側に表示される指示に従って、これらの設定を適用する Windows PowerShell スクリプトを作成します。テレメトリダッシュボードのアドイン管理ワークシートのスクリーンショットを次に示します。
ここで、注意していただきたい点が 2 つあります。
アドインを管理できるアプリケーションは、Excel、Word、Outlook、PowerPoint、Project、Publisher、Visio、OneNote、Access、および InfoPath です。
また、サポートされているアドインの種類は次のとおりです。
COM アドイン
.dll
Excel オートメーション アドイン
Excel XLL アドイン
.xll
Excel アドイン
.xla、.xlam
Excel RTD アドイン
Word アドイン
.dot、.dotm、.dotx、.docm
PowerPoint アドイン
.ppa、.ppam
それぞれのアドインの管理で選択できるオプションは次のとおりです。
さらに強い制限に基いてアドインを管理する場合には、Office 2013 管理用テンプレート (admx) ファイル を使用して、管理対象となっていないアドインをいったんすべて禁止した後で、前述した [許可] を設定することによって、指定したアドインのみをユーザーが利用できるようにする方法があります。サポート対象の Office 2013 アプリケーションには、それぞれ個別のアドイン設定があります。設定は次のパスに配置されています。
[アドイン管理モード] ワークシートで Windows PowerShell スクリプトを生成し終えたら、Active Directory Administration with Windows PowerShell (Windows PowerShell 用 Active Directory モジュール) でそのスクリプトを実行できます。次のスクリーンショットで示すように、設定を適用する GPO の名前をコンソールで指定します。
これで、任意の OU に作成した GPO をリンクできるようになりました。
Office アドインの管理状況を確認
それでは、Office クライアントでアドインがどのように管理されているかを確認してみましょう。次の手順に従って、Office クライアントで [COM アドイン] ダイアログ ボックスを開きます。
1. [ファイル] をクリックし、次に [オプション] をクリックします。
2. ["アプリケーション名" のオプション] ダイアログ ボックスで、[アドイン] をクリックします。
3. [管理] ドロップダウン リストから、[COM アドイン] をクリックし、次に [設定] をクリックします。
アドインが無効にされており、管理者によって制御されていることが確認できます。エンドユーザーが自分のコンピューターでアドインを有効にしようとしても実行できません。次のスクリーンショットで実際の画面をご覧になってください。
グループポリシーがまだ適用されていない場合は、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行すれば、強制的に更新処理を起動できます。
gpupdate /force
三輪宜子