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  • Office: Word 2013 のコメントと変更履歴

    Posted by Word チーム
    8 月 28 日

    今回の記事は、Word チームのプログラム マネージャーで、コメントおよび変更履歴機能の責任者である Jonathan Bailor が執筆しました。

    既出の Word 2013 概要紹介記事 (執筆者: Tristan) で述べられていたとおり、今回のバージョンでは、既存のユーザー エクスペリエンスや利用シナリオを洗練させることを最も重視し、「新機能の追加」はむしろ二の次としました。そして、改良の対象となった具体的な利用シナリオの 1 つが、文書レビュー作業です。

     

    シンプルな変更履歴/コメント ― Word 2013 の新しい既定ビュー

    レビュー作業の対象文書を開いているときの画面は、従来バージョンでは、たとえば以下のような表示になります。

    また、以下のように表示される場合もあるでしょう。

    変更履歴の記録やコメントは、文書のレビュー作業にたいへん役立つ機能であることは確かですが、もう少し柔軟に表示方法を設定できたほうがよいと私たちは考えました。上の例のように表示された変更履歴やコメントには、ユーザーの役に立つ情報が表示されているかといえば、答えは「YES」です。また、その情報を (上の例のように) すべて一度に表示して確認したい場合があるかといえば、やはり「YES」でしょう。しかし、そうでない場合 (たとえば、文書を読むとき) にもっと適した他の表示方法も用意すべきだと考えたわけです。

    そこで、上と同じ文書を Word 2013 で開いた場合、たとえば以下のように表示するようにしました。

     

    これは、新しい [シンプルな変更履歴/コメント] ビューです。文書がすっきりと表示され、変更履歴やコメントの該当箇所が明確に示され、また、変更履歴やコメントの内容を必要に応じて簡単に確認できるようになっています。変更履歴を表示するには、テキストの左側に示されている赤いバーをクリックします。また、コメントをクリックするか、コメントにマウスポインターを重ねて静止させると、そのコメントの内容全体を読むことができます。

    Word の従来バージョンと同じように変更履歴やコメントをすべて表示するには、[すべての変更履歴/コメント] ビューに切り替えます。

    タブレットを持ってソファに腰かけ、単に文書を読みたいとき (つまり、変更履歴やコメントを気にしたくない場合) は、閲覧モードに切り替えれば、余分なことに気を取られず文書そのものに集中することができます。新しい各種の変更履歴ビューモードでは、確認したい変更履歴やコメントだけが、確認したいときにだけ表示されます。

    以上のように、変更履歴とコメントについては (従来バージョンの強力な機能はそのままに) シンプルな表示ができるようになりました。なお、前出の Word 2013 スクリーン ショットを見ると、ほかにも以下 2 つの点で文書表示が洗練されたことが分かります。皆さんは気づかれたでしょうか。

    1. 変更履歴とコメントの表示スタイルが現代的になった
    2. コメントの表示に連絡先とコミュニケーション機能が統合された

     

    現代的になった変更履歴とコメントの表示スタイル

    変更履歴およびコメントのどちらについても、シンプルですが有効なビジュアル面の改良として、色分けを工夫しました。具体的には、際立たせるというプラスの効果を最大限に生かしつつ、色を多用しすぎてうるさく感じ、見にくくなるという問題を極力発生させないように気を配りました。上のスクリーンショットでわかるとおり、変更履歴やコメントをユーザーごとに赤や青で色分け表示するのは従来どおりですが、Word 2013 では色調を変更しました。また、コメント内では色の使用を控えることで、すべてのコメントを表示したときも文書全体がすっきりと表示され、ユーザーが着目している作業対象のコメントがよく目立つようにしました。

     

    連絡先およびコミュニケーション機能の統合

    文書レビューという作業の本質はコミュニケーションです。そこで Word 2013 では、今までにない手軽さで文書上からコミュニケーションを実行できるようにしました。Word 2013 で新規に作成された文書の場合は、すべてのコメントに、それを書き込んだレビュー担当者の画像が表示されます。また、新機能の連絡先カードによって、コメント上から直接レビュー担当者に対して電子メール、インスタントメッセンジャー、電話、またはビデオを送信できます。この機能を使うには、稼働している Microsoft アカウントまたは仕事用 Active Directory アカウントでのサインインが必要ですが、コメントの不明点を確認したくなった場合、これからは、わずかワンクリックでレビュー担当者と連絡が取れるようになりました。

    実は、共同作業の流れの中に連絡先およびコラボレーション機能を直接統合するという方向性は Office 2013 全体で力を入れているポイントであり、Word のコメントにこの機能が備わったのも、大きな動きの一環です。Social Enterprise に関する記事でも少し触れましたが、Office 2013 で誰かの写真が表示されている場所はどこでも、クリックすると連絡先カードにアクセスできるようになっています。連絡先カードでは、その人との通信が現在可能かどうかを確認したり、IM、音声、またはビデオで通信を開始したり、ソーシャルネットワークで最新の状況を確認したりできます。Office 2013 の連絡先カードとコミュニケーション機能については、また別のブログ記事で詳しく取り上げることにしましょう。

                  メモ: 多数のコメントが付いても表示がページ上に収まるよう、コメントの表示エリアは以前よりも広くなりました。また、新しい表示スタイルと機能もこれによって使いやすくなっています。

     

    コメントへの返信、コメントを完了としてマーク

    コメントに関する大きな改良点として最後にご紹介するのは、ご要望の多かったシンプルな 2 つの機能を追加したことです。

    たとえば、文書をレビューに出し、内容の間違いを指摘するコメントが同僚から寄せられたとします。そのようなとき、指摘を取り入れて文書を更新した後で、元のコメントの下に更新内容の説明を付けて再送付したいというご意見をたびたびいただいていました。Word 2013 にはコメントへの返信機能があるので、この種の作業が非常にやりやすくなっています。返信を付けるには、対象となるコメントの返信ボタンをクリックするか、コメントを右クリックするか、または、コメントを選択した状態でリボンの [コメントの挿入] をクリックします。

    また、上記に関連したご要望として、対応が済んだコメントが表示されないようにしたい、ただし、やり取りの流れがわかるように削除はしたくない、といった声もありました。そこで、Word 2013 にはコメントを完了扱いにする機能を盛り込みました。コメントを右クリックし、[コメントを完了としてマーク] を選択すると、そのコメントおよびすべての返信が薄い色で縮小表示されるようになります。

    この記事でご紹介した改良点が皆さんのお役に立ち、Word による文書レビュー作業がいっそう便利になれば幸いです。ぜひ、下のコメント欄で感想をお聞かせください。

     

    追伸: 同僚の Nick Simons が執筆したブログ記事「コメント歓迎」で詳しく説明されていますが、今回取り上げなかった便利な機能追加として、Word Web コンパニオンでコメントと変更履歴を使えるようになったことが挙げられます。インターネットに接続されていれば誰でも、リッチテキストのコメントや変更履歴を文書に付けることができます。

    この機能を皆さんに無事お届けすることができて、コメントと変更履歴の担当チーム一同、とても嬉しいです。どうぞご活用ください。

  • Word: 新しい Word で表を操作する

    Posted by Word チーム
    8 月 30 日

    この記事の執筆者は、Word の表の機能を担当しているプログラム マネージャー Caitlin Ashley-Rollman です。

    小さなことが大切です。

    Word の今回のリリースでは、毎日行う作業を単純にすることで、皆さまの生活を少しだけ楽にしたいという願いがありました。多くの文書で表は重要な役割を担うため、表の機能を改善することは大事だと考えました。そこで、新しい Word では、表の機能を向上させることで、基本的な表を簡単に作成したり書式設定できるようにすることに注力しました。

     

    行と列の追加

    ユーザーが表で行う最も一般的な操作を調査したところ、行や列を追加する操作がトップでした。

    そこで私たちは、表の右側に、既存の 2 つの列または行の間に挿入コントロールが表示されるようにしました。このコントロールが表示されたらそれをクリックするだけで、新しい列または行がその場所に挿入されます。

    複数の行や列を挿入する場合は、挿入する数を選択して、選択範囲の隅にある挿入コントロールをクリックします。とても簡単です。

     

    書式設定の機能拡張

    表を扱う上で重要なのは、新しいコンテンツを追加するだけでなく、表を思いどおりの外観にすることです。

    新しい表のスタイル

    表の書式設定は、その文書が本格的な外観になるかどうかに非常に大きく影響するときがあります。そこで、表のスタイルギャラリーの構成を変え、デザインを選びやすくしました。リストの表示に向いているもの、データを格子状に並べるときに向いているものなど、最適な表のスタイルを簡単に選ぶことができます。また、表のスタイルそのものを改良しました。たとえば、テキスト内で表を目立たせたくないときのために白黒の基本的なスタイルをいくつか追加しました。

    わかりやすい書式設定

    表のスタイルは、表の書式設定の基本となりますが、それぞれの文書の内容に特有のものではないため、少し調整したい場合もあるでしょう。たとえば、1 つのセルだけ輪郭を描きたいときや、1 つの表の中でいくつかのセクションを作成したいときなどがあります。ユーザーのフィードバックを検討した結果、現在の方法はややこしく、手順が必要以上に複雑に見えることがわかりました。私たちはこのことを念頭に 3 つの新機能を構築し、より迅速に、簡単に、そして自然に操作できるように改善しました。

     

    罫線の書式設定 

    まず、「罫線の書式設定」という新しいツールを作成しました。これは、表の中の特定の罫線に簡単に書式設定を適用するために設計されたものです。書式を選び、罫線の書式設定を有効にした状態で、目的の罫線をクリックします。また、マウスでクリックしてからドラッグして、線全体に書式を適用することもできます。

      

    従来の表ツールを使用していたユーザーでも抵抗なく書式を適用できるように、新しいセルを作成しないこと以外は、これまでと基本的に同じやり方です。

     

    罫線のギャラリー 

    次に、表の新しいスタイル向けに設計された罫線のギャラリーを用意しました。このギャラリーでは、1 回のクリックですべて選べるように、罫線の幅、色、サイズを組み合わせています。表のスタイルと同じように、テーマを変えると、色もそれに合わせて変わります。

      

    罫線を選ぶと、罫線の書式設定ツールが自動的に有効になり、すぐに書式を適用できます。 

    このギャラリーの便利なところは、Word の現在のセッションで適用したすべての罫線が、最近使用した罫線として表示されることです。特に、数種類の罫線のスタイルを繰り返し適用したいときに好都合です。

     

    罫線サンプル集

    このリリースで私が一番気に入っている機能は、罫線サンプル集です (罫線スタイルのギャラリーの最下部にあります)。私はこれを、表の罫線のアイドロッパー ツールだと考えています。ツールを有効にし、サンプルにしたい表の罫線をクリックするだけで操作が完了します。このツールは罫線の書式を認識し、罫線の書式設定ツールに自動的に切り替えることで、他の場所に適用できるようにします。

    最後に

    新しい機能を楽しんでいただけること、そして何より、Word 2013 の表機能が皆さまのお役に立つことを願っています。ぜひご意見をお寄せください。

    私たち表機能担当のスタッフは、皆さまとアイデアを共有できることを楽しみにしています。

  • 新しい Office の TIPS 100 本公開!

    10 月 19 日より Office 2010 から 次期 Office へのアップグレード プログラムが開始され、更に次期 Office への期待が高まっています。

    ※ 次期 Office 無償アップグレード プログラム
    http://www.office.com/offer

    今 Office 2010 を購入し、対象期間中にライセンス認証を行うと、新しい Office が無償で提供されるプログラムです。

     

    マルチデバイス、クラウド、ソーシャルといった IT を取り巻く環境の急速な変化に対応した新しい Office。タッチ操作、ペン入力、マウス、キーボード、ほとんどのデバイスに対応できるシンプルで直感的なデザイン、SkyDrive と連携してどこからでも大事なファイルにアクセスできるオンライン ストレージ、Facebook 等ソーシャル連携機能の強化など、次期 Office は次世代に向けた改革がたくさん詰まっています。
    これらに裏打ちされた最強の TIPS 100 本が公開されました。
    豊富に用意された TIPS は、それぞれの操作方法手順を、ステップごとに解説しています。更にムービーもご覧いただけますので、新しい Office を簡単にご活用いただけます!

     

    Office 活用 TIPS
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/TIPS/default.aspx

     

     最新版 Office は、カスタマー プレビューをダウンロードしてご利用ください。
    Office カスタマー プレビューはこちらからご入手いただけます。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/Preview/default.aspx

     

    活用 TIPS 一部ご紹介


    タッチ操作に対応した Word 2013。もはや文書は印刷して読む物ではなく画面上で楽しむ時代。電子書籍のごとく 2 ページ見開きで表示して指先でページがめくれます。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/TIPS/word/word02.aspx

    データ制作時にも、Web上にある YouTube のような動画を Word の中に埋め込むことも可能です。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/TIPS/word/word20.aspx



    Excel 2013 ではデータを範囲選択すると、それを基にグラフやピボットテーブル、条件付き書式やデータバーといったツールを簡単に利用できるようになりました。クリックまたはタップするだけで、Excel 側からあなたに最適な表現方法を提案してくれます。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/TIPS/excel/excel09.aspx

    入力済みデータの規則性をもとに、必要とするデータを Excel 側が自動で類推してくれる 「フラッシュ フィル」 という機能も新しく追加されました。1 つのデータを2つのセルに分ける時など、大量のデータを扱う際にはとても重宝しそうな機能です。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/tips/excel/excel05.aspx



    PowerPoint で自動に表示されるスマート ガイドによって、写真やオブジェクトの配置が格段にスムーズになりました。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/TIPS/ppt/ppt02.aspx

    プレゼン中は閲覧モードがアシスタントのようにあなたをサポートしてくれます。オーディエンスの注目を引きつけ、上級のプレゼンを容易に実現できます。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/TIPS/ppt/ppt11.aspx

    SkyDrive にドキュメントを保存し、同一の Microsoft アカウントを使ってサインインすれば、別の端末でも前回中断したところから作業を再開することが出来るようになりました。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/TIPS/office/office02.aspx

     

    豊富にそろった Office 活用 TIPS で、次期 Office をご体験ください。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/TIPS/default.aspx

  • Access 2013 Web Apps を SharePoint リストに接続する

    Posted by Andrew Stegmaier
    8 月 30 日

    この記事の執筆者は、Access チームのプログラムマネージャーである Lois Wang です。

    Access 2013 Web Apps は、データをまとめて保存しておくスペースとして便利です。人、イベント、製品、その他何をトラッキングする場合でも、Access アプリでデータを保存しておけば情報を整理しやすくなり、他のユーザーとの共同作業が容易になります。

    しかし、情報が既にどこか他の場所に保存されている場合もあります。そのような外部のデータを Access にインポートすることもできますが、その情報は他の人やプロセスによって管理されている可能性もあります。その場合、Access で最新の情報を見るには、その情報が更新されていることを確認しなければなりません。単純にデータにリンクすることができれば、もっと便利です。

    Access 2013 では、それが可能です。Access 2013 で作成した Web アプリから SharePoint リストに接続し、リアルタイムのデータを表示できます。このように、アプリがトラッキングしている情報に、外部のデータソースを簡単に追加したり組み合わせたりすることができます。

    ここで 1 つのシナリオを想定しましょう。小規模事業を営んでいる Ryan という男性が、パーティ企画会社を管理したいと考えています。Ryan と 5 人の従業員は、情報の共有のために Office 365 を使っています。経理担当者は、事業に関わるすべてのサプライヤーを SharePoint リストで管理しています。Ryan は、自分が企画を担当しているパーティを管理するために、Access 2013 Web App を構築しました。彼はサプライヤー情報をアプリに取り込みたいと考えていますが、アプリを経理担当者のリストと手動で同期させるのは面倒だと考えています。どのようにすればよいでしょうか。

    Access デザイナーで Access 2013 Web App を開き、リボンの [テーブルの作成] ボタンをクリックします。その後、[既存のデータ ソースからテーブルを作成] で [SharePoint リスト] をクリックします。

    次の手順は、この PartySuppliers リストが置かれる SharePoint サイトの URL を提供することです。Ryan はデータを読み込むのではなくリンクさせたいと考えているため、[リンクされたテーブルを作成してデータソースにリンクする] を選択します。

    Access によってサイト上のリストの名前が取得されます。Ryan はその中から目的のリストである PartySuppliers リストを選びます。Ryan がこのリンクを設定するためには、アカウントのアクセス許可レベルが SharePoint の PartySuppliers リストに対して [フル コントロール] になっている必要があります。

     

    Ryan のプロジェクト管理アプリに、サプライヤーのデータが表示されます。サプライヤーを表示するためのリストビューとデータシート ビューが自動的に作成されます。他の Access Web App と同じようなルック アンド フィールです。

     

    Ryan は、イベント テーブルにルックアップ フィールドを追加することで、この SharePoint リストをアプリに統合し、どのイベントでどの PartySupplier が機能するかを見ることができます。この関係を設定すると、実際には外部に PartySuppliers テーブルが保存されているにもかかわらず、データがローカルのテーブルに保存されているかのように動作します。

    Access 2013 Web App のこの外部データ機能で、注意すべき点が 2 つあります。1 つは、Access は現在、SharePoint リストに対して読み取り専用の接続しかサポートしていないことです。この例で言えば、サプライヤーの情報を変更するためには、Ryan は SharePoint リストを直接編集しなければなりません。

    2 つめは、外部のリストへの接続を設定するには、自分のユーザーアカウントがリストへのアクセス許可の変更を許可されている必要があることです。これは、接続を設定するときに、Access Web App 自体にデータの読み取り権限を与える必要があるためです。他のアカウントまたはアプリにリストへのアクセス許可を付与する権限は、通常、「フルコントロール」または「所有者」SharePoint アクセス許可グループに含まれています。不明点がある場合は、SharePoint サイトの担当者に確認してください。

    Access 2013 Web App は、外部の SharePoint リストと簡単に統合できます。この機能は、Office 365 Preview で使ってみることができます。Access 2013 Web App を試していただくには、必ず企業向けのプランであるSmall Business Premiumたは Enterprise を選んでください。

  • v.1.2 がリリースされました。Office ではなく、新しい Office Blog Phone アプリです

    Posted by Emily Warn
    8 月 29 日

    Office Blog の最新の記事を見逃さないようにするには、先日更新された Windows Phone 用の Office Blog Phone アプリをダウンロードしてください。このアプリでは、私たちが公開した記事のタイトルが自動的に表示されます。

    次期バージョンの Office のカスタマー プレビューのリリースと同時に、新しいブログが 4 つ追加されました。この機会に Blog アプリの更新をお勧めします。

     

    追加されたブログは次のとおりです。

    • Office Next - 新しい Office を構築中のエンジニアによって執筆された記事です。新しい Office の改善点、デザイン、データやフィードバックについて書いています。
    • Office ニュース - Microsoft Office 関連のアナウンスを載せています。今後数ヶ月、Microsoft Office に関するニュースを共有するための場所です。
    • Visio & Project - この 2 つのブログでは、新しい Visio と Project について、また現在のバージョンの使い方について学ぶことができます。

    Office Blog アプリをまだお使いでない場合は、簡単に無料でダウンロードできます。既にお使いの場合は、Marketplace で最新版に更新できます。ぜひお試しください。

    最新情報を得るためのもう 1 つの方法

    RSS フィードを購読すると、最新の情報を簡単に入手できます。Office アプリ ブログにはそれぞれ RSS フィードが用意されており、Office Blog のホーム ページにもあります。ホーム ページの RSS フィードに登録した場合、すべてのブログから最も重要な記事が選ばれます。特定のアプリに関する最新ニュースや技術的な情報を入手したい場合は、そのアプリの RSS フィードに登録してください。登録はとても簡単です。ブログのホーム ページまたは目的のアプリのブログ ページの右上隅にある [Subscribe via RSS] ボタンをクリックしてください。

     

    私たちは、一方的に情報を発信するのではなく、皆さまのご意見をお聞かせいただきたいと考えています。ブログに関するご感想をお寄せください。また、Microsoft Office Facebook ページもぜひご覧ください。

  • Office for Windows RT

     

     

    数か月前、モルガン スタンレー リサーチが将来のタブレット市場に関する研究を行いました。

    その中で、 タブレットの購入を検討している人のうち、61パーセントが、購入を検討するうえで、Microsoft Office が最も重要なソフトウェアであると考えているということがわかりました。結局人々は、遊びだけでなく、仕事も満足にできるデバイスを求めているのです。従来、タブレットは、読書をしたり、音楽を聴いたり、映画を見たり、子供たちを楽しませるために最適なデバイスという位置づけでしたが、仕事をしたり、途中まで作成したドキュメントを仕上げるといったようなみなさんのニーズに応えるものではありませんでした。しかし、この度、全ての Windows RT デバイスに、Office 2013 RT のプレビュー版を搭載することになり、それが実現できるようになったのです。もちろん追加料金は必要ありません。

     

    今回の発表は、これまでで一番エキサイティングな発表となりました。 Office 2013 RT は、Word、Excel、 PowerPoint、 OneNote を含む Office を搭載し、タッチ操作や、長時間バッテリー駆動など、タブレットに最適化されています。次期 Office と Windows RT はシームレスに連携しており、機能、携帯性、生産性、そしてひとつのデバイスで遊びも仕事もできるようになっています。

     

     Windows RT を購入したお客様は、数日で、自動的に、Office 2013 RT の最新ビルドを使用することができます。それにはWi-Fi接続が必須となりますが、Windows Update から手動でダウンロードすることも可能です。

     

    日本では、10 月26 日以降順次 Windows RT デバイスが発売されていきますので、いち早く次期Office と Windows の親和性をご体感ください。

     

    Oliver Roll, Office Team

    関連Blog:  WindowsRT 版 Office の開発

     

  • クイック実行 (Click to Run, C2R)

    Posted by Gray Knowlton
    8 月 27 日

    エディターズ ノート:Paul Barr は、クイック実行担当の Lead Program Manager であり、この重要な技術についてお話しするために Office Next に参加しました。先にこのブログでクイック実行のさまざまな面の概要を説明しましたが、今日はこれらをより詳しく説明します。

    皆さんが新しくなった Office カスタマー プレビューを既にダウンロード済みであれば、以前のバージョンの Office とはインストール エクスペリエンスが少し異なっていたことに気付かれたと思います。この記事では、私たちがクライアントへの配布機能の開発を重視する理由、私たちが行ったこと、その方法、それがユーザーの皆さんの新しい Office とのやり取りにおいてどのような意味を持つかについてお話ししたいと思います。

     

    ソフトウェアの特性の変化

    この 5 年間で、ユーザーがソフトウェアに期待するものが劇的に変化しました。さまざまな Web ベースのアプリケーションやサービス、および最新のデバイスで動作する新たなアプリケーションモデルの登場により、ユーザーが期待するソフトウェアとのやり取りの方式が変化しました。携帯電話への新しいアプリの導入は、手早く実行できて面倒がありません。これと同様のことが、インターネットブラウザーからさまざまな Web アプリケーションにアクセスする場合にも当てはまります。

    私たちは、ユーザーが選んだハードウェアの独自の機能を引き出すよう開発された Office アプリケーションには、(デスクトップ PC、ノートブックコンピューター、タブレット、モバイル デバイスを問わず) 非常に大きな価値があると信じています。新しい Office における クイック実行 の目標は、新しい Office アプリケーションを探し出し、インストールし、使用することを、可能な限り迅速かつ容易に、そして安全に行えるようにすることです。

     

    Office のインストールの大まかな歴史

    Office は 90 年代初めに登場し、以来大きな発展を遂げてきました。この間、私たちはメディア技術とインストール技術の両方で大きな変化を目にしてきました。かつて Office の出荷はフロッピー ディスク数枚で十分であり、インストールもファイル システムにバイナリーをいくつかコピーするだけで済みました。しかし、内容が増え、アプリケーションの機能が向上し、ユーザーの生産性に関わる他のソフトウェアとの統合が進むに連れて、Office は進化する必要が生じました。そしてインストールの規模も大きくなって、洗練されたものとなっていき、基本的なファイル コピー方式から、インストールの自動化を柔軟に行える ACME インストールへと移行しました。Office 2000 では Windows インストーラーが登場し、高度なコンポーネントの共存を制御できるようになり、アンインストールや修復の機能も従来より使いやすくなりました。Office 2007 と 2010 では、「Catalyst」インストールテクノロジーによるマルチ MSI インストールに対応し、
    複数言語、複数製品の導入に対する機能も向上しました。

    フロッピー ディスクで販売された最後のバージョンは Office 97 です (45 枚組!)。その後、間もなく CD-ROM に移行しました。その後は DVD でした。しかしこの頃になって、ソフトウェアの主な入手手段としてインターネットが急速に広まり、従来のインストール技術ではインターネットでの優れたユーザー向けツールとはなり得ないことがわかってきました。

    そして実際の店舗へ足を運ぶことが、新しいソフトウェアを入手する上での大きな障害となりつつあります。それだけでなく、私たちは、「ソフトウェアの入手」についてユーザーをあれこれと悩ませるべきとは考えていません。ユーザーが自分の仕事の遂行にソフトウェアを必要とするときには、単に適切なものを入手するだけでなく、デバイスに合ったものが必要になります。クイック実行 と Office on Demand は、このための機能です。

     

    クイック実行 v1.0

    Office 2010 では、Office をインターネットからダウンロードする仕組みを改善しました。従来からの Windows インストーラーのパッケージも残す一方で、一部のマーケットのコンシューマー向け SKU 限定で クイック実行 v1.0 を使用できるようにしました。これは大規模なアプリケーションをインターネットからインストールするために設計した技術を実装する最初の試みであり、私たちはここから多くのことを学びました。

    • スピードの必要性: Office アプリケーションが起動して使えるようになるまでの時間が短いほど、ユーザーの満足度も高まります。
    • 最新がベスト: 古いソフトウェアをダウンロードしてはなりません。最新のアプリケーションをインターネットから入手するとき、最初にすることがアップデートのインストールであってはなりません。
    • バランス: マシン上に既にインストールされている他のソフトウェアの動作が Office によって妨げられてはなりません。また、Office はアドインや他のアプリケーションと一緒に正しく動作する必要があります。

    クイック実行 v1.0 は新しいインストール技術の必要性を証明するのに貢献しましたが、改善の余地が大いにありました。

    • 処理はさらに高速化できます。
    • 私たちが秘密裡に使用していた技術は、他への影響が大きすぎました。これにはローカル ファイル システムのドライバーが必要で、システム上に新規の仮想パーティション (評判の悪い Q: ドライブ) を作成していたため、一部のユーザーで問題が発生していました。
    • 仮想化の副作用として実行時のパフォーマンスに若干の影響が生じ、アプリの起動 (特に初回) がわずかに遅くなっていました。
    • 他のソフトウェアとの統合は、場合によっては従来のインストール技術よりも劣ることがあり、互換性が損なわれることもありました。

    そして、これらの反省点を以下に反映させました。

     

    クイック実行 v2.0

    クイック実行 v2.0 の目標は、アプリケーションをシームレスに感じられるようにして、新しい Office サービスの一部と統合することでした。私たちは、ユーザーのワークフローにおいてインストール ソフトウェアを非イベント化することに取り組みました。そして v1.0 の経験から、次の改善点を洗い出しました。

    1. 高速化
    2. 統合: Office アプリケーションは生産性の高いプラットフォームであり、その利点には機能が豊富なこと、統合されていること、拡張性の高いことが挙げられます。
    3. 常に最新であること: ソフトウェアをインストールした後、これを PC を交換するときまで忘れていられたのは昔のことになりました。単にソフトウェアを安定的に維持するだけでなく、Office サービスによってオンラインで提供される新しい機能に対応できるよう、クライアントを進化させる必要性も生じています。
    4. 機敏であること: 機能の豊富なクライアント アプリケーションが唯一の手段であった時代もありましたが、今ではフル インストールが常に唯一の選択肢であることはくなりま���た。私たちは Web アプリケーションの機動性と、インストールされた Office アプリケーションの機能の豊富さをユーザーに提供したいと考えました。

    私たちはこれらの目標を念頭に置き、ケンブリッジにある NERD 開発センターApp-V パートナー チームのサポートを受けて、クイック実行 v2.0 の開発に着手し、共通のビジョンを達成するために根本から設計を見直しました。

     

    クイック実行 v2.0:エクスペリエンス

    それでは、クイック実行 のインストールエクスペリエンスを見ながら、各ステップで何が行われるかについて説明していきましょう。

    まず、互換性の理由から、32 ビット版が推奨されています。64 ビット版のオペレーティング システムの場合にも 32 ビット版を推奨します。さらに、1 台のマシンには、32 ビット版または 64 ビット版のいずれかの Office 製品しかインストールできないことにも注意してください。32 ビット版と 64 ビット版の製品を混在させることはできません。バージョンが異なっても混在させることはできません (Office 2007 と Office 2013 など)。これは Office のインストールすべてに該当します (クイック実行 および MSI)。これはアプリケーション間の統合の仕組みによる制限事項です。

    次に、この Web サイトは クイック実行 Setup Service および Office Licensing Service と通信して、カスタマイズされたエクスペリエンスを表示します。このページでは、25 桁のライセンスキーをメモせずに (覚えられますか?) ソフトウェアを入手および実行できます。これらはすべてバックグラウンドでシームレスに行われます。

     

    次に、クイック実行 のストリーミングスプラッシュ スクリーンが表示されます。

    ここで実際にダウンロードされるのは、「最初の実行エクスペリエンス (略して FRE)」を実行するために必要な Office の一部と「Hero」アプリケーションだけです。Hero アプリケーションとは、ユーザーが Office をインストールするときに最初に実行される Office アプリケーションです。カスタマープレビュー版の場合、このアプリケーションは PowerPoint です。

    次に、最初の実行エクスペリエンスの動画と他の内容が表示されます。

    この後に次のような画面が表示されます。

     

    ここでは、Office のダウンロードの全体の進行状況が表示されます。この時点で、すべての Office アプリケーションを使用できますが、すべての製品のダウンロードが完了した訳ではないので、オフラインにはしないでください。Office の機能は必要と思われる順序でダウンロードされるようになっています。

    まだダウンロードされていない機能を使用しようとすると、このような UI が表示されます。これは、そのパートの Office に対して一度だけ表示されます。そしてダウンロードが完了すると、表示されなくなります。ネットワーク接続が高速の場合には、この UI が表示されない場合もあります。また接続速度が遅いと、ダウンロード中にアプリを実行しようとしたときに何度も表示される場合があります。

    Office のダウンロードが完了すると、[準備が整いました。] というダイアログ ボックスが表示されます。これは Office のダウンロードとインストールが完了したことのサインであるため、以降はオフライン状態になっても大丈夫です。

    このダイアログ ボックスが表示されるまでの間、Office の機能に若干の不整合が生じることについてお話ししましょう。たとえば、Office と一緒に入手できるフォントをすべて使用できない場合があります。また、「印刷: OneNote に送る」など、一部の統合機能がまだインストールされていない場合があります。これは、フォントのファイルは非常に大きく、またシステム統合機能はインストールに時間がかかるため、このような機能はインストールの最後の方に回して、より早く実行できるようにしているためです。

    以上で、クイック実行 のエクスペリエンスの説明は終わりです。従来のいずれの Office リリースよりも高速で、スムーズで、進行が早くなっています。初期のデータからは、クイック実行 v2.0 によるインストールは、Windows インストーラーのパッケージよりも高速に処理できることがわかっています。また、インストールエクスペリエンスが今までで最高のものになるよう、できることはすべて行っています。

     

    さらなる利点

    最初の実行エクスペリエンスは終了しましたが、これが クイック実行 の機能の終わりではありません。ここでは、私たちの新しいアーキテクチャーによってソフトウェアの世界が変わった分野についてご説明します。

    • 並行サポート: 生産性向上のためのツールに変化を起こすのは、いつも容易ではありません。皆さんが最新バージョンを必要とするのは、今までにはない操作シナリオが使用できるようになるからだと思います。しかしその移行の間、古いバージョンをしばらく保持しておけたら便利ではありませんか。クイック実行 v2.0 では、これを行うことができます。クイック実行 v2.0 では、デフォルトで古い Office ソフトウェアを残した状態でインストールを行うため、Outlook の異なる 2 つのバージョンを使用することもできるようになりました。これは今までにないことです。
    • 修復: 何事も完璧ということはありません。物事がうまくいかない場合もあります。別のソフトウェアをインストールしてしまい、Word の文書が突然見知らぬプログラムによって開かれてしまうこともあり得ます。このような場合に備えて、修復機能を用意しています。クイック実行 v2.0 を使用すると、ショートカットやファイル タイプの登録だけを修復することができます (「クイック修復」)。また、設定や文書を失うことなく (迅速かつシームレスに) アプリケーションを根本的にアンインストールしてから再インストールする「完全修復」を実行することもできます。これらのオプションは、いずれも Windows の「プログラムと機能」にあります。
    • アンインストール: アンインストールは数分ではなく数秒で行えるようになり、コンピューターはこれまでよりもクリーンアップされた状態になります。今後使用しないライセンスを無効にして、新しいマシン上で再利用することもできます。
    • 維持: 維持とは、ソフトウェアを最新版に維持することを意味する用語であり、現在のコンピューターのエコシステムでは今までになく重要になっています。クイック実行 v2.0 では、可能な限り安全に、メッセージなしで自動的に維持できるようにしています。一度これを選択すると、Office がインターネットでアップデートを安全にチェックするようになります。ダウンロードはバックグラウンドで実行され、その後すべてのアプリケーションやコンピューターを再起動したときには、最新かつ最高のバージョンが実行されます。クイック実行 v2.0 では、その優れた操作性に加えて、維持に関する次の 3 つの問題を解決しました。まず、古いソフトウェアは起動されなくなります。クイック実行 インストールを開始したときには、アプリケーションの最新バージョンを入手できます。ダウンロード、抽出、インストールを実行して、その後何度もパッチを適用する必要はなくなります。アップデートは 1 回だけで済みます。以前は、個々のパッチを次から次へとダウンロードする必要がありました。そして、適切な Service Pack または他のアップデートを先にインストールしていないと、目的のパッチがインストールされない場合もありました。クイック実行 v2.0 では、あるソフトウェアをダウンロードするだけで、常にその最新バージョンが取り込まれるようになります。これは「差分アップデート」という技術を開発したことによるものです。この技術では最新のハッシュ ファイルを使用して、1 回のステップであらゆるビルドから最新版へ直接移行することができます。長い間オフライン状態になっていた場合でも、最新版を迅速かつ容易に入手することができます。
    • 組織向けの クイック実行: 最後に、k v2.0 はエンドユーザー向けだけではないことについてお話しします。私たちは、あらゆる規模の組織において展開の自動化を支援する管理機能を多数開発しました。これらの機能については、ここ(英語)でご覧いただけます。

     

    まとめ

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。私たちは、クイック実行 によって機能が強化された次世代の Office アプリケーションとサービスを皆さんに提供できるのを大変嬉しく思っています。私たちにはまだすることがたくさんあり、皆さんからのフィードバックをいただくことを楽しみにしています。インストールの際に顔文字をクリックしていただけば、皆さんからコメントをいただくことができます。

    Paul C. Barr
    クイック実行 担当 Lead Program Manager

  • Word 2013: Word 文書へのビデオの追加

    Posted by Word チーム
    8 月 23 日

    今日は、Word チームで Word 文書への Web ビデオの追加を担当する Seth Fox による記事をお届けします。

    ビデオは、読み手を惹き付けたり、ストーリーを語ったり、感情を喚起させたり、効果的にコミュニケーションするためのすばらしい手段です。ビデオは Web 上のいたるところにあり (ニュース記事、ブログ、Web サイトなど)、デジタルで送信するドキュメントを強化するにはうってつけです。新しい Word では、文書に Web ビデオを直接挿入する機能が追加されました。これにより、言葉とビデオを組み合わせた表現豊かでインタラクティブな文書を作成できます。

    この機能の設計段階で、Word チームにはいくつかの主要な目標がありました。

    1. ユーザーがさまざまなソースからオンライン ビデオを簡単に検索して挿入できるようにする。
    2. ビデオの移動、サイズ変更、および配置を簡単に行えるようにする。
    3. ビデオを Word 内から直接再生できるようにし、コンテキストを切り替えなくても済むようにする。

     

    Word からビデオを簡単に検索して挿入

    Word チームでは、ユーザーがさまざまなソースのオンラインビデオを Word 内から簡単に検索して挿入できるようにしたいと考えました。ユーザーは、Bing を使用してビデオを検索したり (オンライン画像を挿入するときと同じです)、YouTube などの特定のビデオ プロバイダーを追加してビデオを検索および挿入することができます。

    これにより、目的のビデオをすばやく検索して挿入し、文書作成にすぐに戻ることができます (コンテンツをオンラインで気軽に検索するつもりが Facebook を 2 時間閲覧することになったり、猫のビデオをひたすらクリックし続けることになったとしても、ユーザーがいるところはあくまでも Word 文書です)。ビデオを検索すると、それぞれの結果がサムネイル プレビューによって表示されます。サムネイルを選択するか、サムネイルの上にマウスのポインターを移動すると、ビデオのタイトル、プロバイダー (YouTube、Dailymotion など)、および長さが表示されます。サムネイルの右下にあるアイコンをクリックすると、ビデオがプレビューされるので、そのビデオが目的のビデオであることを挿入前に確認できます。既にビデオをオンラインで見つけている場合は、そのビデオの埋め込みコード (通常は共有リンクの近くにあります) をコピーし、埋め込みコードの貼り付けボックスに貼り付けて、ビデオを直接挿入することができます。

    ビデオは、自動的にサムネイルを伴って挿入されます。そのため、ビデオをひと目で認識でき、読み手が再生ボタンを押しやすくなります。Web ビデオを文書に挿入すると、実際にはそのビデオをホストするオンラインソースへのリンクが Word によって保存されます。これにより、文書のファイル サイズを増やさずに、オンラインのときにいつでもビデオを閲覧できます。

     

    文書内でビデオを簡単に操作

    いったん挿入したビデオは、画像のように扱うことができます。文書内でビデオのサイズを変更し、思いどおりの位置に配置することができます。目的の位置に正確に配置するために、配置ガイドを使用することもできます。ビデオのサムネイルが気に入らない場合は、右クリックし、図の変更を選択してコンピューター上の任意の画像と置換します。またビデオは、トリミングや特殊効果などのほとんどのイメージ機能をサポートします。そのため、サムネイルを修正して見栄えを整えることができます。文書内のビデオは、シングルクリックで簡単に再生できるように、大きな再生ボタンを備えています。しかし、これらの文書を印刷したり、PDF にエクスポートしたりすることもあります。そこで、ビデオが静的なフォーマットに含まれる場合は、再生ボタンが削除され、サムネイルに表示されないようになっています。

     

    Word 内でのビデオ再生ですばらしいエクスペリエンスを実現

    Word チームでは、Word 内でのビデオ利用を簡単かつ魅力的なものにしたいと考えました。そこで、Flash、Silverlight、HTML5 などの最新の Web 標準をサポートしています。これにより、オンラインで見つけたビデオのほとんどを簡単に再生できます。再生ボタンをクリックまたはタップすることで、読み手はたちまちビデオに惹き込まれます。

    ビデオをインラインで再生するのではなく、このアプローチを採用したのは、ビデオが通常は 640 x 360 ピクセル以上の大きさであり、一般的な文書の幅の約 85% を占めるからです。ビデオのサムネイルを再生サイズから独立させることで、ビデオをどこにでも配置でき、かつオリジナルのサイズで再生できるという柔軟性を実現しました。

    ビデオを含む文書を他のユーザーと共有する場合、そのユーザーが以前のバージョンの Word または Word Web App で文書を開いても、ビデオを閲覧することができます。これは、サムネイルが元のビデオソース (ビデオをユーザーのブラウザーで再生します) にリンクしているからです。

     

    やってみよう

    Word でのビデオ使用をみなさんにも気に入っていただければさいわいです。ご意見、コメントをぜひお寄せください。

    Web ビデオ機能担当のメンバー一同、新たな機能をみなさんにご紹介し、利用いただくことを心待ちにしています。

  • Office: Excel 2013 のデータ モデルとリレーションシップ

    Posted by Diego M. Oppenheimer
    8 月 23 日

     

    このブログ投稿は、Excel チームのプログラムマネージャーである Diego Oppenheimer がお届けします。

     

    本日、このブログ記事を書かせていただくことをたいへん嬉しく思います。Excel でデータ分析を簡単に行うための別の方法について説明できるだけでなく、新しいデータ モデル機能とリレーションシップ機能についても紹介できるからです。これらの機能は、Excel でデータ分析を行う方

    法を永遠に変えることになるでしょう。

    ピボットテーブルの凄さと便利さをご存じない方は、こちらの記事 (ピボットテーブルレポートとピボットグラフ レポートの概要) またはこちらのトレーニング (ピボットテーブル I: Excel 2007 でピボットテーブルレポートを使ってみる) をご覧ください。これらの記事の中には少々古いものもありますが、原則と機能は変わっていません。

    では、早速始めましょう。

     

    家を探す

    昨年の今ごろ、妻と私は、シアトルに家を買うことを検討していました。米国で最悪の交通渋滞に悩まされることは覚悟しました。そこで、Excel 名人と称する人たちと同様に、自分たちのパラメーターに合ったデータのテーブルを含むスプレッドシートを作成しました。これらのデータは、Zillow.com や Redfin.com などの多数の不動産サイトで簡単に見つかりました。ですが、こうしたサイトのうち、情報に基づいて意思決定できるだけの関連データをすべて含んでいるところは 1 つもありませんでした。このような場合は、データモデルを使用すると、複数のソースからのデータを組み合わせて、より複雑な分析を行うことができます。

    最初の状態は次に示すとおりです。このワークブックはダウンロードすることも可能です。

     

    初めてのデータモデル

    上記のファイルを開くと、大量のデータが含まれたテーブルがあることがわかります。まず、データを簡単に選別できるよう、ピボットテーブルを作成します。[挿入] タブでピボットテーブルを選択すると、次のダイアログボックスが表示されます。

    [ピボットテーブルの作成] ダイアログボックスには、[このデータをデータ モデルに追加する] という新しいオプションがあります。このデータモデルというのは、いったい何でしょうか。

    「データ モデルは、Excel でデータを統合するための新しい方法です。モデルを利用することで、複数のテーブルからデータを取得するピボットテーブルやその他のレポートを作成できます。テーブル間にリレーションシップが定義され、各行をどのように関連付けるかが決められるため、データにはまとまりがあります。」続きを読む...

    つまり、新しいデータ モデルにより、多数の��なるソースからのデータをデータ ソース間の "リレーションシップ" を作成することにより組み合わせることができる "モデル" を構築することが可能になります。データベースの知識がある方は、テーブル間の連結を作成するのに似ていると考えることができます。ただし、すべてのテーブルは Excel 内に存在します。

    このデータをデータ モデルに追加することを選択したのは、他のソースから取得するデータと組み合わせて、分析の精度をより完全なものにするためです。

     

    ピボットテーブルの作成

    最初に、選択した物件の数を郵便番号別に確認できるようにします。それには、[ZIP] フィールドを [] にドラッグし、[LISTING ID] フィールドを [] にドラッグします。既定では、これによって "LISTING ID の総計" が表示されますが、必要なのは "個数" です。そこで、"総計" という見出しを右クリックして [値フィールドの設定]" をクリックし、[データの個数] に変更します。以下に示すように、この段階でふるいにかける必要がある物件は 165 件だけです。

    分析に役立つよう、いくつかのフィールドをさらにピボットテーブルに追加することにします。[LIST PRICE][DAYS ON MARKET]、および [SQFT] を追加し、[値フィールドの設定] を [平均] に変更します。

    この時点で、ピボットテーブルは次のようになっています。

    また、フィールド リストは次のようになっています。

    これで、条件を満たす物件の数を郵便番号ごとに表示し、平均価格、床面積、市場経過日数 (不動産仲介業者によると、このデータは交渉時に役立つそうです) などの追加データも含むレイアウトができました。

     

    郵便番号からわかること

    あらゆる不動産サイトを見ていて気付くのは、物件については膨大な情報が表示されている一方、その近所のことはほとんどわからないということです。選択した郵便番号の地域の人口統計をもっと詳しく把握することはできないでしょうか。

    さいわい、この種の問い合わせを行うのに適したマーケットプレイスがあります (http://datamarket.azure.com)。ここは非常に便利です。詳細については、こちらをご覧ください。Microsoft/Live-ID が必要ですが、無料で取得できます。

    米国住所の例となりますが、検索ボックスに「Demographics」と入力し、「2010 Key US Demographics by ZIP Code, Place and County (Trial)」というデータセットを検索します。このデータ セットへのリンクをクリックすると、最初のオプションは [Explore Data Set] です。これは私の目的にぴったりのオプションです。

    次に、データ セットを関連性のあるものだけに絞り込みます。そこで、[GeographyType] を郵便番号、[StateAbbreviation] を [WA] にそれぞれ設定し、[RUN QUERY] をクリックします。これで必要な情報が表示されました。


    これを Excel に取り込むには、この Web サイトの 2 つの情報が必要です。そこで、以下の情報をどこかにコピーしておきます。

    (1) 現在表示されているクエリの URL

    (2) プライベート アカウント キー

    以上がわかれば、検索結果をデータ モデルに簡単に追加できます。Excel で、[データ] タブを表示し、[その他のデータソース]、[Windows Azure Marketplace から選択] を選択します。

    Web サイトから保存した情報を入力します。


    テーブルを選択します。

    [完了] をクリックし、[接続の作成のみ] を選択します。

    メモ: なぜ [接続の作成のみ] を選ぶのか、と思われるかもしれません。これは、データを Excel シートに組み込むのではなく、データ モデルに直接組み込むためです。ここでは元のテーブルと組み合わせて使用するだけなので、テーブルとしてシートに組み込んだり、新しいピボットテーブルやピボットグラフを作成したりする必要はありません。PowerView レポートが何をするものなのか知りたい場合は、Sean Boon によるこちらの投稿(英語)をご覧ください。

     

    データの組み合わせ

    元のピボットテーブルのフィールド リストに戻ると、上部がわずかに変更されているのがわかります。

    [選択フィールド] というタブ (選択済み) と、[すべてのフィールド] というタブがあります。フィールドリストは、新たに作成したデータ モデルを参照するための最良の方法であり、そのために使用するのが [すべてのフィールド] タブです。このタブには、データモデルに追加されたすべての接続またはテーブルが表示されます。実際に見てみましょう。

    元のテーブル (Table 1) と、データ マーケットから追加したテーブルの両方があるのがわかります。

    ここで便利な機能を紹介します。それぞれの郵便番号について、もう少し詳しい情報が知りたいとします。そこで、demog1 テーブルのフィールドをピボットテーブルに追加します。最初に追加するのは [MedianAge2010] です (私たちは同年代の人たちが住む地域に住みたいと思っています。共通点を持つ隣人に出会う可能性が高くなるからです)。

    ここで 2 つのことに気付きます。まず、すべての郵便番号で年齢の中央値が同じ値になっています。したがって何かが間違っている可能性があります。

    次に、フィールド リストに小さなメッセージが表示されています。

    この Excel からのメッセージは、2 つのテーブルの間にリレーションシップが必要であることを示しています。そこで、リレーションシップを作成します。

    リレーションシップを使用するときは、いくつかの点に注意する必要があります。

    · 選択した両方の列に、同じ種類のデータ (この場合は郵便番号) が含まれている必要があります。

    · リレーションシップは、一方のテーブルの列に一意の値が含まれている場合にのみ機能します。

    · 関連列 (プライマリ) は、常に一意の (重複しない) 値を含んでいる列である必要があります。

    · ピボットテーブルで関連テーブルの内容を値に配置できるようにするには、関連テーブルのフィールドを行または列に含める必要があります。

    最後の条件を満たすために、[ZIP] を削除し、[GeographyId] を行に追加しますこれでピボットテーブルは次のようになります。

    このように大量の空白が表示されているのは、マーケットプレイス データのすべての郵便番号について、条件に一致する物件が Table 1 にあるわけではないからです。これらの空白は、[行ラベル] の横の下向き矢印をクリックし、[値フィルター][指定の値に等しくない] を順にクリックすると簡単にフィルタリングできます。

    これで、対象の郵便番号だけが表示されました。さらに、最良の郵便番号を見つけ出すために、いくつかのフィールド、条件付き書式、および並べ替えを追加します。結果は次のようになります。

    価格と平均 SQFT が中程度で、失業率と空家率が低い 98103 が有力な候補のようです。[ListingID] の個数を追加すると、この地域で条件を満たす物件は 8 件あることがわかります。

     

    データ モ���ルの詳細

    この最後の例では、データ モデルでできることのごく一部を紹介したに過ぎません。さらに詳しいことは今後のブログ投稿で紹介する予定ですが、以下にポイントをまとめておきます。

    • 各ブックに設定できるデータ モデルは 1 つだけです。
    • Excel 内の任意のテーブルをデータ モデルに追加できます。
    • ほとんどのデータ ソースをデータ モデルに追加できます (SQL、Odata、Atom フィード、Excel テーブルなど)。
    • データ モデルのテーブルに行の制限はありません。
    • 複数のテーブルにまたがってリレーションシップを定義できます。

    以上の情報で新しいデータ モデルの機能について興味を持っていただければ幸いです。ご意見、ご質問があれば、以下にお気軽にご記入ください。またツイッター @doppenhe でもメッセージをお寄せください。

    添付ファイル: HousingData.zip

  • 組織内の Access データベースを管理する

    Posted by Andrew Stegmaier
    8 月 22 日

    この記事は、Access チームのプログラムマネージャー リード Steve Greenberg がお届けします。

    数か月ごとに、Microsoft Access エンジニアリング チームには、社内のワールドワイド セールス組織のだれかから高優先度の電子メールが届きます。書かれているのは、いつもと同じ根本的な問題です。IT 部門は、Access データベースが増え続けるのと、それに伴って管理がしづらくなるのに悩んでいると。先日、ある英国企業の CTO とお話しする機会がありましたが、その方はデータベースを山猫にたとえていました。組織の業務を引っかき回していると言うのです。

    こうした管理性の問題は、組織の規模の大小を問わず、どのお客様からも聞かれることです。業務部門のユーザーに、効率の向上とコストの削減に役立つアプリを自分でインストールできる権限を与えたいと考える組織は多いものです。しかし、そうした権限の付与は問題を引き起こします。データのセキュリティを守り、適切な人物だけがアクセスできるようにする必要があります。また、ハードウェア障害の影響を最小限に抑えるために、バックアップを行うことも必要です。さらに、同じデータが何か所にも存在していると、組織のすべての部署で意思決定を統一するのは不可能になります。

    今回のリリースには、Access でのデータベース管理に関するエキサイティングな機能が数多く含まれています。まず、デスクトップデータベースを管理するための新しいツールをご紹介しましょう。

    • Microsoft Office 2013 検出/リスク評価: 組織のネットワーク共有や SharePoint ドキュメント ライブラリをスキャンして Access データベースを見つける機能です。スキャンはオン デマンドで実行することも、定期的に実行することもできます。検出結果をマスター インベントリに取り込むこともできます。ファイルがインベントリに記録されると、その複雑さ、財務的影響、リスク、エラーを評価できるようになります。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。
    • Microsoft Office 2013 監査統制管理サーバー: これに含まれるデータベース管理ツールを使うと、データベースの監査を行うことができ、データベースにどのような変更が加えられたかがわかります。このツールについては、こちら(英語)をご覧ください。

    これらのツールは、デスクトップ データベースの管理に役立ちます。しかし、データを保管するのに最適な場所はサーバーであることに、異論はないでしょう。データを 1 つのサーバーに集めて保管することは本質的に、データをファイルの形でファイル共有やデスクトップに散在させておくのに比べて、信頼性とセキュリティの点で優れています。今後、データトラッキング方法の選択肢を評価する際は、Access 2013 Web Apps を検討してください。管理性は、私たちが Access 2013 Web Apps を Office 365 および SQL Azure 上に構築した最大の理由の 1 つです。主な利点としては、次のものがあります。

    信頼性: Office 365 と SQL Azure のどちらも、エンタープライズ クラスのクラウド サービスであり、堅牢なサービスレベル アグリーメントに裏付けられています。詳細については、Office 365 セキュリティセンターをご覧ください。また、SQL Azure データベースのフォールトトレランスに関する最近のブログ投稿もご覧ください。

    セキュリティ: SharePoint アクセス許可を使用して、だれに新しいアプリの作成や、既存のアプリのテーブル、クエリ、ビュー、マクロの変更、あるいはデータの編集とデータの読み取りを許可するかを制御できます。

    監視: IT 組織の要望として、自組織内のアプリケーション使用状況の視覚化がよく挙げられます。このニーズを満たすために、SharePoint には個々の Access Services アプリに関するデータを収集する機能があります。この情報には、[サイトのコンテンツ] ページでアクセスできます。アプリにマウスのポインターを合わせて、[...] アイコンをクリックします。次に、[詳細] をクリックします。

    これは表示の一例です。[アプリの詳細] ページには、そのアプリのプロパティが一覧表示されます。ユーザーがアプリを使っているときにエラーが発生したかどうかもわかります。使用状況の統計情報は、そのアプリの使用頻度を理解するのに役立ちます。

    ダッシュボードを好む管理者のために、SharePoint では、選択したアプリケーションの自組織での使用状況を 1 つの Web ページに表示するように、監視機能を設定することができます。

    私たちのチームは常に、管理性に十分な注意を払っており、根本的にデータはデスクトップにあるよりもサーバーにある方が管理しやすいと考えています。データセンター内の SQL Server は、データを置いておくのに最良の場所です。しかし長年にわたり、そのようなサーバーの作成に要するコストと技術的障壁が理由で、ミッションクリティカルなプロジェクト以外には利用されていませんでした。SQL Azure データベースという技術の登場によって、ようやくエンドユーザーが本物の SQL データベースをデータセンターに、妥当なコストで簡単に作成できるようになりました。ぜひ、Office 365 プレビューで実際にお試しください。Access 2013 Web Apps を試してみるには、ビジネス向けプラン Small Business Premium または Enterprise を必ず選択してください。

  • Windows 8 および iOS タブレットでのタッチ操作による Office Web Apps の編集

    Posted by Renu Devi
    8 月 20 日

     

    先日、Microsoft は新しい Office Web Apps を発表しました。私たちはこのアプリに新機能を追加し、パフォーマンスを改善しました。また、さまざまなブラウザーを使用して文書にどこからでもアクセスできる環境も引き続き提供しています。

    今日は、皆さんに新たな次元の入力方法である「タッチ方式」をご紹介できるのを大変嬉しく思っています。Office Web Apps の表示および編集といった本格的な機能を、タッチ機能対応のタブレットやブラウザーで利用できるようになりました。Windows 8 の Internet Explorer や iOS の Mobile Safari なども使用できます。

     タッチ機能対応の Office Web Apps を設計するにあたり、私たちは次のような目標を達成することを目指しました。

    • タッチ対応の Office Web Apps をすぐにでも使用したいユーザーの期待に応える
    • 新しいユーザー インターフェイスの操作方法を学習する必要をなくす
    • タッチ方式とマウス/キーボード方式を簡単に切り替えて使えるようにする
    • 編集ツールなどの Office Web Apps の完全な機能を、タブレットやタッチ モニターなどのタッチ式デバイスで使えるようにする

    ユーザー インターフェイスをタッチ対応にし、またタッチ入力に対応できるようする過程では、興味深い設計上の課題が浮かび上がってきました。この記事では、これらをどのように実現したかについてご説明します。

     

    タッチ用フレームワークの開発

    私たちは、サポートするプラットフォームと、Microsoft Office デスクトップ アプリケーション、Windows 8、および iOS のタッチ処理のガイドラインに適合する統合フレームワークを開発しました。また、ユーザーがタッチデバイスを使用するときに期待する使用環境とタッチ操作のバランスについても考慮しました。

    プラットフォーム全体のユーザーによる操作性を考える際には、次の方針に基づきました。

    • タッチ入力だけによる快適なエンドツーエンドの操作性を実現する
      • タッチ デバイスでのシナリオや操作性を重視する
      • ユーザーが自信を持ってユーザー インターフェイスにタッチできるようにする
      • タッチ操作はシンプルで直感的に理解できるものにする
      • ブラウザーの機能を活用する
    • タッチ、マウス、キーボードを組み合わせて使用できる優れたエンドツーエンドの操作性を実現する
      • ユーザーがタッチ、マウス、キーボードを自在に切り替えてアプリケーションを使用できるようにする
      • アプリケーションがこの入力に対応できるようにする

    では、これらの方針について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

     

    タッチに最適なシナリオと操作性

    私はこの記事を数日間で書き上げ、何度か修正しました。多くの皆さんと同様、私は一日中自分の机に向かっていることはありません。また、子供のフェンシングの練習場にノート PC を持って行くこともありません。私はこの記事を職場のデスクトップで書き始め、文書を Skydrive にアップロードしてどこからでも使用できるようにした後、タブレットを使用して編集作業を続けました。

    ユーザー調査によって得られた利用法や行動の傾向とパターンから、私たちは次の 2 つのシナリオを目標とすることができました。

    1. 文書の読み込みや使用、プレゼンテーションやスプレッドシートの表示は高速で、軽快で、満足できるものにする

    • 情報を読むことと使用することは、タブレットを使用するほとんどのユーザーがよく行う行為です。
    • ユーザーは文書やプレゼンテーションに目を通し、その内容について同僚や友人と共有するコメントを書き込みます。
    • 自動車の購入に関する調査結果を OneNote Web App で取りまとめ、自動車の販売交渉の際にはタブレット上でいつでも利用できるようにしているユーザーもいます。

     2. 手軽に使用できる編集機能により、文書への追加、修正、変更を行う際の満足度を大きく高める

    • 私のような母親達は、学校の保護者会でスプレッドシートを使用して情報を共有しており、子供のスクール パーティーへのデザートの持ち込みを素早く伝達したいと考えます。
    • 学生達は、自分達が取り組んでいる論文を素早く修正し、プレゼンテーションを仕上げるための共同作業に取り組みたいと考えています。

     

    自信をもってタッチ操作を行う

    ユーザー インターフェイスを使用しているとき、目的でないコントロールにタッチしてしまうほどイライラすることはありません。意図するコントロールやユーザーインターフェイスの一部に確実にタッチできれば、アプリの信頼性が高まります。私たちは Office Web Apps を使用するときに、このような自信をユーザーに持っていただきたいと考えました。

    マウスはユーザー インターフェイスとのやり取りを、正確かつ制御された方法で行えるツールです。物理的なキーボードと組み合わせて、自信を持って正確に挿入ポイントを指定し、選択を行い、ボタンをヒットし、コンテキストメニュー、ドロップダウン、他の UI を起動することができます。

    これと比較すると、人の指ではあらゆる形状や大きさが表現されてしまいます。挿入ポイントを指定する動きはぎこちなく、ユーザーインターフェイスとのやり取りの制御は不正確です。

    私たちの目標は、ユーザーがマウスを使用するときと同様に、ユーザー インターフェイスを大胆にタッチして、期待する結果が得られるようにすることでした。

    タッチを容易にするには、対象物のサイズが関係します。リボン コントロールやコンテキストメニューなど、ユーザー インターフェイスの要素の多くが、Windows 8 や Microsoft Office で定義されている「タッチ可能」なサイズの制限を大きく下回っています。

    新しい Office Web Apps では、このような要素をすべてタッチしやすいよう改善しました。UI の物理的なサイズを大きくすることと、実際の文書の内容の表示スペースをできる限り大きく取ることとのバランスは、慎重に検討しました。

     

    ボタンが大きくなり、タッチしやすくなり、コントロール間の間隔が適切なものになっていることを、以下の図で確認してください。

     

     Excel Web App [ホーム] タブ

    PowerPoint Web App [挿入] タブ

     OneNote Web App [ホーム] タブ

    Word Web App のカラー ピッカー

     

    シンプルで直感的に理解できるタッチ操作を使用する

    私たちの大きな目標の 1 つは、練習したり記憶したりしなければならない複雑なジェスチャーではなく、シンプルで直感的に理解できるタッチ操作を採用して、ユーザーがタブレットで Office Web Apps をすぐに使えるようにすることでした。

    操作に必要なのは、次の 5 つの動作だけです。

    では、Office Web Apps でこれらの動作をどのように使用するかを見ていきましょう。

     

    文書のスクロールとブラウジング

    文書全体に素早く目を通したいときには、素早い移動の動作を示すスワイプまたはフリックを使用します。文書の内容が高速に流れるようにスクロールします。これを止めるにはタップ操作を行います。

    Word Web App での全画面表示や編集表示での高速スクロールの実現には、ブラウザー本来の機能を活用しました。

    PowerPoint Web App では、同じスワイプ動作でスライドを切り替えることができます。

     

    ズーム インとズームアウト

    2 本の指を同時に拡げる動作 (スプレッド) や、2 本の指でつまむような動作 (ピンチ) を使用して、ユーザーインターフェイスをズーム インしたり、ズーム アウトしたりすることができます。

     

    入力

    Office Web Apps の編集表示を 1 回タップすると挿入ポイントが設定され、入力を始めるためのキーボードが表示されます。 

     

    Word Web App の挿入ポイント

    挿入ポイントの形は、マウスとキーボードを使用するときのものとは異なることに注目してください。挿入ポイントを示す円形の「グリッパー」が表示され、これを掴んでドラッグすることで、選択を容易に行うことができます。

    入力は編集作業の基盤であり、この操作性を高めることは重要な要素です。

     

    挿入ポイントの配置

    指は不正確な入力ツールであるため、ユーザーが意図する場所へ、いかに正確に挿入ポイントを配置するかを考える必要がありました。

    ほとんどのユーザーは、単語の先頭または末尾を修正します。

    そこで私たちは挿入ポイントの配置に「ブックエンド」方式を採用しました。

    すでに入力されている単語が 1 回タップされたときには、最も近い端部 (単語の先頭または単語の末尾) を計算し、そこに挿入ポイントを配置します。同じ単語が再度タップされたときには、タッチが認識された正確な場所に挿入ポイントを再配置します。

     

    選択

    テキストやオブジェクトを選択することで、これらを動かしたり、書式を適用したり、あるいはその他の処理を実行することができます。これらの操作は、マウスおよびキーボードのCtrl キーや Shift キーを使って効率的に実行できます。これらのツールは対象を正確に指定できるためです。

    タッチ環境では、挿入ポイントに表示される「グリッパー」がハンドルとして機能します。これを掴んでドラッグすることで、新たな選択をすることができます。また、グリッパーの両端を使用して選択した範囲を拡大縮小して、現在の選択範囲を変更することもできます。

     

    Word Web App でグリッパーを使用してテキストを選択

     

     テーブルを挿入する場合に表の大きさをドラッグで選択

     

    コンテキストに操作を適用

    コンテキスト メニューを使用すると、特定のコンテキストに対して操作を迅速かつ容易に適用することができます。Office Web Apps でマウスを使用してコンテキスト メニューを使用することには、すでに慣れていらっしゃることでしょう。マウスの右クリックでは、次のようにメニューが表示されます。

     

    Word Web App の編集表示でマウスの右クリックによって表示されるコンテキストメニュー

    タッチ デバイスでは、選択したものをタップするだけで簡単にコンテキスト メニューが表示されるようにしました。コンテキストメニューから離れた場所をタップすると、メニューは消去されます。 

     

    選択項目をタップするとコンテキスト メニューが表示される

     

    コンテキスト メニューに表示されるコントロールには、タッチしやすいように十分な間隔が設けられていることに注目してください。

    挿入ポイントでは、指でしばらくの間押し続けることでもコンテキスト メニューが表示されます。

    Word Web App の全画面表示では、1 回のタップで行を選択できます。選択したものをさらにもう一度タップすると、コンテキストメニューが表示されます。 

     

    Word Web App での選択とコンテキストメニュー

     

     

    タッチ、マウス、キーボードを組み合わせて使用できる優れたエンドツーエンドの操作性を実現する

    タブレットはタッチ、マウス、キーボード入力によって操作できます。

    Windows 8 では、タッチ方式またはマウスとキーボード、あるいはこれら両方を組み合わせて Office Web Apps を使用することができます。iOS では、Office Web Apps にはタッチ方式による入力が最も優れています。

     

    タッチ モード

    Office Web Apps では、ユーザー インターフェイスを次のように区別できます。

    • 固定ユーザー インターフェイス

    このユーザー インターフェイスは常に存在し、アプリケーションに表示されます。

    たとえば、OneNote Web App のナビゲーションウィンドウやリボンが該当します。

    • コンテキスト ユーザー インターフェイス

    このユーザー インターフェイスは、必要に応じて表示されたり、消去されたりします。

    たとえば、コンテキスト メニューがこれに該当します。

    タッチ デバイスをお使いのとき、Office Web Apps ではタッチモードの固定ユーザー インターフェイスがデフォルトで表示されます。[タッチ モード] ボタンを切り替えると、このモードをマウスを使用するユーザーインターフェイスに変更することができます。

    [タッチ モード] ボタンは Office Web Apps の左上に表示されるクイック アクセス ツール バーにあり、タッチ モードと精密なマウス モードを交互に切り替えることができます。

     

    [タッチ モード] ボタン - (オンの状態) タッチ対応のユーザーインターフェイスを表示

     

     

    [タッチ モード] ボタンの部分を拡大

     

    コンテキスト メニューはリボンによるポップアップおよびメニューであり、必要な場合にのみ表示されます。そして、これを起動したときの入力モード (タッチまたはマウス) に合わせて表示されます。

     

    まとめ

    Office Web Apps のプレビューを skydrive.com で、また Office 365 のプレビューを Windows 8 のタッチ デバイスや iPad の iOS で是非お試しください。

    私たちはユーザーの皆さんの使用感をお聞きしたいと思っています。是非ご意見をお寄せください。アプリの右上角または [ファイル] メニューに [フィードバックの送信] というオプションがあります。

    私たちは使用環境の改善作業を継続的に行っており、ユーザーの皆さんが気に入った点、気に入らない点などのご意見をお待ちしています。

     

    Renu Devi
    Office Web Apps 担当 Program Manager

  • Office: 新しくなった Word をお試しください

    Posted by Word チーム
    8 月 16 日

    今日はタッチ機能について、Word チームのプログラムマネージャーである Michelle Lisse がお話しします。

    近年はタッチ デバイスが隆盛を極めています。これまで、Word ではタッチ方式については限定的にしか対応していませんでした。しかし今回はその範囲を拡げ、Windows 8 で Word が輝けるよう、タッチ式特有の機能について機能向上を図りました。

    この記事では、今リリースの Word でタッチ方式による編集を強化するために行った変更内容についてお話しします。特別なタッチモードのリボンやコンテキスト メニューなど、Office 全体におけるタッチ機能の機能向上については、「Clint Covington’s blog post about touch across Office」をお読みください。また、タッチ機能の活用について、さらに詳しくお知りになりたい場合は、「post on the new reading mode」をご覧ください。この機能はタッチ方式を念頭に根本的に新しく設計されています。

    文章の入力については、私たちは他に見られない困難な課題に直面しました。Word は、過去数十年にわたってマウスやキーボードを使用する操作にきめ細かく対応してきた強力なアプリケーションです。今リリースでの私たちの目標は、マウスやキーボードを使用していたユーザーの生産性を損なわずに、一般的なタッチデバイスでの編集作業を可能にすることでした。すべての機能をタッチ式対応に書き直すことはできませんでしたが、基本項目をカバーすることはできました。

     

    選択方式について

    私たちが最初に取り組まなければならないことの 1 つが、選択方式をタッチ式に作り替えることでした。マウスによるモデルは何年にもわたって慎重に最適化されてきましたが、これを単にタッチ式に置き換えるわけにはいきません。タッチ式デバイスではホバー状態がないことを考慮しなくても、タッチ式に対応するには、根本的に異なる概念を実体化する必要に迫られます。

    少し具体的な例を挙げましょう。何らかのポインティング デバイスを持っていると想像してみてください。このデバイスからは、ポインターが押されたことのメッセージ、次にドラッグしたことのメッセージ、最後にポインターが放されたことのメッセージが報告されます。このとき、どのような処理が起きると思いますか?たとえば、このポインティング デバイスがマウスの左ボタンであった場合には、ドラッグした範囲の選択をすることを期待するでしょう。しかし、ポインティング デバイスが指である場合は、文書のスクロールを期待することでしょう。

    おわかりのように、このことは Word の既存のマウス用のコードはタッチ式デバイスに単純に再利用できないことを意味しています。私たちは、過去数十年にわたって慎重に考え抜いた方式から最も重要な要素を抽出し、まったく新しいモデルの下でこれを検討し直す必要に迫られました。このプロジェクトのために、文書のナビゲーション操作からさまざまなメディアのキャンバスでの選択方法まで、すべてのものを改めて詳しく調べ直す必要がありました。

    最終的には、ピンチによるズームとドラッグによるパンを使用する操作モデルを構築しました。Word の一部のビューには、文書の内容がウィンドウに的確にフィットするよう調整する高度なレイアウト機能も用意しました。これらのビューのため、ピンチ操作によって単に内容を直接拡大縮小することはできませんでした。その代わりに、新しいズームオーバーレイ機能を作成し、変更を確定する前に新しいテキスト サイズをプレビューできるようにしました。

    また、新しいテキスト選択ハンドルを作成して、キャンバスでテキスト選択を行って調整できるようにしました。そして Excel チームと協力してこの選択ハンドルの機能を拡張して、テーブルのセル、行、列を選択できるようにしました。

    図に関しては、ライブ レイアウト機能と、グラフや SmartArt などの複雑な図も操作できる機能を追加しました。また、図の上に表示されるハンドルも大きくして、図のサイズを変更や回転を行うときの選択操作をしやすくしました。

    さらにキャンバス上の UI ウィジェットにも改善を加え、タッチデバイスでの見やすさと使いやすさを向上させました。たとえば、セクションを展開したり、たたんだりすることのできる新機能を追加しました。マウスとキーボードを使用しているときには、見出しの上にカーソルを重ねたときにのみボタンが表示されます。タッチ式の場合はホバーという機能がないため、ユーザーがタッチデバイスに触れていることが検出されたときには、常にボタンが表示され、使用できるようになります。

    解決しなければならないことは多数あり、それらの問題はすべてタッチ デバイスを操作するために必要不可欠なものでした。私たちが基本を正しく理解していないと、タッチデバイスで何もできなくなります。しかし基本を正しく反映すれば、操作は素早く、滑らかで、自然なものとなります。そしてこれらがすべて解決すれば、ユーザーはマウスを使用するときと同様にタッチデバイスを意識しないで使用できるようになります。

     

    キーボード入力の機能向上

    私たちが機能向上を行ったもう一つの分野は、ソフト キーボードの操作性です。Windows 7 の Office 2010 にはソフト キーボードが付属しており、ドキュメントの前面に表示させることができます。このモデルは文の修正には優れていますが、長い文章の入力などには適していませんでいた。

    Windows 8 では、このキーボード機能でさまざまな操作が可能になりました。Word がこのキーボードと通信できるようになったため、長い入力作業の際の操作性が改善されました。現在、Word はキーボードの場所を正確に判断し、キーボードの上方に文書の内容が自動的に配置されるよう調整します。これによって、文書を手作業でスクロールしなくても、長い文章を入力できるようになりました。

    http://www.youtube.com/watch?v=O_9uLROmXLQ&feature=player_embedded

     

    障害の排除

    先にお話ししたように、Word には根本的にマウスを念頭において設計されたツールが多数あります。一部のツールでは、マウスカーソルが他のツールに変化し、ホバー状態やマウス特有のコードと深く関連していました。

    このようなマウス特有のツールはマウスとキーボードを使用する場合の操作性には優れていますが、タッチデバイスでは実にどうしようもありません。ボタンをプッシュしても、そのツールから抜け出す方法がありません。いくつかの例として、図形の挿入、ビューの分割、罫線を引く、蛍光ペン、書式のコピー/貼り付けなどがあります。

    私たちはこれらの各ツールを詳しく調べて、解決し、すべての問題点を排除しました。現在では、タッチ方式による図形の挿入では、図形はページに直接配置されます。あるいは、書式のコピー/貼り付けをプッシュすると、単語をタップして書式を貼り付けることができます。このように、今では「マウスのみ」という落とし穴に陥ることなく、タッチ デバイスで自信を持って Word をお使いいただけます。

     

    まとめ

    それでは、タッチ デバイスでの文書の編集をサポートするために私たちが行ってきた改善項目に関するまとめとなりますが、私たちは、文書に関する処理を完全なものにして、現在行われている基本的な編集操作を可能にし、将来のために強固な基盤を築くことに重点を置いてきました。

     

    タッチ機能の担当者は (そのほとんどをこの写真で紹介します)、タッチ デバイスを使用したときの Word の処理を高速かつ滑らかなものにするために、懸命な開発作業を行ってきたのです。

  • Visio 2013: Visio 2013 のシェイプに反射、光彩、回転などの効果を追加する方法

    Posted by Tucker Hatfield
    8 月 16 日

     

    新しい Visio には、プロがデザインしたような現代的な外観の図形を作成するために数多くのツールが提供されています。その 1 つに、シェイプの効果があります。

    PowerPoint で影や反射などの効果

    を使ったことがある方は、効果がシェイプにどのようなインパクトを与えるかご存知でしょう。新しい Visio にはそれと同じ効果の機能が追加され、人目を引く本格的な図形を簡単に作成できるようになりました。

    図形の見栄えを良くするための新しい機能については、過去の記事Visio の新しいテーマ、バリアント、スタイルModern shapes and templates in the new Visio★★Not found★★」、「新しい Visio でプロ並みの図を手早く作成」でも取り上げています。

     

    効果を簡単に追加するには

    図形の外観を良くするために効果を使う一番簡単な方法は、効果が含まれているテーマを選ぶことです。たとえば、次の最初の例では、微妙な影を使ってシェイプを強調し、現代的に見せています。2 番目の例では、3D の影を使ってシンプルなテーマに奥行きを持たせています。

    しかし、上に示したテーマは、図形のシェイプの外観をカスタマイズするために効果が発揮する力を知っていただくための取っ掛かりでしかありません。以前の記事でも取り上げたとおり、クイック スタイルを使ってシェイプの色や書式をカスタマイズできます。また、選択したシェイプに効果を簡単に追加することもできます。

    シェイプを選び、[ホーム] タブの [シェイプ スタイル] セクションで [効果] をクリックします。追加できる効果がメニューに表示されます。任意の効果にカーソルを合わせると、事前に設定されている効果のギャラリーが表示され、そのうちの 1 つを選ぶことができます。

    このギャラリーには、それぞれの効果について、いくつかのバリエーションが含まれています。いずれも図形に視覚的効果を追加するようにデザインされています。複数のシェイプを選んだ場合は、ギャラリーを使って、複数のシェイプの書式を設定することもできます。さらにシェイプの外観をカスタマイズするには、数種類の効果を選び、組み合わせてシェイプに追加します。次のシェイプには、反射、面取り、3D 回転を使っています。

    効果のカスタマイズ

    効果のすべての要素を微調整してコントロールしたい場合は、ギャラリーの下部にある [オプション] をクリックし、シェイプを右クリックしてコンテキスト メニューの [シェイプの書式設定] を選択します。または、[ホーム] タブの [シェイプのスタイル] セクションで [シェイプの書式設定] をクリックします。

     

    [シェイプの書式設定] 作業ウィンドウが表示されます。これは、通常はワークスペースの右側にドッキングされていますが、ウィンドウのタイトルをクリックしてドラッグすると、ウィンドウのドッキングが解除され、任意の場所に移動できます。別のモニターに移動することも可能です。このウィンドウには、[塗りつぶしと線] と [効果] オプションという 2 つのタブがあります。ここでは、[効果] オプションを見てみましょう。

    ギャラリーにあったものと同じ効果の一覧が、[シェイプの書式設定] ウィンドウにも表示されます。効果を 1 つ選んで展開してみると、それぞれの効果の設定を細かく制御できることがわかります。任意のシェイプをクリックすると、シェイプに適用されている設定を確認できます。

    ここでは、先ほどの例で示したシェイプについて、反射をコントロールする各種の設定を表示するためにウィンドウを開きました。四角形が反射面から浮いて見えるように、三角形の反射よりも四角形の反射の距離を少し長くしましょう。距離を 0 から 22 にすると、シェイプの効果が更新され、その変化をリアルタイムで確認できます。

    それぞれの効果に独自のコントロール セットがあり、効果のすべての要素を微調整できます。そのため、高度にカスタマイズした効果を作成して、図形を個性的な外観にすることができます。ギャラリーにある事前設定された効果と同じように、これらの設定を 1 つのシェイプに適用することも、複数のシェイプを選択して同時に書式設定することもできます。

    書式のコピー/貼り付けを使うことで、複数のシェイプに対して効果を簡単に複製できます。これを行うには、書式をコピーするシェイプを選択し、[ホーム] タブの左側にある [書式のコピー/貼り付け] アイコンをダブルクリックします。その後、書式を設定したいシェイプを 1 つずつクリックし、同じ外観にします。

     

    新しいグラデーションの制御

    [シェイプの書式設定] ダイアログには、[塗りつぶしと線] オプションもあったことをご記憶でしょう。これは、ほとんどは従来の Visio のオプションと同じ内容ですが、1 つだけ大きく変更されたアイテムがあります。グラデーションです。グラデーション塗りつぶしを選ぶと、グラデーションを設定するインターフェイスで、グラデーションを細かく調整できることがわかります。グラデーションをシンプルにしたい場合も複雑にしたい場合も、それぞれ個別に、ストップを追加または削除したり��色の値を設定することができます。また、グラデーションの種類や方向を変えることもできます。どこから始めればよいかわからない場合は、[事前設定グラデーション] ドロップダウン メニューを使って、事前設定されたグラデーションの 1 つからカスタマイズを行うことができます。

     

    効果とテーマ

    効果またはクイック スタイルを手動で設定すると、テーマの設定が上書きされます。たとえば、フローチャート内の 1 つのシェイプにカスタマイズした影を追加し、既定の影を使ったテーマを適用すると、カスタマイズした影を追加されたシェイプは、テーマによって他のすべてのシェイプに適用されている影とは一致しません。このことは、ある特定のシェイプだけを強調する効果を追加したいときに利用できます。他のテーマに切り替えても、その効果はなくなりません。たとえば、フローチャート内で強調したいステップに光彩を加えた場合もそうです。テーマをどのように変更しても光彩は維持され、その色はテーマに一致するように調整されます。

    効果とは何か

    効果は、図形を本格的な外観にすることで見る人の注目を集めるために有効な方法です。効果はギャラリーから選んで簡単に使えるだけでなく、カスタマイズして希望どおりの外観にすることができます。効果のことを知るだけで、自分が作成した図形を格段に目立たせることができるようになります。

     

    ご意見をお待ちしています

    この記事に関するご意見や、今後取り上げて欲しいテーマがありましたら、ぜひお聞かせください。

    新しい Visio については、フォーラム (Visio Answers フォーラム(英語)や Visio MSDN フォーラム(英語)) でディスカッションしていただけます。また、気に入った機能の報告や問題点、改善点の報告(英語)で私たちにフィードバックをお送りいただくこともできます。

  • 次期 Office RTM 提供開始

    Posted by Kirk Koenigsbauer

    10 月 11 日

    本日 Microsoft  は、次期 Office の開発において、非常に重要なマイルストーンに到達しました。

    先ほど Office 開発チームは RTM ビルドをリリースしました。これで次期 Office のコーディングからテストまで終了し、一般消費者やビジネスユーザー向けに様々なチャネルを通じて次期 Office をリリースできる準備が整いました。

    これまでで最も革新的なリリースとなっており、すべての Office アプリケーション製品からサーバー製品、クラウドサービスに至るまですべての Office および Office 関連製品を提供する予定です。次期 Office は新鮮で、Windows 8 が搭載されたタッチ デバイスで美しく閲覧し、簡単に操作することができます。また、ソーシャル連携や、ドキュメントの閲覧、編集、ミーティングや仲間との共有など、使いやすさをさらに向上させる最新の機能が備わっています。私たちは RTM のマイルストーンに到達できたこと、そしてこの素晴らしい Office を皆様にお届けできることを誇りに感じています。

    発売は、2013 年の第一四半期を予定しています。また 10 月 19 日より、Office 2010 を購入された方が、無償で次期 Office にアップグレードできるキャンペーンが始まります(日本での開始日程は未定)。そして、Windows RT デバイスには、次期 Office のプレビュー版が搭載されており、10 月 26 日の Windows 8 発売に合わせて提供開始となります。

    また、ビジネスユーザー向けに様々なプログラムを提供し、組織内で 次期 Office を適合できるのかどうか、事前にテスト運用することができるようにします。

    • Office 365 Enterprise をご利用のお客様には 11 月から 2013 年第一四半期にかけてサービスアップ デートにより新しい機能を提供していきます。
    • ソフトウェア アシュアランス付きのボリューム ライセンスを保有されている法人のお客様は Office 2013 クライアント製品だけでなく、SharePoint 2013、Lync 2013、Exchange 2013 などの他の Office 関連製品を 11 月中旬よりボリューム ライセンス サービス センターからダウンロードすることができます。また、これらの製品は12月1日のボリュームライセンス価格表に掲載されます。
    • TechNet もしくは MSDN サブスクリプションをご契約されているIT 管理者、開発者の皆様は、11 月中旬よりダウンロードすることができます。

    正式な発売日についてや、他の次期 Office の情報については今しばらく発表をお待ちください。また、製品出荷までの間は、ぜひ office.com/preview にアクセスし、次期 Office カスタマー プレビュー版をお試しください。

    最後に次期 Office を早期のうちにお試しいただいた数百万のお客様に心より感謝申し上げます。皆様より頂戴した貴重なフィードバックをもとに、史上最高の Office を作り上げることができました。本当にありがとうございました。

     

    Kirk Koenigsbauer

    Corporate Vice President

    Microsoft Office Division

  • 新しい Office と SharePoint 用アプリの IT 管理ガイド

    Posted by:  Gray Knowlton
    8 月 14 日

    エディターズ ノート:Brian Jones Cyrielle Simeone Office Next に再合流し、新しい Office のアプリと拡張性に関する最後の投稿を行います。詳細については、Apps for SharePoint and Office blog (SharePoint と Office 用アプリのブログ) を参照してください。

     

    先日、新しい Office と SharePoint でアプリがユーザーに提供する一連の新しいシナリオとユーザーエクスペリエンスについて説明しました。まだ見ていない場合は、Office 用アプリの動作を紹介する Medal Tracker のビデオをぜひご覧ください。また、プラットフォームをクラウドに移行し、よりオープンでアクセス性に優れたプラットフォームを実現するために、このリリースで実装される新しい強化されたデベロッパーエクスペリエンスに関しても説明しました。

    今日は、エンタープライズ向けの Office と SharePoint 用アプリの展開、管理、およびセキュリティについて説明します。

     

    背景情報

    IT 部門に所属しているか、職場でコンピューターやアカウントの管理を手伝っている場合、従業員が使用しているアプリを把握するのがいかに困難であるかご存知のはずです。たとえば、こんなシナリオが考えられます。財務グループのあるメンバーが、スプレッドシートを作成し、そのスプレッドシートをバックエンドデータにバインドするマクロを書いています。マクロの数は増え続け、スプレッドシートは本格的なアプリになりました。多くの従業員がこのアプリを使用するようになり、財務担当副社長も使用しています。一方、IT 部門ではこのアプリを一切把握していません。そのため、アプリをサポートし、確実に動作させる役割を担う人はだれもいません。ある日、従業員がデータベースのクリーンアップを実行し、だれも使っていないと思われるファイルをいくつか削除しました。しかし、例のスプレッドシートがそれらのファイルの 1 つを使用しており、壊れてしまうことに。副社長は慌てて IT 部門に連絡し、アプリが壊れたと伝えます。ここに至って IT 部門は、スプレッドシートのコピーを入手し、デバッグし、壊れた理由を見つけ出す必要性に迫られます。

    こうしたことが起きるため、IT 部門では、緊急事態に対応するための時間をあらかじめ多く確保しておくのが一般的です。新しい Office では、IT 部門が Office と SharePoint 内でユーザーが使用しているものを可視化し、よりよい準備ができるようにするための工夫が数多く取り入れられています。

     

    新しい展開モデル

    Officeと SharePoint 用のアプリは、Web アプリとマニフェスト ファイルの 2 つの主要コンポーネントで構成されます。マニフェストファイルは、アプリを「展開」するために使用されます。マニフェスト ファイルは、Office ストアを通じて管理され、内部アプリの場合はアプリカタログを通じて管理されます。ユーザーは Office ストアやアプリ カタログでアプリを検索します。これにより、マニフェストファイルが返されます。マニフェストは、実際の Web アプリをポイントしています。Web アプリは、Azure、IIS、LAMP など、開発者のお気に入りのホスティングサービス上で実行できます。

    SharePoint アプリの場合、Web アプリを自分のサーバーでホストしたくない開発者のためのオプションも用意されています。これらの開発者は、Web アプリ ファイルをマニフェストと共にパッケージ化し、その完全パッケージを Office ストアに送ることができます。アプリをインストールすると、Windows Azure にサーバーコードが自動的に展開されます。

     

    組織向けに最適化されたストア

    Office ストアは、組織がアプリを簡単に購入、利用、管理できるように最適化されています。組織にとって Office ストアが使いやすい理由は 4 つあります。

    発見:  Office ストアおよび SharePoint ストアは、組織内で共有される日常業務やビジネス プロセスを解決するアプリを探しているビジネス ユーザーに、すばらしい機会を提供します。たとえば、経費レポート、資産、またはイベントプランニングを管理する効果的な方法を探している場合、自分でアプリを構築したり、IT 部門に連絡したりする前に、ストアをチェックしてみてください。

    入手:  ユーザーが入手したすべてのアプリは、そのユーザーの Microsoft アカウントに結び付けられます。ユーザーが Microsoft アカウントを使用して Office にログインすると、そのユーザーのすべてのアプリがすぐに使用可能になります。PC の更新またはアップグレード後にユーザーのコンピューターを設定する時間がどれだけ節約できるか、考えてみてください。Office ストアのライセンス モデルでは、アプリは単純にコンピューターに付随するのではなく、ユーザーに付随します。したがってユーザーがどんなデバイスを使用しても、アプリをすぐに使用できます。

    展開: アプリは、一般的な意味でインストールされるわけではありません。アプリのコードをドキュメントまたは SharePoint に埋め込む代わりに、アプリは、アプリをホストする Web サーバーへのポインター (URL) として展開されます。ポインターが指し示す場所はクラウド内かもしれませんし、データセンター内のサーバーかもしれません。このモデルにより、アプリのライフサイクルと Office/SharePoint のアップグレード サイクルを互いに独立して管理する、新しい分離手法が導入されます。

    制御:  SharePoint では、管理者が組織内のユーザーによって購入されたすべての SharePoint 用アプリを表示し、管理することができます。また管理者は、ユーザーがアプリを参照し、IT 部門に購入依頼を送信できるように、ストアのアクセスを構成することができます。管理者は、それらの依頼をビジネスニーズに基づいて承認 (アプリを購入) するか、拒否することができます。アプリを購入した IT 管理者は、その購入によってカバーされるシート数に応じて、アプリにアクセスできる組織内のユーザーを決定します。管理者がユーザーにアプリを割り当てると、そのユーザーは追加の作業を行わずに SharePoint サイト内でアプリを直接使用できます。ユーザーがインストールできるアプリを組織が完全に制御する場合は、Office のグループ ポリシーを通じてパブリック ストアをオフにし、承認済みアプリ (社内とサードパーティの両方) へのアクセスのみを提供することができます。

    セキュリティ: Office ストアに一覧表示されたすべてのアプリをテストすることに加えて、悪意があると判断されたアプリをシャットダウンできる柔軟な反応 (リアクティブ) システムも用意しています。アプリをシャットダウンすると、Office ストアからリストが削除され、次回の実行時に Office と SharePoint 内でアプリが無効になります。この継続的な反応型プロセスにより、悪意のあるアプリからユーザーを確実に保護します。

     

    アプリ カタログの管理

    アプリ カタログは、組織内のユーザーに対してアプリを使用可能にする手法です。簡単に言うと、アプリカタログは、組織用に保持されているすべてのアプリを含む SharePoint ライブラリです。すべての Office クライアントはこのライブラリをポイントしています。したがって、ユーザーを新しい Office 用アプリにアクセスできるようにする場合は、そのアプリのマニフェストファイルをライブラリに追加するだけで、すべてのユーザーの Office にアプリが自動的に表示されます。SharePoint 用アプリの場合も同様です。アプリ パッケージをライブラリに追加すれば、すべてのユーザーにアプリが表示されるようになります。アプリカタログは SharePoint ライブラリなので、だれがどのアプリにアクセスできるかを簡単に管理し、必要に応じて速やかに更新を実行できます。Outlook 用アプリの場合は Exchange Server 2013 が必要であり、Exchange をカタログとして使用してマニフェスト ファイルをアップロードします。

    Office および SharePoint 用アプリの展開方法と管理方法の詳細については、以下の記事を参照してください。

    ※英語の記事となりますがご容赦ください。

    開発者や ISV が Office ユーザーにアクセスするためのさまざまなチャネルを次の図にまとめます。

     

    セキュリティと分離

    セキュリティと分離は、新しいクラウド アプリ モデルの中核に組み込まれています。

    Office 用アプリは、もはやユーザーのドキュメントと同じプロセスで実行されるわけではありません。このようなアプリの分離は、Office でのエクスペリエンスを動作のおかしいアプリから保護する重要な変化です。拡張機能の実行中に処理速度が低下したり、ドキュメントがロックされたりすることはもうありません。

    上の図は、3 つのアプリと連動する Excel ブックを示しています。これらのアプリは、赤い点線の向こう側の独立したプロセス内で実行されており (ドキュメントごとに、これらのアプリのランタイムプロセスの 1 つが存在します)、ホスト プロセスのデータや、同じ統合レベルのデータにも直接アクセスできません。これにより、従来の拡張モデルよりも安全にアプリを実行できます。

    セキュリティの観点から言うと、次の 3 つの主要な制御が存在します。

    1. Office ファイル形式がクリーン – アプリがドキュメントの内部に格納されることはありません。代わりに、アプリの定義、つまりマニフェスト ファイルを保持するカタログへのポインターが格納されます。したがってアプリがファイアウォールを越えて入り込むことはできず、有害なアプリを既存のドキュメントから排除することなくすばやくオフにできます。
      新しいアプリ マーケットプレイスでは、お客様がアプリについてのフィードバックを作成することができます。私たちはすべてのフィードバックに目を通し、それらを開発者と共に検討して品質を継続的に向上させます。
    2. 管理者による制御 – アプリの機能自体と外部カタログの両方。既定では、Office ストアは有効になっています。Office ストアのアプリが検証済みの開発者から提供され、お客様に確実に価値をもたらすよう、さまざまな配慮がなされています。
    3. ユーザーによる最終決定 – ユーザーが見たことのないアプリを含むドキュメントを開くと、アプリを起動する前にメッセージが表示されます。また、ドキュメントが外部ソースからのものである場合は、すべてのアプリについて常にメッセージが表示されます。さらに、アプリが自らをドキュメントに挿入することはできません。アプリの追加は、必ず編集アクセス許可を持つユーザーが行う必要があります。

    ユーザーの安全性を Web サイトのブラウジング時と同じくらい (またはそれ以上) に保つために、他にも見えないところでさまざまな工夫がなされています。これらについては、今後公開する記事で詳しく説明します。

    Office 用アプリは、次のセクションで説明する新しい監視ツールに統合されます。そのため、ユーザーがどのアプリをどのドキュメントで使用しているか、またそれらのアプリが問題を起こしていないかを、すばやく確認できます。

    Officeおよび SharePoint 用アプリのセキュリティの詳細については、以下の記事を参照してください。

     

    アプリのライフサイクルの監視と管理

    Officeおよび SharePoint 用アプリの使用を管理者が監視することもできます。

    Office テレメトリは、IT 専門家が Office 2013 で実際に使用されているアプリ、ドキュメント、およびアドインとそれらのパフォーマンスを監視することを可能にする新機能です。お客様が Office の使用状況を記録できるようにすることで、以下のような疑問が解決されます。

    • ほとんどのユーザーが使用しているドキュメントはどれか。
    • アプリをホストしているドキュメントはどれか。
    • 最も人気があるアプリはどれか。それらのアプリは適切に実行されているか (たとえば、CPU 時間を大量に消費していないか)。
    • ソリューションがローカル ディスクから読み込まれているか、SharePoint から読み込まれているか、メールの添付ファイルとして読み込まれているか。
    • アドインによる Office アプリの読み込み速度の低下がどのくらい続くか、またソリューションを集中管理するにはどうすればよいか。

     

    Office テレメトリは、各 PC にログをネットワークフォルダーに保存させることによって機能します。これらのログを、テレメトリ プロセッサが SQL Server または SQL Server Express データベースに集約します。このデータベースで、Excel 形式のレポートを作成できます。Office 2013 Customer Preview をインストールしたら、[スタート] メニューの [Microsoft Office ツール] フォルダーでテレメトリ ダッシュボードを探してください。Office 2003、2007、または 2010 でのドキュメントおよびアドインの使用についてのレポートを作成するために、エージェントも含まれています。開発者は、Office テレメトリを使用してソリューションの読み込み順序やフラグが設定された問題を確認することもできます。それには、同様に [Microsoft Office ツール] フォルダーにあるテレメトリ ログを起動します。Office テレメトリ ツールの詳細については、Makoto Yamagishi の記事「Introducing Office Telemetry in the new Office (新しい Office の Office テレメトリについて)」を Office IT Pro ブログで参照してください。

    管理者は、SharePoint に組み込まれたアプリ監視機能を使用して、SharePoint 用アプリの使用を追跡できます。アプリ監視では、次のような情報が追跡されます。

    • アプリが起動した回数と、アプリを起動した一意のユーザーの数。
    • アプリがインストールまたはアンインストールされた回数。
    • ユーザーがインストール、ランタイム、またはアップグレードのエラーに遭遇しているか。

    アプリ監視は、アプリ カタログ内のアプリまたはストアから取得したアプリに対して機能します。

     

    まとめ

    このように、組織内で使用されているものを、これまで以上に簡単に理解し、監視することが可能になりました。新しい監視機能に加えて、この新しい配置モデルは、開発者と IT 専門家の両方にこれまでにない柔軟性を提供します。

    新しいクラウド アプリ モデルと、このモデルがエンド ユーザー、開発者、および IT 管理者にもたらす恩恵について、詳しく理解していただけたことでしょう。これについては、専用のデベロッパー ブログ(英語)で引き続き説明していきます。取り上げてほしい話題があれば、遠慮なくお伝えください。

    ご静読ありがとうございました。