Posted by Jim Sun
8 月 6 日
私たちが Visio の新バージョンの開発を開始したとき、ユーザーの皆様からは、プロ並みの図を Visio で非常に簡単にすばやく作成できるようにすべきという意見をいただきました。この目標を達成するため、私たちはテーマを設計し直し、テーマを使用して簡単に使用できる新しい書式設定オプションや効果を開発しました。各テーマには独自のバリエーションを 4 つ用意し、図を細かく調整できる柔軟性を高めました。また、さらに細かい調整を行えるよう、各テーマにはスタイルを用意して、プロ向けに設計されたスタイルや色を活用して個々の図形を書式設定できるようにしました。
テーマ
新しい Visio には、まったく新しいテーマが 16 種類用意されています。これらのテーマには、新しい図形効果と機能が向上した書式設定オプションが組み込まれています。これらは図の外観を生き生きとさせ、プロ並みの現代的な図から洗練された手書きのような図まで幅広く作成できるよう設計されています。各テーマでは色、フォント、および効果が統一性と目的を持った方法で組み合わされているため、独特で、力強く、統一感を持った外観を図に与えることができます。
新しい Visio のテーマは Visio 2010 のテーマと同様に使いやすく、[デザイン] タブの [テーマ ギャラリー] からテーマを選択するだけで使用できます。
また Visio 2010 と同様に、テーマの選択肢の上にマウスのカーソルを重ねると図にテーマを適用した場合のプレビューが表示されるため、変更を確定させずにさまざまな外観を試すことができます。また最適なテーマを選択した後で、さまざまなバリエーションやスタイルを使用して図をさらにカスタマイズすることもできます。
バリエーション
新しい各テーマにはバリエーションが 4 つ用意されており、これらを選択することができます。バリエーションは、そのテーマの特徴を維持したまま雰囲気を変えて異なる外観を表現します。各バリエーションには独自の配色と図形のデザインがあり、元のテーマの特性は維持したまま、図の見た目をさまざまに変化させることができます。
バリエーションの適用方法はテーマの場合と同じです。[デザイン] タブの [テーマ ギャラリー] に現在選択されているテーマのバリエーションが表示されます。
バリエーションを活用すると、単色による色遣いからカラフルな色遣いまで、あるいは繊細なスタイルから力強いスタイルまで、図にさまざまな雰囲気を加えることができます。テーマと同様に選択肢の上にマウスのカーソルを重ねると、図にバリエーションを適用した場合のプレビューが表示されます。
図形のスタイル
新しいテーマでは図形のスタイルを設定できます。これは個々の図形に適用するスタイルと色の組み合わせです。図形のスタイルはユーザーが選択したテーマとバリエーションの配色やスタイルの組み合わせを活用しているため、全体の外観の統一性は維持したままで、図形に自由に適用できます。
スタイルは、[ホーム] タブにある [図形スタイルギャラリー] から選択できます。対象とする図形を選択して、ギャラリーからスタイルを選択するだけです。ギャラリー全体を表示するには、ギャラリーの右側にある下向き矢印をクリックしてください。選択肢の上にマウスのカーソルを重ねると、図のプレビューが表示されます。
スタイルは Visio のあらゆるタイプの図形に対応しています。二次元の図のほかに、次のようなコネクタや線などのクイックスタイルも用意しています。
カスタム オプション
既成のテーマを好みに合わせてカスタマイズできるカスタム オプションもいくつか用意しています。
テーマのコンポーネントの組み合わせ
新しい Visio のテーマは複数のコンポーネントで構成されているため、これらを組み合わせてカスタマイズした外観を作り出すことができます。つまり使用可能なあらゆるテーマからコンポーネントを寄せ集めて、独自のカスタムテーマを作成できます。[デザイン] タブの [バリエーションギャラリー] の右側にある矢印をクリックすると、カスタム オプションが表示されます。これを使用して、Visio の他のテーマから新たな配色、効果のスタイル、およびコネクタのスタイルを選択できます。この場合も選択肢の上にマウスのカーソルを重ねるとプレビューが表示されます。
選択した内容は、テーマ自体のほか、そのバリエーションや図形のスタイルにも影響します。カスタマイズしたテーマは [テーマ ギャラリー] に保存されるため、図の別のページに再利用できます。このテーマを探すには、[デザイン] タブの [テーマ ギャラリー] の右側にある下向き矢印をクリックしてください。カスタムテーマは [この図面] のカテゴリに入れられます。
装飾
新しい Visio では、「装飾」と呼ばれる新たなテーマの概念が導入されました。装飾は図の全体のトーンに影響します。装飾は書式設定や効果だけでなく一部の図形の形状や配置にも変化を加えて、控え目なものから複雑なものまで外観をさまざまに表現します。
装飾は新しいテーマやバリエーションによって適切なものが自動的に設定されます。独自の装飾を指定したい場合は、[デザイン] タブの [バリエーションギャラリー] の右側にある矢印をクリックしてください。装飾のフライ アウトが表示され、ここから装飾設定を制御できます。範囲は低から高までです (装飾の複雑さに対応しています)。選択肢の上にマウスのカーソルを重ねると、図のプレビューが表示されます。
まとめ
新しいテーマを使用すると、今までにないプロ並みに洗練された視覚効果が得られ、選択肢も増加して、図を常に的確に表現できるようになります。すべてのテーマを是非お試しください。好みにぴったりのものが見付かるでしょう。また、これらのテーマについてのコメント、質問、ご意見もお待ちしています。
Posted by Publisher チーム
8 月 7 日
先日、Microsoft は Office の カスタマー プレビュー版を発表し、新しい Office を一般公開しました。それ以降、私たちは、Office の製品ファミリーを構成するすべてのアプリケーション、サーバー、サービスについて、この数年間に行ってきた開発作業の内容をようやくお話しできるようになり、これを心から喜んでいます。
私は Office チームのリードプログラム マネージャーである Scott です。Word と Publisher の両方を担当しています。この記事の読者はすでにご存知かと思いますが、先週は Tristan Davis が新しい Word の概要をお話ししました。今週は私が今リリースでの Publisher の機能について詳しくお話しできる機会を得ることができ、大変嬉しく思っています。
これからの数週間は、私のチームのメンバーが具体的な機能、それらの動作、その背後にある私たちの考え方について詳しくお話しする予定です。
新しい Publisher のビジョン
すべての製品サイクルにおいて、計画段階の最後には、各アプリケーション製品のチームが力を注ぎたいか所を特定し、これを Office 全体の目標やビジョンとどのようにすり合わせるかを検討します。これは組織全体にわたる最終調整であり、各チームが把握しているユーザーのニーズに関する専門知識を活用する大きなチャンスでもあります。
このリリースも例外ではありません。Publisher にはすでに幅広い機能が備わっていますが、ここから私たちは、製品全体における共有機能への対応か、Publisher の中枢部における重要な機能の改善のいずれかに対象を絞ることになりました。
新しい Office の一環として
新しい Office には優れた点が多数あります。私たちのブログを継続してご覧いただき、Office を試し、フィードバックをお寄せいただきたいと思います。すでにご使用であれば、使用感を重視した新しくわかりやすい設計から、クラウドへの保存のシンプルさ、そしてどこからクラウドへ接続およびサインインしても最新のドキュメント一覧にアクセスできる便利さに至るまで、このリリースに多数搭載された特別な機能を体験されていることと思います。
そして新しい Publisher をご使用になれば、新しいスタート画面、テンプレートの使用方法の改善、従来と同様ながら線や不要なものがなくなってわかりやすくなった UI、そしてBackstage にあるさまざまなタブのデザイン変更など、他のアプリケーションとの共通点が多数あることにお気付きになるでしょう。
印刷物の見栄えをよりよく
外観の変更だけでなく、新しい高度な共有機能も取り込んで機能を向上させたため、ビジネス用の資料から個人用途の文書やグリーティングカードに至るまで、見やすくて効果的な印刷物を今までよりも迅速かつ容易に作成できるようになりました。
そして開発の最後にはグラフィックや効果の機能の強化に取り組み、さまざまな点で Word や PowerPoint と肩を並べ、Publisher で非常に美しい印刷物を作成できるようにしました。落ち着きのある影、光彩、反射などの一般的な効果を追加して画像、図形、テキストなどに使用できるようにし、スタイルギャラリーの新しくなった規定の設定と合わせて、優れた見た目を生み出せる効果の組み合わせを 1 回のクリック操作で適用できるようにしました。したがって、印刷物で使用する画像に特別な効果を加えるためにわざわざ PowerPoint を使用する必要がなくなりました。
また、印刷物の見栄えをよくする機能をユーザーに提供するだけでなく、テンプレートのデザイナーにも同様のツールを提供しています。Publisher には現在もさまざまなタイプの文書を作成するための強力なテンプレートが用意されていますが、新しい Publisher ではオンライ���で提供するテンプレートの数を増やしました。また今までにない洗練された外観のテンプレートを作成して、プロ品質の豪華な印刷物を今までよりもさらに容易に素早く作成できるようにしました。
テンプレートの追加は今後も継続する予定ですので、ビジネス用途や個人用途の両方でいつも最新のテンプレートを使用できるようになります。
画像に対する操作
名刺、広告、グリーティング カードなど、印刷物の作成における重要な要素として、多くの場合は画像の操作が含まれます。写真集などの画像が多数含まれる印刷物ではこの操作は特に重要です。また、人々が共有したいデジタルイメージが増えるに従ってドキュメントの種類も増加し、画像の重要度も高まっています。
私たちは日々の作業をより効率化させることを意識して、写真や他のグラフィカルな要素に対する操作を次のように合理化しました。
そして、画像のレイアウトが完了したら、新しい Publisher ですべてのページを高解像度の画像ファイルとして簡単にエクスポートして、好みの印刷店またはオンライン サービスで容易に印刷できます。
ぜひお試しください
今日のところはここまでにしておきましょう。今後数日から数週間の間に、ここでご紹介した内容をさらに詳しくご説明する予定です。そして皆様にはOffice のカスタマー プレビュー版を是非お試しいただき、感想をお寄せいただくようお願いいたします。
8 月 7 日 Posted by Word チーム
今日は、Word 最新版の閲覧機能を担当した 4 人のプログラム マネージャーによる記事をお届けします。執筆者は、閲覧モード全体の責任者 Michelle Lisse、まったく新しいオブジェクト ズーム機能の責任者 Alyshia Olsen、ナビゲーション ウィンドウ改良作業の責任者 Peter Frem、そして、閲覧の再開機能の責任者 Amir Mehrabian です。
Word はコンテンツ オーサリングの分野で常に圧倒的な強さを発揮してきましたが、文書に関する作業は作成だけではありません。レビューやコラボレーションでも重要です。従来、文書を受け取って読むという作業は紙ベースで行われるのが普通でした。しかし最近は、デジタルデバイスが世界の至るところに普及するにつれ、プリンターに出力されることなく使われる文書が増えています。もちろん Word にも、閲覧に特化したツールがずっと前から備わっていますが、今回のリリースでは、作成済みの文書を利用する側の使い勝手をいっそう向上することに取り組みました。新しい閲覧環境の実現に取りかかるにあたって、私たちは大まかな方針を以下のように設定しました。
では、この方針を念頭に置きつつ、私たちの成果を見ていきましょう。
デジタル世界に適応した新しいレイアウト
最初に取り組む必要があったのはレイアウトの問題でした。デジタル デバイスで文書を読むとは、どういうことだろう? 紙を使った昔ながらの読み方と何が違うのだろう? 閲覧機能担当のメンバーになった私たちが、必然的に最初に実行したのは、紙の書物と向き合って研究するということでした。新しい「列のレイアウト」の実現にあたっては、2 つの重要な考え方が直接的な基礎となりました。その 1 つは、ページ形式の表示です。情報を読み取って記憶するときは、ページ形式にレイアウトしたテキストのほうが頭に入りやすく、長い 1 つの列が連続したレイアウトよりも適していることがわかったのです。自然なページ境界は、コンテンツを小さな塊に区切る一息の空白となり、後で記憶を呼び起こすときの助けになります。
もう 1 つは、行の長さです。行があまりにも長いと、ユーザーは行末に行き着く前に別のことを考えてしまったり、どこまで読んだかわからなくなったりします。また、短すぎると行区切りそのものが集中力の妨げになります。ではどれくらいがよいかというと、実は、使用するフォントが決まれば、自然な落としどころというべき最適な行の長さがある程度決まるのです。閲覧モードでは、そういう「自然な行の長さ」の知識と、実際の画面やユーザーの好みに合わせてカスタマイズされるフレキシブルレイアウトとを組み合わせ、適切な幅に区切ってレイアウトし直した列を水平方向に並べて表示します。各列の行は、使用するフォントとウィンドウ サイズにもっとも適した長さとなります。以下が、その表示の例です。
このレイアウトでコンテンツ内のナビゲーション操作を行うには、ウィンドウの左右にある大きなボタンを使用するか、マウス ホイール、矢印キー、またはタッチスクリーンのスワイプを使用します。また、ウィンドウの下部にあるスクロールバーでは、文書内の現在位置を正確に知ることや、いろいろな位置へ簡単にジャンプすることができます。
カスタマイズ
着やすい服のサイズが人と使い道によって違うように、使いやすい設定も状況によって違います。そこで、個々のデバイスごとに異なるカスタマイズができるようにしました。まず、テキストの拡大/縮小については、単にズームの倍率に応じて大きさが変わるだけでなく、ズームレベルとフレキシブル レイアウトが連動します。テキストを大きくしたらスクロールしないと行頭や行末が見えなくなってしまうようでは、閲覧環境として使いやすいとはいえません。そこで、閲覧モードでは、テキストのサイズを変更するとコンテンツが自動調整されるようにしました。ステータスバーのスライダーをドラッグして文字のサイズを変更するだけで、見やすいようにテキストのレイアウトも変化します。
次に、行の長さです。先ほど、読むのに最適な行の長さは決まっていると書きましたが、やはり多少は個人差というものがあります。そこで、[ビュー] メニューの [列幅] で列を少し広く、または狭くできるようにしました。列幅を指定しても、ウィンドウとテキスト サイズを基準にしてコンテンツのレイアウトが調整される点は変わりません。ただし、表示される列の数は変化することがあります。
画像はどうなる?
お気づきのように、ここまで説明してきたのはテキストのカスタマイズに関することばかりです。もちろん、文書はテキストの羅列ばかりではなく、画像や図表がたくさん含まれていることもよくあります。列のレイアウトでは、文書内にある図版の表示も列の幅に応じて調整されます。
図を列に合わせて表示する機能は、閲覧環境全体の使い勝手を向上するうえで非常に効果的である反面、複雑な図が見にくくなる場合もあります。そんなときは、よく見たいオブジェクトをダブルクリックまたはダブルタップして拡大できます。また、右クリックしてコンテキストメニューの [画面表示拡大] コマンドを使うこともできます。
ズーム表示すると、目的のオブジェクトだけが、文書作成者の意図した本来のサイズで表示されます。ここで拡大アイコンをクリックするとさらに拡大され、拡大アイコンをもう一度クリックすると本来のサイズに戻ります。
オブジェクト ズーム表示の間は、オブジェクトをフル サイズで見ながら、テキストの選択、コピー、蛍光ペンを使用できます。必要な操作を実行し終えたら、周囲の表示が薄くなった部分をクリックするか Esc キーを押すと、文書の閲覧に戻ります。
ページ表示色のカスタマイズ
閲覧モードに追加されたもう 1 つの機能は、ページ表示色のカスタマイズです。文書を長時間読んでいると、明るい白の背景に黒い文字では目に大きな負担がかかる場合があります。読む作業を快適にするという目標を掲げた私たちは、この問題にも取り組まなくてはなりません。そこで、目の負担をやわらげる「ページの色」モードを 2 つ用意しました。1 つは、長編小説の本を参考にしたセピア色のモードです。ご存じの方もいるでしょうが、書籍のページに使われる用紙は、まぶしさを抑えた色になっていることが多いのです。ささいなことのようでも、何百ページも文章を読んでいると、この小さな工夫によって大きな効果が現れます。
もう 1 つのモードは、暗いところで使いやすい反転表示です。深夜の長距離フライトの間にちょっと仕事を片付けたい場合などは、表示を白黒反転すると、自分の目にも周囲の人にも優しく作業をこなすことができます。
また、ページの色モードの設定はデバイスごとに保持されます。たとえば、デスクトップは作業文書をじっくり読むための設定で使用し、タブレットは機内でさらっと目を通す設定にしておくなどの使い分けができます。
用紙レイアウト
列のレイアウトは、もちろん、必ずしもすべてのユーザーや文書に適してはいません。文書を元のレイアウトのまま閲覧することが必要な場合も確かにあります。そういうときは、閲覧モードを [用紙レイアウト] に切り替えると、いつもの文書を本来のレイアウトで閲覧できます。切り替えるには、[ビュー] タブの [レイアウト] から [用紙レイアウト] を選択してください。
閲覧に特化したツール
閲覧環境について考える要素は、レイアウト以外にもいろいろあります。たとえば、文書を書くときと読むときでは、必要となるツール セットの内容が大きく異なります。そこで私たちは、既存のツールのうち閲覧環境に必要なのはどれか、閲覧環境のために新しく作らなくてはならない機能は何かを根本から再検討しました。
閲覧位置インジケーター
ナビゲーションは、読む作業において非常に重要な位置を占める機能です。文書内のどこを現在読んでいるのかを把握するにも、読みたい箇所の見出しに移動するにもナビゲーション機能は重要です。今回のリリースでは、閲覧モードに限らず、必要なときいつでもナビゲーションウィンドウを使用できるようにしました。ナビゲーション ウィンドウには、[ビュー] ドロップダウンから、またはステータス バーのページ/画面番号からアクセスできます。
ナビゲーション ウィンドウには、従来のバージョンにはない閲覧位置インジケーターがあります。現在の位置を示す強調表示が文書を読み進むに従って移動し、閲覧中のページや見出しが正確に示されるので、いまどこを読んでいるのかを把握しやすく、迷子になる心配がありません。この機能は、閲覧モードだけでなく Word のすべてのモードで有効です。今すぐ実際に Word を起動して確かめてみてください。その間、説明はちょっと一休みしましょう。ではまた後ほど…。
…おかえりなさい。このように、いったん中断した後で同じところから続きを読み始めるというのも、閲覧時に非常によくある重要な行動の 1 つです。
閲覧の再開
文書を読む作業は、最初から最後まで一気に行われるとは限りません。閲覧の使い勝手をよくするには、中断してしばらく時間が経ってから続きを読む場合のことを考慮する必要があります。また、閲覧作業がずっと 1 つのデバイスで行われるとも限りません。そのときの都合に応じて、Windows Phone デバイス、Windows タブレット、従来のデスクトップまたはノートブックコンピューターなど、いろいろな種類のデバイスが使われる可能性があります。
私たちは、人が分厚い本や文書を読むときにどういう行動をとるのが一般的かを研究し、それをデジタルの世界で再現する方法を考えました。とはいえ難しい話ではなく、要するに「しおり」のことです。
紙のしおりを挟む行動をデジタル文書に対して行うということの意味を問い直し、それを踏まえて開発したのが、閲覧の再開機能です。この機能には、手元のコンピューター上にある文書だけでなく SkyDrive にある文書についても、どこまで読んだかを記憶させることができます。その場合、どういう環境で閲覧が行われたかは関係ありません。たとえば、デスクトップ PC で途中まで読んだ文書をノートブック PC で開いても、すぐに文書内の同じ位置から続きを閲覧できます。
使い方は紙のしおり以上に簡単で、単に文書を閉じるだけです。すべての処理は自動的に行われるので [保存] をクリックする必要すらありません。後で同じ文書を開いたときには吹き出しが表示され、この吹き出しをクリックまたはタップすると、前回閉じたときと同じ場所に戻ることができます。
その場で検索
中断した場所が記憶されるのは便利ですが、そもそも中断する必要がなくなればさらに便利な場合があります。何を読んでいたか忘れてしまうという問題は、たとえば、文書内によく知らない概念が現れた場合にも発生しがちです。閲覧中の文書に知らない言葉が出てきたとき、いちいち紙の辞書をめくって調べるのでは 1990 年代とあまり代わり映えしません。新しい閲覧モードでは、言葉を右クリックして [定義] を選択するだけで、意味を説明する最新の情報と、発音や類義語まで知ることができます。
また、別の言語で書かれた言葉を調べる場合のために、右クリックメニューには [翻訳] コマンドも用意されています。単語 1 つでも長いフレーズでも、閲覧中の文書から目を離さずに手早く翻訳できます。このようなツールは、文書内の位置を見失わずに小さな障壁を乗り越えていけるので便利ですが、いつも疑問を解決できるとは限りません。ときには、定義や訳語をもっと深く検討しないと意味が通じないこともあります。そういう場合には、[Bing で検索] コマンドを使えば Web で詳しい情報を調べることができます。
注釈
文書を読む作業は、テキストの行を目で追うばかりでなく、さまざまな情報を書き込む行為を伴うことがよくあります。古書店で学習参考書などを探した経験があれば、その意味がよくわかるでしょう。テキストにハイライトの線を引いたり、余白にメモを記入したり、単語を丸で囲んだりすることは、難しい本の内容を理解するための大きな助けとなります。
そのようなツールについて検討したところ、閲覧モードで複雑な文書を読む際にも役立つことがわかったので、機能として盛り込むことにしました。気になった箇所を選択して右クリックメニューを呼び出すと、強調表示ツールやコメント ツールが表示されます。また、新機能のコメント ヒントを使って余白に付箋を貼り付けることもできます。
おわりに
以上、新しい閲覧モードに備わっている注目の機能について説明しました。快適な閲覧環境を楽しんで使っていただければ、担当チームとして嬉しく思います。なお、読み取り専用ファイルや添付ファイルなど、直接編集できない文書は最初からこのモードで開くようになっています。もちろん、従来の編集モードを使いたい場合は [ビュー] ドロップダウンまたは Esc キーですぐに切り替えることができます。
ここでご紹介したすべての機能は、写真の顔ぶれとその他若干名から構成される、閲覧モード担当、オブジェクト ズーム担当、閲覧の再開担当、ナビゲーション ウィンドウ担当のチームによって開発されました。
7 月 23 日 Posted by Dan B (Microsoft)
このブログの記事は、Excel Web App team の Group Program Manager である Dan Battagin が書いています。
ご挨拶 - ここ最近投稿されたブログ記事について、皆様がこのブログを楽しみにご覧になっていることと想像しています。また Office、Excel、および Excel Web App の次期バージョンでどのような機能がリリースされるか楽しみにしておられることと思います。Jane のブログの最新記事では、私たちが開発対象の決定にどのように取り組んだかについてご説明しましたが、今日は Excel のブラウザー版に対するさまざまな開発内容についてお話しします。また皆さんに大きな関心を持っていただくため、今後数ヶ月にわたって、主な変更点や新機能のいくつかを詳細にお知らせしていきます。
いつもと同様に、私たちはこのブログからフィーバックをお寄せいただくこと、あるいは SkyDrive または Office365 で公開しているベータ版から直接フィードバックをお寄せいただくことを歓迎しています。 それでは難しい話は抜きにして、今日のトピックを見ていきましょう。
パフォーマンス。他のすべての Office Web Apps と同様に、Excel Web App チームは常にパフォーマンスについて検討を続けています。 ブラウザー内での操作のパフォーマンスをさらに高め、デスクトップ版 Excel の使用感に近づける方法を常に模索しています。 今回のリリースでは、パフォーマンス面で皆様に今後ご説明するような大きな成果を挙げていますが、さらなるパフォーマンス向上を見込める部分もいくつかあります。こういった部分については、本リリースの後も改良を重ね、実際のサービスに順次反映していきます。
機能。過去数年にわたって、Excel Web App には新機能を定期的に追加し続けてきました。これには、埋め込みやマッシュアップ、右クリック メニュー、共有の強化、およびその他の機能がありますが、今回は今までリリースを延期させていた多くの機能を公開します。 今後の記事では、高度なグラフ、新しいタイプのスライサー、クエリテーブルのサポート、ピボットテーブルの編集など、今回のリリースで使用できる優れた機能について、いくつかご説明していきます。
新しいルック アンド フィール。これまでも Excel のリリースでは外観部分を毎回更新してきましたが、今回のリリースも例外ではありません。 新たな、そしてさらにシンプルなデザインを採用するとともに、今までのバージョンで利用者の信頼を得てきた使いやすさも維持しました。 その結果、利用者の目を確実に捉える、軽快で、わかりやすい、モダンな外観が実現しました。 また、さまざまなデバイスにおいて、デザインとユーザー インターフェイスを最適化することにも取り組みました。たとえばタブレット デバイス向けには、指で操作しやすい、空間にゆとりのあるデザインを採用しました。
どこでも使用できる Excel。今ではデータは Web 上のあらゆる場所にあります。したがって、Excel も Web 上のあらゆる場所で使用できるようになりました。 このリリースでは埋め込み機能を改善し、日常のネット サーフィンの中で Excel を活用できる新しい方法を 2 つ導入しました。
Excel Button - 正式には Excel Interactive View と呼びますが、この Excel Button は Facebook の「いいね!」ボタンと同様の機能です。Excel Button を見つけてクリックすると、そのページのデータが自動的にインタラクティブ ビューに表示されます。このビューにはカスタム フィルタやグラフの機能があり、Excel の機能を Web 上でも使用できるようになります。 詳細については、ExcelMashup.com を参照してください。
アンケート調査 - グループに属する複数の人から収集したデータをスプレッドシート上に直接まとめたいと考えたことはありませんか。 このようなアンケート調査を容易に行えるようになりました。データはわかりやすくシンプルに表示されるため、どのようなデバイスでデータが入力されるかについて心配する必要はありません。
スプレッドシートの互換性とコントロール。2011 年 6 月、Microsoft はスプレッドシートとコントロールのトップ企業である Prodiance を買収しました。 以降、その機能を Excel、Access、および SharePoint に取り込む作業を行い、その結果、優れた機能が実現しました。 このコンポーネントについては今後の記事で詳しくご案内する予定です。きっと関心を持っていただけると確信しています。
開発者向けの API の追加および改善。Excel では常に拡張性を重視してきました。このリリースでも、API に大きな改善を施し、その結果 Excel Web App が Web 開発者の皆さんのご期待に十分お応えするレベルの機能を備えるに至ったと考えています。 また マイクロソフトでは、Apps for Office のサポートを開始しました。これは HTML5 および JavaScript をベースとするソリューションであり、Excel Web App 内でフローティング オブジェクトまたはタスク ペインとして機能します。さらに、これによって埋め込み、REST、JavaScript API の機能が大きく向上し、従来ではデスクトップ版 Excel でも不可能だった新しい マッシュアップ シナリオが可能になりました。
今後数ヶ月間にご説明したい内容は山のようにあります。このブログでこれらをご紹介できることは大変楽しみであり、情報の共有にベストを尽くすことをお約束します。 また先に述べたように、私たちは皆様のご意見をお待ちしています。このブログからコメントをお寄せになるか、SkyDrive にアクセスし、Web Apps Preview にご登録のうえ、フィードバックをお寄せください。
8 月 1 日Posted by Tucker Hatfield
新しい Visio を起動すると、見た目が一新されたことがすぐにわかります。簡潔明瞭になったワークスペースは、作業対象となるダイアグラムが何より目立つようにデザインされており、画面上で一番重要なのはダイアグラムであるということが明確になりました。そして、もちろん見た目以外の奥深い部分もいろいろと改良されています。この記事では、特に重要な改良点のいくつかを紹介します。
まだVisioプレビューを実際に試用されていない方は、ぜひここでプレビューを入手し、どのような点が新しくなったかを実感してみてください。
一新されたビジュアル
以前のバージョンのVisioと比べると、ユーザー インターフェイスの構成がシンプルになり、ワークスペースは、ダイアグラムそのものの作業に専念しやすい配色になりました。ダイアグラムを新規作成し、図形をいくつか配置してみると、画面上でダイアグラムが一番目立つようになったことがわかります。
ページの変更、図形のグループ選択、図形の削除、その他のよく行う作業を実行すると、さりげないトランジション効果によってユーザーインターフェイスの表示がスムーズに変化し、何が起きたのかが視覚的にわかりやすく示されます。スムーズで美しく、能率を落とさないように考えられたトランジションによって、レイアウトツールをいっそう快適に使うことができます。
新しいガイド
各種のレイアウト ガイドも改良されました。ダイアグラム上に新しい図形を配置すると、図形の整列作業を補助するガイドが現れます。新しいトランジションにより、必要なときはガイドがすぐ表示されて「常にそこにある」かのように使える一方、必要のないときは邪魔になりません。図形の配置間隔が均等になっているかどうか、また、近くにある図形の外周や中心の位置と揃っているかどうかをガイドで確認できるので、図形を追加するときや、ダイアグラム内の図形を並べ直すときに便利です。さらに、新しく用意されたサイズ変更用のガイドは、図形のサイズ変更を正確に行うために役立ちます。画面のダイアグラムをにらみ付けて「あの図形とこの図形のサイズは本当に合っているかな?」と悩む必要はもうありません。
新しい「フローティング ツールバー」
図形を選択して右クリックすると、コンテキスト メニューと一緒に「フローティングツールバー」が表示されます。これは、コンテキスト メニューの上に浮かぶように各種コントロールを表示する小さなツールバーです。今回のバージョンでは、フローティングツールバーに含めるコントロールの種類を見直し、よく使われるコマンドや便利なコマンドを多数追加しました。これにより、普段の作業の多くを以前よりも簡単に実行できるようになります。また、広い作図スペースを確保するためにリボンを最小化することも簡単になります。リボンを拡大しなくても、編集と書式設定のコマンドをほとんどフローティングツールバーから実行できるので、作業を手早く進めることができます。しかも、タッチ操作ができるデバイス上では、タッチ操作を行いやすいようにフローティング ツールバーが変化します。
図形やテキスト ボックスの追加操作は、フローティングツールバーから直接実行できます。この方法を使うと、ワンクリックで図形やコネクタを 1 つ配置し、すぐに編集作業に戻ることができます。また、[文字の配置] コントロールでテキストの整列方法を手早く選択し、テキストの書式設定作業を簡単に実行できるようになりました。図形の整列ツールもフローティングツールバーに追加され、[前面へ移動] および [背面へ移動] コントロールには、[最前面へ移動] および [最背面へ移動] がドロップダウン コントロールとして追加されました。[図形の変更] アイコンは初めて見るという方もおられるでしょう。詳しくは今後の記事でご紹介しますが、これは、図形を別の図形にすばやく置き換える機能です。
[スタイル] ボタンは、フローティング ツールバーに備わっているもっとも強力なコントロールの 1 つです。このボタンをクリックするとギャラリーが表示され、選択している図形の外観を手早く設定できます。どのスタイルも、ダイアグラムの現在のテーマに合った美しい表示になるようにデザインされています。
また、コンテキスト メニューの内容も、あまり使わないコマンドやフローティングツールバーと重複するコマンドが削除されて簡潔になっています。その結果、右クリックは、よく使うコマンドのほとんどを、ダイアグラムの表示を制約せずに手早く実行できる手段となりました。
図形の追加
図形を追加する操作も、以前より簡単になっています。図形の追加と接続を手早く実行できるオートコネクトの矢印が改良され、応答性が向上しました。これは、使用している間はすぐ表示される一方、しばらく使用せずにいると、他の作業の邪魔にならないように少し時間をおいてから表示されるようになります。今回の改良により、接続されたダイアグラムを作成する作業は、マウスポインターをダイアグラムの外に出すことなく実行できるようになりました。
ステンシルの追加
[図形] ウィンドウの [その他の図形] オプションが簡潔になり、ダイアグラムにステンシルを簡単に追加できるようになりました。[その他の図形] をクリックして表示されるメニューは従来と同様のものですが、ステンシルをクリックしてこのウィンドウに追加したり、ウィンドウから削除したりすることが可能になりました。また、意図したとおりのステンシルを選択したかどうかをプレビューですぐに確認することや、複数のステンシルを手早く追加することができます。
まとめ…
ユーザー インターフェイスに施された改良は多岐にわたり、とても全部はご説明できませんが、今回は特に大きく変化した点をいくつかご紹介しました。その他の新機能や新しいインターフェイスについても今後のブログ記事で取り上げていきますので、新着情報のチェックをどうぞお忘れなく。
最後になりましたが、いつもVisioをお使いいただき、また、私たちのブログ記事をご覧くださいまして、ありがとうございます。コメントやご質問、今後ブログで扱う内容のご希望などをぜひお寄せください。
Posted by Gray Knowlton
7 月 30 日
編集者注:最初の記事の 1 つとして、ここでは Office をより自然にクラウドと接続させるために私たちが行った開発作業についてお話しします。今週は、次期バージョンの Office におけるサービス方式について詳しくお話しする予定です。この記事では Office と SkyDrive の統合についてご説明します。また、プログラム マネージャーの Daniel Fiordalis と、シニア プログラム マネージャー リードの Arnab Bose が Office Next に参加して、この分野について詳しくお話しします。
こんにちは。これまでに、Office から SkyDrive にファイルを保存する際のデフォルト場所の変更についてお話させていただきました。今日は、その変更について、そしてその変更が Office ドキュメントを保存、共有し、コラボレーションに活用するために最適である理由についてお話しします。
クラウドへの保存
デフォルトの保存場所を SkyDrive に変更することは、Office 製品の最も基本的な操作の 1 つに影響を与えるため、正しく理解することが極めて重要になると私たちは認識しました。クラウドに保存すれば、新しい Office を使用してドキュメントにどこからでもアクセスできるようになります。これによって、ユーザーのドキュメント (または Office アプリケーション) がある場所を気にしないで、デバイスからデバイスへユーザーが移動できるようになります。またクラウドへ保存することにより、ファイルをローカルマシンにしか保存できなかったときには不可能だった同時編集などのコラボレーション作業が可能になります。
しかし、私たちがローカル デバイスにファイルを保存するときには、至極当然と考えていることがあります。たとえば、オフライン状態でもファイルには簡単にアクセスできること、あるいは Windows デスクトップ サーチを使用してファイルの名前またはその内容によってファイルを検索できることなどです。実際、現在では 90% 以上の Office ファイルがエクスプローラーから開かれています。私たちは、ユーザーが保存する場所を変更するには、ローカル ファイルの参照や検索が引き続き機能するようにし、クラウドへの保存は現在のローカルファイルの管理と同様にわかりやすいものにする必要があることを認識しました。
現在のクラウド ベースのソリューションを見れば、その答はシンプルであると思われます。まず、作業しているデバイスにファイルを同期させるアプリケーションを作成し、そしてこれらのファイルをローカルで開きます。この非常にシンプルなモデルは、一見正しく機能すると思われます。しかし大きな問題があります。このようなローカルファイルを開くことは、単なるローカル ファイルを使用しているに過ぎないのです。この方式では、複数のユーザーまたはデバイスでファイルを同時に操作することができず、競合もしばしば発生します。同期アプリケーションは、ユーザーのコンテンツのコピーを作成することでこの競合を解決しようとしています。
Office の次期バージョンでは、このような問題に対して妥協のない解決策を編み出しました。ユーザーのドキュメントはクラウドに保存されるため、これらを他のユーザーと共有することやコラボレーションに使用することが容易に行えます。Office と SkyDrive for Windows の統合により、ユーザーのドキュメントはローカルに同期され、クラウド接続されます。SkyDrive 上にあるファイルの参照は、ネットワークの待ち時間やサービスの状態による影響を受けません。
慣れ親しんだ使用感
SkyDrive に保存することで新たな利点がいくつも得られますが、ユーザーがドキュメントの保存や検索方法の違いを意識する必要はありません。使用感はこれまでの操作と非常によく似ており (ほとんど同じ)、Office アプリケーションで保存場所を選択するときに SkyDrive が選択肢として提示されます。ドキュメント ライブラリなどのエクスプローラーで表示される他のデフォルトの場所と同様に、SkyDrive には他の Windows アプリケーションからアクセスでき、オフライン状態でも使用できます。
クラウドを持ち歩く
同期が完了して、ファイルを SkyDrive に保存すると、コンテンツの最新版がただちにローカルマシンと同期され、SkyDrive でも使用できるようになります。SkyDrive にファイルを保存すると、使用しているコンピューター上にあるローカルコピーとクラウドにあるコピーの同期が必要な限り維持されます。
別のコンピューターからドキュメントを編集したい場合は、Microsoft のアカウントを使用して SkyDrive の Web サイトにログインするだけです。そして、Office Web Apps、または Office 2010 を使用して、ドキュメントの最新版を参照および編集することができます。変更した内容を SkyDrive に戻すと、この内容が SkyDrive for Windows クライアントアプリケーションを実行しているコンピューターに再び同期されます。
ローカル ハード ドライブに保存することは大きな利点です。Office にサインインすればどこからでもドキュメントを使用できますし、何をするにもオンライン状態にならなくてはならないクラウド ソリューションにおいても大きな改善点と言えます。
ローカルとクラウドでのファイル同期の管理
SkyDrive for Windows は、Office ファイルを最新に維持し、クラウド接続させるための働きをします。
Office の次期バージョンでドキュメントを編集し、SkyDrive に保存すると、これらはデバイスの SkyDrive フォルダーとクラウドに同時に保存されます。SkyDrive へのファイルのアップロードは、非同期で動作するバックグラウンドプロセスによって処理されます。したがって、喫茶店などの微弱な WiFi 信号を使用してドキュメントを編集する場合でも、アップロードを実行しながらファイル内容を変更し続けることができます。この機能により、Office ドキュメントの編集に関係するパフォーマンスや待機時間が、ネットワーク接続の帯域幅、待機時間、状況による影響を受けなくなります。さらに、ユーザーがローカルの SkyDrive ファイルを開くと、このファイルが SkyDrive に保存されていることを Office が認識して、ただちにクラウドに接続します。これによって、常にファイルの最新版を使用でき、ファイルが共有ドキュメントである場合には現在このファイルを編集している他のユーザーや、そのユーザーが入力を行っている箇所をただちに確認することができます。同時編集機能に対応している Office アプリケーションの場合は、Office Web Apps と Office 2010 クライアント アプリケーションの両方でドキュメントを同時編集できるため、この機能は特に有効です。
オフライン状態の場合には、Office はローカルの SkyDrive フォルダーにファイルを作成し、保存し、またこの場所からファイルを開きます。Office には、オフライン状態で作業していることを知らせる通知が表示されます。必要な場合は、クラウドへのアップロードが保留されているファイルに変更が加えられたかどうかを示すアラートが Office から発せられます。ファイルはローカルに保存されたままですが、データが失われることを心配する必要はありません。実際、Office アプリケーションを一斉に終了した後でも、接続が再開されると、変更されたファイルが Office によってクラウドに自動的にアップロードされます。
高度な同期機能
Office と SkyDrive を使用してファイルを同期させると、帯域幅の使用量や電池の寿命にとっても大きな利点があります。たとえば、50 MB の PowerPoint のプレゼンテーション ファイルを操作している場合に、新しい行頭文字を挿入すると、Office はその行頭文字 1 つだけをアップロードします。クラウドから最新版をダウンロードするときにも、同じことが行われます。私たちはこれを部分ファイルアップロードおよび部分ファイル ダウンロードと呼んでおり、またこの機能は MS-FSSHTTP プロトコルによって実行されています。
SkyDrive は、同期の際に Office のすべてのファイル タイプを維持します。これによって、Office のすべてのドキュメントが部分ファイルダウンロードとアップロードのメリットを享受できます。また、ときどきアップロード センターのバルーンが表示されることにも気付かれるかと思います。アップロードセンターは、Office アプリケーションが起動していない場合にアップロードとダウンロードを管理します。これには、Office ファイルに関連する基本的なアップロード管理操作を行うための特別な UI が備わっています。バルーンは、接続が失われたためにファイルのアップロードが保留状態になったことや、ファイルのアップロードに失敗したことを知らせるために表示されます。
クラウドへの保存は今までになく簡単になりました。SkyDrive を利用して作業する場合も、オフライン状態でのファイル アクセスは可能で、デバイス全体の検索機能も使用でき、共有やコラボレーションが容易に行えます。そして、重要なコンテンツを、いつでも、どこからでも使用できるようになります。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。実際に製品をお使いいただき、ご意見を伺うのを楽しみにしています。
9 月 13 日
注記:日本マイクロソフト株式会社より
マイクロソフトは先日、Windows RT版 Officeに関するブログをアップデートしました。
以下がその内容となりますが、こちらは日本以外の国に対してのものであり、日本での提供についてはいくつか変更点がございます。製品名は Office RT 2013となり、日本では、他の国では認められていない本製品の商用利用が可能となっています。
エディターズ ノート: ARM プロセッサ向けの Windows (Windows on ARM、略して WOA) が提供されることについては、Steven Sinofsky によって今年 2 月に発表されたとおりです。その際、Steven のブログ記事「ARM プロセッサアーキテクチャ向けの Windows の構築」において、Office に関する次の情報が公開されました。
「WOA には、新しい Microsoft Word、Excel、PowerPoint、および OneNote のデスクトップ版が同梱されます。コードネームで "Office 15" と呼ばれるこれらの Office アプリケーションは、タッチ操作や電力/リソース消費量の削減を強く意識した設計でありながら、ユーザーに十分な機能を提供するものとなっており、ドキュメントの互換性も完全に確保されます」
それから数か月が過ぎ、世の中には、Microsoft が何を出してくるのかについてさまざまな憶測が流れています。そこで今回は、パートナーテスト マネージャーの David Brodsky と開発主幹マネージャーの Josh Pollock が新しい情報をお伝えします。具体的には、Windows RT 版 Office とは何なのかと、その存在理由について。Windows RT 版 Office に施された最適化の内容について (そして、他のプラットフォームのユーザーにも恩恵をもたらす要素が多いということ)。実現不可能な事項と、それに起因する機能的な違いについて。最後に、Office Home & Student 2013 RT の入手方法についてご説明します。
Windows RT 版 Office の誕生
2011 年 1 月に Consumer Electronics Show (CES) が開催される少し前、私たちは、ARM プロセッサ搭載リファレンス ハードウェアの上で動作する Office を作れないかというご相談を受けました。そのお話が発展して、同年の CES では Steve Ballmer が ARM 版 Word と PowerPoint のデモをお見せすることになったのです。Windows RT 版 Office が誕生したのは、このときでした。
Windows RT 版 Office を作った理由
Windows RT 版 Office に関するリサーチの中で、私たちは、現行の市販タブレットの使い方についてユーザーの声を聞きました。ぜひ使いたいと思わせるものを提供するには何が足りないかを知るためです。すると、ほとんど全員から「ビューアーではなく、完全な Office が欲しい」という答えが返ってきました。ただし、単に Office の機能が揃っているだけでなく「タブレット型のデバイス向けに最適化された Office が欲しい」というのです。最も重要な条件として挙げられたのは、タッチ インターフェイスに対応することと、バッテリー駆動で長時間使えることでした。
Office Home & Student 2013 RT は、ARM プロセッサ搭載デバイス向け Windows RT OS で動作するバージョンの Office です。Windows 8 と Windows RT の違いに対応するために必要となった若干の変更点以外は、他のバージョンの Office と同じコードを使ってビルドされています。Windows RT 版 Office プロジェクトの発足時に私たちが掲げた目標は、以下のようなものでした。
Windows と Windows RT の両方に対して、同じくらい優れた Office 環境を統一的に提供しなくてはならない。しかし一方で、Windows RT という新プラットフォームのデバイス向けに Office を最適化する必要もある。そういう認識があったわけです。
Windows RT プラットフォーム向けに Office を最適化する
Office Home & Student 2013 RT を構成するアプリケーション ― Word、Excel、OneNote、PowerPoint ― は、Windows RT のデスクトップ上で動作します。私たちの最優先事項は、Windows RT デバイス上で、Office を使用してユーザーが一番重要な作業を行えるようにすることでした。
Windows RT の Office を使ってみれば、別のプラットフォーム上で使い慣れた環境と同じ使用感を備えた、馴染みのある環境であることが分かっていただけるでしょう。また一方で、自動的に有効化されるタッチモードなど、Windows RT 環境向けに施された改良にも気づかれるかもしれません (あるいは、単にすべてが期待どおりに動くと感じるだけかもしれません。それも結構なことです)。
Windows RT デバイスの仕様を見ると、ほとんどの機種には以下のような共通の特徴があります。
したがって、Office にはこれらの機能を踏まえた最適化を施しました。タッチ インターフェイスへの対応については、記事「新しい Office のタッチ対応」で既に説明されていますが、Office アプリケーションでは、いっそう自然に最初からタッチ操作を使っていただけるよう、あらかじめ「タッチモード」が有効になるようにしました。
以下では、Windows RT 版 Office の開発時に盛り込んだその他の改良点をいくつかご紹介します。
バッテリー駆動時間を極力長くする
バッテリー駆動時間の問題は、なかなか容易には解決できません。最良の結果を出すには、システムを構成するすべての部分がそれぞれの役割を果たし、協力しあう必要があります。ハードウェア、ドライバー、ソフトウェアのどこかに望ましくない挙動をとるものが 1 つあれば、達成可能なバッテリー駆動時間が大幅に短くなる可能性があります。私たちは、Office Home & Student 2013 RT がシステムに及ぼす影響について慎重な評価作業を実施したうえで、総合的に、このプラットフォームにおける適切なパフォーマンスを出せるよう万全を期しました。たとえば、アイドル状態にあるときの Office はその存在の影響をユーザーにまったく意識させないことが理想ですが、現実には、データを最新の状態に保つなどのメンテナンス処理で若干の電力を消費せざるを得ません。何らかの機能のためにバッテリーを消費することが避けられない部分については、その影響を小さくするよう努力しました。具体的には、次のようなことがよく問題になります。
できるだけ長く CPU を眠らせておくこと
バッテリーの使用効率向上に関して一番の工夫のしどころは、どれくらいの頻度で CPU をウェイク アップして (アクティブな状態に切り替えて) 処理を実行するかです。特に、ユーザーのキーボード入力やスクロール操作があまり行われていない間にソフトウェアがどう振る舞うかが問題です。CPU の電力消費状態の切り替えはリソースを消費するので、切り替え回数を減らすことが重要ですが、処理をだらだらと少しずつ実行していてはウェイク アップが頻繁に発生してしまいます。私たちは、必要な処理がなるべく一度にまとめて実行されるよう、1) タイマーの使用を集約して減らすことと、2) 一部のタイマーを使う必要性自体をなくすことの 2 つに注力して、ウェイク アップの発生頻度を減らしました。
ソフトウェアがシステムをウェイク アップするために使われる最も基本的な仕組みは、タイマーです。Windows 8 以前の Windows は「tickless」な設計ではなかったので、何もしなくても常に定期的なウェイク アップが発生していました (約 16 ミリ秒間隔)。また、一定時間の経過後にプロセスをウェイクアップしたり、一定間隔で繰り返しウェイク アップしたりするためにタイマーを使う手法もよく使われていました。Windows 8 に��、なるべくバッテリーを消費しないで処理を実行できるようにする集約可能なタイマーが導入されています。アプリケーションがこの仕組みを使ってウェイクアップを設定する場合は、厳密ではない、ある程度の幅を持たせたタイミングを指定します。したがって、システム側では複数のウェイクアップ指定を適宜まとめて扱うことができ、CPU のスリープ時間が多く確保されるので、バッテリーによる駆動時間を大幅に延ばすことができます。
Office 2010 では、アプリケーションがアイドル状態のときも、場合によっては毎分 1000 回もの CPU ウェイク アップを発生させることがありました。新しいバージョンでは、ユーザーによる操作が行われていないときのウェイク アップ発生頻度が最大 95% 削減されています。この違いは、奥深くで行われる Office とシステムとのやり取りに関する部分なので人間が意識することはありませんが、よく見ると微妙に挙動が変わる部分もあります。たとえば、カーソルの点滅は、ハードウェアや OS で実現されているわけではなく、タイマーを使って個々のソフトウェアにより実装されています。Windows RT 版 Office は、ユーザーによるアプリケーション操作が行われなくなって数秒経過すると、電力消費を最小限に抑えるためにカーソルの点滅処理を停止します。放置されているときカーソルを常時表示にするとタイマーが不要になるので、電力消費の点で非常に効率的です。ほかにも目に見える変化は若干ありますが、多くの点についてはユーザーが気づくことはないでしょう。明確な変化は、バッテリーが長持ちするということだけです。
ハードウェアの節電能力を生かすこと
Windows RT は、ARM システムオン チップ (SoC) プロセッサで動作するように作られています。従来の PC では、CPU、グラフィック カード、ネットワーク アダプターなどシステムを構成する部品が分かれているのが一般的ですが、SoC プロセッサはそれらのコンポーネントを統合したワン チップの構成になっています。ワン チップ化には、性能を向上し、消費電力を低減する効果があるほか、システムを構成するコンポーネントが確定するので、リソース負荷の大きい処理 (たとえば、ビデオ再生など) を確実にハードウェアに任せられるメリットがあります。
Windows 8 には、ハードウェアによるサポートを検出して自動的に利用する仕組みがあります。このことはソフトウェアベンダーに多大な恩恵をもたらします。従来は、たとえば、システムに搭載されたビデオ カードにどこまでのグラフィック機能があるか確かめるコードや、十分な機能がない場合にソフトウェアでそれを補う「フォールバック」コードを記述する必要がありました。フォールバックコードのソフトウェアでアルゴリズムを実行する場合は、ハードウェアの専用機能で同じアルゴリズムを実行する場合ほど高度な最適化を施すことができず、性能とバッテリー駆動時間に (多くの場合、きわめて大きな) 悪影響があります。Office では、PowerPoint 上でのビデオ再生などにハードウェアを利用します。これはシステム全体のバッテリー駆動時間を延ばすために役立ちます。
ところで、このような工夫を重ねた理由は Windows RT 版 Office のバッテリー駆動時間を長くしたいからですが、開発のコード ベースは他の Office 製品と共通です。つまり、その成果は結局、あらゆる Office エディションのユーザーのために生かされることになります。
使われていない間はリソースを占有しない
たいていのプログラムの動作中には、情報の画面表示やその他の処理に一時使用する情報を大量に読み込んだり、作成したりする必要があります。再読み込みや再計算のオーバーヘッドが発生するのを避け、高い性能と応答性を実現するために、そういう情報はメモリ上に保持 (キャッシュ) されるのですが、いくつものプログラムが同時に動作するとメモリ領域に余裕がなくなってきます。すると、OS はそれらのプログラムの一部または全体をスワップアウトして、ほかのプログラムに割り当てるメモリを確保しようとします。しかし、スワップを行うための「メモリ ページング」処理には時間がかかり、システムの応答性が低下する原因になります。
Office は、ユーザーによる能動的な操作が行われているかどうかを検出し、システムが操作されていないときには一時データのキャッシュを解放します。OS のメモリ ページング処理に頼らず、最適なメモリ解放のしかたを Office 自身で判断すると、限りあるメモリをより効果的に利用できるので、Office 自身はもちろん、システム上で動作する他のプログラムにもメリットがあります。
ディスク領域を取りすぎず、ユーザーのために空けておく
Windows RT システムにはソリッドステート ディスク (SSD) ドライブが搭載されているのが普通です。SSD には高速で消費電力が小さいという特長があります。しかし、ギガバイト単価が下がり続ける状況の中、ハードディスク ドライブと比べれば依然として割高な記憶装置なので、出回っている SSD の容量は概して小さめです。1 テラバイトを超える大容量のハード ディスクなら、プログラムの格納に取られる領域のサイズをユーザーが意識することはほとんどありませんが、16GB SSD に OS やプログラムを格納するとなると、かなりの部分がそれで占有されてしまう可能性があります。
Windows RT 版 Office を開発するにあたり、私たちは、Office が占有するドライブ上の領域サイズに個々の機能がどれくらい影響するかを注意深く検討しました。それを踏まえて、たとえば、ドライブ上に多数のテンプレートやクリップアートを用意しておくのをやめ、よく使われるテンプレートのみに絞りました。代わりに、Word、Excel、PowerPoint のスタート センターやオンラインで非常に充実したコレクションを利用できるようにしました。
領域節約の余地があると判断された事項の 1 つに、言語パックがあります。多くの OEM 企業はシステムに複数の言語を搭載して出荷しますが、1 つか 2 つの言語しか使わないユーザーにとっては、それ以外の言語リソース (文法チェッカー、UI 文字列など) はドライブ上の場所をとり続ける存在でしかありません。Office では、ユーザーが使用言語として指定した以外の言語パックは消去されるようになっています。いったん削除した言語を、後になってユーザーが使うことにした場合は、必要なファイルが Windows Update から自動的にダウンロードされます。
ユーザーの「パケ死」を予防する
多くの Windows RT システムには、携帯電話ネットワークによるデータ通信機能が搭載されることでしょう。携帯電話ネットワークには従量制の通信料金が設定されている場合が多いので、たくさん利用すれば、それだけ高い料金がかかります。単純にメガバイトごとの料金が決まっているプラン、月内の利用量が一定レベルを超えると追加料金が発生するプランなどバリエーションはありますが、節約するに越したことはありません。そういうネットワークに対応したデバイスに良識あるアプリケーションを提供する私たちとしては、従量課金制ネットワークが有効になっている場合にユーザーの自覚を促し、料金を支払ってネットワークを利用するかどうか、特定のアクションを実行するかどうかを選択できるようにすべきだと考えました。これに関する機能を、内輪では「パケ死予防支援機能」などと呼んでいます。
Windows RT には、現在ユーザーが使っているネットワークの状態を Office などのアプリケーションから調べる API があります。それを使えば、携帯電話ネットワークの利用に制限があるかどうかや、従量制の利用料金が発生するかどうか、もう少しで定額料金の範囲を使い切るか (または既に範囲を超えたか)、ローミング ネットワークを利用しているかを知ることができます。従量制の携帯電話ネットワークを検出した場合、Office は、課金の発生を抑えるためにネットワークトラフィックを絞ります。ローミングの利用時や、定額料金の範囲を超えている場合は、そのことをユーザーに知らせ、ネットワーク トラフィックをオフにするかどうかの選択を求めます。ユーザーが何を実行したいのか、また、実行するために料金を支払う気があるのかどうか、一番よく知っているのはユーザー自身なので、私たちは多くのことを伝え、多くのことをユーザーの判断にゆだねるようにしました。
あらゆるユーザーにメリットを
ここまで説明してきた工夫は、Office を Windows RT 向けに最適化することを目的として行われましたが、その恩恵を受けるのはあらゆる Office エディションのユーザーです。強化した機能を有効化するために必要な OS やデバイスのサポートが存在するかどうかは自動的に認識されるので、いずれかの Windows 8 エディションの上で Office を実行すれば、これらの改良点の大半が有効になります。ハードウェアによる付加的なサポートが必要になるのは、タッチインターフェイスと携帯電話ネットワークに関する機能だけです。
Windows 版 Office と Windows RT 版 Office の違い
Word 2013
Word 2013 RT
これら 2 つのアプリケーションは設計レベルから非常に共通点が多いので、スクリーン ショットもよく似ています。両バージョンの違いは比較的小さなことでしかありません。Office Home & Student 2013 RT には、PC 版 Office Home & Student 2013 で利用できる大半の機能、特に、ユーザーに最もよく使われる各種機能が含まれています。セキュリティ、信頼性、バッテリー駆動時間に関する Windows RT タブレット特有の要件に対応し、プラットフォームによく馴染むものとするために違いが生じた部分があり、以下に挙げる機能はサポートされません。それでもなお、Windows RT 版 Office は一人前の機能と完全な文書互換性を備えた Office になっています。
Office Home & Student 2013 RT の入手方法
Office Home & Student 2013 RT は、Windows RT デバイスに搭載した形でのみ提供され、単体では販売されません。Windows RT 発売の時点で入手可能になる Windows RT デバイスには、Word、Excel、PowerPoint、OneNote の各プレビュー版が搭載されます。Office Home & Student 2013 RT 正式版がリリースされた後は、該当する言語バージョンの Windows RT デバイスに対し、Windows Update で正式版が自動的に無償提供されます (Wi-Fi 接続が必要です)。更新プログラムの提供開始時期は言語によって異なりますが、11 月前半から 1 月までの間となる予定です。具体的なスケジュールについては、Office ブログにて 10 月 26 日に発表します。
Office Home & Student 2013 RT の開発は大変でしたが、やりがいも非常に大きい仕事でした。Windows RT 版 Office は、Office ファミリーの一員として遜色のない充実した機能を備え、Windows RT ユーザー エクスペリエンスの重要な部分を担うものです。それを良いものにすることができ、苦労のかいがあったと思っています。皆さんに使っていただけるのが本当に楽しみです。
- David Brodsky (パートナー テスト マネージャー)- Josh Pollock (開発主幹マネージャー)
次期 Office 製品ラインナップおよび価格の発表について
9月17日(日本時間9月18日)に、米国本社にてコンシューマーおよび小規模組織向け次期 Office 製品ラインナップならびに一部製品の価格が発表されました。今回発表された下記内容については、日本国外を対象としたものであり、日本における提供製品、および価格については未定となっております。
The new Office 365 subscriptions for consumers and small businesses(英語)
発表内容は以下となります。
日本における次期 Office の状況
最新の次期 Office の情報については本 blog にて提供させていただきます。
7 月 30 日 Posted by Word Team
この記事では、Word チームのシニアリード プログラム マネージャー、Tristan Davis が Word 2013 をご紹介します。
先日、Office のカスタマー プレビュー版が公開されました。これを機に、今後しばらくは Word 2013 関連の記事を投稿することにします。今回はその第一弾として、Word 2013 の概要とその開発哲学をユーザーの皆さんにご紹介します。
新しい Office
新しい Office は、皆さんにご愛用いただいてきた Officeの画期的なアップデートです。私たち開発チームはその労力を結集し、Office に次のような特長を持たせることに成功しました。
Office 全体を対象とした上記の方針は、Word 2013 にも反映されています。各アプリのアップデートについて私たちが何より重視したのは、他のアプリと共通の快適なユーザー エクスペリエンスをユーザーの皆さんに提供することです。
Word 2013 とは
Word 2013 の開発哲学は次のようなシンプルなものでした。
プレビュー版に見られる変更点は、この 2 つの方針に沿って開発チームが実行したすべての作業の成果であり、ユーザーの皆さんにも日々の作業でそれらを目にし、体感していただけるものと確信しています。
この方針の下、Word 2013 の開発で何に労力を投入すべきかを検討した結果、次の 5 つが優先項目として浮かび上がり、構想から実装に至る全工程の道しるべとなりました。
基本的なユーザー エクスペリエンスに磨きをかける
ユーザーの皆さんに日々ご使用いただいている Word の既存機能を強化し、その作業効率を向上させるのは、単に新機能を追加するより大きな労力を必要とします。そこで私たちはじっくり時間をかけて、ユーザーがどこでつまずいているのか、デザインのどこに問題があるのかを理解し、基本的エクスペリエンスを最適化しました。以下に機能の強化内容の一部をご紹介します。
Windows 8 上で最大のパフォーマンスを発揮する
Word 2013 は Windows 8 搭載機上で最大のパフォーマンスを発揮します。しかも、デスクトップ、ノートブック、タブレットそれぞれについてニーズを想定し、エクスペリエンスを最適化しています。
クラウドとの統合を実現する
ユーザーがより多くのデバイスを使用するようになってきている現在、開発チームが目標としたのは、どこでも、どのデバイスにも Word のエクスペリエンスを持ち運べるようにするということでした。そして、クラウドとの連携を通じて、Word のデータも、文書も、そして Word 自体でさえも、デバイスからデバイスへと移動させることができます。
コラボレーションの壁を取り払う
上記にも説明したとおり、近頃はほとんどのユーザーが複数のデバイスを使用していて、複数のユーザーが同じプロジェクトに関与するというコラボレーションの中で大きな成果が上げられています。これを可能にするのが Word 操作の重要部分であるとの認識の下、私たち開発チームは文書作成のシームレスなコラボレーションに役立つツールのセットを追加しました。
詳細を非表示にすると、ご覧のように変更履歴が非表示になり、その文書の最終的な状態がすっきりと表示されます。
デジタル 作業を快適にする
Word を使用している時間の 2/3 近くは編集作業なしの、文書を閲覧している時間で占められることがわかっており、Word 2013 ではこの閲覧のエクスペリエンスにも改良が加えられています。その目的は、紙と同等の電子版を表示するだけではない快適な環境を実現し、タブレットやノートブック、スマートフォン、さらにはデスクトップ PC の 30 インチ ディスプレイなど、どんな種類のデバイスでもストレスなく閲覧することのできるエクスペリエンスを創出することにありました。
その他
Word 2013 関連の話をしていると、生みの親として感慨深いものがあります。今回のアップデート作業には多大な労力を費やしたからです。。どうぞご期待ください。
この記事を締めくくる前に、Word 2013 についてもう 2 点、触れておかなければならい重要な機能があります。
今回はこれで筆を置くことにします。ぜひともOffice カスタマー プレビュー版をダウンロードしてご使用の上、感想をお聞かせください。このブログ記事に対するコメントでも、アプリケーション右上隅のフィードバックアイコン (笑顔マーク) をクリックして感想をご記入いただいてもかまいません。皆さんのご意見をお待ちしています。- Tristan
7 月 27 日 Posted by Office チーム
先週発表した次期 Office は、これまでで最も大きなリリースと言えるでしょう。簡単にタッチ操作が行え、Windows 8 上で最大の能力を発揮します。また、クラウドに対応しているので使用場所も選びません。
今回のリリースでは Office のロゴとネーミングも一新しています。これは画期的なリリースに相応しい新たな装いです。この記事では、私たちが新しいロゴに託したストーリーと次期 Office の入手方法についてご説明します。
次期 Office のロゴは、新たなチャンスに通じる扉を表しています。この扉をくぐりぬけると、従来の作業空間から開放され、あなたを待っているすべての場所へ、そして世界へと飛躍することができるのです。
次期 Office は場所を選びません。好きな Windows 8 搭載デバイスを好きな場所で使って作業できます。新しいロゴはこのビジョンを象徴したものです。ご覧のとおり、次期 Office のロゴは新しい Windows のマークによく似ています。これは、すべてのマイクロソフト製品のブランド エクスペリエンスに統一感を持たせるという戦略の一端です。
ロゴを変えるのであれば、ブランドを構成するもう 1 つの重要な要素であるネーミングも変えなければ意味がありません。今回のリリースについては検討を重ねた結果、シンプルに Office と呼ぶことにしました。
次期 Office の入手方法は以下の通りです。
さらに、誰でも無料で利用できるブラウザー ベースの Office コンパニオン ソフトウェア、Office Web Apps も用意されています。これらを使用すると、ブラウザー ベースの効率的な作業環境の中でドキュメントを素早く閲覧し、編集することができます。
「イマジネーション」と「インスピレーション」。これこそ、 次期 Office で私たちがユーザーの皆様に提供したいと思っているものです。Office はユーザーの心強いパートナーであり、日々の作業を通じて成果を実感することでそれは確信へとつながるでしょう。 Office は今後も変わらず、作業する人のためのツールであり続けます。
簡単に言えば、新しいブランドは Office が目指す目的をシンプルに象徴するものなのです。
このブログでは、今後も新しい情報をユーザーの皆様に提供してまいります。
次期 Office のプレビュー版も是非お試しください。
7 月 25 日 Posted by Heather OCull
チーム内で同時進行しているプロジェクトの動向をすべて把握することに苦心しておられませんか? チーム メンバー全員が常に適切な優先順位に従って仕事を進められる体制を整えたいとお考えですか? 大規模なポートフォリオで多数のプロジェクトを切り盛りする必要があり、体系的に管理監督の目を行き届かせる方法を模索していませんか? あるいは、プロジェクト マネージャーの職務を効率よくこなすために、常に最新版の Project Professional を��いたいとお考えですか?
そんな皆さんに、23 日に発表された Project Online をお勧めします (「新しい Microsoft Project」もご覧ください)。このサービスには以下のような特長があります。
• 新しい SharePoint – 新しくなった SharePoint との強力な連携機能により、SharePoint の明快な操作性、広く普及しているソーシャル ネットワーク、わかりやすいタスク管理機能を、すべてのチーム サイトでフル活用できます。各メンバーは、自分に関係する SharePoint および Outlook タスクをまとめて一覧できます。
• Project Web App (PWA) – Project Online には、Web ベースのプロジェクトおよびポートフォリオ管理 (PPM) ソリューションである PWA が含まれています。PWA は、業務目標に応じた適切なプロジェクトを選定し、チームの作業負荷を調整し、プロジェクトに費やされた時間を追跡管理し、強力なビジネスインテリジェンス ツールを利用してデータの意味を読み解くために役立ちます。
• Project Pro for Office 365 – いつでもどこでも、アプリケーションストリーミングで Project Professional をすぐに利用できます。
しかも、Project Online は Office 365 サービス ファミリーの主要な構成要素の 1 つに位置づけられているので、他の Office 365 サービスと同じ一流の信頼性、スケーラビリティ、可用性が確保されています。この期待の新サービスを利用することで得られるメリットのベスト 10 をご紹介しましょう。
1. オンライン PPM: ポートフォリオ管理、リソース管理、時間管理、BI など、充実した PPM 機能のすべてをクラウド上で利用できます。Project Online には、多数のサイトからのアクセスに対応するセキュリティおよびスケーラビリティと、エンタープライズ用途に適した高い信頼性が備わっています。
2. スムーズな運用開始: SharePoint Online を基礎として構築され、Office 365 との連携をあらかじめ想定した Project Online は、親しみやすい使用感でメンバーが積極的に関与しやすく、活用が促進されやすいように設計されています。直観的に使えるインターフェイスと視覚的なヒントは、PPM を初めて運用するユーザーにも、いっそう高度な使い方を追求したいユーザーにも役立ちます。
3. アクションをすばやく実行: さまざまな場所から、さまざまなデバイスを使ってアクセスし、常に最新の状況を把握できます。前回 Project Online を終了したところから、すぐに作業の続きを開始できます。
4. ガバナンスと管理体制を強化: ビジネス戦略に合致した最適のプロジェクト ポートフォリオを定義および選定できます。アイデアを検討し、さまざまな要求が持つ戦略的な意味を比較しつつ、整合性を確保して合理的にプロジェクトを実施していく判断を効果的に行うことができます。提案の承認プロセスでは、SharePoint Designer から Visio を使ってワークフローを簡単に作成できます。
プロジェクト ワークフローの状況
5. リソースを効果的に管理: チームが平常時の作業を進めているときも、臨時対応プロジェクトに取り組んでいるときも、活動状況がよくわかります。あらゆる要求を考慮しつつ、リソースの稼働状況を正確に把握して配分を調整し、戦略に沿った客観的な意志決定ができます。
6. 日常的なコラボレーションを充実: 文書の共有、メンバーやサイトの状況確認、作業内容の追跡管理ができます。SharePoint Online と Project Online のソーシャル機能を組み合わせれば、活発な議論や情報共有が促進され、作業がはかどります。
リソース管理
7. コミュニケーションを円滑に: 急なスケジュール変更の告知、潜在的な懸案事項への対処などを、リアルタイムの情報発信やインスタント メッセージを使ってプロジェクト上から実行できます。また、プロジェクト サイトのタイムライン上には期日や成果物がビジュアル表示されるので、メンバー全員が一目で情報を確認および整理できます。
8. データに基づく意志決定: PWA では、ダッシュボードの概要、充実したレポート、プロジェクト タイムライン、およびプロジェクト計画の全容を確認でき、多数のプロジェクトやプログラムを管理するのに役立ちます。セルフサービス アクセス機能により、各ユーザーが手早く自分でデータを集約してさまざまな角度から検討し、リスク要因を理解することや、長期計画と短期的な作業ニーズのバランスを調整することができます。
ポートフォリオ分析
9. IT 管理を強化: SharePoint Online と統合された管理インターフェイスによって IT 管理作業がシンプルになり、セットアップやリソース追加、アクセス許可設定の変更などを簡単に実行できます。また、Project Online では IT と業務体制の管理が分離されるので、プロジェクト管理部門 (PMO) やスポンサーが、業務に特化した PPM を独立的に運用できるようになります。
10. 迅速なイノベーション: 新たに発生した課題へのすばやい対処、大きなビジネス チャンスを逃がさない柔軟なリアクション、見えにくいプロセスに費やされる時間の節約が可能になります。Project Online では、実際の業務に特化したニーズを満たすアプリを SharePoint ストアから入手して利用できます。
Project Online 用アプリケーション
次のステップ
Project Online プレビューをご試用のうえ、コメントやフィードバックをぜひお寄せください。
7 月 25 日 Posted by Tucker Hatfield
Visio の新バージョンの計画が始まったときに私たちが一番の目標に掲げたのは、洗練されたプロ並みの図をこれまでよりも容易に、迅速に、そして楽しく作成できるようにすることでした。そしてこの目標を達成するために、ここでは書ききれないほど多くの改善を Visio に加えました。この記事では、これらの変更内容の概要と、最も要望の多かった機能のいくつかについてご説明します。今後の記事ではすべての機能について詳細にご説明していく予定です。
洗練されたプロ並みの図
Visio の機能の要は、情報を効果的に伝えられる図を作成することです。洗練されたプロ並みの見栄えの図を作成できれば、見る人の関心を引き、信頼性を高め、情報を効果的に伝達することができ、さらには作成者の評価も高まります。Visio を使用すれば、そのような図をいつでも作成できます。このバージョンにおいて、私たちは見栄えのよい図を作成できるようにするだけでなく、その作成手順も大きく簡素化させたいと考えました。 むしろ、Visio を使ってセンスの悪い図を作るのは困難であるというレベルにまでです。(とはいえ、もちろん作ろうとすれば、センスの悪い図も作成できますが。)
新しい Visio で洗練された図を作るための基盤となったのは、PowerPoint で使用しているものと同じレンダリングエンジンを取り込んだことです。PowerPoint で慣れ親しんだ効果やユーザー インターフェイスを Visio でも使用できるようになりました。
ボタンを押すということしかわからなくても、驚くような処理を実行できます。利用者の望む結果が得られるようにこれらの機能を可能な限り使いやすくし、徹底的に手を加えました。そして 25 を超える新しいテーマから好みのものを選択するだけで、Visio がそのスタイルに合わせて自動的に図形の書式を更新するようにしました。
ここに、同じ図でテーマが異なるものを 3 種類用意しました。これらはクリック 1 回で変更でき、シンプルなものから鮮やかなもの、カジュアルな雰囲気のものへと容易に切り替えることができます。
この他にも多くの変更を加えて、イメージを一新させ、新しい効果やテーマを存分に活用できるようにしています。この記事の後半では、新しくなったテンプレートの例をいくつかご説明します。
優れた使い心地
Visio は使っていて楽しい。私たちは「このプログラム、気に入りました」で始まるフィードバック(そして、その後に「しかし、」が続かないフィードバック)をいただくのを楽しみにしています。私たちは、Visio の使用感をさらに向上させ、Visio を使用することで効率や直感的な理解度が高まり、さらには使っていて「楽しい」ものにするために努力を重ねてきました。
そしてこれを実現するために、製品全体の機能向上を行いました。まずリボンを簡素化し、コンテキスト メニューをさらに充実させることに注力しました。従来よりも多くのコマンドが指先の操作だけで実行できるようになり、複雑なユーザーインターフェイスからコマンドを探し出す必要がなくなって、図の作成に集中できるようになりました。新しいバージョンではリボンを非表示にし、右クリック メニューの使用で作業効率が向上することを確認してみてください。
コマンドの配置以外にも、これまで Visio の利用者からお知らせいただいていたバグの修正も数百件実施しました。そして、ご要望をいただいていた大きな機能もいくつか作成して追加しました。また、見た目が非常にシンプルになったため、作成中の図が Visio のユーザー インターフェイスと競合せずに画面の中央に表示されるようになりました。最後に、スムーズな画面切り替えのための仕組みを追加したため、プログラムがさらにわかりやすく、使用しやすくなりました。
さて、それでは、私たちがこの Visio の次期バージョンについて最もお伝えしたいこと、皆さんに「それでは使ってみようか」と思っていただけるのではと期待していることについてお話ししましょう。
新しい機能
まず、例をお見せしましょう。すでに概要はご説明しましたので、ここではもう少し具体的に説明します。 テーマ、効果、およびコマンドの改善については今後のブログ記事でご紹介する予定であるため、この記事では見合わせることにします。しかし、利用者からの要望に応えて今回追加した主な機能と、更新したテンプレートの例をいくつかご紹介します。
図形の変更
今までにいただいたご要望の中でも最も大きかったものの 1 つが図形の変更です。この理由を理解するのは簡単です。。プロセス図形をドロップし、接続し、後になってから別の図形にすべきだったとわかったことが何度あるでしょうか。あるいは、見た目のよい Visio のワークフロー図形を使って、シンプルな図形をもっとインパクトのあるものにしたいと思ったことはありませんか。
今回のリリースでは、図形の変更は、ボタンをクリックして図形を選ぶだけという非常に簡単な操作で行えるようになりました。1 回の操作で 1 つの図形を変更することも、複数選択した図形を同時に変更することもできます。この機能を活用すれば、仮の図形を使用して図の下書きを作成しておき、その後、図の完成段階になってから、より正確かつ適切で見た目のよい形に変更するという作業を容易に行えます。接続、書式または設定が失われる心配はありません。属性が Visio によって新しい図形に自動的に渡されるからです。
[図形] ウィンドウで選択したい図形が見つからないときには、[検索] 機能を使用すると、[図形の変更] の選択肢に検索結果が表示されます。右クリックメニュー (私たちは「フローティー」と呼んでいます) から [図形の変更] を使用すると、図形をさらに手早く変更できます。
ページの複製
要望の高かったもう 1 つの機能は、ページを簡単に複製する機能です。ページ タブを右クリックして、[複製] を選択すると、元のページにあるすべての図形、書式、プロパティが含まれる新しいページが作成されるようになりました。この機能を利用すると、図のバリエーションを簡単に作成したり、あるページをテンプレートとして使用したり、あるいは元のページの内容を変更せずに異なるレイアウトを試したりすることができます。複製したページと図形の変更機能を組み合わせれば、別の図形の使用を簡単に試してみることもできます。
図形の検索
必要な図形の検索方法も非常に容易になりました。検索機能に新しいキーワードが追加され、より適切な結果が得られるようになったほか、結果もステンシルによってわかりやすく整理され、グループ化されるようになりました。各ステンシルには関連する図形の最初の 4 つまで表示されます。望む図形が見つかったときには、それを図に追加するか、ステンシル全体を 1 回のクリックで [図形] ウィンドウに追加することができます。
図形を参照したい場合のために [その他の図形] メニューを更新しました。ここではステンシルのプレビューを容易に表示することや、複数のステンシルを一度に追加または削除することができます。
テンプレートの更新
先にご説明したように、今回のリリースではプログラムの内容の大部分を更新しました。更新内容全体についての詳細な記事は今後掲載する予定ですが、ここでは変更の一部を図でご紹介します。
組織図
組織図機能を改変し、それぞれが独自の外観を持つまったく新しいスタイルを 10 種類追加しました。これによって図を非常に簡単に利用できるようになりました。 またその結果、数回のクリックで驚くほど変化に富んだスタイルの組織図を作成できるようになりました。その範囲も非常にシンプルなものからプロ並みもの、流行を取り入れたもの、そして遊び心が含まれたものまで、利用者のグループや組織の個性に合わせて作成できます。
コンテナーと引き出し線の機能強化
今までもコンテナーは図の作成のための強力なツールでしたが、今回はさらに機能強化されました。新たなコンテナーが使用できるようになっただけでなく、コンテナーをさまざまな外観に書式化する機能も追加されました。純粋に機能的なものが必要な場合にも、また凝ったスタイルを必要とする場合にも、容易にコンテナーをカスタマイズできます。コンテナーのスタイルを一度選択すれば、その見出しのスタイルを変更したり、テーマやクリックスタイルを使用したりして、好みに合わせて外観を変更できます。
コンテナーと同様に、引き出し線も新しいものが追加され、図をカスタマイズするための選択肢が増えました。引き出し線は全体的に改変され、選択肢や書式化のオプションが増えました。テーマを使用して引き出し線の外観を図に合わせたり、クイックスタイルを使用して特定の引き出し線に特別なデザインを設定することも簡単に行えます。
基本的なネットワーク図と詳細なネットワーク図
以下のように、図形の外観がシンプルで洗練されたものにバージョンアップされました。プロ並みの図を容易に作成できるようになったほか、図形が更新されて最新のハードウェアや概念を表す図も含まれるようになりました。 また、図形の持つ最も重要な意味が明確に表されるようになったため、大きくて複雑な図も読みやすくなりました。
ワークフロー図
共通の洗練された外観を持つワークフロー図の新バージョンも用意しました。ネットワークの図形と同様に、図に特定の趣を加えることができます。
従来の 3D のネットワーク図形やワークフロー図形は評判がよく、アイコンとしても優れているため、廃止されることはありません。ご安心ください。したがって、これらの図形も検索で見つけ出し、テンプレートのカテゴリから参照することができます。
基本図
基本図のテンプレートは、一般的な図の作成を始めるときや既存の図を使用するときに活用できる優れたツールキットです。今回、これを更新して、使いやすく、目を引く形状を多数追加しました。これらの図形を使用して図を手早く作成したり、他の図に追加したりして、情報伝達に役立てることができます。今回のリリースでは、装飾図形、矢印図形、グラフや数学用の記号などの新しい図形も多数追加されました。
必要な図のほとんどを作成
これまでにご説明した機能は、新しい Visio で提供する機能のほんの一部に過ぎません。これらの機能の詳細については、今後のブログ記事をご確認ください。
Visio を使用すれば、プロ並みのきれいな図が今までより簡単に、速く、そして楽しく作成できるということがおわかりいただけましたでしょうか。
ご意見をお寄せください
このブログ記事または他のブログ記事に対するご意見、また今後の記事に対するご要望があればお寄せください。
7 月 23 日 Posted by Judy Lew
このブログの記事は、Visio team の Group Program Manager である Judy Lew が書いています。
先週マイクロソフトは、Microsoft Office のカスタマー プレビュー版を公開し、一般向けのダウンロードが可能になったことを発表しました。同時に、新しい Microsoft Visio のプレビュー版もリリースしました。新しい Visio の機能を体験し、改善されたすべての機能を利用いただくことができます。私たちはこの新しい Visio を公開し、Visio の機能と改善点についてブログでご説明できるのを大変嬉しく思っています。
この記事では、Visio プレビュー版について簡潔にご説明します。
新しいテーマ
用意されている設定を使用するだけで、洗練された図を容易に作成できます。新しいテーマや書式設定オプションを使用して、デザイナーでなくともプロ並みのきれいな図を作成することができます。各テーマは、色、フォント、効果を組み合わせて、効果的で統一感のある見た目を作り出します。また、4 つのバリエーションのいずれかを使用して各テーマを調整しカスタマイズすることもできます。さらに高度な書式化オプションである新しいクイック スタイルや新たな図形効果を使用すれば、図のあらゆる要素をコントロールでき、効果的な図を作成できます。
新しい図形
今回のリリースでは 200 以上の図形を新規に導入あるいは完全に作成し直し、さらに一般的な図形を数百個更新しました。これらを活用して、魅力的で洗練された図を作成できます。これらの形状の一部は、既存の形状にさまざまな変化を加えたり、別の形状に変更したものです。その他はまったく新しい形状であり、作成する図の表現の幅が広がります。これらはすべて新しいテーマを十分に活用しており、作成する図の効果も大きく高まります。さらに、新しいテンプレートを追加したほか、既存のテンプレートの一部も再作成したため、図を作成する際の選択肢が広がりました。
共同作業のための新たな方法
図は作業者 1 人だけで作成されることはなく、多くの場合は他の人と共同作業を行って、意見を取り込みながら作成されると思われます。新機能であるコメントモデルや、複数の作成者による同時編集のサポートにより、図に対する共同作業が容易になりました。そして、Visio を持っていない共同作業者からフィードバックを必要とする場合も、問題ありません。Visio Services を使用すれば、誰もがあらゆる図を表示して、コメントを添えることができます。
新しい外観
Visio を起動すると、このバージョンでさまざまな項目が変更されたことにお気付きになるでしょう。作業状態はわかりやすく、また使用しやすいように変更され、新しい機能も追加されて、洗練された図を素早く作成できるようになりました。
新しいファイル形式
従来の Visio 図面形式 (.vsd)、Visio XML 図面形式 (.vdx)、および Visio Web 図面形式 (.vdw) に代えて、新しく XML ベースのファイル形式 (.vsdx) を導入しました。これによって図を Office 365 や SharePoint に保存できるため、その図を他の人がブラウザーで表示できるようになります。公開などの「中間」ファイルは必要ありません。もちろん、既存の Visio 図面も引き続き利用できます。互換モードもサポートされており、既存の Visio 図面と従来のバージョンの Visio との互換性も維持されています。
今後について
今後、上記の内容やそれ以外の内容について、詳細な記事をブログに掲載していく予定です。引き続き最新記事をご確認ください。また、ご意見や、今後の記事に対するご要望があればお寄せください。ブログの最新記事をチェックするには、RSS フィードを購読してください。
Visio プレビュー版を是非お試しください。また、引き続きブログにもご注目ください。