前回の投稿で、Guest VM のアップデートが与える影響について触れ、記事の中で、「C:」ドライブだけは Guest VM のアップグレード時にも維持されると書きました。
【Azure for IT Pro】自動更新がホストサービスに与える影響について
C:ドライブは診断ログや構成ファイルなどが保存されている、非常に重要なドライブです。
では、C: ドライブはどんな時でも維持され続けるのでしょうか?
残念ながら、答えは NO です。
その理由は、Guest VM がのっている Host OS やサーバー自身が死んでしまうことがあるからです。
その場合は、Fabric Controller が新たなサーバーを用意し、そこに今までと同じバージョンの Guest VM を展開し、さらにアリケーションも展開してくれます。よって、サービスは継続されます。
ただし、これまでローカルストレージに蓄積してきたデータはすべてなくなります。そうならないように、大切なデータは永続的なストレージ、すなわち、Winodws Azure ストレージまたは SQL Azure に保存しておかなければなりません。
Windows Azure ストレージ および SQL Azure は、自動的に複製が3つ作成されているため、いずれかが破損してしまっても残りの2つに複製が残されています。ロードバランサーは3つの複製それぞれへの経路を自動的に設定してくれるので、利用者がストレージの生死を意識する必要はありません。もちろん、複製のうちのいずれかが破損してしまった場合にも、ロードバランサーは自動的に経路を設定しなおしてくれます。
IT Pro が Windows Azure をインフラの一部として設計する場合に肝に銘じなければならないのは、以下の 3 点です。
以下の表は、各種シチュエーションにおけるローカルストレージの状態を一覧にしたものです。