皆さん、本日 Windows 8 の一般発売が開始されました!

前夜祭を楽しまれた方、すでに使い始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

さて、本ブログでは、発売を記念して 5 回に渡り、週刊で Windows 8 のセキュリティについて特集します。Windows 8では様々なセキュリティ強化が行われており、さらに安全にお使い頂けます。ぜひ、新しいセキュリティ機能について知って頂き、快適な Windows 8 ライフを楽しんでください。

 

Windows 8 セキュリティ #1 Windows Update

マイクロソフトでは、毎月第 2 火曜日 (米国時間) に Windows Update 経由でセキュリティ更新を配信しています。Windows 8 でも、これまでと同様、セキュリティ更新は既定で「自動で更新」に設定されています。

第一回目となる今回は、Windows 8 におけるセキュリティ更新、Windows Update の動作について 4 つの目玉ポイントをご紹介します。

 

 

段階的な通知の仕組みへ

これまでの OS においては、更新プログラムをインストールした後に再起動が必要な場合などの通知はバルーン ポップアップを表示することで行われていました。これにより、操作が中断されたりすることがあり、煩わしさを感じていた方も多いのではないでしょうか。

そこで、Windows 8 では、ユーザーの利便性を向上するために、通知の仕組みを刷新しました。

 

まず、基本的な通知や、アクションを取るまでに猶予のある通知は、ログオンやロック画面にメッセージとして表示されます。ログオンやロック解除の作業のついでに、メッセージを確認でき、任意のタイミングで必要なアクションを取れるよう、利便性が向上しています。

 


画像1: Windows 8 ログオン画面 – 画面右下に必要なアクションのメッセージが表示されます

 

重要な通知や、最終通告となる通知は、System Critical Notification と呼ばれる画面全体を覆う形式で表示されます。これにより、必ず取るべきアクションについては分かり易く、目に留まるようにしています。尚、パスワードを設定してないユーザーなど、ログオンやロック画面が表示されない場合は、基本的な通知もこの形式で行われます。

 

再起動までのタイミングをよりフレキシブルに

更新プログラムをインストールした後には、再起動を行う必要が多くあります。この場合、従来まではバルーン ポップアップを表示し、いますぐ、あるいは15 分後などに再起動を行うようユーザーに求めていました。

このため、作業が中断されたり、意図しない再起動によって、データの損失が起きる場合がありました。

Windows 8 では、より再起動のタイミングをユーザーが選択できるように動作を変更しました。

-      更新のインストール完了後 から 3 日後まで:

ログオンやロック画面上の通知で「重要な更新プログラムのインストールを完了するために、○日以内の再起動が必要です」とメッセージが表示されます。このメッセージが表示されたら、任意のタイミングで再起動を行ってください。

-      3 日後:

3 日経過後に最初にユーザーがログオンまたはロック解除したタイミングで、System Critical Notification 形式の 「○分で再起動します」というメッセージが表示されます。メッセージが表示されてから、15 分以内に強制的に再起動が行われます。

 

尚、電源オプションについてはインストール完了から 1 日目までは 「更新して再起動」 あるいは 「通常のシャットダウン」が選択可能です。2 日目以降は「更新して再起動」「更新してシャットダウン」が選択できるようになります。

 


画像2: 更新プログラムをインストール後、再起動せずに 3 日経過した場合は System Critical Notification形式で表示されます

 

新しい UI により簡単な確認が可能に

Windows 8 では新しい UI であるモダン UI が加わりました。チャームより [設定] - [PC 設定の変更] をクリックし、[Windows Update] の項目を開きます。モダン UI における Windows Update では、「プレビュー」表示で、通知やこれからインストールする更新などの概要が確認できます。通知を受け取った場合や、Windows Update の状態を確認したい場合などには、まず、モダン UI の画面を確認してください。

 

画像3: モダン UI における Windows Update

 

尚、デスクトップ上の Windows Update の設定も従来通り用意しています。([コントロールパネル] - [システムとセキュリティ] – [Windows Update] ) こちらでは、通知やインストールされている更新などの詳細を確認することができます。また、Windows Update に関する設定も行うことができます。従来とは異なり、自動更新を行うスケジュールの設定は、メンテナンスタスク の設定から変更する必要があります。([コントロール パネル] – [システムとセキュリティ] – [アクション センター] – [自動メンテナンス]) これは、Windows Update が OS 全体のメンテナンス  タスクの一部として動作するようになったためです。

 


画像 4: デスクトップにおける Windows Update

 

3G/LTE 従量制課金ネットワークは利用されません

Windows 8 に対応したタブレット端末も多く発売されており、3G/LTE が利用できる端末もあります。

Windows Update では、3G/LTE に代表される従量制課金ネットワークは利用されません。

非従量制 (LAN) のネットワークを使い、更新プログラムのダウンロードが行われます。

料金負担がかからないように自動的に動作するよう設計されていますので、タブレットを利用している場合も、Windows Update  の自動更新 (既定の設定) に設定してください。

尚、Windows Update 機能画面からインストール ボタンをクリックすると、従量制課金ネットワークを利用している場合でも更新プログラムの適用が可能です。この場合は、課金ネットワークの可能性がある旨のメッセージが表示され、合意した場合のみ、従量制課金ネットワークを利用して更新が行われます。

 

 

おわりに

Windows 8は、ユーザーの利便性を考慮しながらも、適切に更新プログラムがインストールできるような仕組みで、より快適なセキュリティ環境を提供します。

 

私たち日本のセキュリティ チームでは、こちらのブログでも紹介した通り、セキュリティ更新、アドバイザリの情報を公開する役割を担っています。情報は、電子メールTwitterFacebookブログWeb サイトを通じてお知らせしていますので、ぜひご活用ください。

 

さて、次回は、マルウェア対策の基本機能である Windows Defender についてご紹介する予定です。

ぜひ楽しみにしていてください!

 

 

 

関連ブログ: Windows 8 セキュリティ特集 (全 5 回)