MED-V 2.0 Public Beta 最新情報 その2

みなさん、こんにちは。
先日は、MED-V 2.0 Public Beta が10月12日に公開されたことを当ブログでお知らせいたしました。
今回も引き続き MED-V 2.0 についての最新情報をお届けし、ユーザーにとってより使いやすくなった
MED-V 2.0の機能についてもご紹介していきたいと思います。

 

■ MED-V 2.0 最新情報

1 . Beta ドキュメント (日本語翻訳版) リリース!

11 月 4 日に MED-V 2.0 Beta ドキュメント 日本語翻訳版 がリリースされました。
ドキュメントには以下のコンテンツが含まれています。

MEDV_Deployment_Guidance_beta.pdf (MED-V 展開ガイド)
・MED-V Evaluation.pdf (MED-V 評価ガイド)
・MED-V Administration Toolkit.pdf (MED-V Administration Toolkit 利用ガイド)

MED-V 2.0 Beta の基本的な評価ポイントは概ね以下に記載した3つの作業となります。

1. 展開用 workspace (ゲスト OS) のセットアップと汎用化 (sysprep による初期化)
2. MED-V Workspace Packager による展開用 workspace パッケージ (インストーラー) の作成
3. MED-V Client (ホストOS) への workspace パッケージのインストールと workspace の初期設定 

 展開ガイドと評価ガイド、そして製品ヘルプをご活用頂き、
上記の評価を行う際の参考として是非ご利用下さい!  

2 . MED-V 2.0 Public Beta Refresh リリース!

MED-V 2.0 Public Beta 公開からまだ数日しか経っていませんが、
先日 11 月 5  日に早くもアップデート版である MED-V 2.0 Public Beta Refresh  が公開されました!

MED-V 2.0 Public Beta Refresh の主な改善点は以下の 2 つの内容となっています。

・Workspace Packager のアップデート (MED-V ゲスト OS への任意のコンピューター名の適用が可能)
・MED-V ゲスト OS の初期設定プロセスの変更
 (初期設定時に MED-V ゲスト エージェントが ゲスト OS 上にインストールされる )

これから検証を始められるお客様、或るいは、既に MED-V 2.0 Public Beta をご利用のお客様も、
是非こちらの MED-V 2.0 Public Beta Refresh をご評価下さい!

尚、上記でご紹介したドキュメントは MED-V 2.0 Public Beta Refresh の評価を行う際にも、ご利用頂ける内容となっています。

 

 

今回ご紹介した、ドキュメント、Public Beta Refresh はいずれも Microsoft Connect で公開されています。
ダウンロード メニューから最新版をご入手下さい!

・Microsoft Connect サイト
  https://connect.microsoft.com/medv/InvitationUse.aspx?ProgramID=6452&InvitationID=MEDV-6CJC-Y6X2
  ※ご利用には Connect サイトへの登録が必要です。

 

ユーザーにとってより使いやすくなったMED-V 2.0 Beta

仮想 OS のアプリケーションで作成されたデータの拡張子も自動登録可能!

前回はホスト OS  とゲスト OS 間でお互いのデスクトップ環境をシームレスに共有できるようになったことをご紹介致しました。
今回は、こちらの機能についてもう少し掘り下げたいと思います。
まずは、前回のおさらいも含め、ホスト OS とゲスト OS  のデスクトップ環境の共有から見ていきましょう。

(1) ホスト OS 上のスタートメニューから ゲスト OS 上のアプリケーション (Excel 97) を起動します。

 

一見、ホスト OS 上にインストールされているアプリケーションを起動しているように見えますが、
実は、ゲスト OS 上にインストールされているアプリケーションを起動しています。
MED-V 2.0 ではユーザーに対して今まで以上に仮想環境を意識させない作りになっています。

 

(2) ゲスト OS 上のアプリケーションでデータを作成します。

 

まるでホスト OS 上にインストールされているアプリケーションと同じような操作環境を提供します。 
お気づきかもしれませんが、仮想 OS 上のアプリケーションを操作している際は、
IME も自動的に仮想 OS 上のものに切り替わっていることが見て頂けますね。
(心なしか、懐かしの「カイル君」もいつもよりうれしそうにも見えます。)

 

(3) ゲスト OS 上のアプリケーション作成したデータを保存します。

 

データの保存先には、もちろんホスト OS 上の各ドライブを選択することができますが、
特に、仮想 OS 上のデスクトップとマイドキュメントを保存先に指定した場合は特別な扱いとなっており、
自動的にホスト OS のデスクトップとマイドキュメントにリダイレクトされるようになっています。

 

 

自動的にホスト OS のデスクトップ上に仮想 OS で作成したデータがリダイレクトされ、保存されることをご確認頂けます。

 

(4) ゲスト OS 上のアプリケーション作成したデータのプロパティから拡張子の割り当てを確認します。

 

 

ご覧の通り、ホスト OS 上に保存されているデータの拡張子の関連付けが、仮想 OS 上のアプリケーションとなるように自動で割り当てられます!

 

 

今回は前回に引き続き、MED-V 2.0 の最新情報とより使いやすくなったMED-V 2.0 の機能について触れました。
デスクトップ仮想化 (MED-V) は Windows 7 の早期導入を実現するための一つのアプローチです。
是非、MED-V 2.0 Beta Refresh をご評価頂き、Windows 7 の早期導入を実現するためにご活用ください!