みなさん、こんにちは。今回はクライアント関連の情報をお伝えしたいと思います。先月10月12日に MED-V 2.0 Public Beta がリリースされましたが、みなさまご存知でしょうか?特に MED-V は、XP から Win7 への移行時の業務アプリ延命策として最近注目されている技術です。今回リリースされた最新バージョンは、以前より使い勝手もよくなっていますのでぜひ検証してみてください。
■ MED-V 2.0 Public BetaMED-V 2.0 の最大の特徴は、専用の管理サーバーが不要になったということです。サーバー配置などインフラ設計、環境構築、運用の手間、と新しい技術を導入するたびに増えていくサーバーをきちんと管理していくのは大変です。MED-V 2.0 では既存の資産配布の仕組みを使ってクライアントへの配布、管理を行うことできるようになりました。(マイクロソフトのお勧めは OS 展開もできる System Center Configuration Manager です!)ここで主な機能を2つ、ご紹介したいと思います。
1.ホスト / ゲスト間のデータ共有MED-V v1 SP1 では、ホストからゲスト、ゲストからホストへデータを受け渡すには専用のツールを使ったり、ネットワーク上の共有フォルダーを利用するなど、どうしても 1クッションが必要でした。MED-V v2 では、ホストとゲストでお互いのデスクトップ環境をシームレスに共有できるようになります。 (1) スタートメニューからゲスト OS (仮想のWindows XP) で動作している Excel を起動 ※ ゲスト上のアプリケーションは、ホスト (Windows 7) のスタートメニューから シームレスに起動できます
(2) ゲスト上の Excel から、「名前を付けて保存」を実行
2.Web リダイレクション機能の拡張Web リダイレクションは、特定のサイトを自動的にホスト側 (IE8) からゲスト側 (IE6) に振り分けることができる、非常に便利な機能です。MED-V v1 では、この Web リダイレクション機能は「Domain suffix」「IP prefix」「All Local addresses」の3種類で設定するようになっていました。MED-V v2 では、より柔軟に、「ワイルド カード」「サイト」「ページ or アプリケーション」「ポート」の4種類の設定ができるようになり、より柔軟に対応できます。 [Web リダイレクションで自動的に振り分けられ、2 バージョンのブラウザーが起動] [Web リダイレクションの設定画面:Workspace Packager]
◆ [Workspace Packager]上記の Web リダイレクションを設定しているツールは「Workspace Packager」 といいます。MED-V v1 では Workspace というモジュールをゲスト OS にセットアップします。(ゲスト OS となる Windows XP に対して Workspace をインストールします)MED-V 2.0 では Workspace の代わりに Workspace Packager というツールを使いますが、使い方と位置づけが異なっています。MED-V v1 では VHD ファイルのいわば内側に Workspace を配置しましたが、MED-V v2 は Packager という名前が表すようにVHD ファイルの外側から、パッケージングする形になります。さらに、 Workspace Packager は MED-V v1 の管理コンソールが持っている Web リダイレクションをはじめとしたポリシーの設定機能も包含しています。Workspace Packager や実装された機能の詳細については次回 (1週間後?) の投稿をお待ちください。◆MED-V 2.0 Public Beta のモジュールは、下記の Microsoft Connect サイトからダウンロードできます。11月以降、ベータ版の展開ガイド、ラボ環境の計画ガイドなどを日本語化して提供する予定になっていますので、ぜひ検証してみてください。(MED-V のモジュールは英語版のみの提供です)ご利用には Connect サイトへの登録が必要です。 https://connect.microsoft.com/medv/InvitationUse.aspx?ProgramID=6452&InvitationID=MEDV-6CJC-Y6X2
■ Information◆Windows 7 / Windows Server 2008 R2 SP1 リリース候補版 クライアント向けには機能追加されていません。セキュリティ パッチの集積です。 モジュールはこれまでとは違い、サーバーとクライアントで共通モジュールになっています。 こちらからダウンロードいただけます。 Windows 7 Service Pack 1 RC および Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 RC http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/sp1.mspx ※ リリース候補版の使用期限は2011年11月30日です。
◆The Microsoft Conference Japan Tour 2010 開催! 11月25, 26日の東京を皮切りに、12月中旬まで全国 8 都市で MSC Japan Tour 2010 を開催します。 「最新のクラウド ソリューション」がメイン テーマですが、クライアント関連のセッションもありますし、 無償セミナーですのでぜひお越しください。 登録・詳細はこちらから http://www.microsoft.com/japan/cloud/msc2010/default.mspx 「チーム メンバーのセッション」 T2-3 :デスクトップ移行の有効な選択肢 デスクトップ仮想化 (VDI) を考える T2-4 :App-V を使った Microsoft Office 2010 の展開ノウハウ T2-5 :Windows 7 + Microsoft Office 2010 展開と互換性対応のポイント T2-7 :Internet Explorer 8 への移行方法解説 T2-8 :Windows 7 展開 ~ OS 互換性の解決策 : MED-V ~ T3-1 :次世代の仮想化テクノロジを搭載! Windows Server 2008 R2 SP1 の新機能紹介 T3-6 :クラウド基盤の運用管理 ~ System Center と Dynamic Datacenter Toolkit ~ T3-7 :クラウド時代に求められるセキュリティ ~ ADFS と Forefront で守る Windows インフラ ~