Exchange 2007 以降ではカレンダー アシスタントを使用した予定表の予約を自動承諾する機能があり、同じ時間帯の会議出席依頼をリソース メールボックスが受信すると重複予約を避けるために予約がキャンセルされるように設定することが出来ます。Get-MailboxCalendarSettings / Get-CalendarProcessing コマンドの AutomateProcessing パラメータが "AutoAccept" に設定されている場合は、カレンダー アシスタントを使用した自動承諾が有効です。

この度、カレンダー アシスタントの自動承諾が有効となっている場合でも、特定の条件下で重複予約が承諾される問題が確認されました。
重複予約は以下の条件下で発生します。

(1) 終日の予定を作成
(2) (1) と重なる期間に 0 時から始まる、あるいは 0 時までの定期的な予定を作成

(2) の定期的な予定が (1) の終日の予定と重複していたとしても、この定期的な予定は承諾されます。
以下、本現象の例を画面ショットにてご案内させていただきます。

・11/13 に終日の予定をリソース メールボックス room01 に登録します

条件 (1) が完了しましたので、続いて条件 (2) の定期的な予定を作成します。
条件 (2) の “終日の予定直前、あるいは直後を含む” とは、この場合、以下のいずれかを含む定期的な予定になります。

・11/13 0:00 で終了する予定
・11/14 0:00 から開始する予定

今回は 11/13 0:00 で終了する予定として、以下の定期的な予定を作成します。

開始時間: 23:00
終了時間: 00:00
繰り返し期間: 11/12, 11/13



11/13 23:00-0:00 の予定が、(1) の終日の予定と重複しているため、本来、この定期的な予定の予約は辞退されるべきですが、リソース メールボックス room01 からは承諾メールが配信されます。

 

予定表を確認すると、重複予約が発生しています。

 

現象の原因と回避策について


この重複予約は Exchange 2007/2010 の不具合により、隣接して、かつ競合している予定を競合している予定として判断できないために発生します。
そのため、上述の条件以外でも以下のような場合にも発生します。

(1) 0 時から始まる、あるいは 0 時までの予定を作成
(2) (1) と重なる期間に終日の定期的な予定を作成

Exchange 2010 ではこの問題の修正に向けて調査中ですが、Exchange 2007 は延長サポート フェーズの製品のため、この問題の修正の予定はありません。