ビジネスプロダクティビティ製品チーム

Office 関連製品群を担当するプロダクト マネージャーが最新の情報をご紹介します

March, 2014

  • Office 365 関連ニュース 2014 年 3 月のまとめ

    Office 365 に関する2014 年 3 月の主なニュースをまとめてみました。あなたが見逃しているかもしれないニュースも一覧でご覧になることができますので、この機会にぜひご覧ください。

    過去のニュースはこちら。

  • 皆様のご意見に基づいてお客様のプライバシー保護に関する対応基準を変更

    (この記事は 2014 年 3 月 28 日に Microsoft on the Issues に公開された記事 We’re listening: Additional steps to protect your privacy の翻訳です)

    投稿者: Brad Smith
    マイクロソフト法務本部ゼネラル カウンセル兼エグゼクティブ バイス プレジデント

     

    先週木曜日、2012 年に漏えいしたマイクロソフトのソース コードを不正に取引していたユーザーの Hotmail のメール内容に、マイクロソフトの調査担当者がアクセスしていたことが報道されました。この 1 週間、私たちはさらにこの問題と向き合う機会を設け、社内だけでなくアドボカシー グループやその他の専門家とも検討した結果、プライバシーに関するマイクロソフトの対応基準を一歩踏み込んだものにするために重大な変更を加えることを決定しました。

    この新しいポリシーは即日有効になります。今後は、何者かがマイクロソフトのサービスを利用して、盗まれたマイクロソフトの知的財産または物理的財産を不正に取引しているという情報が得られた場合でも、マイクロソフトが独自にお客様の個人的なコンテンツを調査することはありません。ただし、さらなる措置が必要な場合は、その事案を法執行機関に委ねます。

    企業ポリシーの変更に加え、この変更内容がお客様に明確に通達され、マイクロソフトに対して法的拘束力が発生するように、今後数か月でお客様のサービス利用規約にこの変更を反映することを予定しています。

    批判を耳にするのは、いつでも心苦しいものです。しかし、少し距離を置いて冷静に考えることができれば、批判によって考えさせられ、今後の助けになる場合も多くあります。ここ 1 週間の私たちがそうでした。業界他社と同様、マイクロソフトでも、このような場合は合法的にアカウントにアクセスできるとサービス利用規約に明記していましたが、今回の事態を受けて、お客様のプライバシー保護に関して当然とも言える疑問が浮かび上がってきたのです。

    マイクロソフトは、ここ 1 年で話題となっていたその他のプライバシー問題に関連して、この問題についてもある程度検討を行っていました。スノーデン事件の発生以来、人々は自身の個人情報を他人がどのように取り扱っているのかということに高い関心を寄せています。マイクロソフトは、一企業として、市民のプライバシーの権利と政府の権力との適切なバランスに関する公的なディスカッションに積極的に参加し、政府が監視活動を行う際には正式な法的手続きと法規に依拠するべきだとの主張を続けてきました。

    これまで、マイクロソフト独自の調査は明確に法的権利の範囲内で行われていましたが、マイクロソフトからの不正入手が疑われる人に関する独自調査も、同様の原則を適用し、正式な法的手続きを経て実施するべきであることは明白でした。そのため、こうした場合には、お客様の個人的なコンテンツをマイクロソフト自身が調査するのではなく、法執行機関と法的手続きに委ねるべきと判断しました。

    また、マイクロソフトは今回のことで、お客様がインターネット経由でサービスを利用する際のプライバシー保護に関する重要な問題にも、改めて目を向けるようになりました。今回のような不正使用の調査以外に、お客様のプライバシー保護と、インターネット サービスやそのユーザーのセキュリティ保護とに深く関わる問題が発生した場合、その 2 つを最善のかたちで両立させるにはどうしたら良いのでしょうか。これは、技術部門全体にとって重要な問題です。そしてこれは、企業や業界が単体で解決しようとすべき問題ではなく、幅広いディスカッションから答えが得られる問題だと、マイクロソフトは考えます。

    この理由から、これらの重要な問題を認識し、具体化して討論できるように、さまざまな関係者を集めてプロジェクトに着手するため、アドボカシー コミュニティに働きかけました。Center for Democracy and Technology (CDT) は関係者の招集に賛同し、Electronic Frontier Foundation は重要な参加者となりました。このプロジェクトが、他の業界から潜在的なベスト プラクティスを見つけて関係者全員で共有し、将来のデジタル サービスに最適なソリューションを検討するうえで役に立つことを期待しています。マイクロソフトは、この取り組みを全面的に支援し、関与していきます。他の企業様も参加していただければ幸いです。このような問題は、最終的には社会全体に影響を及ぼします。先週から開催されているイベントでは、示唆に富んだディスカッションが行われ、非常に有益な意見が交わされています。

  • SharePoint Online でサイト コレクションの上限が 1 TB に、またテナントのストレージの拡大制限を撤廃

    (この記事は 2014 年 3 月 14 日に Office ブログに投稿された記事 SharePoint Online announces 1TB site collections and unlimited tenant storage scale の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

    今回は、SharePoint マーケティング チームのシニア プロダクト マネージャーを務める Mark Kashman (@mkashman) の記事をご紹介します。

    先日ラスベガスで開催された SharePoint Conference 2014 では、SharePoint Online の制限緩和に関する大きな発表がいくつかありました。この記事ではその詳細についてお伝えし、お客様とお客様の業務にとってどのようなメリットがあるのかをご説明します。

    マイクロソフトは、SharePoint Online について次の機能強化を実施します。

    • OneDrive for Business およびチーム サイトでのサイト コレクションの上限が 1 TB に: チームのコンテンツを 1 か所でこれまでよりも大量に格納できるようになります。
    • テナントのストレージのスケーリング制限を撤廃: 容量を気にせずコンテンツをクラウドへ格納できます。

    これらの更新は、近日中に全世界で順次リリースされる予定です。それでは、各機能強化の詳細についてご説明しましょう。

    OneDrive for Business およびチーム サイトでのサイト コレクションの上限が 1 TB に

    今回の更新で、個人用の業務コンテンツをこれまでよりも手軽に共有できるようになります。容量制限が 1 TB に引き上げられるため、メンバーがいつでも使用可能な、チーム用の大規模なドキュメント センターを設置できるようになります。この際、情報アーキテクチャが不当に複雑になることはありません。

    プライベートかパブリックかを問わず、SharePoint Online 管理センターから管理されるすべてのサイト コレクションで、ストレージの最大割り当て容量��� 1 TB になります。管理者は、任意のサイト コレクションに対して、必要な量を簡単に割り当てることができます。これは、各ユーザーの OneDrive for Business でも同様※ 1 で、既定では 1 ユーザーあたり 25 GB が割り当てられていますが、SharePoint Online の管理者は、最大で 1 TB の容量を割り当てることができます。このとき、容量は、50 GB、100 GB、250 GB、500 GB、1024 GB のいずれかから選択します。

    SPO_limits_01

    OneDrive for Business のストレージ割り当て量が増加します。割り当て量の管理は SharePoint Online 管理センターから行います。

     テナントのストレージのスケーリング制限を撤廃

    SharePoint Online は、2013 年 4 月から、前年比でユーザー アクセス数が 485% 増、ユーザー コンテンツ保存容量が 500% 増と、爆発的に成長しました。これは、簡単に言えば、OneDrive for Business での使用と共同作業やポータル サイトでの使用を併せて、Office 365 を活用しているお客様が増えたということです。

    この強力なスケーリング能力をもってしても、データ量の拡大率はさらに上昇しているため、最大級の規模のお客様に対しては、特に今後の成長を考慮すると、ニーズの拡大に対応できるかという懸念がありました。このため、Office 365 と SharePoint Online についてストレージを設計し直し、ストレージのスケーリングの制限を撤廃することにしました。これにより、現在のニーズだけでなく、今後の需要にも無制限に対応できるようになります。

    この変更が、お客様が所有する Office 365 のストレージにどのような影響を及ぼすかについて、ここで少し説明します。各ユーザーには、既定で、OneDrive for Business のストレージが 25 GB、電子メール用のストレージが 50 GB、ユーザーが作成した各サイトのメールボックス用のストレージが 5 GB 割り当てられます。これに加えて、Office 365 の各ビジネス ユーザーに 10 GB と、ユーザー数 1 に 500 MB を掛けた容量が、テナントで使用可能なストレージの総容量として割り当てられます。お客様とお客様の企業において各作業工程やさまざまな種類のコンテンツで必要となるストレージ容量が増大している場合でも、Office 365 なら、十分なヘッドルームを最初から利用できます。ストレージ容量を追加する必要がある場合は、SharePoint Online 管理センターから直接、1 か月あたり 1 GB 単位で購入できます。このとき、容量の上限はありません。

    SPO_limits_02

    SharePoint Online 管理センターで [Buy Storage] ボタンをクリックすると、ストレージを追加購入できます。
    詳細については、改訂された最新の記事「SharePoint Online: ソフトウェアの境界と制限」をご確認ください。

    制限が緩和された Office 365 にコンテンツを保存

    チームでの共同作業で SharePoint Online や OneDrive for Business、企業内のイントラネットを既にご利用のお客様に、マイクロソフトのクラウドがすぐに導入可能であること、また長期的な使用量の増加やビジネスの成長にも究極的に対応可能であることをご理解いただけますと幸いです。

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。

    Mark Kashman

    ※1 – キオスク ユーザーおよび外部ユーザーは、テナントで使用可能なストレージ プールの総容量には関係しません。また、OneDrive for Business を使用する権限も付与されません。

    よく寄せられる質問

    Q: 今回の SharePoint Online の機能強化は、Office 365 のどのプランに適用されますか。

    A: Office 365 Enterprise E1/E3/E4、および Office 365 Education A2/A3/A4 で、1 TB のサイト コレクションの利用と無制限のストレージ拡大が可能です。Office 365 Small Business ではサイト コレクションの数が 1 つに制限されているため、テナントで使用可能なストレージ容量も最大で 1 TB となります。同様に、Office 365 Midsize Business ではサイト コレクションの数が最大で 20 個に制限されているため、ストレージの最大容量は 20 TB となります。

    Q: 今回の発表内容は、Office 365 Home Premium のサブスクライバーにも適用されますか。

    A: いいえ。Office 365 Home Premium (英語) では、最新の Office アプリケーションや Skype、OneDrive のストレージが使用できますが、今回の発表内容は適用されません。

    Q. 今回の発表内容は、Office 365 Dedicated プランのサブスクライバーにも適用されますか。

    A. いいえ。Office 365 Dedicated プランは、独立した別のインフラストラクチャで管理されているため、今回の発表内容は適用されません。


    Q. 今回の発表内容は、Office 365 Government プランのサブスクライバーにも適用されますか。

    A: いいえ。この記事の内容は Office 365 Government G1/G3/G4 には提供されません。

  • 【Windows XP/Office 2003 のサポート終了まであと 20 日】 クラウドサービスと一緒に利用し続けるリスクと Office 互換性に関する資料

    いよいよ Office 2003 のサポート終了まで 20 日を切りました。多くのお客様ですでに対策が進んでいますが、いろいろな理由で対策が遅れている、またはとられていないお客様の場合、早急に対策を行う必要があります。この記事では、短期的な一時凌ぎの対策、中長期的な移行を考えたときに、いままで巷に出ている役立つ記事やリソースをまとめてご紹介いたします。

     

    対策がされない場合のリスク、危険性

    • サポートライフサイクルの定義、サポート期間終了の意味と終了後のリスク (ビジネスプロダクティビティ ブログ): Office 2003 におけるサポートライフサイクルの定義、サポート後に Office 2003 を利用している場合のリスクや対策、Office 2003 と最新の Office 2013 (もしくは Office 365 ProPlus) とのシステム要件の差異などについて基本的な情報が得られます。
    • Windows XP 上でなければ Office 2003 を使い続けても安全? (Office ブログ): OS の対策さえすれば大丈夫?と思うかもしれませんが、Office 2003 がリリースされてから 10 年以上の月日で培われた Office ファイルを攻撃から守るための新しいさまざまな仕組みは Office 2003 では実装されていないため、昔のセキュリティホールがそのままになっています。一部のサイトなどで「Office 2003 はセキュリティ更新プログラムも出尽くして枯れているので大丈夫」と謳っていますが、それは全くの誤りです。
    • サポート終了後のセキュリティ~重要な情報は保存していないから大丈夫 ? (日本のセキュリティチームブログ): 重要な情報を保存していない PC だから対策を怠って情報が漏れても大丈夫だと思うかもしれませんが、このような PC がネットワークにつながっていると、ハッカーの攻撃の踏み台にされる危険性があります。実際、このような他人の PC を知らない間に攻撃に使う方法で日々のハッキングは行われており、あなたも知らない間にハッキングの加害者になっている可能性があります。
    • サポート終了後のセキュリティ~危険なサイトにアクセスしなければ大丈夫? (日本のセキュリティチームブログ): 近年、一流企業や団体の Web ページに侵入して、ウイルスやマルウェアを仕掛ける被害が増えています。たとえ危ないサイトに故意に行かなかったとしても、不正に改変されてしまった正規のWebサイトからウイルス/マルウェア被害にあう可能性があります。
    • サポート終了後のセキュリティ~ネットに接続しなければ大丈夫? (日本のセキュリティチームブログ): マルウェアはインターネット以外からも、たとえばUSBメモリやCD-ROM、周りのPCとの共有接続などで感染してしまうことがあります。インターネットにつながっていない PC でも対策を怠るとマルウェアに感染する危険性があります。
    • サポート終了後の Windows XP、マルウェア対策ソフトが動いていれば安心? (日本のセキュリティチームブログ): マルウェア対策ソフトのリアルタイム保護は、ない場合と比べると安全性は高いですが、未知のマルウェアも含め 100% 防げる仕組みではないことがわかっています。サポートの切れたソフトウェアを使っているとリアルタイム保護を使っていても、サポート中のソフトウェアを使うよりも感染率が高くなることがわかっており、その差分はセキュリティ更新プログラムが配布されているかどうかです。

     

    Office 365 を利用し続ける際に気にしなければならないこと

    • Windows XP での利用時に Outlook 2010 と Outlook 2007 に必要な更新プログラム (Office 365 Wiki): 2014 年 4 月 8 日以降にサポートなしでしばらく Office 365 を利用し続けなければならなくなった場合に、Outlook 2007/2010 からメールを読んでいる場合は、必須の更新プログラムをあてておかないと接続ができなくなります。
    • 証明書更新機能の進化と Windows XP サポート終了後のリスク (日本のセキュリティチームブログ): Windows XP における証明書の配布は、サポート終了に伴い、セキュリティ アドバイザリや、手動で更新するためのパッケージの提供が終了します。 今後証明書が更新されたときに、Office 365 などのクラウドサービスと接続ができなくなるリスクがあります。(※クラウドサービス一般について言えることです)

     

    Office の互換性で苦労している場合に役立つリソース

    Office 2003 から移行する場合の互換性情報が記載されているホワイトペーパーはこちらです。

    • Office 2013 互換性ホワイトペーパー
      • ドキュメント レイアウトの互換性について
        (XPS (7.88 MB) PDF (6.68 MB) Word (6.74 MB))
        旧バージョンの Office で作成されたファイルを 最新の Office で利用する際のドキュメント レイアウトの互換性に関する注意事項をまとめて紹介します。最新 Office へのバージョンアップ時の検証、移行作業等にお役立てください。
      • マクロ互換性について
        (XPS (2.95 MB) PDF (2.52 MB) Word (1.11 MB))
        旧バージョンの Office で作成した、マクロや VBA プログラムを、最新の Office で利用する際の互換性に関する注意事項をまとめて紹介します。最新 Office へのバージョンアップ時の検証、移行作業等にお役立てください。
    • Office 2010 互換性ホワイトペーパー
      • ファイル フォーマット およびドキュメント レイアウトの互換性について
        ( Word、8.74 MB XPS、8.12 MB PDF、6.91 MB)
        旧バージョンの Office で作成されたファイルについて、Office 2010 で利用する際のドキュメントレイアウトの互換性に関する注意事項をまとめて紹介します。Office 2010 へのバージョンアップ時の検証、移行作業等にお役立てください。
      • マクロ互換性について
        ( Word、3.96 MB XPS、3.67 MB PDF、3.11 MB)
        旧バージョンの Office で作成した、マクロや VBA プログラムについて、Office 2010 で利用する際の互換性に関する注意事項をまとめて紹介します。Office 2010 へのバージョンアップ時の検証、移行作業等にお役立てください。
    • Office 2013 での互換性 (Office 2013 リソースキット)
    • Office 2010 の互換性を評価する (Office 2010 リソースキット)

     

    また、Office 2013 では「テレメトリダッシュボード」という、移行を支援するツールが企業向けのエディションに含まれていますので、こちらもご利用ください。

  • Oslo (開発コードネーム) と Office Graph の紹介

    (この記事は 2014 年 3 月 11 日に Office ブログに投稿された記事 Introducing codename Oslo and the Office Graph の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

    今回は、ノルウェーを拠点とする FAST エンジニアリング チームのグループ プログラム マネージャーを務める Ashok Kuppusamy の記事をご紹介します。

    マイクロソフトでは今回、Office 365 ファミリに新たに加わった Oslo (開発コードネーム) を発表でき、たいへん嬉しく思います。この Oslo と Office Graph は、先日開催された SharePoint Conference の基調講演で発表いたしました。Oslo については、以下の Office 365 のガレージ シリーズのエピソードで詳しくご確認いただけます。このエピソードは SharePoint Conference の会場で撮影されたもので、ホスト役の Jeremy Chapman と同僚の Cem Aykan と一緒に私も出演しています。

    この発表内容に高い関心をお持ちいただき、嬉しい限りです。この記事では、Oslo によって次世代の検索/発見機能がどのように実現されるかを、さらに詳しくご紹介したいと思います。

    次世代の検索/発見機能 – 情報に基づく自動検索

    Oslo を開発するうえでの目標は、検索機能を刷新するだけでなく、ユーザーが的確な情報に基づいて簡単に、さらには楽しく仕事を進めることができるよう支援することでした。結局のところ、ユーザーの仕事は "検索する" ことそのものではありません。検索は、実際の仕事を進めるための手段の 1 つです。上記の大きな目標を見据え、私たちは、アプリケーション間にある情報の垣根を取り払い、情報を発見しやすくして、チームでネットワークのような連携を実現するにはどうしたらよいかと考えるようになりました。その結果生まれたのは、単なる検索ソリューションではなく、先を見越し、変革をもたらし、楽しく働くという、これまでにない働き方です。Oslo は、インテリジェントかつソーシャルな新しい働き方を実現する最初のソリューションになります。

    この後は、一連の機能を羅列していくのではなく、Oslo によって働く世界がどう変わるのかを見ていきましょう。

    先を見越してユーザーに合わせてカスタマイズされる Oslo

    皆様も私と同じように、毎日多くの仕事を抱えていらっしゃることでしょう。数時間に及ぶ会議が予定されており、大量のメールに目を通して対応しなければならず、通常は多くの人と緊急の問題について話し合う必要があり、1 日の時間がまったく足りません。これは、皆様にも馴染みがある状況ではないでしょうか。

    Oslo をご利用いただけば、そうした慌ただしい日々に平和が訪れます。その日に確認する必要がある情報、さらには近いうちに重要になりそうな情報が表示されるため、不要な情報が目に入ることはありません。また、業務内容や社内ネットワークのユーザーに関連して話題になっている情報も確認できます。情報は、活用しやすく、すぐに確認できる形で提供されます。

    Oslo では、業務内容やネットワーク内のユーザーの行動に基づいて、ユーザーの関心を引く重要な情報に焦点が当てられます。

    Oslo は、ユーザーに合わせてカスタマイズされます。たとえば、Oslo で私に対して表示される情報は、私のチームに所属する他のどのメンバーの場合とも異なります。では、表示する内容を Oslo がどのように把握するかというと、Office Graph の機能を利用するのです。

    Office Graph は、高度な機械学習の手法によって、関連するドキュメント、会話、周りの人とユーザーをつなぎます。

    Oslo をご利用いただく場合、仕事のやり方については何も変える必要はありません。Oslo には、Office Graph を通じて、どのドキュメントを共有し、どの人と会議を行い、どのドキュメントに目を通すのかといった、既に毎日行っているアクティビティが自動的に表示されます。アクティビティの種類としては、確認したドキュメントなどの非公開アクティビティと、Yammer でフォローしているユーザーなどの公開アクティビティがありますが、非公開アクティビティは常に非公開のままです。

    過去に見たコンテンツを見つける

    冬季オリンピック開催中のある時、私は開発マネージャーである Kjartan Mikkelsen と会議を行っていました。Kjartan は、どのような話題についても何かしら知っている、優秀な人材の 1 人です。彼は優れた PowerPoint ファイルを使用してプレゼンテーションを行い、スピード スケートと、ノルウェー人がスケートのラップ タイムをひどく気にする理由について紹介してくれました。このすばらしい会議のおかげで、私は今後、スピード スケートをまったく違う観点から見ることになるでしょう。

    さて、昨日は偶然にも、その時見せてもらったプレゼンテーション資料を再度確認する必要がありました。Kjartan が資料のリンクを送ってくれなかったので、私はその保存場所を知りませんでした。普通なら、彼にメールしてただひたすら待ちますが、その必要はなくなりました。なぜなら Oslo で、私に対して表示された ([Presented to me]) すべての PowerPoint プレゼンテーションが表示されるからです。

    Oslo の [Presented to me] ビュー。Kjartan のスピード スケートに関するプレゼンテーションが最上部に表示されています。

    では、Oslo は、私に対して表示された内容をどのように把握するのでしょうか。実はこれも、Office Graph の魔法のような機能のおかげです。Office Graph は、ユーザーが参加している会議、だれかがプレゼンテーションを行っている状況、そのプレゼンテーションが保存されている場所を把握しています。Oslo はこれらの情報を結び付けて全体像を作り上げ、ユーザーに対して行われたプレゼンテーションを表示します。

    この魔法のように見える機能は、[Presented to me] ビュ��に限定されるわけではありません。Oslo では、[Shared with me]、[Modified by me]、[Trending around me] といった直観的かつ自然なビューによって、業務に関するすべてを操作できます。このように、Office 365 では、情報の保存場所を覚えておく必要はなくなります。

    よく利用するフィルターとユーザーにとって重要な人がオプションとして表示された、既定の検索ビュー。

    Work like a network – ネットワークのようにつながり働く

    ほとんどの人にとっては、社内ネットワークで非常に多くの情報が飛び交っているため、自分の周りで何が起きているのかを把握するのは困難です。たとえば、同僚である Dan が作業したドキュメントを探す必要があり、それが学習に関するドキュメントだとします。今日の検索エンジンで "学習" と入力した場合、表示される結果はあまりにも多すぎます。なぜなら、"学習" という言葉は膨大な数のドキュメントに含まれているためです。Oslo なら、検索ボックス内に "Dan" と入力するだけで済みます。すると Oslo で Dan のページに移動し、そこで Dan が扱ったドキュメントや彼が一緒に仕事をしたことがあるユーザーを確認できます。もちろん、表示できるのはアクセス権があるドキュメントのみです。

    Oslo では、一緒に働いている人が表示されるほか、同僚どうしの関係も表示されます。

    Oslo なら、人の名前を覚えておくだけで、必要なすべての情報を見つけることができます。私たち人間にとっては、ドキュメント名やキーワードよりも人の名前を覚える方がはるかに簡単です。こうした、人を通じてコンテンツにつながるという変化は、本当の意味で変革をもたらすものを示唆しています。つまり、周囲の状況を常に "把握している" 状態を実現するための新しい方法です。これは、ドアが閉まっていて周囲で起こっていることがほとんどわからないオフィスでの勤務と、絶えず変化する情報に接するオープンなオフィスでの勤務との違いです。

    この変革は小規模のチームでも起こります。マイクロソフトでも、チームで Oslo を使用している場合、会議が少なくなります。また、進捗レポートの送信回数も減ります。そして、"業務について話すこと" 自体が少なくなります。その代わり、私たちは皆自分の仕事をしながら、Oslo を通じてお互いの業務の最新情報を確認します。また、組織全体にわたる情報を、より効果的に再利用できます。仕事に対するフィードバックも、会議を待つまでもなくすぐに行います。仕事のペースが上がりますが、それでも周囲の状況を "把握している" という感覚があります。それはまるで、チーム全体が、何が起こっているかを把握していながらも絶えず邪魔が入るわけではない、オープン スペースの部屋で働いているかのようです。マイクロソフトではこれを "Work like a network – ネットワークのようにつながり働く" と表現しています。なぜなら Oslo によって、他の人とつながり、関係を築いて、情報を共有することがこれまで以上に簡単になるためです。さらに、オープン性と透明性を基礎とする Oslo は、新たなレベルの生産性を実現します。

    皆様と共に働き方を変革し、ユーザーの業務の進め方を大きく変えることができれば、これほど嬉しいことはありません。ここでご紹介したのは氷山の一角にすぎず、さらなる詳細を発表してまいります。

    今後公開される Oslo の最新情報にぜひご期待ください。

    引き続きノルウェーで開発を進めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    – Ashok Kuppusamy

  • テクノロジによって実現する新しい働き方

    (この記事は 2014 年 3 月 3 日に Office Blogs に投稿された記事 Technology is enabling new ways of working の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

    今回は、Office サービスおよびサーバー グループ担当コーポレート バイス プレジデントを務める Jeff Teper の記事をご紹介します。

    現在は、IT 業界、マイクロソフト、Office のいずれにとっても活気にあふれた時期を迎えています。先日の SharePoint Conference では、クラウド、ソーシャル、モバイル、ビッグ データなどの、人々の働き方を変えつつある技術分野の大きなトレンドについてお話ししました。こうしたトレンドは変わらず健在であり、世界中の市場、業界、企業における変革を積極的に促す要因になっています。

    しかし、今年のマイクロソフトは、技術トレンドを話題にするだけに留まりません。今年は、そうしたトレンドに対するマイクロソフトの取り組みと、それらの強力なテクノロジを活用して働き方を変革する方法をご紹介したいと考えています。今回、そして今後数年にわたって皆様に発表する予定の技術革新は、以下の 4 つの中核となる考えに基づいています。

      • まず、マイクロソフトでは、将来の働く形はネットワークのようにつながることこそがすべてだと考えています。重要なのは、関係を築き、情報を共有し、絶え間なく変化する状況に対応することです。そしてその基礎となるのが、新たなレベルの生産性を実現するオープン性と透明性です。
      • 次に、不要な情報を取り除くために、先を見越してカスタマイズされた分析情報が必要だと考えています。私たちには人間として、目標を達成するためのすばらしい能力がありますが、それが発揮されるのは意識を集中できる場合のみです。そして、大きな目標の達成に力を集中するには、便利なテクノロジが必要になります。
      • さらに、マイクロソフトは、オープンな開発プラットフォームと確固としたエコシステムの力を信じています。私たちの認識によれば、画一的なアプローチではすべてのニーズに対応できず、企業ごとにカスタマイズされたソリューションを、数年単位ではなく数週間単位で開発する必要があります。
      • そして最後に、こうした将来の働く形は、ユーザーが場所やデバイスを問わず業務に従事することができ、かつ企業がキュリティやコンプライアンスの確実な管理に必要な手段を備えている場合にのみ実現できると考えています。

    皆様と共に働き方を変革し、ユーザーの作業の進め方を大きく変えることができれば、これほど嬉しいことはありません。

    ユーザーや企業の支援

    今日の世界は、人々が情報や他者ときわめて密接につながった巨大なネットワークのようなものです。友人や家族と Facebook 上で会話したり、1 件の単純なツイートでブランドが確立されることも崩壊することもあったり、LinkedIn の連絡先を通じて仕事探しをしたりできます。また、情報や知識が移動するスピードも増しています。そして、私たちは密接につながっているからこそ、力を合わせてより多くのことを達成できるのです。その一方で、多くの企業では従来と同じ働き方を続けています。つまり、階層構造の中で業務を行い、情報は上の階層から降りてくるか分断されたシステムに留まっており、情報伝達の経路も機能していません。

    対応力を高めるために、私たちは変化していく必要があります。より適切に連携して顧客サービスを向上させるために、高度な知識を持つ密接につながったユーザーのネットワークを利用して、情報の流れを滑らかにする必要があります。

    マイクロソフトではこのたび、クラウドにおける技術革新の例をご紹介でき、たいへん嬉しく思っています。これらの革新によって、今日の大部分の企業で満たされていないニーズに対応し、企業内でネットワークのようなつながりを実現します。Office Graph では、Office 365 から得られるインサイトを活用し、ユーザー、グループ、ファイル、会話などの間の関係を機械学習によってマッピングすることで、最も関連性の高いコンテンツをインテリジェントに結び付けて表示できます。これが、ソーシャル、クラウド、ビッグ データ、機械学習の組み合わせによって実現する高度な機能です。Office Graph は、Office 365 のユーザーの皆様に合わせてカスタマイズされた、コンテキストに応じた新しいエクスペリエンスを数多く実現します。Office Graph を活用した最初のエクスペリエンスの 1 つは、Oslo (開発コード名) です。Oslo は、会議、ユーザー、会話、ドキュメントなどに基づいてカスタマイズされたインサイトを、単一のユーザー インターフェイスで提供します。Oslo アプリケーションは、ユーザーが Exchange、Outlook、SharePoint、Office、Lync、Yammer などで行った操作に基づいて、各ユーザーにとって最も関連性が高いと思われる情報を表示します。マイクロソフトではこれを、複数のアプリケーションにわたるデジタル メモリを構築して高度にカスタマイズされたエクスペリエンスを作り上げ成果を向上させるという、画期的な取り組みの始まりだと考えています。Office Graph と Oslo の詳細については、こちらのブログを参照してください。

    マイクロソフトでは、ユーザーがよりオープンに働けるようにすることで、企業内でネットワークのようなつながりを実現し、対応力を高める (そして成功する) ことができると考えています。私たちはトレンドの調査や顧客との会話のほか、Yammer、Lync、Outlook、Exchange のエクスペリエンスとソーシャルな枠組みをつなぐ方法の検討に、多くの時間を費やしました。このソーシャルな枠組みとは、すべての Office に広がり、直観的で、Office で普通に仕事をしているだけで企業がネットワークの効果のメリットを得られるものです。そのため今回は、Yammer でご好評をいただいているグループの概念に基づく、グループ機能もご紹介します。この機能は、すべての Office 365 アプリケーションに適用される予定です。グループ機能は、Office 365 サービス全体にわたるユーザー、メール、会話、予定表、ファイルなどを共通の構造にまとめ、ユーザーが最もお気に入りのエクスペリエンスで同じように共同作業できるようにします。これによって、Office 365 のエクスペリエンス全体でソーシャルなつながりが生まれます。この機能の詳細については、こちらのブログを参照してください。

    ドキュメントや会話では、すべて��内容を最適な形で表現できるわけではありません。多くの企業では動的なポータル、Web サイト、モバイル アプリケーションなどを作成して、従業員にとって最も重要な情報を表示しています。この分野で、マイクロソフトは大胆な新しいアプローチにも取り組んでいます。私たちの考える次世代ポータルの条件は、クラウドにおける容易な作成とカスタマイズ、ソーシャルなやり取りを通じた深いエンゲージメント、関連性の高い情報の提供、マルチメディアの活用です。そして最も重要な点は、場所やデバイスを問わずアクセスできることです。この分野では、今年発表する予定の多くの取り組みが行われていますが、今回はすぐに利用できるソリューションとして、SharePoint、Yammer、Office 365 の Office Graph、Azure メディア サービスを基盤とした新しいソーシャル ビデオ ポータルをご紹介します。

    開発者にとっての Office 365

    既に 340 万人を超える開発者の皆様 (ほぼ半数が SharePoint の開発者) が、Office プラットフォームと、マイクロソフト史上最も速いペースで成長している製品である Office 365 を基盤として開発作業を行っています。私たちの開発プラットフォームには 2 つの目的があります。1 つ目は、ソリューションを構築するか購入するかを問わず、マイクロソフトの製品をビジネス上の具体的なニーズに合わせて調整できる最大限の俊敏性をお客様に提供することです。2 つ目は、ビジネスを成長させるための絶好の機会をパートナーの皆様に提供することです。今回開発者向けに発表する内容の詳細については、こちらのブログを参照してください。たいへん嬉しいことに、過去数週間で GoDaddy (英語)DocuSign をはじめとするさまざまなパートナーの皆様に、Office 365 を中心としたソリューションやサービスを構築いただきました。これにより、パートナーの皆様の成長を支援することができ、また、日常的な作業に Office 365 内から直接アクセスできることで、お客様にもさらなる価値をご理解いただくことにつながります。マイクロソフトの開発パートナーの皆様にとっては今後、こうした絶好の機会がさらに増えるでしょう。

    信頼性の高いプラットフォーム

    マイクロソフトでは、基礎となる信頼性に留まらず、セキュリティやプライバシー、コンプライアンスが最も重要だと認識しており、クラス最高レベルの企業向けクラウド サービスを提供できるよう取り組んでいます。そのために、物理的なデータ センターとアプリケーション レベルのセキュリティ、停電時の運用、第三者がお客様のデータにアクセスできない設計、インテリジェントな監視などに、莫大な投資を行っています。マイクロソフトのクラウドと Office 365 の場合、データを所有して制御するのは "お客様" です。サービス提供以外のいかなる目的でも、私たちがお客様のデータを閲覧したり使用したりすることはありません。マイクロソフトでは、このすべてに対する独立した機関による証明が不可欠だと認識しています。実際、プロセスの公開を実施しており、ISO、EU モデル条項、HIPAA、FISMA、そしてカリフォルニア州やテキサス州などの最も大規模かつ最も要件の厳しいお客様に対応する CJIS といった業界標準や規制に適合しています。マイクロソフトが提供する信頼性の高いプラットフォームの詳細については、Office 365 セキュリティ センターを参照してください。


    お客様との連携

    マイクロソフトの FastTrack 展開アプローチによって、Office 365 の導入はこれまでになくスピーディかつ容易になっています。しかし、すべてのお客様が既存の資産すべてを一度にクラウドに移行できるわけではありませんので、すべてのお客様と緊密に連携して、利用開始に際しての負荷を低減できるよう努めています。そして 2015 年には、SharePoint と Exchange の新しいサーバー製品をリリースする予定です。マイクロソフトでは引き続き、拡張された検索機能や基幹業務との連携といった、クラウドとオンプレミスの両方のテクノロジにまたがるハイブリッド展開もサポートしていく予定です。こうしたサーバー製品のリリースには、今回ご紹介した、Office 365 にしかない計算能力と統合性によって実現するエクスペリエンスのうちの一部が含まれる予定です。

    はっきり申し上げましょう。マイクロソフトは、今回の新しく優れたエクスペリエンスからおわかりのように、クラウドを通じてお客様にさらなる価値をお届けすることが可能です。もちろん、お客様に合わせた構成やペースで移行していただけるよう、お客様の支援にも取り組んでまいります。

    マイクロソフトではお客様のペースで移行いただけるように、ソーシャル機能とファイル機能によってクラウドの利用開始を容易にしました。SharePoint Server 2013 Service Pack 1 では、オンプレミス環境の SharePoint 2013 サーバーをクラウドに接続して、OneDrive for Business または Yammer をクラウドでの最初のワークロードとして有効化し、それらを既存の SharePoint 資産と並行して稼働させることができます。

    しかし、マイクロソフトではさらに 1 歩進めたいと考えました。そこで今回、非常に魅力的な価格の新しい OneDrive for Business (英語) スタンドアロン型サブスクリプションを発表します。まだ OneDrive for Business をご利用ではない場合は、今がクラウド採用に向けた最初の 1 歩を踏み出すための絶好のチャンスです。

    テクノロジが世界を変革しつつあります。マイクロソフトではこれに乗じて Office を変革し、あらゆる面でお客様の貴重な情報を保護しながら、お客様の皆様が対応力と即応性を高めることができるよう支援してまいります。今後にぜひご期待ください。

    – Jeff Teper

  • Microsoft Office 365 と Yammer Enterprise の活用により店頭販売員の業務効率を上げる

    (この記事は 2014 年 2 月 27 日に Office Blogs に投稿された記事 Why a retail store associate is more effective using Microsoft Office 365 and Yammer Enterprise の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

    全米小売業協会 (NRF: National Retail Federation) の年次大会 (英語) では毎回、多くの顧客にとって小売店の顔となる店頭販売員が大きな注目を集めています。販売員の対応は親切で、顧客が店に入ると温かく迎えたり、欲しいものを探したり、質問に答えたりしますが、一日中疲れた顔も見せません。販売員にとっては、顧客サービスが最優先です。

    顧客にじかに接する店頭販売員は、小売業においてきわめて重要な役割を果たしています。非常に有能な販売員は、"すべてのお客様は何かを買うために来店した" という前提で接客します。顧客との関係を積極的に築いて、顧客が抱えている具体的なニーズを把握し、そのニーズを顧客が購入したいと思う商品と結びつけるようにします。そして、サービスを最優先に考えると共に、計画の立案に貢献したり売り上げを伸ばしたりするために、顧客の意見に常に耳を傾けています。

    小売企業では、事業が季節に大きく依存しており、顧客との関係を基礎としているため、店頭販売員の成果を上げるための方法を常に求めています。業務の生産性や効率を損なうことなく販売員とその他の従業員を連携させるための、さらに優れた方法を探しているのです。こうした企業で Microsoft Office 365 をご利用いただくと、さまざまな役割を担う従業員をコア ビジネスにシームレスに統合するうえで、幅広い選択肢と柔軟性が得られます。

    本社と店舗で勤務する従業員は、Office アプリケーションをはじめとする各種 Office 365 Enterprise プランの機能を利用して、ビジネス上の戦略や計画を立案したり、詳細なデータ分析を行ったり、そのデータからビジネスに役立インサイトを得たりすることができます。店頭販売員向けには、Office 365 キオスク プランと Yammer Enterprise の導入が非常に有効です。Yammer Enterprise の機能をご利用いただくと、専門知識やベスト プラクティスを他店舗の販売員や本社のチームとすばやく共有できます。Office 365 キオスク プランでは、モバイル デバイスを使用して、Office ドキュメントを元のファイルとまったく同じ状態ですばやく確認することが可能です。

    以下の図では、Office 365 と Yammer Enterprise をご利用いただいた場合にどのように店頭販売員の業務が効率化されるかを、Google Apps との対比でご紹介しています。詳しくご確認いただくには、こちらページ (英語) を参照してください。

    この図をダウンロードするには、こちらをクリックしてください。

  • 優れたレポート機能を実現する Power BI for Office 365 をお試しください

    (この記事は 2014 年 2 月 27 日に Office Blog に投稿された記事 Try Power BI for Office 365 for a better reporting experience の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

    Power BI for Office 365 の新機能により、Project ユーザーは、ワークブックの更新をスケジュールできるようになりました。たとえば、朝一番でデータを更新するように設定すると、チームのメンバーは更新されたデータをすぐに見ることができます。Power BI が提供するその他のプロジェクト管理機能の中には、セルフサービス Q&A に独自のワークブックを追加して、独自のデータ結果に自然言語で問い合わせることができる機能もあります。

    既存の Office 365 サブスクリプションに Power BI for Office 365 を追加するか、スタンドアロンのサブスクリプションにサインアップして、この機能をお試しになることができます。始めるには、Office 365 管理ポータルに進み、左側の列にある [Purchase Services] をクリックしてから、Power BI for Office 365 の試用版を選択します。これで、職場の Office 365 に簡単に機能を追加できます。

    Power BI for Office 365 では、ユーザーに配布できるライセンス数は 25 です。ライセンスを割り当てるには、ご自分の Office 365 ポータルに移動し、左側の列にある [Users and groups] をクリックします。Power BI へのアクセス権限を与えるユーザーを選択してから、[Microsoft Power BI for Office 365] チェックボックスをクリックします。さらに、選択したユーザーに別の SKU で SharePoint Online Plan 2 ライセンスがまだ与えられていなかった場合は、それも選択します。

    Power BI の全機能を利用するには、忘れずに Power BI for Office 365 の Power BI サイトを利用してください ([Site Contents] ページで Power BI アプリを見つけることができます)。Power BI サイトを活用すると、ワークブックを見つけて共有したり、Power BI for Office 365 の全機能を簡単に利用したりできます。詳細については、Power BI for Office 365 の Power BI サイトのページを参照してください。

    データ アナリスト魂をくすぐる新機能をいくつか紹介

    データ更新のスケジューリング: 寝ている間にオンラインでワークブックを更新できるため、社員がオフィスに着いたときには、使用するレポートの準備ができています。もはやデータの更新を待つ必要はありません。Power BI サイトにアップロードされたデータ モデルを含む Excel 2013 ワークブックに対して、データの更新スケジュールを設定できます。ワークブックには対象のデータ モデルのデータ接続を少なくとも 1 つ持つ必要があり、ワークブックのサイズは 250 MB を超えてはいけません。また、ワークブックは Web ブラウザーでサポートされている機能に準拠する必要があります。Excel でのデータ モデルの詳細については、「Excel でデータ モデルを作成する」を参照してください。

    ワークブックのデータ更新をスケジュールするために必要なことは次のとおりです。

      • データの更新スケジュールを作成するため、少なくともワークブックへの書き込み権限があること。
      • データ更新中に外部データ ソースにアクセスできること。
      • この外部データ ソースへのアクセス権限を持つ資格情報があること。
      • ネットワーク接続を介して、データ ソースがある場所にアクセスできること。
      • 更新の開始時にワークブックがチェックインされていること。サーバーでは、更新が開始された時点ではなく、データ更新の最後 (ファイルを保存する時) に、ワークブックに対してロックを掛けます。
      • ワークブックは、Excel クライアントでも Power Query でもなく、Power Pivot を使用して外部データに接続されていること。

    データ更新のスケジューリングの詳細については、Yitzhak Kesselman の Power BI に関するブログ (英語)Scheduled Refresh FAQ (英語) のページを参照してください。

    ワークブック サイズを拡大: Power BI for Office 365 で Excel Online を使用すると、最大 250 MB のサイズの Excel ワークブックの表示、編集、および対話型操作を行えます。ワークブックのファイル サイズが 30 MB を超える場合は、Excel Online をブラウザー ウィンドウで表示するように有効化 (英語) されている必要があります。Power BI for Office 365 での SharePoint Online のファイル サイズ制限の詳細については、「SharePoint Online でのブックのファイル サイズ制限」を参照してください。

    自然言語で自分のデータに質問: Q&A 機能では、自然言語でデータに対する質問を入力でき、システムではその質問を解析して、対話形式の表示で回答を提示します。

    レポートの Q&A 統合を有効にした後、右上の Q&A 検索リンクをクリックします。

    現在、自然言語で独自の検索クエリを作成できるようになりました。システムでは、適切な検索と正しい構文であることを確認できる、簡単な文章で書かれたクエリを常に繰り返し行います。最善の検索結果を「お勧めの質問」として保存し、メンバー全員で利用できます。短い説明の付いたグラフをインタラクティブに作成しましょう。

    モバイルを使用して常にレポートにアクセス: 新しい HTML5 のサポートおよび Power BI Windows アプリにより、常に最新情報を把握できます。

    Power BI の詳細

    Power BI には、さらに多くの機能があります。ぜひ、Power BI 製品サイト(http://aka.ms/powerbijpn)にアクセスし機能概要、トライアルをお試しください。Power BIのデモ動画(http://aka.ms/pbidemo )も公開中です。

     

     

     

  • Work like a network – ネットワークのようにつながり働く: エンタープライズ ソーシャル機能と未来の働き方

    (この記事は 2014 年 3 月 3 日に Office Blog に投稿された記事 Work like a network! Enterprise social and the future of work の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

    今回は、マイクロソフトのエンタープライズ ソーシャル担当ゼネラル マネージャーを務める Jared Spataro の記事をご紹介します。

    先日ラスベガスで開催された SharePoint Conference とアトランタで開催された Convergence では、多数のお客様にお越しいただきました。この機会に、マイクロソフトは、いくつかの新たな発表を含む、エンタープライズ ソーシャル機能に対する新しい展望とロードマップを皆様にお伝えしました。

    世界が 1 つの巨大なネットワークに

    ここ数年の間に、世界は 1 つの巨大なネットワークに変貌し、ソーシャル メディアがユーザーと情報のつながり方を一新しました。今では、Facebook で家族や友人との関係を深めたり、地球の裏側で起こった最新のニュースを Twitter で知ったり、マイクロソフトの最新の発表を LinkedIn で発見したりできます。この状況は、正に「"何を" 知っているかだけでなく "誰と" 知り合いであるかが重要」という古い格言の通りです。そして2014 年には、の人とつながり、関係を構築し、情報を共有することが、テクノロジによってこれまでよりもさらに簡単になります。

    しかし、個人の生活を一変させた優れたアプリケーションやサービスも、オフィスの中では少なくとも一貫した使用方法は確立されていません。そこで、マイクロソフトは、この革新的な技術を業務に活用できる形に変換するというコンセプトの下、企業で "Work like a network" – ネットワークのようにつがなり働く (英語) ことを実現する、ソーシャル機能、コラボレーション、および通信テクノロジの統合ソリューションをご紹介します。ビジネスを推し進める人と人とのつながりを生むことで、企業は極めて重要なやり取りをキャッチしたり、変化のスピードを増す市場に適応したり、これまでには不可能だった方法で成長したりすることができます。

    現在、世界中で 40 万社を超える企業が業務で Yammer を使用しています。この記事では、このネットワークの効果を Office 365 や Microsoft Dynamics、および企業にとって重要となるほぼすべてのアプリケーションやサービス、基幹業務アプリケーションの各ユーザーに拡張するためのマイクロソフトの取り組みについて説明します。

    基礎の構築

    マイクロソフトは、エンタープライズ ソーシャル機能が現在の業務形態に組み込まれ、社内・社外を問わず、人的ネットワークの力を各ユーザーが場所やデバイスを選ばずに業務に活用できるようになるべきであると常に考えています。この 2 年間、マイクロソフトはこのアプローチの基礎の構築に尽力し、さまざまな投資を戦略的に進めてきました。

      • 2013 年 2 月に Yammer を Microsoft Dynamics CRM に統合し、ユーザーは、ソーシャル メディアでの会話に参加したり、重要なデータを共有したり、CRM アプリケーションから移動しなくても更新をフォローしたりできるようになりました。2014 年春にリリースされる Microsoft Dynamics CRM (英語) では、さらにユーザー向けのエンタープライズ ソーシャル機能が強化され、ソーシャル リスニング、マーケティング、およびサービス デスクの一連の機能が包括的に提供されます。
      • 先月、Office 365 から Yammer へのログインを簡略化する機能をリリースしました。この機能では、Office 365 ユーザーが Yammer アカウントにマッピングされます。これにより、Office 365 のグローバル ナビゲーション バーで [Yammer] をクリックしてログインする際の再認証が不要になりました。今年夏には Yammer に Office 365 のナビゲーション バーを導入し、Office 365 との間でナビゲーションを統合します。
      • 先日、SharePoint 2013 Service Pack 1 (SP1) がリリースされました。このリリースでは、オンプレミスの SharePoint のデプロイメントとクラウド上の Yammer ネットワークとの接続 (英語) が簡単になっています。

    エンタープライズ ソーシャルと未来の働き方

    ここまでに説明した基礎も、その上に有効な機能を構築しなければ役に立ちません。マイクロソフトは、このたび、企業内でネットワークのようなつながりを実現するため、3 つの新しいソーシャル エクスペリエンスを発表します。

    Office Graph の導入: 最初に、マイクロソフトは、Yammer の Enterprise Graph (英語) というコンセプトを Office 365 全体に拡張し、Office Graph という機能を導入しました。Yammer の買収時にマイクロソフトが興味を持ったテクノロジの 1 つに、「いいね!」や投稿、返信、共有、アップロードをそれぞれ記録するだけでユーザーと情報をマッピングするというものがありました。時代の流れが大きく変わりつつある中で、マイクロソフトはこのアイデアを Office に広く拡張し、メール、ソーシャル メディアでの会話、ドキュメント、サイト、インスタント メッセージ、会議などからの合図を使用して、業務に役立つ情報とユーザーの間で関係をマッピングできるようにします。一般ユーザー向けのソーシャル ネットワークでは、他の方法では追随できない情報とユーザーのつながりを作りますが、同様に Office Graph はユーザー組織そのものをつなげて、企業の業務を活性化させます。

    Office Graph は、ユーザーと情報との関係をマッピングします。

    また、Office Graph を有効活用するためにユーザーを支援するアプリケーションとして最初のものである Oslo (新規アプリケーションのコードネーム) では、各自のインサイトを配信し、それぞれをつなげて各ユーザーが業務の遂行に活用できるようにします。Oslo を Office Graph と連携させると、企業全体から人と情報の流れを管理したり、発見したり、検索することができます。

    Oslo を通じて Office Graph の中のインサイトを把握できます。

    同僚やそのコンテンツの詳細を知ることができます。

    グループ エクスペリエンスの拡張: 次に紹介するのは、Yammer の最も強力なユーザー エクスペリエンスの 1 つを Office 365 に拡張するものです。企業全体へ向けた投稿は、全社に通知を出したりフィードバックを要請したりする際には便利ですが、Yammer では、長年にわたる実績の結果、対象とするユーザーを特定のプロセスや通知先で絞った小規模のグループに限定することで、エンタープライズ ソーシャル機能の価値が飛躍的に高まることを発見しました。このシンプルなグループ エクスペリエンスは非常に強力で、マイクロソフトではこれを Office 365 全体のコンセプトとして採用し、Office 365 アプリケーション群全体にわたってユーザー、プロファイル、会話、メール、予定表、およびファイルを統合することにしました。Office 365 内の任意の場所でグループを作成すると、自動的に専用の受信箱、ソーシャル フィード、予定表、ドキュメント ライブラリがプロビジョニングされ、グループのメンバーが業務に使用できるようになります。該当するグループの Yammer フィードと受信箱は、両方とも同一の会話で表示されるため、Yammer を使い慣れているユーザーはフィードを介してグループに参加でき、メールを好むユーザーは受信箱からグループに参加することができます。また、Yammer と同様に、発見と共有のしやすさを向上させるために、グループは既定で公開されるように設定されています。ただし、明確にお伝えすると、必要に応じてグループを非公開に設定することもできます。情報の透過性と開放性が非常に重要な場合もありますが、マイクロソフトでは、プライバシーとアクセス制御の確保も欠かせないことを理解しています。

     

    Yammer のグループのソーシャル フィード

     

    Outlook Web App のグループの受信箱

    個人用の予定表と一緒にグループの予定表 (緑色) を表示

    グループのドキュメント ライブラリ

    インラインのソーシャル エクスペリエンスの導入: 最後に、Office 365Microsoft Dynamics、および業務で重要となる他の任意のアプリケーション、サービス、および基幹業務システムに対応したインラインのソーシャル エクスペリエンスを導入することで、最重要事項であるソーシャル機能のアプリケーションへの組み込みを実現しました。具体的には、Yammer の会話が SharePoint Online および OneDrive for Business のドキュメントに追加され、SharePoint Online や Outlook から Yammer へ更新やドキュメント、メールを簡単に投稿できるようになります。また、Microsoft Dynamics CRM の統合型ソーシャル機能の強化も引き続き実施します。将来的には、Yammer を Lync および Skype と統合し、非同期の投稿から音声や動画まで、あらゆる領域でインタラクティブなソーシャル機能を実現します。マイクロソフトは、場所やデバイスを選ばず簡単な操作で人と情報をつなげる統合型エクスペリエンスにより、ネットワークを自然な形で業務に活用するための支援に取り組んでいます。

    Yammer の会話を PowerPoint Online のプレゼンテーションなどのドキュメントと並べて表示することができます。

    お客様側の準備

    最近 18 か月の間に、エンタープライズ ソーシャル機能の戦略について多くのお客様やパートナーとお話しする機会が何度もありました。その中で、今後の対応についていただいた質問は、主に (1) SharePoint のソーシャル機能はどうなるのか、また (2) どのような準備をすればよいのか、の 2 点に関するものでした。この 2 つの質問にお答えし、このたびの発表を次のステップに結び付けて本稿の最後を締めたいと思います。

    まず、SharePoint のソーシャル機能の今後についてお答えします。基本的なソーシャル機能を搭載した SharePoint Server 2013 のリリース後、この 1 年半の間に、SharePoint のソーシャル機能と Yammer のどちらを実装すればよいのかというご質問をいただきました。この件については、Yammer で間違いないとはっきりとお答えします。マイクロソフトではオンプレミス版 SharePoint Server には別の取り組みを行っており、ソーシャル機能は引き続き利用可能ですが、新機能を追加する予定はありません。ソーシャル機能に関するマイクロソフトの取り組みは Yammer と Office 365 に集中しており、これにより、新技術を迅速に導入してすばやくユーザーへの浸透を図ることができます。これは、元来存在しているネットワークの効果によってソーシャル機能をさらに強化するために、非常に重要な要素です。マイクロソフトでは、SharePoint ユーザーの多くが大規模なオンプレミスのデプロイメントを今後何年間も維持し続けるであろうことを認識していますが、お客様がハイブリッド環境の管理を簡単に行い、オンプレミスのリソースをクラウド上のソーシャル ネットワークに接続しやすくなるように取り組んでまいります。

    次に、どのような準備をすればよいかについてお答えします。多くのお客様がマイクロソフトのエンタープライズ ソーシャル機能に関する戦略を、単純に「Yammer フィードを SharePoint に追加すること」または「Yammer と SharePoint の ID とプロファイルを統合すること」と考えていらっしゃいました。上記の 2 つ、およびその他多数の同様な改良は確実に実施しますが、同時に、既に説明したように、エンタープライズ ソーシャル機能に関する戦略は、機能の寄せ集めだけではなく、それをはるかに超えたものを見据えています。マイクロソフトは高遠な志を掲げ、皆様が働く方法を文字通り変化させることを目標としています。これを達成するために、いったん過去を振り返って、ソーシャル機能がどのように世界のつながりを変化させたか、いま世界を動かしている人と情報のつながりをどのように変革したかの本質を掴むことに努めました。Office Graph、Office 365 グループ、およびインラインのソーシャル エクスペリエンスという新しい革新的技術は、この展望を実現するうえで重要なステップとなります。お客様には、ただ Yammer に参加して、現代のネットワークのようにつながり働くことに踏み出していただき、その後、2014 年中にリリース予定の Office 365 Microsoft Dynamics で利用可能な高度なソーシャル機能を導入して、お客様やお客様の企業で独自のエンタープライズ ソーシャル機能の戦略を具体化していただきたいと考えています。

    説明は以上です。世界は 1 つの巨大なネットワークとなっています。今こそ、お客様およびお客様の企業も、1 つにつながり働くように変化すべき時です。皆様と共にこの戦略を推し進めていければ幸いに思います。

    –Jared Spataro (#worklikeanetwork)

  • Windows XP 上でなければ Office 2003 を使い続けても安全?

    (この記事は 2014 年 3 月 10 日に日本のセキュリティチームブログに投稿された記事のクロスポストです)

    Morris Cornell-Morgan Morris Cornell-Morgan

    答えは NO! です。 

    2014 年 4 月 8 日 (火) (米国時間) に Windows XP と Office 2003 のサポートが終了となるまで残り 30 日。たとえ Windows Vista や Windows 7 などの、サポートが継続しているオペレーティング システム上であっても、サポート終了後の Office 2003 を使い続けることは危険です。オペレーティング システムと同様、Office などのアプリケーションにも脆弱性が存在し、サポート終了後は、新たな脆弱性が発見されてもセキュリティ更新プログラムが提供されないためです。また、通常セキュリティ更新プログラムが公開されると、攻撃者はリバース エンジニアリングを行って脆弱性を特定し悪用コードを作成するのですが、サポート中の上位 Office バージョンにセキュリティ更新プログラムが提供されれば、Office 2003 に存在する同じ脆弱性はすぐに特定されるため、サポート終了によりセキュリティ更新プログラムが提供されない Office 2003 は永遠に「ゼロデイ」状態となります。

     

    新しい Office のセキュリティ機能

    標的型攻撃 (APT) や情報漏えいが日々話題となりますが、そんな現代のセキュリティ脅威に対し、新しい Office は耐性があります。Office 2003 のリリースから 10 年以上経つ中で得られた経験が蓄積されているのです。例えば、Office 2007 以降では、Office ドキュメントを使った攻撃を行いにくくするため、デフォルトのフォーマットを XML (構造化されたテキスト) に変更し (.docx, .pptx, .xlsx など)、攻撃コードの挿入を困難にしました (図 1)。また、最近のOfficeのリリースはもちろんのこと、攻撃を受けやすい部分を軽減する機能 (ファイル検証機能、ファイル制限機能、Active Contents の無効化、危険な Active X の無効化など) や、攻撃を受けやすい部分を強化する機能 (ASLR や DEP など)、また、保護されたビュー (サンドボックス)などを実装しています (図 2)。

    1: .pptx .ppt の構造の違い

     


    2: Office 2010Office 2013 の対策例

    そのほか、こちらの Office 365 ProPlus セキュリティ ホワイトペーパーでも強化されたセキュリティについて紹介しています。Office 365 は、多要素認証Office 365 Message EncryptionS/MIME 暗号化機能ディレクトリベースのエッジ ブロックExchange Online Protectionの機能 など、セキュリティとプライバシーの保護に徹底的なクラウドサービス機能もいくつかありますので、ご興味のある方はぜひご確認ください。 

     

    おわりに

    10 年以上前に開発された Office 2003 のセキュリティ対策は、セキュリティ更新プログラムの適用による脆弱性対応のみです。しかし、その脆弱性対応も、間もなく訪れるサポートの終了に伴い行えなくなります。Office や PDF などのドキュメントは標的型攻撃やソーシャル エンジニアリング攻撃でよく利用されます。Windows Vista や Windows 7 などサポート中のオペレーティング システム上かどうかにかかわらず、サポート終了後の Office 2003 を使用するのは危険ですので、早めにサポートが継続している製品へ移行されることをお勧めします。なお、ご参考までですが、Office Professional 2010 は 2020 年 10 月 13 日までOffice Professional 2013 は 2023 年 4 月 11 日まで、延長サポート対象外の Office 2011 for Mac は 2016 年 1 月 12 日までサポートを提供しています。(すべて米国時間)

    関連リンク

  • マイクロソフトが 2013 年版「Law Enforcement Requests Report」を公開

    (この記事は 2014 年 3 月 6 日に Microsoft on the Issues に掲載された記事 Microsoft releases 2013 Law Enforcement Requests Report の翻訳です)

     

    投稿者: John Frank
    マイクロソフト法務本部副ゼネラル カウンセル兼バイス プレジデント

    木曜日に、マイクロソフトは最新の「Law Enforcement Requests Report (英語)」を公開しました。これには、世界中の法執行機関から受けた顧客データ開示要請の件数と、その要請に対するマイクロソフトの対応が詳述されています。このレポートは今回で 3 回目の発行となり、2013 年 7 ~ 12 月を対象としています。

    (メモ: 以前の版と同じように、このレポートは刑法の執行機関からの要請についてのものであり、米国の国家安全保障法に基づく法的要請は含まれません。ただし、先ごろ、米国政府に対する訴訟の結果として、マイクロソフトが受けた米国政府からの要請件数に関して、別途データを公開できるようになりました。その第一弾となる最新のレポートについては、こちら (英語) をご覧ください。)

    これらのレポートは、データ開示要請に関する問題の透明性を確保するため、マイクロソフトが継続的に実施している取り組みの一部です。ますます多くの支援者や利害関係者の方々が、公共の安全と個人データのプライバシー保護を推進するポリシーの適切なバランスを模索しています。そのような方々にとっても、マイクロソフトのお客様にとっても、このようなデータが公的に入手可能であるということは重要であるとマイクロソフトは考えます。

    現在公開されている「Law Enforcement Requests Report」の最新版のデータは、全体的に見れば、大部分は以前のレポートから一貫性のある内容となっています。

    · 2013 年下半期において、マイクロソフトは、5 万 8,676 件のアカウントに潜在的に影響を及ぼす可能性がある、3 万 5,083 件のデータ開示要請を法執行機関から受けました。

    · 要請によって開示された内容がお客様の「コンテンツ以外のデータ」のみであったものが、要請の約 76% を占めており、要請に対して一切データが開示されなかったのは、すべての要請の 21% でした。

    · 2.32% というごく少数の要請で、お客様のコンテンツ データが開示されました。これらの要請の大半 (80% 以上) は、米国の法執行機関によるものです。この傾向は、2013 年上半期および 2012 年にまとめたデータでも同様です。

    · 以前より、マイクロソフトが受ける法的処置としての要請の大多数は、米国、トルコ、ドイツ、フランス、および英国を中心とする一部の国からのものです。

    · 以前の「Law Enforcement Request Reports」と同じように、今回の新しいデータは、マイクロソフトのサービス全体、数億件のアカウントを対象としており、影響を受けるアカウントはわずか 0.01% 未満でした。

    ·企業のお客様 (英語) (従業員 50 名以上)が利用する商用サービスのデータに対する法的請求は 3 件のみで、15 件のアカウントに関する情報を求めるものでした。マイクロソフトは、これらの 3 件の要請すべてに対応し、情報を開示しました。

    · マイクロソフトは、世界中の大多数の国の政府から、顧客データの開示要請を受けています。このことから、以前に概説したように、これらの重要な問題に対応する、人権に対する責任に基づく国際協定 (英語) の必要性が提起されています。

    このデータの他にも、透明性の向上を目的として、「原則、ポリシー、プラクティスに関するよく寄せられる質問 (英語)」に、マイクロソフトが政府から受けるすべての顧客データの開示要請への対応について記載しています。これらの要請に対応する手順は、人権、表現の自由、個人のプライバシーに対するマイクロソフトの取り組みに沿って採用されており、この手順を皆様にご理解いただくうえで、この情報がお役に立ちましたら幸いです。

  • OneDrive for Business—クラウド型ファイル ストレージの利用と共有がさらに簡単に

    (この記事は 2014 年 3 月 3 日に Office Blog に投稿された記事 OneDrive for Business—cloud file storage and sharing just got easier の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

    マイクロソフトは、ラスベガスで開催している SharePoint Conference 2014 にて、OneDrive for Business に関するニュース、そして、クラウド上での起動と実行をさらに簡単にするための取り組みについてお伝えしました。具体的には、Office Online を含むスタンドアロン型の OneDrive for Business サブスクリプション プランを新たに導入したこと、また SharePoint 2013 には Service Pack 1 (SP1) で機能強化を実施し、オンプレミスの SharePoint ユーザーがわずか数クリックで OneDrive for Business を構成できるようになることが発表されています。さらに、シンプルな管理機能や新しい検索機能など、OneDrive for Business をもっと使いやすくするための機能強化についてもご紹介しました。

    今回の発表内容および製品の機能強化についての詳細は、こちらのページ (英語) をご覧ください。

  • Office 365 から Yammer へのログインが簡単に

    (この記事は 2014 年 2 月 18 日に Office Blog ブログに投稿された記事 Simplified login to Yammer from Office 365 の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

    今回は、エンタープライズ ソーシャル チームでシニア プロダクト マネージャーを務める Christophe Fiessinger (@cfiessinger) の記事をご紹介します。

    マイクロソフトは、Yammer と Office 365 のロードマップ (英語) に従って、Yammer と Office 365 を高度に統合する「ユーザー マッピング」という機能をリリースします。Yammer を Office 365 の既定のソーシャル エクスペリエンス として選択すると、Office 365 ユーザーは既存の Yammer アカウントにマッピングされます。これにより、Office 365 のグローバル ナビゲーション バーで [Yammer] をクリックすると、認証を再度行う必要がなくなります。Yammer アカウントをまだ作成していない Office 365 ユーザーの場合は、サインアップおよび確認のプロセスが実行されます。

    ユーザー マッピングを有効化して Office 365 ユーザーが Yammer にサインインする手間を省略

    管理者は、数個の手順を実行するだけで、Office 365 とそのテナント内の Yammer のユーザー マッピングが可能です。まず、Office 365 のグローバル管理者アカウントで Office 365 にサインインします。次に、[Admin][SharePoint] の順に選択します。SharePoint 管理センターに移動した後、[Settings] を選択します。[Settings] ページの [Enterprise Social Collaboration] で [Use Yammer.com service] を選択します。以上で設定は完了です。以降、Office 365 で [Yammer] をクリックした場合、再度ログインする必要はなくなり、すぐに Yammer を使用して他のユーザーと共同作業を開始することができます。

    SharePoint 管理センターの [Settings] ページで Yammer を企業のソーシャル ネットワークに設定すると、Office 365 ユーザーは簡単に Yammer にログインできるようになります。

    既に Yammer を企業のプライマリのソーシャル エクスペリエンスに設定している場合、該当する Office 365 テナントでは自動的に上記の動作が適用される予定です。この更新については、2014 年 4 月までに通知が送信されます。なお、Yammer をプライマリのソーシャル エクスペリエンスに再度設定すると、手動でこの動作を有効化できます。

    SharePoint 管理センターで [Settings] を選択します。[Settings] ページの [Enterprise Social Collaboration] で [Use SharePoint Newsfeed] ボタンをクリックしてクリアし、次に [Use Yammer.com service][OK] の順に選択して変更を適用します。この 2 つの更新処理は、それぞれ 30 分ほど掛かります。更新完了後は、Office 365 のナビゲーションの [Newsfeed] が [Yammer] に変化します。SharePoint のニュースフィードには、引き続きサイトからアクセスできます。

    詳細については、「Yammer を Office 365 の既定のソーシャル ネットワークに設定できます」の記事を参照してください。

    ユーザー マッピングでは省力化が可能、しかし完全なシングル サインオン ソリューションではない

    ユーザー マッピングは、Yammer で完全なシングル サインオン (SSO) を実現するソリューションではありません。ユーザー マッピングでは、Office 365 で [Yammer] をクリックしたときに再度ログインする必要はありませんが、Yammer.com にブラウザーから直接アクセスした場合や Yammer のモバイル アプリを使用した場合は、引き続き Yammer.com の認証情報を使用してログインする必要があります。

    Yammer のシングル サインオン機能では、Office 365 のグローバル ナビゲーション経由でも、Yammer のモバイル アプリを使用する場合でも、または Yammer.com にブラウザーから直接アクセスする場合でも、単一の認証情報 (通常はお客様の企業の認証情報) のみでログインできます。Yammer へのすべてのエントリ ポイントを安全に管理するには、引き続き Yammer Directory Sync (英語) および Yammer シングル サインオン (英語) を使用されることを推奨します。

    今後について

    ユーザー マッピングは Yammer を Office 365 と統合する取り組みの中では最新のものですが、マイクロソフトは今後も Office 365 と Yammer の ID の統合を進めてまいります。ご興味をお持ちのお客様は、ぜひ 3 月に開催される SharePoint Conference (英語) にご参加ください。

    – Christophe Fiessinger (@cfiessinger)

    よく寄せられる質問

    Q: ユーザー マッピングは明示的に有効化する必要がありますか。

    A: はい。SharePoint テナントの管理センターで Yammer を既定のソーシャル エクスペリエンスに設定する必要があります。

    詳細については、「Yammer を Office 365 の既定のソーシャル ネットワークに設定できます」の記事を参照してください。

    Q: この記事が公開される前から、Yammer をソーシャル エクスペリエンスとして有効化していました。なぜこの動作が適用されないのでしょうか。

    A: 既に Yammer を企業のプライマリのソーシャル エクスペリエンスに設定している場合、該当する Office 365 テナントでは自動的に前述の動作が適用される予定です。また、この更新については、2014 年 4 月までに通知が送信されます。なお、Yammer をプライマリのソーシャル エクスペリエンスに再度設定すると、手動でこの動作を有効化できます。前述の手順を実行してください。

    Q: 既に Yammer の Active Directory 同期機能とシングル サインオンを実装していますが、今回の新機能による影響はありますか。

    A: いいえ。新たに導入された Office 365 と Yammer のユーザー マッピングは、既存の Yammer の Active Directory 同期機能とシングル サインオン (SSO) の実装には影響しません。

    Q: ユーザー マッピングを有効化する場合、Yammer の Active Directory 同期機能も使用する必要がありますか。

    A: Yammer の Active Directory 同期機能は、ユーザー マッピングで必須ではありません。しかし、この Active Directory 同期機能ではユーザー管理の合理化 (ネットワーク メンバーの追加と削除) が可能で、ユーザー マッピングと併せてユーザー管理機能を強化できます。

    Yammer の Active Directory ツールを使用してオンプレミスの Active Directory のユーザーを認証するには、「社内の Active Directory から Yammer と Office 365 へユーザーを同期し認証する」を参照してください。

    Q: ユーザー マッピングは Yammer のシングル サインオン (SSO) 機能とはどのように違うのですか。

    A: ユーザー マッピングは、Yammer で完全なシングル サインオンを実現するソリューションではありません。マッピングされたユーザーは、Office 365 のグローバル ナビゲーション バーで [Yammer] をクリックしたときに、ログインし直す必要はありません。しかし、Yammer.com にブラウザーから直接アクセスした場合や Yammer のモバイル アプリを使用した場合は、Yammer.com の認証情報を使用してログインする必要があります。

    Yammer のシングル サインオン機能を実装した場合、Office 365 のグローバル ナビゲーション経由でも、Yammer のモバイル アプリを使用する場合でも、または Yammer.com にブラウザーから直接アクセスする場合でも、単一の認証情報 (通常はお客様の企業の認証情報) のみでログインできます。

    Q: Yammer のシングル サインオン (SSO) 機能を実装する方法を教えてください。

    A: Yammer のシングル サインオンによる統合に関する詳細情報は、http://success.yammer.com/integrations/single-sign-on (英語) のシングル サインオン実装ガイドを参照してください。

    Q: 自社の Yammer ネットワークへのユーザー アクセスの管理方法を教えてください。

    A: 有効かつ承認済みの職場のメール アドレスを所有するユーザーのみが、企業の Yammer ネットワークに参加できます。無償版の Yammer ネットワークでは、サフィックスが同一のメール アドレスを所有する同僚を招待して共同作業を行うことができます。また、ユーザーが他のユーザーに対して Yammer ネットワークへのアクセスを保留することもできます。Yammer Enterprise では、管理者が .csv ファイルを使用して一括でユーザーのプロビジョニングおよび削除を実行できます。また、Active Directory と同期して、Yammer に未登録のユーザーを自動的に追加したり、Active Directory のアカウントが無効化または削除されたユーザーを Yammer から削除したりすることができます。

    一括更新の詳細については、http://success.yammer.com/integrations/admin-guide (英語) を参照してください。Active Directory の同期の詳細については、http://success.yammer.com/integrations/directory-sync (英語) を参照してください。

    Q: 今回の更新で導入されたユーザー マッピング機能により、Yammer および SharePoint 2013 のオンプレミスのデプロイメントに何らかの影響がありますか。

    A: いいえ、ありません。オンプレミスの SharePoint ユーザーは、ユーザーの管理および Yammer ネットワークへのアクセスのセキュリティ確保に、Yammer の Active Directory 同期機能とシングル サインオンの両方を利用できます。

    Yammer とオンプレミスの SharePoint 2013 の統合の詳細については、「Yammer を内部設置型の SharePoint 2013 環境と統合する (ホワイト ペーパー)」を参照してください。