(この記事は Office 365 for Business Blog に 2013 年 8 月 1 日に投稿された記事の翻訳です)

 

今回のゲスト ブロガーは、Catapult Systems 社のクラウド サービス スペシャリストを務めるSean McNeill 氏と、ゼネラル マネージャーを務める John Santiago 氏です。Catapult Systems は、マイクロソフト製品を中心に扱う米国のIT コンサルティング企業であり、アプリケーション開発、エンタープライズ ソリューション、インフラストラクチャ サービスを提供しています。400 名の従業員を抱え、米国各地の中規模企業および大規模企業と取引しています。

  
 
  
  
近頃、お客様とやり取りしていてよく話題にのぼるのが、クラウド コンピューティングです。当社のお客様は、クラウド サービスの経済的なメリットに多大な関心を抱いています。IT管理者をオンプレミス ソフトウェアの継続的なメンテナンス作業から解放し、戦略的なプロジェクトにより専念できるようにするだけでなく、障害復旧や想定外のコストに対する不安を解消したいと望んでいます。

 

Office 365 が選ばれる理由

当社のお客様は、当初オンプレミス ソフトウェアを使用していた企業が多くを占めますが、一方で 4 分の 1 のお客様は Google Apps やその他の競合クラウドプラットフォームから乗り換えた企業です。クラウドに移行するにあたって、ほとんどのお客様が Google Apps などの競合サービスの事前評価を行っていますが、結局はOffice 365 を選択しています。マイクロソフトの製品からは離れがたいようです。Office 365 が選ばれた理由として、以下の 3 つが考えられます。

既存ソフトウェアとの連携: Office 365 は、既存ソフトウェアとの連携に優れています。IT担当者もユーザーも、共に Office に馴染みがあるので、Office 365 の使用開始直後から高い生産性を発揮できます。実際、多くのユーザーが「クラウド版Office は、デスクトップ版 Office と同じように使える」と感じています。スムーズに利用開始できる製品は、とても魅力的です。

自社のペースでクラウドへ移行: Office 365 が選ばれるもう 1 つの理由は、自社のペースでクラウドに移行できる という点です。従業員数が 10,000 人規模の企業の場合、パイロット運用も行わず全社一斉にクラウドへ移行するのは理にかないません。企業は、社内ユーザー全員に同時に影響が及ぶような選択をしてはならないものです。それに加えて、クラウドがニーズを満たせない場合は従来のオンプレミス環境に戻れるようにしておくなど、セーフティネットも備えておく必要があります。

Google Apps はオンライン限定のソリューションであるため、クライアントは一気にクラウド移行を実施するほかありません。これに対して Office 365 は柔軟性に優れているので、直ちに完全なクラウド環境に移行するか、漸次的にクラウド環境に移行していくかを選択できます。Office 365 のハイブリッド環境に移行する場合は、クラウドサービスをオンプレミス インフラストラクチャに統合できるため、自社のペースでのクラウド移行が可能です。たとえば、Office 365 はオンプレミスのActive Directory インフラストラクチャと同期するので、IT 部門はクラウドを利用するユーザー用にグローバル アドレス一覧やユーザー ID を作成し直す必要はなく、オンプレミスのActive Directory の ID をそのまま利用できます。

信頼できるブランド: Google は広告企業です。同社の収益の 95% 以上は、広告収入が占めています。一方、マイクロソフトには企業に最適な生産性ソフトウェアを��供してきた長年の実績があり、平均的な企業と比べてはるかに膨大なセキュリティ投資を行っています。その点を理解しているお客様は、やはりマイクロソフトを選択しています。

 

Google Apps では満足できない理由

ここ数年にわたって、Google Apps から Office 365 への乗り換えるたくさんのお客様をお手伝いしてきました。最近 6 か月では、ユーザー数が400 ~ 1,200 人規模の中規模企業 3 社が乗り換えています。お客様が Google Apps には満足できなくなり Office 365 を採用した理由をいくつか挙げてみましょう。

Outlook の使いやすさ: Google Apps の利用をやめる大きな理由に、馴染みのあるMicrosoft Outlook を使用できないという点があります。先日、複数の予定表の管理を担当している重役補佐の方とお話しする機会がありました。彼女は、Google Apps では作業があまりにも面倒なため、結局勝手に Outlook を使うことにしたそうです。全員の予定を 1 つのカレンダーで管理しなければならず、誰のカレンダーを更新しているのかわかりにくいGoogle Calendar とは違い、Outlook では複数の予定表を並べて同時に確認できるので、簡単に予定をすり合わせて会議のスケジュールを設定できます。

わたしたちが「今日は Office に戻すためのお手伝いに来たんです」と伝えると、彼女は「ああ、良かった!」とひどく安心した様子でした。実は、Google Apps が不便だと思っているのは彼女だけではありませんでした。Google Apps の使用開始から 1 か月経ったころ、あらゆる部署のユーザーが IT 部門に詰め寄ったのです。そのため、この企業ではOffice 365 に切り替えることになりました。

Office ドキュメントの再現性: これは Google Apps の大きな問題点です。多くの人がMicrosoft Office を使用している現状では、顧客や社外パートナーと仕事をする場合、どうしても Google Apps では不便です。企業間でドキュメントをやりとりしているうちに、ファイルの書式設定が消えてなくなってしまうことがあるからです。

Google Apps を利用すると、書式設定が失われないようにドキュメントを Word や Excel に変換しなければならず、忙しい中さらに面倒な作業が増えてしまいます。ドキュメントを社外に出するために体裁をいちいち整えるよりも、最初からOffice スイートを使用する方がずっと簡単だと、多くのお客様も気付いたのです。

隠れたコスト: Google がユーザーを失望させるもう 1 つのポイントは、Google Apps に伴う想定外のコストです。企業は1 ユーザーあたり年間 50 ドルで Google Apps を利用できると想定していますが、トレーニング費用や生産性低下を勘定に入れると、実際はもっと高くつきます。さらに、多くの企業が Google Apps に含まれていないサード パーティ製ツールに追加費用を支払っています(英語)。たとえば、データのアーカイブや管理といった高度な機能が、これに該当します。Google Apps ではニーズが満たせないことがわかると、Microsoft Office の利用を継続せざるを得ず、Google Apps と、既にライセンスを取得しているMicrosoft Office という、2 つの生産性スイートのコストを負担するはめに。そこでようやく、Google Apps は思ったほど安価ではないことに気付きます。実際は、Office365 の方がはるかにお得と言えるでしょう。

クラウドへの移行を考えているお客様に Office 365 のメリットを理解していただくには、直接お見せする方法が最も効果的です。わたしたちが、Office365 の素晴らしいサービスを実演し、Office 365 とオンプレミス環境とのシームレスな連携が可能だと説明すると、お客様は目を見張り、さまざまなデバイス上で豊富な機能を使い慣れた操作で利用できるところを披露すると、高い関心を示していただけます。そこで自社のペースでクラウドに移行できることをお伝えすれば、お客様に選ばれるのは間違いなくOffice 365 です。