(この記事は、2013 年 3 月 19 日に SharePoint Blog に掲載された記事の翻訳です)

 

この記事は Microsoft Office Division の Senior Director、Jared Spataroによるものです。Jared は SharePoint ビジネスを統括しており、Yammer との統合において、Adam Pisoni や David Sacks と一緒に行っています。

 

昨年 11 月の SharePoint Conference で、エンタープライズソーシャルについてのロードマップを明らかにし、Yammer との統合についての 3 つのステップ「基本的な統合」「より深い統合」「統合されたエクスペリエンス」についてお知らせしました。(より詳しくは、SharePoint Conference の直後に公開された記事「Putting Social to Work (英語)」をご参照ください。)  Convergence 2013 にて、ロードマップに関するアップデートを行いました。この記事では、より詳細をより広く共有したいと思います。

 

Yammer と Office 365: 発表当日の Office 基調講演の中で、Yammer と Dynamics CRM (顧客管理) の統合デモを行いました。このサービス更新は 2 月に公開され、ソーシャルと CRM が自然に統合されています。しかし、CRM との統合は、マイクロソフトが Yammer を製品全体を通してのソーシャル レイヤーとするためのより壮大な計画の一部でしかありません。次のステップは Office 365 と統合することで、今回は何がいつごろ利用可能になるかについて、共有する準備が整いました。これがその概要です。

     

  • 基本的な統合: この夏に、Office 365 をアップデートしてお客様が SharePoint ニュースフィードを Yammer で置き換えることができるようにします。多くのお客様が二つの同じ機能があることに困惑していますが、このアップデートでは、Office 365 のグローバルナビゲーションバーにおいて単純に「ニュースフィード」のリンクを Yammer.com へのリンクに置き換えます。また、SharePoint ストアで Yammer アプリケーションを公開して Yammer グループフィードを SharePoint サイトに簡単に貼り付けられるようにすることで、グループとサイト間の接続ができるようにして両方の良いところを提供できるようにします。SharePoint ニュースフィードは引き続き Office 365 の既定のソーシャル機能になりますが、Yammer でこれを置き換えるオプションは、全体の統合プロセスの中で価値がある最初のステップとなるでしょう。
  • より深い統合: この秋、Office 365 への別の更新を提供し、統合を深めます。お客様は引き続き Yammer と SharePoint ニュースフィードを選択できますが、新しい統合された     Yammer エクスペリエンスにより、シングルサインオンとシームレスなナビゲーションが実現されます。別の言い方をすると、Office 365 グローバルナビゲーションバーの Yammer リンクをクリックすると、ナビゲーションの直下に Yammer の画面が表示され、Outlook やサイトなどの Office 365 サービスにいつでも戻ることができます。また、Yammer と Office 365 のユーザーエクスペリエンスが同じようになります。 (以下のモックアップで方向性をご確認ください。) この新しい Yammer エクスペリエンスにより、Office Web Apps との統合による Word、PowerPoint 、Excel ファイルの編集、または共同編集機能が追加されます。  

 

 

  • 統合されたエクスペリエンス: 2014 年にかけて、Office 365 を継続的にアップデートして、約 90 日毎に新しいソーシャルの拡張を行います。最初は Yammer と Office 365 の間の接続をより深めることから始めますが、これらの累積的な拡張により、革新的な方法で、ソーシャル、共同作業、電子メール、インスタントメッセージ、音声、ビデオ、業務アプリケーションをつなぎます。今は詳細をお知らせできませんが、とてもエキサイティングな時間、ホットなエリアになることでしょう。

 

Yammer と SharePoint Server: たくさんの SharePoint のお客様が引き続きオンプレミスを利用していることも認識しています。アップグレード計画を立てて、Yammer ネットワークと SharePoint 2013 オンプレミスをつなぐ方法を模索しているお客様もいらっしゃいます。この夏のサービス更新の一部として、オンプレミスの SharePoint ニュースフィードを Yammer で置き換えるためのガイダンスも提供する予定です。SharePoint ストアの Yammer アプリが追加される予定で、お客様が Yammer グループとオンプレミスの SharePoint サイトをつなぐことができるようになります。SharePoint Server に 90 日ごとに更新を提供する予定はありませんが、Yammer サービスに対する多くの更新がこの場合でも役に立ちます。シングルサインオン、新しいユーザーエクスペリエンス、シームレスなナビゲーション、Office Web App との統合が、Yammer ネットワークとオンプレミス SharePoint との接続をより強固にします。 

 

どちらを使えばいいのか?  過去数か月にわたりお客様と会議を持った中でいつもいただく質問として、「ソーシャルは何を使えばいいのか? Yammer なの? SharePoint ニュースフィードなの?」というものがありました。私の答えは明確です。Yammer を使ってください! Yammer はマイクロソフトにおけるエンタープライズソーシャルの大きな賭けです。そして、我々のすべての製品のソーシャルレイヤーに Yammer を利用することをお約束しています。Yammer により SharePoint、Office 365、Dynamics 等のソーシャルエクスペリエンスが広がります。Yammer のユニークな利用開始方法はエンドユーザーに大変受けがよく、ソーシャルの利点の活用を簡単に、すぐに行うことができます。そして、Yammer はオンラインサービスなので、市場が進化するにしたがってサービスを迅速にアップデートすることが可能です。そのため、Office 365 のお客様か SharePoint オンプレミスのお客様かにかかわらず、Yammer が最新のイノベーションと最適なユーザーエクスペリエンスを提供します。

 

Yammer を利用できない場合はどうすればいいのか?  Yammer については、組織によってはマルチテナントのクラウドサービスを使いたくないお客様がいらっしゃいます。これらの種類のお客様については、SharePoint ニュースフィードをご利用いただくことになります。これにより、SharePoint の機能の広い部分と統合されたリッチなソーシャル機能を利用することができます。クラウドによって採用のための障壁が下がり、より頻繁なアップデートを行うことができますが、お客様によってはクラウドに移行する準備ができていない場合があることも知っています。(お客様によっては、実は断固としてマルチテナントサービスには絶対に移行しないといっているところもあります) マイクロソフトはクラウドに賭けていますが、同時に現実的でもあります。オンプレミスをご利用の多くのお客様もまた、我々にとって重要なお客様で、サーバーの将来バージョンについてリリースすることもお約束しています。

  

買収には紆余曲折がありますが、いままでの進捗には満足しています。Yammer は単体サービスとしてのビジネスも引き続き革新し、そして伸ばしています。そして昨年の SharePoint Conference で発表されたパッケージと価格の変更によって、Yammer サービスは前よりもアクセスしやすくなっています。しかし、私にとって最もエキサイティングなのは、まさに歩みが始まったということです。今回のロードマップのアップデートによって、Yammer と Office 365、SharePoint がどのように統合されていくかという計画の片鱗が明らかになりました。今後も、世の中の流れを変えていきます。将来的に、まだまだ色々なことが計画されています。