9 月末に開催させていただきました「The Microsoft Conrence 2012 (MSC2012)」ですが、大盛況のうちに終了させていただきました。今年は、メジャー 3 製品のラウンチの年ということで、例年にも増して多くのお客様にご来場いただきました。

会場では次期 Office についてもセミナーや展示でご紹介をさせていただき、たくさんのお客様とFace to Face でお話をさせていただく機会をいただきました。その中で、ご来場の皆様が「次期 Office」「Office 15」「Office 365」「Office 2013」について混同されているという印象を受けましたので、今回はそれぞれの用語の定義についてお知らせしたいと思います。確かに、これらの定義をきちんと説明している資料というのはいままで公開されていませんでした。

以下がそれぞれの用語の定義です。

用語 説明
次期 Office

英語だと The new Office、Your modern Office というような記載をします。日本語だと「次世代の Office」「新しい Office」という言い方もします。これは単純に Word、Excel などの次世代の Office クライアントだけを指すのではなく、次世代の Office 製品群、つまり、Office クライアント (Word, Excel, PowerPoint, Outlook, Access, Publisher, InfoPath, Lync, OneNote)、Project、Visio、さらにサーバー製品である Exchange Server、SharePoint Server、Lync Server、Project Server、そしてクラウドサービスの Office 365の新しいバージョン (バージョン 15.x 世代) をすべて包含する言い方です。2012年7月に「カスタマー プレビュー」が公開されました。

Office 15

次世代の Office 製品群の開発コードネーム。2012年7月に「カスタマー プレビュー」が公開されるまでは Office 15 と呼んでいましたが、公開後は「次期 Office」と呼ぶようになり、Office 15という開発コードネームでは呼ばなくなりました。

Office 2013

次期 Office のスイート製品のうち、永続ライセンスの方式で提供されるスイート SKU の製品ラインアップ。つまり、Office Professional Plus 2013、Office Professional 2013、Office Standard 2013 などという言い方をします。次期 Office の「カスタマー プレビュー」にサインアップをして、クライアントをインストールすると、Windows 7 上では「Microsoft Office 2013」というフォルダーの下に Word、Excel などのクライアントのショートカットがインストールされますが、「Office 2013」は次期 Office クライアントの総称的な呼び方ではありませんので注意が必要です。なお、個別の製品については、バージョン 15.x 世代には「2013」をつけます。つまり、Word 2013、Excel 2013、Exchange Server 2013Lync Server 2013 というような具合です。

Office 365

Office 製品群のうち、クラウドからサブスクリプション方式で提供される製品ラインアップの総称。Exchange Online、SharePoint Online、Lync Online、および Office クライアントのサブスクリプションサービスなどが含まれます。"365" の部分はバージョン番号ではありません。また、クラウドなのでバージョン番号はなく、サービスは常に最新版に切り替わります。つまり、2010 世代 (バージョン 14.x 世代) の現行型も、次期 Office のものも両方 "Office 365" と呼んでいます。2012 年 10 月現在、Office 365 は正式リリース版 (バージョン 14.x 世代で稼働) と、次世代の「カスタマー プレビュー」版 (バージョン 15.x 世代で稼働) の両方にサインアップすることができます。

次期 Office においては、Office 365 の製品ラインアップもさらに増え、すべての製品のうち、Office 365 ファミリーとしてリリースされるものの割合が多くなります。スイート SKU のうち、Office 365 とつくものはサブスクリプション型であることを示します。(逆にOffice 2013とつくものは永続ライセンス型であることを示します) Office 365 Professional Plus、Office 365 Enterprise、Office 365 Small Business Premium などがスイート SKU にあたります。

特に、いままではメインストリームの Office 2010とは切り離してご紹介をしていた Office 365 ですが、次期 Office からは一緒にご紹介をしていきます。Office の製品ラインアップの中で、クラウド型のサブスクリプションサービスの比重がそれだけ上がってきているということを示しています。

まだまだこれからいろいろな情報がこのブログ上も含めて公開されていきますので、今後の動向にご期待ください。