ビジネスプロダクティビティ製品チーム

Office 関連製品群を担当するプロダクト マネージャーが最新の情報をご紹介します

September, 2011

  • 統合力に勝るマイクロソフトクラウドサ-ビス

    マイクロソフトは、さまざまなクラウドサービスを提供しています。クラウドの浸透が最も早いといわれているSaaS のコミュニケーション分野でのクラウドサービスが Microsoft Office 365 です。この分野の典型的サービスは、メールサービスです。

    今ではメールサービスを利用していない企業はほとんどないといってもいいほどに、電子メールは普及しています。では、「クラウドサービスによる電子メールを利用するメリットは何?」「これまでの電子メールとはどう違うの?」 といった素朴な疑問がわいてきます。

    ここでは、主に大手向け組織に提供されてきたメールシステム(グループウェアアプリケーション) ではなく、一般エンドユーザーが個人用途で利用してきたPOPメールとの比較を中心に、マイクロソフトが提供するこの分野のクラウドサービスのメリットを「統合力」という視点からお伝えしたいと思います。

    メールを中心に考え方時、そこから次にするアクションは、返信するや転送するなどのメール関連のタスクだけではないはずです。例えば次のようなアクションを考えてみましょう。

    • 会議をセットする
    • チャットをする
    • 直ちにWeb 会議をする

    例えば、メールを読んで会議をセットする場合を思い浮かべてください。会議のセットとスケジューリングが別々のアプリケーションで動いている場合、最終的には3つのアプリケーションを行ったり来たりする必要があります。マイクロソフトの場合、これはすべてOutlook で完結する簡単なアクションとなります。

    具体的には、メールの上部に表示されるリボンの中の「会議」をクリックするだけで、メールの内容が入った会議依頼のツールが立ち上がります。

    メンバーはすでに入っていますので、後はそのメンバーの空き時間を確認して送信するだけです。空き時間は、「スケジュールアシスタント」によって確認することが出来るので、とても短時間で会議の設定が可能です。

    最近では、コミュニケーションの手段として「リアルタイムコミュニケーション」も浸透しつつあります。いわゆるチャットやWeb会議です。メールの内容によっては、送ってきた相手の方と直ちに確認したいこともあるでしょう。その場合に役立つのがインスタントメッセージング(チャット)、音声チャット、ビデオチャット等です。

    マイクソフトのサ-ビスであれば、これらのコミュニケーション手段も簡単に利用できるように設計されています。例えば、メールの差出人や宛先に入っている人のところには必ずプレゼンスと呼ばれるマークが表示されており、ここからその時に最適と思われる手段を選択することが出来るのです。

    このプレゼンスは、メール上だけではなく、SharePoint Online のサイトやその他人の名前が表示されるところにはいつも表示されます。また、Office アプリケーションからは、直接SharePoint Online に保存したり、インスタントメッセージングに送ったりすることも可能です。こうしたすべてのサ-ビス、アプリケーション間の連携を強化し、意識することなくその時に必要な機能をサ-ビスやアプリケーションをまたがって利用することが非常に容易に出来るようになっています。これがマイクロソフトの「統合力」と言うもので、一つのサ-ビスやアプリケーションを決して単独では考えていないところにその長所があります。一見独立している機能が実は結びついていることによって、仕事の効率や生産性が飛躍的に向上することになるのです。

  • お客様の声 - Lync: 私の2012 年型のユーザー エクスペリエンス

    (この記事は Whymicrosoft.com に 2011 年 9 月 9 日に投稿された記事の翻訳です)

    著者: David Kroenke

    最も困難でかつ創造的な仕事を、他の人と協力して成し遂げた日は、すばらしい一日になります。Office 365 の Lync を使用すると、自身の生産性を維持すると共に、移動中でもお客様やチーム メンバーと絶えず連絡を取ることができるため、ベストを尽くすのに役立っています。それだけではありません。Lync と Office 365 では、Google Talk を利用している Google Apps の顧客よりも、はるかに強力かつ直感的な共同作業支援機能を利用できます。私は、2012 年以降は Lync を使用する予定です。その理由は、次のとおりです。

     

    シームレスな共同作業をいつでもどこでも実現

    仕事の一環として、私は、ビジネス ユーザーが他のユーザーとオンラインでどのようにやり取りしたいと考えているのか、詳しく追跡しています。今日、ビジネス ユーザーは、電子メールと音声通話だけでなく、音声およびビデオ会議、そしてインスタント メッセージングを利用したいと考えています。ビジネス ユーザーは、さまざまなビジネス アプリケーションと多様なデバイス、PC、Macintosh、またはスマートフォンを利用しており、そのそれぞれから相手を検索し連絡を取ることを望んでいます。

    つまり、ビジネス ユーザーは、”2012 年型” のユーザー エクスペリエンスを必要としているのです。

    たとえば、金曜日に私は、見込顧客に提出する提案書を仕上げる前に、社内の専門家であるテクニカル アーキテクトに連絡を取ろうとしました。このアーキテクトのスケジュールは非常に変わりやすいため、迅速に連絡を取るのは難しい場合があります。ドキュメントを表示しながら電子メールと予定表で同時に作業を行い、さらに IM を使用していたため、Office 365 を使ってアプリケーション スイート全体で彼の空き時間情報、つまりプレゼンスにアクセスできました。プレゼンスによって、彼に予定があるのか、空いているのか、あるいは不在かどうかを知ることができました。結局私は、彼が次の会議に出席するまでの間に彼をつかまえることができました。最終的に、"会議中”、”電話中”、”午後 5 時まで空き時間” といった、そのアーキテクトに関する動的な情報も入手できました。Google Talk ユーザーは、プレゼンスに関する動的な情報は利用できず、また、Outlook でプレゼンス情報を確認することもできません

     

    ビデオ会議

    Google Talk の使用感は、Office 365 の Lync Online を使用した場合と比べると、手錠を掛けられているような感じです。Office 365 ユーザーは、新しい方法で連絡を取るときに、Google Apps ユーザーが Google Talk を利用するときのような制限は受けません。Office 365 では、インスタント メッセージング、電話、ビデオ会議、音声会議、または電子メールのいずれの方法で連絡を取るのかを選択できます。第一に、Google Talk は Web 会議をサポートしていません。Google Talk では、ビデオ会議を使って、オンラインで大人数が参加する会議を行うことはできません。また、遠く離れていてもアイディアを共有できるように私のチームで時々利用している、ルームベースの会議ユニットに接続することもできません。私の会社では、お客様、ビジネス パートナー、およびコンサルタントはビデオ会議を利用しています。私は、オフィス内でもオフィス外でも、別の Web 会議サービスを契約せずに Office 365 を使用しています。これは、最新の有効なツールと大人数に対応しているオンラインのビデオ会議を使って仕事をする必要があるためです。

     

    グループ ビデオ通話と PC 通話

    グループ ビデオ通話で、まずは小規模な会議を行うことで満足しているユーザーもいます。これは、Google Talk では利用できません。Google Talk を選択した場合、追加プラグインをインストールする必要があります。また、ビデオ通話は、Office 365 で利用できる 1 対 1、1 対多、または多対多ではなく、1 対 1 のみになります。では、シンプルな PC 間通話にインターネットを利用する場合はどうでしょうか? PC 間通話では、Macintoshユーザーは Google Talk ユーザーにアクセスできず、逆もまたしかりであるため、Google Apps ユーザーは、従業員、顧客、パートナーのそれぞれが PC を持っていることを確認する必要があります。Office 365 では、PC 間通信で PC ユーザー、Macintosh ユーザーの両方と共同作業が行えます。

     

    音声会議

    より基本的なコミュニケーションが必要な場合は、どうでしょうか? 1990 年代には、多くの人が音声会議を定期的に利用していました。ただし、Google Talk では、今でも音声会議が懸案事項となっています。Google Talk で提供しているのは、4 人以下でのみ利用可能な、非常に限定的な音声による複数人による会議です。また、Google Talk の音声会議はその場で開始するタイプのみです。さらに大人数が参加する音声会議のスケジュールを事前に設定する必要があるため、私には Office 365 の機能が必要なのです。

     

    Office 365 のさらに強力な機能をシームレスに利用

    私は、オンライン会議をスケジュールして参加し、動的な会議機能を利用し、オンライン ホワイトボードなどの機能を使って共同作業を行っています。Google Apps の Google Talk ではこのいずれも利用できませんが、Office 365 ではこれらをすべて利用できます。私は個人やグループとオフラインで効果的にやり取りし、また、さまざまなアプリケーションを使って連絡を取る必要があるのですが、このすべてを、Office 365 を含むマイクロソフト ソリューションを利用して行っています。

    著者 David Kroenke は、自分が Office365 の Lync 機能をどのように利用しているかを示すため、このビデオを作成しました。参考にしてください。(英語)

  • Google のオフラインでの失態

    (この記事は Whymicrosoft.com に 2011 年 9 月 8 日に投稿された記事の翻訳です)

    Nothing but the web (100% Web の世界へ)」は、Google がここ数年顧客にアピールしてきたスローガンです。Googleは、インターネット接続があれば生産性が上がると顧客に信じ込ませようとしています。「nothing but the web」というアプローチは、オンライン広告による収入を生み出すことによって、Googleに十分貢献しています。顧客はデータを可能な限りオンラインで操作することになるため、顧客が目にする広告は必然的に多くなります。ただし、「nothing but the web」は、顧客の生産性のニーズに応えるには制限が多すぎます。Google Apps で最も求められている機能は何だと思いますか? オフライン機能です。Google による Google Apps 用のオフライン機能の最近のリリースは、その「100% Web」という姿勢が180 度転換したことを示しています。結局Google は、顧客向けにWeb 以外の機能を用意しているだけでなく、クライアント ソフトウェア(これもGoogle が選別)を介して利用できる機能もリリースしているのです。

     

    Google Offline = 生産性の損失

    顧客に案内もせずにGoogle は突然Gears の提供を中止し、投資を HTML5 ベースのソリューションに移しました。18か月以上も顧客を暗闇に放置した挙げ句、最終的にGoogle はオフライン要件のギャップを埋めようとしました。では、このギャップを埋めることはできたのでしょうか? まず、新しいオフライン ソリューションにはChrome 13 以降が必要になりますが、これを利用できるのはブラウザー利用者の約 22.2% に過ぎません。次に、Google Apps の最新のオフライン ソリューションを以前のソリューションであるGoogle Gears と比べると、新しいソリューションが何段階も後退したことは紛れもなく明らかです。以下に、Googleの新しいオフライン ソリューションの制限事項をいくつかご紹介します。

    電子メールおよびカレンダー

    • Chrome ブラウザー 13 以降が必要
    • Gmail と一貫性のないインターフェイス
    • 保存できるメッセージ数に制限あり
    • 利用可能な電子メールを制御できない
    • 印刷機能なし
    • リッチ テキスト形式の電子メールに未対応

    オンラインの例                                               オフラインの例

    • 会議や予定を作成/編集できない
    • 電子メールでカレンダーの招待を確認できない

    オンラインの例                                       オフラインの例

    Docs

    • Chrome ブラウザー 13 以降が必要
    • ドキュメント リストと個々の生産性アプリケーションから独立した別のアプリケーション

    オンラインの例                                               オフラインの例

    • 読み取り専用、編集機能なし
    • Google Presentations、Drawings、Forms へのアクセス不可
    • Docs List に保存された Microsoft Office ファイル (バイナリ、OMXL または ODF ドキュメント)、PDF、画像などの多くの業界標準ファイル形式へのアクセス不可
    • 画像、コメント/スレッド、強調表示の欠落。Google のネイティブ ドキュメントからのファイル再現性がない

    オンラインの例                                               オフラインの例

    このオフライン ソリューションがベータ版であることを考えると、遭遇する問題に関して顧客が期待できるサポートには限界があります。

    Google のオフラインに関する発表は、“突貫工事”の結果のように思われます。エンジニアの一団がそれぞれのデスクで必死に作業している傍らで、プログラム マネージャーが、再度約束したオフライン アクセスの提供期限である今年の夏に何とか提供するために、必死になってリリースから主要機能を削っている様子を思い浮かべてみてください。あるいは、こういった中核機能は、プログラム マネージャーのリストに記載すらされていなかったかもしれません。

     

    ビジネス ニーズは Google の優先事項になるか?

    顧客がWeb に接続していなければ、Googleの広告を提示することは非常に難しいと言えます。Googleは収益の97% を広告から得ており、そのビジネス戦略は広告収入を主体としたものです。それでは、この戦略に基づいた場合、どれだけの時間とエンジニアリングの技能をオフライン テクノロジに投資するでしょうか? 実際、Googleがオフライン機能をGoogle Apps の顧客に再度提供できるようになるまで、18か月以上もかかりました。このことは、オフライン製品にこれまでも最小限の投資しか行ってこなかったこと、そしてこれからも行わないだろうことを物語っています。

    ビジネス ユーザーは、ツールへのオフライン アクセスだけでなく、さまざまに変化する使用シナリオのサポートも必要としており、使用しているブラウザーや、クラウド アプリケーションおよびデスクトップ アプリケーションも多岐にわたります。業績がオンラインのみの使用事例に集中しているうえに、製品サポート計画に一貫性がなく、製品のリリースも遅れるような会社を、ビジネスの成功にかかわる関係者としてどれだけ信頼し、長期的に必要な中核となるビジネス機能の一貫した提供とサポートを任せられるものでしょうか?