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Microsoft Japan Windows Technology Support

December, 2013

  • Windows 7 環境にセキュリティ更新プログラムまたは、修正プログラムが適用できない。

    こんにちは。 Windows プラットフォーム サポートの服部です。

     

    Windows Update などでセキュリティ更新プログラムや修正プログラムなどをシステムにインストールする際に、エラーになってしまい、インストールに失敗するというお問い合わせを頂く事があります。

    このような状況で、お試しいただきたい内容についてご紹介します。

     

    インストールが失敗した更新プログラムを再度インストールする際、まずお試しいただきたい内容としては以下の 2 点があります。

     

    a) 更新プログラムの個別適用

    b) システム更新準備ツールの実行

     

    a) 更新プログラムの個別適用について

    =========================

    更新プログラムを個別にダウンロードしていただき、インストールを試した結果インストールが成功する場合があります。

    この方法によって、インストールの失敗は Windows Update 経由でのみ発生する問題なのか、その更新プログラム適用時に発生する問題なのかが、切り分けできます。

     

    更新プログラムを個別にダウンロードする際には、「Microsoft Update カタログ」のご利用をご検討ください。

     

    ・更新プログラムを個別にダウンロードする「Microsoft Update カタログ」

    http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Home.aspx

     

    当該サイトで更新プログラムの番号で検索いただき、表示された更新プログラムを選択し、[バスケットに追加] 後に [バスケットの表示] を選択すると、ダウンロード ボタンが表示されます。

      

    セキュリティ更新プログラムを適用する前に、関連ドキュメントを確認する際は、"詳細:" または "サポート URL:"  からリンクを表示して、内容をご確認ください。

     

    特に、詳細: ページ内の "このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)" セクションには問題解決につながる情報が含まれている可能性もあるのでご一読される事をお勧めします。

     

    b) システム更新準備ツールの実行について

    =========================

    システム更新準備ツール (KB947821) は Service Pack や 更新プログラムの適用の妨げとなる特定の状態を解決するためのツールです。

    実行するとシステム内部の不整合をスキャンし、問題が見つかった場合は自動的に修復を試みます。

     

    システム更新準備ツール (KB947821) を実行すると、更新プログラムのインストール画面で "インストール中" とプログレス バーが表示され実行が進みます。

    しかし、システム内に新たなモジュールが追加されるというわけではないため、システムに変更を加えることはございません。

    また、通常はシステムの再起動なども発生いたしません。

    弊社でも汎用的にご案内をさせていただいているツールであり、本ツールによるトラブルなどは特にございません。

    作業は 15 ~ 30 分程度で完了します。

     

    終了するとウイザードに「完了」した旨が表示されます。

    特に UI 上には実行結果を表示することはございませんが、CheckSUR.log というログ ファイルに実行結果を出力します。

    本ツールによるシステムの負荷は特にございませんが、サーバー負荷が問題となる環境では、負荷の少ない時間帯でご実施ください。

     

    詳細につきましては、以下の技術情報をご参照ください。

    ------------------------------------------------------------

    Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 のシステム更新準備ツールについて

    http://support.microsoft.com/kb/947821/ja

    ------------------------------------------------------------

    上記 URL 内からツールをダウンロードして実施いただければと存じます。

    技術情報 947821 内には、システム更新準備ツールによって解決できる Windows Update エラーのエラー コードも纏まっております。

     

    ■ システム更新準備ツールの実行結果にエラーが表示された場合

    =======================================

     

    システム更新準備ツールを実行してみたところ、自動修復が行えないエラーが発生する場合もございます。

    その場合のエラーの改善方法は以下の技術情報に纏まっております。

     

    英語の資料で大変恐縮ではございますが、当該参考資料に CheckSUR.log で記録された破損マニフェストや破損カタログファイルの修復方法が纏まっております。

     

    How to fix errors found in the CheckSUR.log

    http://support.microsoft.com/kb/2700601

     

    Advanced guidelines for diagnosing and fixing servicing corruption

    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee619779%28v=WS.10%29.aspx

     

     

    一例となりますが、例えば上記資料にあるようなマニフェストまたはカタログ ファイルが破損している場合の、修復方法は 2 つあり、下記のいずれかで修復は可能です。

     

    1) 更新プログラムの msu ファイルがある場合は、%windir%\CheckSUR\Packages に msu ファイルを配置する方法

    2) %windir%\Temp\CheckSUR\winsxs\manifests\ 配下に正常な環境から抽出した manifest を配置する方法

     

     

    msu ファイル置換作業の例:

     

    修復手順

    =====

    1. %windir%\CheckSUR 配下に Packages という名前の新規フォルダを作成します。

     

    (補足) システム更新準備ツールを 1 度でも実行している環境では、%windir%\CheckSUR フォルダが存在しますが、削除している場合、もしくは存在しない場合は、手動で CheckSUR フォルダを作成してください。

     

    2. 問題となった更新プログラムのパッケージ ファイルを入手します。

     

    Windows6.1-KBXXXXXXX-x64.msu << -- ※ファイル名。

     

    3. ダウンロードした msu ファイルを %windir%\CheckSUR\Packages 配下に配置します。

     

    例) 以下のような階層となるように msu ファイルを配置します。

     

    %windir%\CheckSUR\Packages\Windows6.1-KBXXXXXXX-x64.msu

     

    4. システム更新準備ツールを再実行します。

     

     

    ■ システム更新準備ツールの実行結果にエラーが表示されない場合

    =======================================

    更新プログラムのインストールはエラーとなるが、システム更新準備ツールでエラーが記録されない場合は、更新プログラムの適用に失敗する原因をログを解析して調べる必要があります。

     

    CBS ログは下記のパスに格納されております。

     

      %SYSTEMROOT%\Logs\CBS

     

    エラーの内容は状況によって異なるため、ログに記録された内容によって対処策も異なります。一般的なエラーについては以下の技術情報に纏まっております。

     

    コンポーネント ベース サービシング ログ

    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc732334(v=WS.10).aspx#CBS

     

    問題解決のためのその他のツール

    ================================

    なんらかのメモリ情報やシステム ファイルの破損が原因で更新プログラムの適用が失敗する際に以下の 3 点をお試しいただく事で、事象が改善する可能性や、またはエラー箇所が特定できる可能性があります。

     

    1. SFC を実行する

    ---------------------------

    システム ファイル チェッカー ツール (SFC.exe) は、不足しているシステム ファイルや破損しているシステム ファイルをスキャンして、それらを修復するための OS 標準のツールであり、コマンド プロンプトから実行できます。

     

    1) コマンド プロンプトを管理者権限で起動します

    2) 下記のコマンドを実行します

     

    sfc /scannow

     

    3) おおよそ 5 ~ 20 分程度で終了します

     

     

    <参考情報>

    システム ファイル チェッカー ツールを使用して、Windows Vista または Windows 7 の不足しているシステム ファイルまたは破損しているシステム ファイルのトラブルシューティングを行う方法

    http://support.microsoft.com/kb/929833

     

     

    2. Windows メモリ診断を実施する

    ---------------------------

    メモリに関する問題が発生しているかどうかは、メモリ診断を実施する事で確認できます。

     

    1)  [スタート]-[プログラムとファイルの検索] に MdSched.exe と入力してください

    2)[プログラム] に表示された MdSched.exe をクリックすると [Windows メモリ診断]  が起動します

    3)[今すぐ再起動して問題の有無を確認する] をクリックすると、すぐに再起動が開始され、メモリ 診断が自動的に開始されます

     

    (補足)

    メモリ診断の結果は、システム イベント ログにも出力されます。

    ソース MemoryDiagnostics-Results をご確認ください。

    万一、メモリ上にエラーが見つかった場合は、H/W 側の対処をご検討ください。

     

    <参考情報>

    コンピュータでメモリに関する問題が発生しているかどうかを知る方法

    http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-vista/How-do-I-know-if-my-computer-has-a-memory-problem

     

    3. クリーンブートを実行して、OS に関連性のないドライバを停止する

    ---------------------------

    OS 標準以外の常駐アプリケーションやドライバを停止した場合にインストールが可能となるか切り分ける方法です。

     

    Windows Vista または Windows 7 でクリーン ブートを実行して問題のトラブルシューティングを行う方法

    http://support.microsoft.com/kb/929135

     

    上記の内容が更新プログラム適用時の問題についてご参考になれば幸いです。

     

  • Windows Update のクリーンアップ について

    こんにちは。Window プラットフォーム サポートの高山です。

     

    Windows 7 Service Pack 1 向けの更新プログラム 2852386 をインストールすると、ディスク クリーンアップ (cleanmgr.exe) に Windows Update のクリーンアップ という項目が追加されます。

    今日は、Windows Update クリーンアップについて説明します。

     

     

    Windows Update のクリーンアップの概要

     

    Windows 7 Service Pack 1 に、更新プログラム 2852386 をインストールすると、ディスクのクリーンアップ (cleanmgr.exe) に "Windows Update のクリーンアップ" という項目が新たに追加されます。

    なお、Windows 8 および Windows 8.1 は、既定でこの項目が存在します。

     

    Windows Update のクリーンアップ のチェック ボックスを ON にした状態でディスク クリーンアップを実行すると、過去にインストールされ、不要にな��た更新プログラムの情報が削除されます。

    削除するのは、システム側で差分の状態をチェックして消去しても問題がないと判断した更新プログラムの情報だけです。最新版のコンポーネントは残されるため、セキュリティ上のリスクは発生しません。

     


     

    よくある質問

    Q.
    ディスクのクリーンアップを実行したところ、以前インストールしていた更新プログラムもアンインストールされてしまいました。セキュリティに問題がないかどうか心配です。

     

    A.
    セキュリティ上の問題はありません。

    削除されるのは、既に不要と判断された古い更新プログラムの情報だけです。

     

    .....................................................

    Q.
    Windows Update のクリーンアップを実施する前に、更新プログラムが削除されるのか事前に確認する方法はありますか?

     

    A.
    DeepClean.log で確認することができます。

     

    • %WinDir%\Logs\CBS\DeepClean.log を開きます。
    • "unique components" というキーワードで検索を行い、削除対象の更新プログラムのパッケージ番号を確認します。

     

    // 参考例 (DeepClean.log)

    2013-12-05 16:04:16, Info  CBS    DC: Package_for_KB2855844~31bf3856ad364e35~x86~~6.1.1.2:unique components: 8 Size: 3.65 MB (3,835,278 bytes)

    (※KB2855844 が削除される更新プログラムとしてピックアップされています)

     

    .....................................................

    Q.
    どの更新プログラムが削除されたのかを知る方法はありますか?

     

    A.
    DeepClean.log で確認することができます。

     

    • %WinDir%\Logs\CBS\DeepClean.log を開きます。
    • "superseded - uninstalled" というキーワードで検索を行うと、削除された更新プログラムのパッケージ番号が確認できます。

     

    // 参考例 (DeepClean.log)

    2013-12-05 16:17:08,Info   CBS    Package_for_KB2855844~31bf3856ad364e35~x86~~6.1.1.2 superseded - uninstalled

    (※KB2855844 が削除されたと記録されています)

     

     

    参考情報

     文書番号 : 2852386

    Disk Cleanup Wizard addon lets users delete outdated Windows updates on Windows 7 SP1

    http://support.microsoft.com/kb/2852386/en-us

     

    Breaking News! Reduce the size of the WinSxS Directory and Free up Disk Space with a New Update for Windows 7 SP1 Clients

    http://blogs.technet.com/b/askpfeplat/archive/2013/10/07/breaking-news-reduce-the-size-of-the-winsxs-directory-and-free-up-disk-space-with-a-new-update-for-windows-7-sp1-clients.aspx

  • “マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項が見つかりません” でエラーになる事象について

    こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの松田です。

     

    今回は Windows Server 2012 R2 を仮想マシンとしてセットアップする際に発生するエラーについてご紹介いたします。

     

    仮想マシンに割り当てるメモリを Hyper-V 環境の既定値である 512 MB に設定した場合、以下のメッセージを伴ってセットアップが失敗いたします。

     

     

    セットアップの段階ではページファイルが使用できないため、利用可能な物理メモリが足りなくなると、予期せぬエラーが発生することにより上記の事象が発生いたします。

     

    同様の事象が発生した際には、一時的に 800 MB 以上のメモリを割り当ててセットアップしていただくか、英文とはなりますが、以下の公開情報をご確認いただきページファイルを割り当ててください。

     

    Release Notes: Important Issues in Windows Server 2012 R2

    http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn387077.aspx

     

    -- 上記の記載内容より抜粋 --

    • Allocate more than 800 MB RAM to the
    virtual machine you intend to install this release on. Once Setup has
    completed, you can change the allocation to as little as 512 MB RAM, depending
    on the actual server configuration.

     

    • Interrupt the boot process of this
    release on the virtual machine with SHIFT+F10. In the command prompt that
    opens, use Diskpart.exe to create and format an installation partition. Run
    Wpeutil createpagefile /path=C:\pf.sys (assuming the installation partition you
    created was C:). Close the command prompt and proceed with Setup.

    ------------------------------------------

     

    なお、メモリ不足が発生した場合、上記エラーに限らずその他予想外のエラーが発生する場合もあります。

    そのため、512 MB の環境で OS セットアップ中に予期しないエラーが発生した場合には、まずは同様の対処をご検討ください。