こんにちは。日本マイクロソフトの江田です。
今回は Windows OS について、現在弊社で正式にサポートしているバージョンのシステム要件
につきまとめたものを作成しました。
こちらは比較を目的として概要レベルでまとめたものになりますため、各 OS の詳細につきましては、
弊社 TechNet サイトをご参照ください。記事下部に URL リンクを記載しました。
Windows Server 2003 SP2 について
Windows Server 2003 R2 について
*1 : ネットワークインストール *2 : CD インストール
Windows Server 2008 について
Windows Server 2008 R2 について
Windows Server 2012 について
ファイルシステムに関する制限について
- 参考情報
システム要件
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/bb430827.aspx
Windows Server 2008 のインストール
http://download.microsoft.com/download/a/5/3/a5361a95-87b0-4221-b9ec-a415f745a475/readme.htm
Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) システム要件
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/windows-server/2008/r2/prodinfo/sysreqs.aspx
Installing Windows Server 2012
http://technet.microsoft.com/library/jj134246#BKMK_sysreq
Memory Limits for Windows Releases
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa366778.aspx
Storage Technologies Collection
http://technet.microsoft.com/en-us/library/616e5e77-958b-42f0-a87f-ba229ccd8172
NTFS と FAT および FAT32 の比較
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc779002(v=ws.10).aspx
Resilient File System Overview
http://technet.microsoft.com/en-us/library/hh831724.aspx
Windows テクノロジー サポートの奥原です。
ボリューム シャドウコピーを使用されている環境で、ボリューム シャドウコピーの履歴が消える現象が発生するときがあります。また、この現象について弊社公開情報もいくつか確認でき、公開情報の多くは、Windows Server 2003 を中心に記載されていますが、Windows Server 2008, Windows Server 2008 R2 環境でも条件がそろった場合発生します。
まずは、ボリューム シャドウコピーの機能と履歴が消える現象についてご説明します。シャドウ コピーは現在のボリュームの情報からの差分情報を Diff Area の領域に保持することで、以前の情報を保持しています。この Diff Area に格納されている差分情報が履歴となり、復元時は、この履歴情報をさかのぼることで、ファイルを復元します。
Diff Area は、スナップショットが作成されたタイミングで作成されますが、その時点では一定のファイル サイズ (環境によりサイズは異なります) で作成されます。作成された Diff Area は、すべての領域を使用しているわけではなく、ボリュームの変更情報を順次格納するためのバッファ領域として確保されます。その後、ボリュームへの変更が継続して行われると、それに応じて Diff Area 内に差分情報が格納されていきます。このデータが積み重なり、初期サイズを超過する可能性がある場合、Diff Area を拡張する処理が行われます。
この Diff Area の拡張処理で問題が発生し、差分情報が正しく書き込めないことがあります。差分情報が正しく書き込めなかった場合、履歴情報をさかのぼることができなくなり、格納している差分情報はすべて使用できなくなります。この結果、使用不能となった差分情報が削除され、ボリューム シャドウコピーの履歴が消える現象が発生します。
Diff Area 拡張処理での問題として多く寄せられますのが、以下の 2 点となります。
・Diff Area 拡張処理が完了するまでに Diff Area の領域が使い切ってしまった。 この場合、イベントログ上に Volsnap 25 のエラーイベントが記録されます。
・Diff Area 拡張処理を行った際に処理が失敗した。 処理が失敗する多くの原因は、システムリソース不足により失敗することが報告されています。 この場合、イベントログ上に Volsnap 20 のエラーイベントが記録されます。
ボリューム シャドウコピーの履歴が消える現象の発生を少なくする方法としては、以下があげられます。
1. あらかじめ Diff Area の初期サイズを増やしておく========================================ボリューム シャドウコピーのご使用環境によって使用する領域は異なりますが、Diff Area の初期サイズを増やしておくことで、上述の問題が発生する頻度が低下します。
Diff Area の初期値の拡張について----------------------------------------Diff Area の領域を変更するには、以下のレジストリ値を編集します。Diff Area の初期値は、次回シャドウ コピー実行のタイミングで反映されます。
- MinDiffAreaFileSize の変更手順------------------------------------1. [スタート] - [ファイル名を指定して実行] をクリックし、regedit と入力し、OK ボタンをクリックします。
2. 以下のレジストリキーをご確認いただき、クリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VolSnap
3. メニューバーより、[編集] - [新規] を選択し、[DWORD 値] をクリックします。
4. MinDiffAreaFileSize と入力し、Enter キーを押します。
5. 続けて、[編集] - [修正] をクリックします。
6. 設定する Diff Area のサイズ※を入力し、[OK] をクリックします。※デフォルトの設定は 300 MB となり、最大値は 3 GB となります。
7. メニューバーより、[ファイル] - [レジストリエディタの終了] で終了します。
- 参考資料MinDiffAreaFileSizehttp://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb891959(VS.85).aspx#mindiffareafilesize
技術情報:925799タイトル: Error message when a Windows Server 2003-based computer has a high level of I/O activity: "The shadow copies of volume Volume_Name were aborted because the diff area file could not grow in time"http://support.microsoft.com/kb/925799/ja (機械翻訳)
技術情報:925799 は、Windows Server 2003 を対象にした情報ですが、 レジストリ値 MinDiffAreaFileSize は Windows Server 2008 以降でも有効です。
2. 取得するボリューム シャドウコピーの履歴 (世代) 数を減らす========================================取得可能なスナップショットの世代数は、最大で 64 となりますが、世代数が多いとDiff Area の領域が大きくなり、環境によってはリソースに関連した問題が発生する場合がございます。世代数は以下のレジストリ値により変更が可能です。
世代数の変更について----------------------------------------スナップショットの世代数を変更するには、以下のレジストリ値を編集します。スナップショットの世代数は、コンピュータの再起動することで反映されます。
- MaxShadowCopies の変更手順------------------------------------1. [スタート] - [ファイル名を指定して実行] をクリックし、regedit と入力し、OK ボタンをクリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VSS\Settings
4. MaxShadowCopies と入力し、Enter キーを押します。
6. 設定する世代数※を入力し、[OK] をクリックします。※最大値は 64 となります。
7. メニューバーより、[ファイル] - [レジストリエディタの終了] で終了します。8. コンピュータを再起動します。
補足Diff Area の設定値の確認方法========================================現在の Diff Area に割り当てられた値は、vssadmin list shadowstorage コマンドにてご確認いただけます。
実行結果例)シャドウ コピーの記憶域関連付け "/For" ボリューム: (E:)\\?\Volume{xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx}\ シャドウ コピーの記憶域ボリューム: (E:)\\?\Volume{xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx}\ シャドウ コピーの記憶域の使用領域: 3.078 MB シャドウ コピーの記憶域の割り当て領域: 500 MB シャドウ コピーの記憶域の最大領域: UNBOUNDED
vssadmin list shadowstorage コマンドの結果で表示される項目について----------------------------------------"/For" ボリューム : ボリューム シャドウコピーの対象ドライブシャドウ コピーの記憶域ボリューム : Diff Area の格納先シャドウ コピーの記憶域の使用領域 : 現在使用している Diff Area の使用容量シャドウ コピーの記憶域の割り当て領域 : 現在割り当てられている Diff Area のサイズシャドウ コピーの記憶域の最大領域 : Diff Area サイズの変更で割り当てた最大サイズになります。(既定では、無制限:UNBOUNDED)
参考情報Volsnap 25 イベントについてhttp://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2012/02/22/volsnap-25.aspxVolsnap 25 イベントの解説と、VSS の動作について詳しく説明されております。
こんにちは。 Windows テクノロジー サポートの松岡です。
今回は、最近いただいたお問い合わせについてご紹介します。
Windows Server バックアップのバックアップ ウィザードを使用してバックアップを構成する際、バックアップの保存場所として、リモートの共有フォルダを指定すると以下のポップアップが表示されます。
単発バックアップの場合---------------------
スケジュール バックアップの場合-------------------------------
保存先としてリモートの共有フォルダを指定したスケジュール バックアップについて--------------------------------------------------------------------------------保存先としてリモートの共有フォルダを指定した自動バックアップを構成するには Administrators グループまたは Backup Operators グループのメンバーであり、共有フォルダへ書き込みアクセス許可を持っているユーザーアカウントのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
保存先としてリモートの共有フォルダを指定した単発バックアップについて---------------------------------------------------------------------保存先としてリモートの共有フォルダを指定した手動バックアップを構成する場合には共有フォルダへの書き込みアクセス許可を持っているユーザー アカウントのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
手動バックアップを実行する際は、バックアップ ジョブはログオンしているユーザー権限で実行され、ウィザード中に入力したユーザー アカウントで共有フォルダに書き込みを行います。
これに対して、自動バックアップを実行する際は、バックアップ ジョブの実行及び、共有フォルダへの書き込みが、ウィザード中に入力したユーザー アカウントで行われます。そのため、上記の差異が発生します。
ドメイン環境とワークグループ環境について-------------------------------------------ドメイン環境でスケジュール バックアップを作成する場合、上述の認証画面で指定したAdministrators グループまたは Backup Operators グループのメンバーに共有フォルダへの書き込みアクセス許可を与えれば良いのですが、ワークグループ環境で使用されている場合、ユーザーアカウントの管理はシステム毎になりますので、以下のいずれかの対応が必要になります。
a. Administrator アカウントを使用する場合、バックアップを実行するサーバーと、共有フォルダをホストしているサーバーの Administrator のパスワードを同じにする。
b. バックアップ用のアカウントを双方のサーバーに作成し、バックアップを実行するサーバーの Administrators か Backup Operators に追加し、共有フォルダをホストしているサーバーで、共有フォルダへの書き込みアクセスを許可する。
c. Wbadmin コマンドを実行するスクリプトを作成しタスク スケジューラに登録する。タスクの実行を Administrators グループまたは Backup Operators グループのメンバーで行い、共有フォルダへの書き込みアクセス許可を持つユーザーを Wbadmin コマンドのオプションで指定することが可能です。その際、パスワードを平文で指定する必要があります。
- 参考情報リモート共有フォルダーへの自動バックアップを構成するhttp://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd851825.aspx
リモート共有フォルダーへの手動バックアップを構成するhttp://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc732451
マイクロソフト Windows サポートの田村と申します。日頃から本ブログをご愛読いただきありがとうございます。
弊サポート部門では、日頃から弊社製品の問題解決支援サービスを提供しておりますが、お客様と接する中で、弊社製品ならびにサービスにつきご意見ご要望を頂戴することが多々ございます。
その中で、「Windows に関して出している技術情報、修正プログラム情報を知りたい」 というご要望がございました。弊社がリリースしている月例のセキュリティ更新プログラムにつきましては、Japan Security Team のブログで紹介しています。一方でセキュリティ以外の Windows 更新プログラムについては、これまで弊社でもまとめて紹介したことがありませんでしたので、これを機会に定期的にここのページで紹介していきます。
紹介の対象としますのは、セキュリティ以外の Windows 更新プログラムです。
新しく公開されたサポート技術情報リスト
2012 年 8 月度 に公開されたサポート技術情報のリストをお届けします。
(※) 本リストでは現行サポートしている Windows 製品 (クライアント及びサーバー) のうち、CORE エリアに特化して紹介しております。
なお、Windows Update 及び WSUS で公開されている Windows の更新プログラム一覧については、下記の弊社技術情報 (KB) をご参照ください。
Software Update Services および Windows Server Update Services におけるコンテンツの変更について (2012 年)