こんにちは、Windows テクノロジー サポートの酒井です。今回はトランスポータブル シャドウ コピーの互換性について触れさせていただきます。
トランスポータブル シャドウ コピーをご利用いただくメリットの一つとして、バックアップ対象の業務サーバーと、実際にデータをバックアップするバックアップ サーバーをそれぞれ個別に持つことが出来るという点が挙げられます。
例えば、複数の業務サーバーに対して、専用のバックアップ サーバーを一台だけ用意し、バックアップ データを集約させることなども可能です。
この機能は、業務サーバー上で生成したボリューム シャドウ コピー データをバックアップ サーバー側でインポートすることによって実現されており、業務サーバー上の VSS と、バックアップ サーバー上の VSS とが、XML 言語を用いて対話をしながら処理を進めているのですが ...
現時点において、この VSS 間の XML 言語を用いた対話は、各バージョン間の互換性が保証されておりません。
これは、バージョン アップによる機能追加などをフレキシブルに行えるよう考慮された製品上のデザインですが、これにより、業務サーバーとバックアップ サーバーの VSS は基本的に同一バージョンをご利用いただく必要があります。
具体的に、次のような点にご注意ください。
互換性に問題がある組み合わせでトランスポータブル シャドウ コピーをご利用になられた場合は、バックアップ アプリケーションに次のようなエラー ステータスが返されます。
VSS_E_INVALID_XML_DOCUMENT (0x80042311)
エラーの意味自体は不正な XML ドキュメントを受け取ったことを意味しますが、通常は互換性の問題に起因して、理解出来ない XML ドキュメントを受け取ったためにこのエラーが報告されます。
バックアップ システムの構成をご検討されていらっしゃる方、既にトランスポータブル シャドウ コピーをご利用いただいていらっしゃる方で修正プログラムの適用予定を持ちの方などは、ご注意ください。